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2018年11月24日土曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その13:褐色の日本酒と無色のウィスキー

3連休、
色々と身の回りの用事を片付けつつ、ちょっと美味しいお酒とツマミがほしくなり、新宿の百貨店を巡り歩いていたらこんな物を見つけた。


「古酒」というと沖縄の泡盛を寝かせた物と思っていたのだが、
こちらは日本酒を熟成させた物との事。
私、基本的に酒は蒸留酒(特にウィスキー)をこよなく愛しており、日本酒は実はそこまで好きではない。
が人生初体験という事と、このウィスキーを思わせる色合いに惹かれて何となく購入した。

飲んでみると、日本酒の香りが熟成されてまろやかになっておりとても美味しい。
これなら日本酒が苦手という人もすんなりいけそうな味である。

さてだが一方で個人的に疑問に思ったのは、「どうやってこの色ってついてるのだろう?」という点だった。

ここでちょっと事前知識。
褐色の酒といえばやはり一番メジャーなものはウィスキー、
だが蒸留後のできたてのウイスキーは、実は無色透明である。
これが褐色になる理由は樽の中での熟成により、樽の木材の色みがウィスキーに染み出すためだ。
そしてこの際に樽の香りもウィスキーにうつる。ウィスキーにとって樽熟成とは色・味・香の全てを生成する作業となっている。

ちなみにウィスキーが樽熟成されるようになった発端は密造された物を隠す為だった。
舞台は18世紀ごろのスコットランド、
当時スコットランドはイングランド(イギリス)に併合され、ウイスキーの製造に対して不公平かつ重い税金がかけられる事となっていた。
その逃避策としてウイスキーメーカーは政府の目から逃れるため山奥に作る場所を移し、作ったウイスキーも樽に入れて隠すようになり、
結果として数年間隠された酒を見た業者はそこに加えられた新しい魅力に気付き、現在の製造方法が確立されたのである。
なおこの後に今度はウィスキーの原材料である大麦に重い税金がかけられ、その回避策として大麦以外の雑穀をつかったウィスキーが生まれたりと、人類の酒の歴史は見ると結構面白いものが多い。

さてそんな中で「元々無色の日本酒にどうやって色を付けてるんだろう?やっぱ樽熟成?」と考えて調べてみると、以外な事実が判明。

まず結論として、「熟成古酒の色は酒そのものの色である」という事。
日本酒はウィスキーのような蒸留酒と異なり、中に色々な化学成分が入っており、その中のブドウ糖とアミノ酸が熟成が進むにつれ化学反応(メーラードまたはアミノ・カルボニール反応)を起こし、メラノイジンという褐色物質が生成されることになる為、らしい。

そもそも作りたての日本酒というのは実は無色透明ではなく、淡い緑がかった黄色い色をしているらしい。
基本的には精米歩合が低くなるほど、酒の成分も少なくなり色も着きにくいが、市販の酒の大部分はその色を一定(無色)にするため、色が濃くなるものほど大量の活性炭を使って色を抜いている、との事。
、、、、あの普段見ている日本酒の色は墨によって無理やり作られていたのか。そう考えるとなんかちょっと「やっぱウィスキーの方がいい」と思ってしまったw

元々無色の物に熟成で色をつけるウィスキー、
元々有色だけど色を抜いている日本酒、
面白いですね。

まあ細かい事はどうでもいい、それが酒飲み。
買って来たお供とともに古酒を美味しく頂いたのでました。

やっぱ海産物には日本酒が犯罪的に合う。
というかワインと海産物は絶望的に合わないので、皆さんそれだけは避けましょう。ワインのツマミはチーズか肉です。魚・魚卵あわせると死にたくなります。

日本人に生まれてよかった。

2018年11月20日火曜日

スリアロチャンピオンシップ2018雑記 優勝したコウについてお話など

2018年スリアロチャンピオンシップ、
日本プロ麻雀協会の「コウ」が優勝となった。

彼は現在都内の雀荘勤務をしながら競技麻雀を続けている身だが、
元々関西に居住していた中、数年前に「競技麻雀をもっと打ちたい」と考え上京し、
その際に勤務していた会社も辞めて現在の職についたという過去を持つ、
まあ要するに筋金入りの麻雀バカである。

その人間性から渋川難波や堀慎吾など多くの協会員にも慕われている男であり、
僕自信も彼には世話になった点が多少なりともあるだけに今回の優勝はうれしい限りだ。

とにかく器が大きい男コウ、それを表すこんなエピソード群

その1
数年前
・飲み会の最中にとある女の子から、電話で「お腹すいた」と連絡が来る。
・飲み会を抜け出し、なか卯でテイクアウトの親子丼を買って彼女の家に直行
・するとそこにいた彼女とその彼氏に「ありがとう」とお礼を言われ品を受け取られバイバイされたという

その2
数年前
・とある女の子が「美味しいお肉を食べたい」と言ってくる
・味とコスパを考えた彼、六歌仙のランチでデートする事に(ランチなら数千円で済むという計算)
・何故かその子が自分の知人の子も連れてきて3人デートに
・ランチにも拘わらず5000円以上のコースを2人に注文される。(ちなみに自身は1500円の弁当)
・万単位の会計を全て親っかぶり。
・にもかかわらず後日またその子をご飯に誘う

カスピ海なみのデカい器、俺もちょっとは見習いたい。


、、、さて話を麻雀の方にうつろう。
決勝は1回戦でコウが親の国士を含む10万点級トップ、
この時点では「勝負あった」と多くのギャラリーが思ったのだが、
同じ協会の水嶋君がなんと2回戦で親国士をあがり返して猛追、
一時期はほぼマンガンクラスで並ぶ僅差まで詰め寄るという、
僕が見てきた競技麻雀の中でもまれにみるド派手な熱戦だった。
以下URLから興味のある方はぜひご視聴を(今月いっぱいくらいまで無料)
https://abema.tv/channels/mahjong/slots/98hy6eyVFFVBom

