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2019年1月29日火曜日

東大を出たとある雀士とコラムと嫁についての思い出話

「東大を出たけれど」
これは当協会の東大出身雀士であり現Aリーガーであり第五期雀王でもある須田良規、
彼が近代麻雀で10年以上前に連載していたコラムである。
以前にこのブログでも以下記事で漫画版の紹介をしたっけ。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/07/blog-post_5.html

ここ数年で麻雀界に入ってきた人はあまり知らないだろうが、
当時はまだ世に今ほどネット系メディアが広く普及していなかったのもあり、近代麻雀の持つ影響力は業界で圧倒的に強かった中、この作品は多くの業界関係者の中で話題となった。
当然須田良規はちょっとした業界の話題の人になったわけである。
そして当時彼は大久保の「ポン」という雀荘で働いていたのだが、
麻雀の持つ闇の力、それに魅せられたクールな人物、コラムを読んで須田さんにそんなイメージを持った多くの人が店に訪れたものだった。

が、知ってる人は知ってると思うが、
実際の彼はそんなクールな男ではない。
仕事中にもかかわらず怪しい踊りをしたり陽気に騒ぐ彼を知ってた身としては「客が幻滅する姿しか想像できん」と思ったものである。

そんな中のとある日、
「ポン」の常連だった自分が店に行くと、そこで見知らぬ若者が麻雀を打っていた。
(新規のお客さんかな?)
と思いつつも、まあ僕には特に関係ないので麻雀を打っていた。

が、すぐに違和感に気づく。
いつもは仕事中でも怪しい踊りと軽快なトークをしていた須田さん、この日は黙々と麻雀を打っている。
その姿がかえって不気味だったので思わず聞いてしまった。
『・・・須田さん、機嫌でも悪いんですか?』
「ん?何でですか?」
『いや、いつもとぜんぜん雰囲気違うし。』
「いや、いつもどおりですけど?」

これ以上は特に突っ込みを入れることもなくその後数回打つと、その見知らぬ若者がラス半を終えて店を去る、そして最後に須田さんに挨拶をしていった。

そして彼が店を出た瞬間、いきなり文句が飛んでくる。
『ちょっと武中君~?
僕のファンが来てるんだから空気を読んでくれたまえ!
いや~なんかちょっと疲れたし、酒でも飲もうかな!仕事中だけど!』

どうやら彼は彼目当てで来た新規客に対して、クールなイメージを演出したかったらしい。

(アンタこの先ずっとその演技するつもりっすか、、、)
とか思った。
ちなみにこの後、その新規客は店の常連になり、すっかり須田良規の正体を知ることになるのである。



そして僕の中で須田さんといえばもう一つ、やはり今の嫁と出会ったときの事である。
それまで色々な遊びにも付き合ってくれた彼だったが、嫁と出会ってからとにかく付き合いが悪くなった。
それまでは女ほったらかしてパチンコとか付き合ってくれたのにである。(当時は僕も彼も生粋のパチンカー=店の養分、だった)
まあつまりそれだけ特別な出会い、と外から見えた事を良く覚えている。

そして当時は麻雀プロが結婚するケース自体がまだ珍しかったのもあり、その結婚には多くの業界からの祝福があったものである。
だが当時から変わった言動が多かったこの嫁、結婚10年とかになって非常に色々な伝説を残し有名になっていく。
最近そのまとめもできたのでそちらも是非ごらんください。
https://twitter.com/Suda_Yoshiki/status/1084449408874213377

まあでも僕が一番笑ったエピソードは以下のもの。
二人が結婚する直前のとある告白である。
(上記リンクには収録されてないかもね)

嫁「実は、結婚するにあたって一つ大事な事を言っとかなきゃいけないくて」
良規「(・・・・なんだ?改まって・・・・まさか病気?それとも大量の借金?それとも隠し子がいるとか?二股とかしてて結婚前に話をつけてクリアにしなきゃとか?)」
嫁「私実は





年齢を1歳サバよんでたの、、、、ごめんなさい」

この時須田良規は心の底から「どうでもいい」と思ったらしい。
そんな二人だが夫婦になって子供もいまや10歳とか。
時って過ぎてみると一瞬ですねえ。

コラムをいくつか読んで、色々と久々に思い出したのでありました。
興味のある方、ぜひともご購入を^^

2019年1月23日水曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その14:バリー・ボンズの米野球殿堂入り論争

今年も米野球の殿堂入り選手発表、
大本命のマリアノ・リベラが史上初の満票という快挙を達成した事も大きな話題に。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00000025-dal-spo

しかし個人的にはやはり今年も「バリー・ボンズ落選」の方が色々と感じる事が多い。
我々世代から20代後半あたりまでの野球ファンなら彼の名前はもちろん知っているだろう。

米野球界(MLB)にて史上最高の選手と言われる凄まじい記録を残した名選手、
通算安打 2935 
通算HR 762 (歴代1位)
通算四球 2558 (歴代1位)
通算敬遠 688 (歴代1位)
通算盗塁 514

彼がいかにチート性能の選手だったかは数字だけで容易に想像できるだろう。
まあ極端に言えばHRを762本打てるイチローである。
なんせMLBでは彼が無しとげた500本塁打500盗塁はもちろん、400本塁打400盗塁すら達成した選手も他にいない。
現役時代に2アウト満塁で敬遠された等、その超人的なエピソードは多々ある。

が、そんな彼もMLB現役を退いて10年以上がたつ中で、いまだに米野球殿堂入りをみとめられていない。
理由は明白、「バルコ・スキャンダル」と呼ばれるドーピング騒動、
それにより彼が現役時代後期に筋肉増強剤を使っていたのがほぼ確定しているからである。

同時期の名選手であるラファエル・パルメイロやマーク・マグワイアらがその理由で殿堂入りしていない事を考えても、現在難しい状況に立たされている。
それでも彼の場合、
ドーピング疑惑の前からすでに殿堂入りに値する数値をたたいていた事、
同時代においてすべての選手が白というのはありえないという事、
同時代の多くの選手がその力を高く評価している事、
これらから「殿堂入りさせるべき」という考えも多いという。
今年の約60%という投票率から見ても、2022年までに入る可能性は0ではないだろう。


さて、「違反行為」という観点からすれば、実はもっとNGになるはずの殿堂入り選手が実はMLB史上にはいたのだ。(というかそもそもボンズが利用していたとされる薬物は当時時点では禁止要項に入っていなかった。この点もボンズ殿堂入り支持派の主張の一つ。)

「ゲイロード・ペリー」という投手、
彼はMLB通算314勝を記録した名選手なのだが、
同時にMLB屈指のスピットボーラーであり、ボールにワセリンやポマードをつけ、時には紙ヤスリで細工して投げていたという。

この事実は同チームの幾人