んで今回の戦いで印象に残ったのが、
地味なんだけど2回戦東場親番での水嶋君の選択。


この前局起死回生の親国士を和了した彼、
が、まだ数万点の差があるこの局面、
その中で「親番維持の為にどの程度押すか」という選択が難しい局面だった。
幾つも分岐点があったのでまるっきりのオリではなかったが、
最終的に水嶋君はオリによって勝負を保留、南場に全てをかける。
この局の各一打、それこそ序盤の進行から書くとなると文章量が多すぎるので省略するし、
南4局の親が水嶋君であると考えると無難な選択である。

ただもうちょっとだけ強気の別選択をできる分岐点があったのは事実で、
そっちをとっていたらどうだったんだろう、というのが終わった後の感想だった。
そしてこれを見て改めて思ったのが「人間は基本的に保留を好む」という深層心理である。

タイトル戦決勝しかり、
リーグ戦しかり、
半荘単位しかり、
人間心理って不思議な事に「保留できるのであれば保留したい」と考える傾向が強い。
正確に言えば「自分の決断で負けが確定してしまうのだけは避けたがる」とでもいうべきか、
リードしてる局面だと「今までのアドバンテージを覆されるまではひたすら防御をする」というシーンにつながったりする。

麻雀漫画「アカギ」の中で、
既存の確定した利益をとにかく守ろうとする人間の習性について鷲巣巌が
「利とはそれほど甘美なのだ・・・・」
とか発言しているシーンがあったが、まさにその通りというべきか。

いや既述の通り、
水嶋君のこの局については保留の一打もあれば強気の一打あり、
最終的には僕もあの牌ハイテイで掴んだら多分おりる、
と色々とあるし、
むしろ最後のポンでしっかり聴牌取りつつ水嶋君にハイテイまわしたコウが見事というべきだが。


一方のコウについては、
「一応はリードしてるのに思い切ったなあ」と感じた局面が幾つかあった。
その例が1回戦東2局、

この形で下家がマンズ染め濃厚の中強気のリーチ、
リスクもあるが「優勝だけを目指すからまだ先も長いし、どうせ降りる気がない」と考えれば納得できる選択でもある。
無論この選択がド裏目になって一気にリード分がチャラになるケースもあったし、正直けして勝算の高い勝負でもないようにも見えた。

ただ結果は6000オールという最高の仕上がり。
終わってみればこの局以外にも積極的に自分で場を回すための勝負を繰り返した彼の心意気に勝負の神様も呼応してくれた、とでもいうべきか。
まあ同時に終わってみれば「6000オールが安く思えるほどの打撃戦」になるなんて、
この和了直後の本人は想像してなかっただろうがw


普段の彼は上述のような器の大きさから闘志をむき出しにするタイプではない。
そして麻雀の内容で周りの人にこき下ろされるシーンもある^^;
まあこれはつるんでいる相手が渋川、堀ととにかく超人的な打ち手ゆえに「相手が悪い」という場面も多いw
が、競技選手としての承認欲求のない男が会社辞めて東京来て麻雀打ちをやるわきゃない。
今回の優勝、本人にとって途轍もなく大きなうれしさなのは想像に難くない。

いつも笑顔の彼の表情が、
ちょっとだけいつもよりさらに明るく見えた優勝スピーチだった。

改めてコウ、おめでとう

●私見にともなう麻雀プロ紹介
https://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_21.html

2018年11月16日金曜日

他人の麻雀の実力ってどうやって判断しているの? その2

『それでは前回の続きを改めまして行きましょう。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/11/blog-post_14.html

他人の雀力を”ある程度”判断するうえでどのような方法があるか?
という点になります。』
「はい。お願いします。」

『まずその前に、”そもそも実力の評価ってどうやってやるか?”という点についてです。
これは代表的な物として以下3つですね。
① 会話
② 後ろ見
③ 同卓

これらをベースに判断をします。それはイメージわきますか?』
「もちろんです。僕もやっぱまず同卓して強いかどうか判断しますし。」
『いえ。違います。』
「?」
『同卓して判断できるかは”弱い”か”弱くはないかも”位です。』

「・・・・えっ?」
『というかですね、さっき上げた評価方法、実は①②③の順番で”正確に評価しやすい方法のランキング”になってます。③同卓は最下位だと言っときますよ。』



「・・・ちょっと待ってください。」
『なんでしょう?』
同卓してもその人の実力なんてわからない、って言うんですか?」
『はい。手牌という一番重要な要素が全て隠れている状態で相手の強さなんて解るわけが無いです。ちょっと考えれば当然の事じゃないでしょうか?
例えばどんなにひどく見える放銃でも実はその人にとってはやむを得ない物かもしれないですよ?
四暗刻張ってる可能性だってある。
同卓時のイメージだけでその人の実力を判断するのは、前の日記でも述べたイケメンかで判断するのと、実はそこまで大差ないです。』
「・・・で、でも明らかに酷い放銃とかしてる人とかいますよね?」
『はい。先ほど言いました通り”弱い”という点だけは同卓してて解ってしまう時はあります。』
「、、、、あの仰る意味がいまいちわからないんですが。」

『つまり同卓してて相手の手牌が開けらる、もしくは点数などの確定している情報から、あきらかに割に合わない行為を多くしている人=弱いか否かの判断だけはついてしまう場合があります。(特に競技麻雀ではこれが明確に解るシーンが多い)
ただ一方で”強いか否か”を判断するのは同卓だけじゃまず無理です。
先ほど言った通り大半の情報は隠蔽されていますし、仮にその時の判断が理にかなっていたとしても”まぐれ”ってケースも多々ありますし。』

「な、なるほど。つまりそれが隠蔽されていない状態=後ろ見の方がその人の実力はよくわかる、と。」
『はい。そしてできればその後ろ見の後(もしくは同時に)相手の意図を会話で聞ければベストですね。麻雀は一打一打の選択よりそこに至る思考の方が複雑です。浅い思考でも深い思考でも結局目の前にある14個以下の選択肢のいずれかに集約させなければいけないわけですから。
「そういわれると納得です。」
『まあ同卓してふるいにかけ、後ろ見や会話でふるいにかけ、これで大半の人間が”ある程度の水準以上か?”は解ります。大多数の人はここで脱落します。あとは細かい査定、これは時間をかけなければ無理、という事です。』



「ちなみに、判定のポイントってなんでしょうか?」
『うーん、、、、色々とありますけどね。
まず第一に。理論に客観性があるか否か。
たとえばこの手の発言の具体例だと、
・他人に嫌われる打牌だから切らない
・信念を持って打った先でないと高打点はあがれない
こういう主観(自分のポリシー)を前面に押し出す人はその時点で”ダメだ”になりますね。
心の中で思ってる信念ってのはだれしも多少あるとしても、”議論の場で有効か否かの判断”、これが出来てない、つまり麻雀を議論・分析した経験に乏しい、って時点で^^;』
「まあ、なんとなくは解ります。そういう人っていますし。」

『そしてもう一つは自分の選択や他人の選択をメリット・デメリット双方からきっちり考えて比較してる人、こういう人は強い人が多いです。
逆に自分の打牌のメリットだけを前面的に押し出す人ってのはやっぱり稚拙さを感じます。』

「、、、そうなんですか?別にメリットの主張だって大事だと思うんですけど?」
『なんというかですね、これは考え方の違いなんですよ。
とある音楽家が”一流と二流の練習の違い”いうのを言及した有名な文章の中にある一節なんですが
・一流は苦手な部分を克服するために練習をする
・二流は出来る事を繰り返して練習する
稚拙な人というのは麻雀の議論をする際にそれを自己満足やストレス解消のためにやってるケースが多いんです。
自分の一打の正当性だけをひたすら強調するし、こっちがちょっと本気のツッコミを入れられると上述のように自分だけの理論を唱える、もしくは「実は僕もあなたと同じ選択です」とかいきなり鞍替えをしてくる。

一方で麻雀鍛錬を積んできた人って、そういう議論の場を自分の力量を高める事に力点をおいて話をしてきます。
自分の選択を含めた全選択のメリットもデメリットも開示して、”僕はこう思ってるんですけどどうなんでしょうか?”と聞いて、自分の参考になる情報を仕入れる為、間違いがあれば正してもらう機会を得る為に発言するんですね。
これは話してれば結構解ります。』

「・・・・・」
『どうしました?』
「・・・・いえ・・・・なんでもないです。ハイ」


『まあただ、やっぱりそこまで考えて議論してる人ってなかなかいないですよ。
上達するためには、自分の非と向き合い克服することが求められます。
”絶対に強くなりたい”って信念、”うまくなれる”という自信、これらがないと苦しいと思える鍛練を続ける事は難しい、
そして趣味の分野であればそこそこできれば楽しめる、
努力そのものが怖い人もいる、
大半の人は上述の”自己顕示をしたい趣味のレベル”で止まります。
そしてそれは娯楽としては健全な姿であり思考なんですよ。
僕から見るとキバヤシさんも自己顕示欲が強い方ではありますがある意味で健全な麻雀愛好家に見えてますよ^^』

「・・・やっぱり、自己顕示欲が強く見えてます?」
『はい。いつも雀荘のメンバーの女の子に自慢話とか説教してる姿はもう自己顕示その物かとw
ただ僕はそういう人嫌いじゃないです。
むしろ”麻雀やるからには上手くならなきゃ”って堅く考えすぎる人の方がダメかと。
麻雀は楽しむことが一番ですから^^』

というわけで、
こんな内容が誰かの参考になるか否か不明ですが長々二回にわたったお話でした。

おしまい

2018年11月14日水曜日

他人の麻雀の実力ってどうやって判断しているの? その1

「武中さん。こんにちわ。」
『ああ、キバヤシさん。今日も何か御用ですか?』
「以前に書いた以下の記事あったじゃないですか?
下手なのに強い人、上手なのに弱い人 その1
下手なのに強い人、上手なのに弱い人 その2

『ああ、ありましたね。』
「その中で”イケメンは麻雀が強く見える。嘘のようだが本当の話。というか、巷の雀力評価なんてそれ位テキトーだ”っておっしゃってましたね。」
『はい。言いましたね。』

「じゃあ、麻雀プロの多くは、少なくとも武中さんは、どのように他人の実力を評価してるんでしょうか?その方法ってなんですか?」
『難しい質問ですねえ・・・・』
「あれ、即答できないとは珍しい。」
『はい。実は僕自身も”自分がどれくらいの数の打ち手の麻雀の実力を正当に評価できているか?”と聞かれると凄い困ります。
そりゃまあ”ある程度の粒度の評価”ってなるまあまあ数はいるかもしれないですが。(いやこれすら自信が100%ではないけど)
でも自信をもって”この人の強さのレベルを知っている”と名言出来る相手なんて本当に限られますね。』
「そんな物なんですか・・・」


『理由は主に二つあって。
まず理由1、
麻雀の実力って減点法=どれ位ミスをしないか、で計らなきゃいけない点があるんです。
つまり正確な判断を下すにはそれなりのサンプル観察をして、その中で”どんなミスをしたか”、”どれ位の数ミスしたか”のミスの度合いを見るのが不可欠だからです。
つまりかなりの回数をみた中でないと正確な判断ができないんですよ。』

「あー、、、つまりサンプル数を省略するのが難しい=時間が絶対にかかるわけですね^^;」
『はい。”どれ位ミスをしたか”って視点はどうしても”細かい実力評価”にかかせませんので。
んで理由2、
打ち手の実力や雀風って1,2年たてば結構変わってしまうことです。これは競技選手としての勉強を続けてれば当たりまえ。
つまりこれによって”数年前なら実力を正確に把握してたけど今はワカラン”ってケースが結構あります。』


「前もそんな話されてましたね^^;」
『まあつまり僕としても”●●年前のAさんの実力はそれなりに細かく把握してた”ってケースはあります。現時点で把握が出来てる人間もちょっとはいるかもしれない。
でも常に正確に把握できてる相手なんて考えるまでもなく皆無です。
一時点で把握する事すら世間のイメージよりかなり高いハードルであり、しかもそれが出来た時点は相手の実力も常に変わってるケースが大半ですから。』

「・・・なんか聞いてるだけで非現実的な作業の気がしてきました。
でもまさかそれじゃあ実は世間のプロ同士は全然お互いの実力を見極めていない、って事ですか?

『いや、それは違います。
ここまで述べてきたのはあくまで”物凄い正確に計る”って前提です。
最初に言った通り、もっとアバウトでよければ結構簡単に把握できる部分はあります。
そしてそれによって”細かく計るまでもない”って判明する人がほぼほぼ大半だからこそ、”細かく計る事の必要性自体が低い”、ってのもありますよ。
(まあ何も考えずテキトーに他人の実力語ってる人が多くいるのも事実の一つではあるけど。)


「じゃあその方法について教えてください^^」
『まあ方法というか考え方ですけどね。じゃあせっかくなので。
キバヤシさんにとっては正直あまり役に立たない話かもしれないですが。
ただここで書いた事以外にもサークル毎の文化の違いとかいろいろな背景があって、実力評価って本当に難しいんですよ^^;』

続く

2018年11月12日月曜日

第17期雀王決定戦で覇を争った2人について書いてみる日記

最後の最後まで勝負の女神が裁定に悩んでいるかのシーソーゲームの末、
第十七期雀王決定戦は金太賢が優勝、連覇達成となった。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1061227736784486402

19、20回戦は特に選手の吸う息・吐く息まで聞こえてきそうな激戦であり、まさに死闘だった。
なんというかこんな熱い勝負を見ると競技選手なら誰もが、
「自分もいつかこんな戦いがしてみたい」
「自分もこんな戦いをして観衆を感動させてみたい」
そんな強い興奮や憧れを感じるんじゃないだろうか。

まだ見てない人がいたら是非TSを見てください。
、、、でもやっぱこの手の興奮はリアルタイム視聴じゃないと味わえない部分はあるんだけどさ^^;
https://freshlive.tv/threearrows-ch/244750

さて改めて金についてちょっと書くとしよう。
今回の優勝により彼は昨年に続く2回目の雀王獲得となるのだが、
協会史上雀王の称号を複数回とったのは実は鈴木達也、鈴木たろう(両者とも4回)のダブル鈴木以外では彼が初、つまり史上3人目の快挙、
そして雀王連覇は鈴木たろう以来の2人目である。

「こちとら10年間からAリーグ、決定戦は5回目。達也・たろうから受け継いだ協会の麻雀にかけて初決勝の3人に負けるわけにはいかない」
そう語った姿からはまさに「協会最強」としての貫禄が漂っていた。

彼が年末の最強戦も連覇する姿、
そしてその先に見据えているであろうMリーグ、
彼だけでなく多くの協会員がその姿に期待していることだろう。


一方、最終日までの大量リードを持ちながら金の猛攻によりまさかの敗北を喫したのが下石戟である。

なんというか、こういう競技麻雀の持つ残酷さに直面する選手、
麻雀のゲームの性質上、大体の決勝では今回の下石のように「最後まで戦い続けて敗れる」という経験をする人間が必然的に出てくる。
そんな選手に対してどんな言葉をかけるべきなのか?
これは何年も選手をやっても、いややればやるほど解らない問いである。

実は僕、
彼が勝つと思って、彼との思い出話をネタにした「おめでとう下石」的な記事の下書きまで作っていたりしたんだけどね・・・

せっかくなのでちょっとだけ内容を書くと、
下石戟と初めて出会ったのが第10期雀王戦B2リーグで、
でもこの時の彼の印象はほぼ皆無、
というのも彼はこの年、たった1節だけ出て2節目以降は休場してしまったためで。

当時彼は神職の専門学校に通っていた学生だった。(あれそれとも就職したての頃だったかな?記憶曖昧。)
元々実家が神社だった彼は親の後を継ぐ勉強をしながらも、特技だった麻雀のプロ資格も取りつつそれを両立させていたのだが、
2節目の当日どうしても外せない実習とリーグ戦を両てんびんにかけた結果、泣く泣く休場を決意したらしい。

そんな彼と僕が初めて大きな接点を持ったのは、
第6回オータムCCの決勝で(彼が優勝で僕が準優勝)、
それからちょくちょくあった接点についてとか色々とかいたんだけどね。

なんかちょっと口惜しいけど、彼が雀王来年取ったらアップする予定記事として、取っておこうと思います。


・・・でもアップされる=自分が負けるって事になるので、やっぱ多分一生アップしないw

改めて宮崎も仲林もお疲れ様。
素晴らしい決勝をありがとうございました!

2018年11月9日金曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その12:藤子不二雄という二人の天才について

先週の日曜に六本木森ビルの「藤子不二雄A展」に行ってきた。




https://tcv-fujiko-a-ten.roppongihills.com/top.html

藤子不二雄という名前を知らない人はおそらくいないのではないかと思うので細かい説明は省略する。
この名前はそもそも二人の漫画家による合同ペンネームであり、
1986年にコンビ解散をして藤子・F・不二雄と藤子不二雄ⓐになっているのも大体の人はご存知だろう。
そして実は1960年頃の「オバケのQ太郎」以降、すでに二人はほぼ独立した執筆をしている状態だった事も有名でもある。

さて藤子不二雄といえばF氏の代表作「ドラえもん」が国民的アニメとして今でもTV放送されているがゆえ、
A氏に「ドラえもんじゃない方」みたいなイメージを持ってる人もいるが、
実は「大ヒット作の数」という観点からするとA氏の方が多いともいえる。

「プロゴルファー猿」
「怪物くん」
「忍者ハットリくん」
「魔太郎が来る」
「笑ゥせぇるすまん」
「まんが道」
まあ「ドラえもん」が超ウルトラメガヒットだったのでそっちに印象がいってしまうのもやむなしではある。
ただ1980年代に「ドラえもん」がヒットするまで藤子スタジオのアシスタントの大半はA氏関連の仕事に従事していていたと言われているし、
ドラえもんのヒットの要因にはこれらA氏の作品の力が築いた藤子ブランドの影響力があったのもまぎれもない事実だろうし、
80年代に幼少期を育った僕としては夕方にテレビをつければドラえもんだけでなく怪物くんやハットリ君が見れたのは懐かしい思い出だ。

そしてコンビとして多くの作品を出しながら二人が非常に対照的な漫画家だったことも今では結構広く知られている。
F氏はとにかく生真面目な職人気質の漫画家であり、酒もタバコも遊びもほとんどやらない人だった。
それゆえ子供のような純粋な気持ちで少年漫画を生涯書き続け、「ドラえもん」という長編もそんな彼だから書けた、とA氏は自分と比較して語っている。

一方のA氏は対照的にとにかく多くの遊びを覚え、漫画以外の色々なメディア仕事にも取組んでいた。
作品についても様々な題材を取り扱い、一つの作品を書き続けるという点にも否定的であり、
作風も生涯一環して児童向け作品を書いていたF氏に対しコロコロと変えていった。
「誰も書いた事のないような作品を書く」というモットーで当時異色の漫画ジャンルだったブラックユーモアにも筆を進めた中、
「笑ゥせぇるすまん」という漫画史に残る名作も生み出している。

ゆえにA氏の代表作というのを定義するのは非常に難しいのだが、
やはり一つあげるのであれば自伝的漫画として知られる「まんが道」だろう。


長編を好まなかったA氏だがこの作品だけは細々と書き続け、連載は43年間にもおよび、完結したのは2013年と最近である。
ちなみにこの作品が出来た背景の一つについてA氏は、
「当時カメラにはまっており、住居だったトキワ荘や仲間の様々な記録をとっていたから書けた。僕の多趣味が功を奏した作品」と述べている。
同時期の様々な漫画家達(手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎 等)の描写も含めた名作ゆえに知らない人は読んでみると面白いだろう。

さてA氏は今でもご健在だが、F氏は1996年に死去している。
A氏はF氏を「自分は足元にも及ばなかった。彼は天才であり、自分は彼の力で漫画家になれたようなものだった」と常々評している。
一方のF氏はA氏のようにメディアに出るタイプではなく、A氏について述べていた記録もあまりない。

ただ職人気質のF氏からすれば、
色々な世界に自分をさらし、様々な作風を出していけるA氏の方こそまぶしいくらいの才能にあふれていて、
「ドラえもん」の大ヒットもA氏の力があったからこそ、と大きな感謝をしていたんじゃないだろうか、と個人的には感じる。
※実際二人の中はコンビ解消後も極めて良好だったと言われている。

F氏が亡くなった時、A氏は追悼として「さらば友よ」を執筆、
これはまんが道の最終章にあたる「愛…しりそめし頃に…」の単行本にも掲載されている。興味ある人は是非とも
そういえば僕自信、「愛…しりそめし頃に…」はまだ全部読み切ってなかった。
今度買おうかな。


A氏が現在84歳、
当時の仲間だった多くの漫画家は他界された中、これからも元気で頑張って欲しい次第ですね。

改めて上記の藤子不二雄A展、お勧めなので興味のある方は是非^^

2018年11月7日水曜日

ヒゲ永久脱毛をすすめてみる日記 その3

さて麻雀とも人狼ともまーったく関係ないこの記事もいよいよ最終回
前回の記事
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/11/blog-post_7.html

凄い細かい体験記はネットでもあるかと思うので、興味ある人は探してみてください。
ここでは僕の大雑把な記憶を書きます。

実際に脱毛をする時はカウンセリングに行ってテスト照射をして様子を見た後に本施術が開始になります。まずは1回カウンセリング、これだけでもお勧めw

そして本施術。
この時の衝撃を僕は今でも忘れません。

お姉さん「それでははじめますね~」
ピッ(機械の音)
ジュッ

ワシ「(いたっ!)」
お姉さん「大丈夫ですか?」
ワシ「は、はい。。。(いや、かなり痛かったけど)」
お姉さん「じゃあ続けますね。」

ピッ(機械の音2回目)
ジュッ

ワシ「(いたっ!)」

ちょっと待て、この痛さを首・顔全体でやるのか?(・・;)
実際、もう途中で痛くて施術を一旦中断してもらったし、ボロボロ泣きました。カウンセリング時にお姉さんが「髭は痛がらない人は見たことが無い」と言ったのが良く解りました。
1,2回目は本当に死ぬかと思った(^^;)

ちなみに持って行った方がいい物は「いつも使ってるマイ毛抜き」です。(特にレーザー脱毛の場合)。 これもカウンセリングで細かい説明を受けると思います。


ただ3回目以降は痛みもだいぶ楽になりました。
そして施術の効果がはっきりとわかったのも3回目くらいから。
施術後の肌荒れもだいぶしなくなり、髭そってると明らかに量が減ったのがよくわかった。特に首の髭剃りにかかる時間が明らかに短くなって、毎日の髭剃りが10分から3分くらいになりました。
そして6,7回目くらい過ぎると髭ももう大部分なくなり、髭剃りせずに出社もできるくらいに。効果の素晴らしさに感動しました。

んで僕は施術10回でおわりました。
完全に髭をなくしたなら20回はかかるとの事で、今でも首の一部とか髭生えますが「髭を完全になくしたい」って目的ではなかったので、一週間に1,2回、1分程度の髭剃りはします。ただもう2,3回はやっても良かったかなと思ったり。

ちなみに繰り返しになりますが僕の施術式はレーザー。
光脱毛はお勧めしません。安いプランは多いですが効果がレーザーに比べて薄くて回数もかかる。どうせやるならもうちゃんとしたプランでレーザーでやる方がコスト・時間の点から圧倒的に良いと思います。
光脱毛には数百円・数千円プラン出してるとこもありますが、結局「安物買いの銭失い」になるケースが多いかと。
そしてニードル脱毛。これは受けた事ないけど時間と痛みが凄いと聞いてます。まあお勧めしません。(体験者の話聞いても特に時間が凄いかかるとの事)

さて3回に分けた記事の統括、
改めて会社員と麻雀プロをやっている立場上からやった脱毛ですが、これは本当に普通の会社員の方やメンバーの人にも勧めときたいです。
やっぱ髭剃りは男が一番労力使う身だしなみですからね。

というわけで、
興味のない人はまったく興味が無いであろう話題を長々3回に分けて書いてみましたw
もしも興味のある方はガチで1回カウンセリング位は行ってみるのをすすめます。
※あっ、もしも細かい質問事項があるのならば当方のツイッターあたりにDM等くれればお答えしますのであしからず。


ヒゲ永久脱毛をすすめてみる日記 その2

というわけで前回の続き。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/11/blog-post.html


以下の点を書こうと思う。
①永久脱毛のコスト
②永久脱毛にかかる期間
③痛さについて
④その他(やるなら20,30代でやるべき 等)

なおヒゲ脱毛の方式は幾つかありますが、今回は「レーザー脱毛」を前提に書きます。
他の方法については以下の通り
・針(ニードル)脱毛:。僕がやったことないし、すさまじく時間とお金がかかるらしく、お勧めできない為。
・光脱毛:レーザーより1回は低コストだがききめが弱い為、施術回数がかなりかかる。この時間の点がお勧めできない主理由。そして結局はトータルコストもレーザーを上回るケースがあると思われる。


①永久脱毛のコスト
脱毛には色々なプランがあります。よってあくまで「トータル金額」という点で話します。
そして人のヒゲ度合いによっても異なりますし、「どの程度の処理をしたいか」にもより当然値段も変わる。

よって一概には言えませんが、
ヒゲが首までびっしりの人が15万~20万かければ、
毎日10分の髭剃りを、1週間に1分ぐらいでOKにできる、
これが一つの目安かと思ってください。
これを全て一本も生えないほどツルツルにしたいならもっとかかるし、
ヒゲが元々は薄い人ならもっと安くなります。

②永久脱毛にかかる期間
施術は約1ヶ月に1回、どの程度の薄さにしたいかによりますが、10回程度は見とくのが無難かと。つまり施術期間は最低1年弱は見ておくべきです。
※これは「毛周期」という人間の体のメカニズムが要因であり、回数や期間を短くする事は難しい。

③痛さについて
痛いです。
はい。これはもう覚悟しておくべき。
そもそも、ヒゲ脱毛というのはダメージを与えて毛根を死滅させる施術です。
光やレーザーの場合、体毛が黒いことを利用してそこに光を与え熱を持たせて毛根を殺す、つまり小学校でやった虫眼鏡で黒いボール紙を焦がすのと同じメカニズムなんですね。そりゃ痛いに決まってるw
まあクリニックによってはお金をかければ麻酔もあるので、どうしても痛いのが嫌な人はそれをすすめます。

④その他(やるなら20,30代でやるべき 等)
上述の通り、脱毛は基本的には髭の黒さを利用して熱を持たせるメカニズム上、髭に白髪が入ってくると利きません。
しかも脱毛は肌に与えるダメージも結構あるので、やるなら30代までにやっとかないと厳しいのでは、と個人的には思っとります。

あと注意事項としては
脱毛施術をした後1,2週間くらいは髭がそれない。理由は省略しますが出来ないと知っといてください。初回~3回目くらいの施術の後は仕事にマスク持ってく必要があるかと。
・人によっては1,2回目の特に髭が多い時期は施術後に「毛膿炎」というにきびのような出来物が発生する。(ちなみに僕は10個位でました。この点でもしばらくはマスクが必要になる人はいます。)
・日焼けするとダメ。よって始める時期は秋~冬がお勧め。(上述の光による熱発生メカニズムが理由で肌が黒いと肌も一緒に熱でやられちゃう為です)


とまあこんなトコでしょうか。

色々と痛かったりお金かかったりですが、
それをおいても10数万と10回程度の通院で、毎日の格闘やその後のケアとおさらば出来るなら安いもんだろ、
と個人的には思ってます。はい。

さて、もうちょっとだけ続きます。
実際の通院体験について書いてみようかと。
※興味のないかた、ごめんなさいw

この漫画も参考までに是非


ヒゲ永久脱毛をすすめてみる日記 その1

武中進は
ついでにその兄の武中真も
ヒゲを永久脱毛している。

というか、麻雀界にはそれをやってる人はちょくちょくいる。
僕がやった影響でやってる人も何人かいる。(というか僕と同じクリニック行った人もいるしw)


何故ヒゲを永久脱毛したかというと、
これはもう土日の対局が最大の理由である。

毎日ヒゲを剃っている男性、
特にヒゲが濃い人は良く解るかと思うが、
ヒゲ剃りってヤツは結構肌に与えるダメージが大きい。
まあ体毛の中でも特別に硬くて頑固なヤツをカミソリでばっさりとやるのだから当然。

毎日そらなければいけない人の場合、
必然的に肌にダメージが蓄積される
月曜はカミソリのすべりがいいが、
金曜日あたりは肌がボロボロ、
そんな覚えがある人は結構いるだろう。
僕もそうだったw

土日は基本的にはヒゲはそらず荒れている肌を少しでも休ませる。
まあ女の子とデートとかならともかく、男同士の約束とかなら当然無精ひげでいく、
それがヒゲの濃い会社員の鉄則である。

、、、ところが、
対局続きの会社員麻雀プロにはそんな事は関係なかった。

月~金まで仕事のためにひげをそり、
土日は対局のために髭をそる。
そんな生活を23歳で麻雀プロになった時から続けていた頃、
毎日の髭剃りは悩みの種の一つだった。

そして27歳の時だった。
当時まだ開催されていた王座戦というタイトル戦に出場し勝ち進んでいた僕は、
リーグ戦がその月にいくつかあったのも関係して、
約一か月半、出勤プラス対局で髭を毎日そり続けた。

もともと首までびっしり髭がはえ、
毎日剃るにも10分くらいの時間がかかっていた中、
荒れまくった肌と毎日の時間を考えて
「さすがにもう無理!」と思い、髭の永久脱毛にとりかかる決意をしたわけである。

んで実際にやってみて、
「これほど他人にお勧めしたい事は無い」というくらいにお勧めしている。
他の体毛はとにかくコイツだけは絶対に抹殺した方が人生得が多い、と。


単純に考えても、
今30歳の男性が一日髭剃りに10分かかるとして、年平均300日髭そる生活を70歳まで毎日やり続けるとすると
10分×300日×40年=120000分=2000時間
つまり単純換算で80日以上不眠不休で髭をそることになる、
一日の平均睡眠時間7時間と仮定しても約4ヶ月分の時間、
これだけの時間を浮かせられるのだからマジでやらない理由がない、と個人的には思ったりするわけだ。

というわけで次の日記にて、
主には以下の点を書こうと思う。
①永久脱毛のコスト
②永久脱毛にかかる期間
③痛さについて
④その他(やるなら20,30代でやるべき 等)

興味のない人には申し訳ないが続くw

この漫画も参考までに是非


2018年11月5日月曜日

RTDとか雀王決定戦とか、今週末について色々書いた雑記

今週末は日本プロ麻雀協会にとっても、そして競技麻雀全体にとっても色々とあった週だったのでちょっとまとめてみた。


①RTD2018が終了
麻将連合の小林剛さん優勝。
ただ一方でRTDが今年でリーグ戦形式での開催を終了するとのニュースが麻雀界を少々ざわつかせた。(トーナメント形式でも継続はされるとの事)
まあMリーグが設立されたに当たり「来年からRTDどうするんだろ?」というのは業界でもちらほら話題になっていたのでそこまで驚きではないが。

まあこの3年、
競技麻雀の認知度拡大というものに物凄い大きな力となっていただいた藤田社長およびRTD関係者の方々の力には個人的に感謝しかない。
うちのリーグ戦にもRTD見てたろう・達也・松本あたりに興味を持ったファンが一杯観戦に来ていた。
今年のリーグ開幕戦とか「一般の女性が数名Bリーグ観戦に来るとか初めてだ・・」とかちょっと感動したっけ。

改めて
これからもMリーグやRTDトーナメントがライトファン層を拡大してくれるのを個人的には期待したい。
本当にありがとうございました。
ちなみにRTDの2016,2017は大部分がFresh!にて無料公開されてます。興味のある方は下記ご参照ください。

RTDリーグ 2016 Black(全半荘無料!)
RTDリーグ 2016 White(全半荘無料!)
RTDリーグ 2016 セミファイナル・ファイナル

RTDリーグ 2017 Black(全半荘無料!)
RTDリーグ 2017 White(全半荘無料!)
RTDリーグ 2017 セミファイナル・ファイナル

RTDリーグ 2018 Black(各放送日から一週間は無料!)
RTDリーグ 2018 White(各放送日から一週間は無料!)
RTDリーグ 2018 セミファイナル・ファイナル


②雀王決定戦3日目まで終了
いよいよ残すはあと5半荘のみ。
そして現在は下石が大量リードで首位を独走している。

2位の仲林ですら約280P差の現状、
残り5回と考えると下石の優勝がかなり濃厚となる中、
いよいよ11/10(土)にて第17期雀王が決まります。
皆さん是非ご注目を!


③女流雀王戦も終了
前回日記で書いたとおり、女流雀王戦も昨日にて全日程が終了。
決定戦進出は水瀬・中月・逢川となった。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1059015681788669952

3人とも決定戦進出は初ながら、
一方でなんと3人ともがオープンタイトル戦や男女混合タイトル戦の獲得の実績がある
①中月 
7回 μレディースオープン、第16期 新人王、第19期 女流名人
②水瀬
第7期 夕刊フジ杯、第9回 μレディースオープン優勝
③逢川
第10期 新人王

現女流雀王の朝倉先生に関しちゃ、
現在オータムCS、クラウンも保持している三冠状態、
しかも今年勝てば女流雀王史上初の3連覇、
と記録ずくめ。

まあただ個人的な最大の注目はやはり前回の記事で書いたとおり、
逢川が協会史上(自称)最年少の女流雀王に輝くかである。
・・・とまあその件は置いておくとしても中々の好カードではないだろうか。皆さん是非ご視聴を^^

と、なんともまとまりのない雑記でした。

あ、そういえばもう一つ。
μ(麻将連合)の女流No1を決める「将妃戦」も今週終了し、梅村日奈子さんが優勝されてます。
https://twitter.com/mahjongMu/status/1059061772789796865

んで、
私彼女と面識なんぞほとんど無いんですよ。団体も違うし。
ただ一度「朱雀リーグ」って私設リーグで同卓したんですが、
その対局後に彼女が自分から率先して「卓掃やります」と言ってくれたんです。
「いい娘だ」と思って素直にお願いしたのですが、
10分位たって戻ってきた時に見た衝撃の映像がこちら。
https://twitter.com/s_takenaka0821/status/931523605338271744

なかなかやりそうでやらないこの間違い。
それで何となく記憶に残っていた娘さんだったのでした。

改めておめでとうございます^^

2018年11月2日金曜日

今年の女流雀王戦Aリーグ最終節はなかなかに凄い事になっている

11月、今年もあとわずか。
そして雀王決定戦も全20回中10回が終了済み。
現在トップは下石だが、まだまだ半分残っているとなるとこれからが本番、と言った状況になっている。

順位名前ポイント
1下石 戟214.2
2金 太賢59.5
3仲林 圭-74.3
4宮崎 和樹-201.4

http://npm2001.com/jannou/jannou.html

3日目が今週土曜の11/3
最終日が来週土曜の11/10、
10日後には今年の雀王が決まるわけだ。

さて一方で今週末11/4(日)といえば女流雀王戦リーグの最終節である。
各リーグともに見所はあるだろうが、今年のAリーグの混戦っぷりはちょっと凄いので取り上げてみたくなって今回の記事を書いてみた。

順位登録名ポイント
1佐月 麻理子215.6
2多田 ひかり203.6
3福山 理子177.5
4逢川 恵夢167.7
5水瀬 千尋145.3
6中月 裕子119.5
7石井 阿依106.2
8月城 和香菜-38.9
9鳥井 ゆう-116.6
10上田 唯-154.4
11愛内 よしえ-157
12米崎 奈棋-273.1
13水崎 ともみ-404.4

その他リーグも含めたスコア詳細は以下ご参照
http://npm2001.com/joryu/joryu.html

現時点での決定戦ボーダーが177.5P、
そしてその上下70P以内に上位7人がひしめく大混戦となっている。
ここまでの人数がこれほど狭いポイント内にひしめいてボーダー争いをしている光景は久しく記憶にない。首位の佐月ですらまったくもって安全圏ではない。

そして残留争いも鳥井・上田・愛内が僅差にひしめく大混戦。
米崎の動向次第ではさらに激化する可能性もある。

さて、そんな中での卓組が以下の通り。

【A卓】
1 佐月 麻理子 215.6
6 中月 裕子 119.5
7 石井 阿依 106.2
12 米崎 奈棋 -273.1
13 水崎 ともみ -404.4

【B卓】
2 多田 ひかり 203.6
5 水瀬 千尋 145.3
8 月城 和香菜 -38.9
11 愛内 よしえ -157.0

【C卓】
3 福山 理子 177.5
4 逢川 恵夢 167.7
9 鳥井 ゆう -116.6
10 上田 唯 -154.4

ぶっちゃけ、ここまで混戦だと卓組みとかあんまり関係ない気もするw
しいて条件を現実的に考えれば
佐月、多田は50P程度のプラスをして卓内首位、
5位の水瀬までは、100P以上のプラスかつ卓内トップ、
これくらいでまあほぼいけそうには見える。それでも”確定”というレベルではないが。

残留争いも鳥井・上田が同卓の分だけ若干愛内が優位な点はあるが、ここまで切迫してるとそこまでの優位性でもない。

決定争いに話を戻す。
現状争っている7名、
この中で女流雀王獲得経験があるのは佐月のみ、
そして決定戦進出経験があるのは佐月と福山のみ。
つまり組み合わせ次第では今年の雀王決定戦と同様に挑戦者全員が初の決定戦という事もありえる。
特にキャリアもそれなりにある多田・逢川・石井あたりは今回にかける思いも強いだろう。
まあ信念や思いで勝てるほど勝負は甘くはないが^^;

さてどうなるでしょうか。
お時間ある方は当日是非現場(銀座 柳本店)にてご観戦ください^^
※観戦はファンクラブ会員限定ですが、当日会場での入会も可能です。


ちなみに最後に。
実は個人的には逢川に決定戦進出そして女流雀王を獲ってほしいと思っている。
若干23歳での女流雀王となれば、
おそらく第一期の手塚紗掬をこえる史上最年少での戴冠となる。
見てみたいと思っているファンは僕だけではないだろう。
楽しみですね。キリッ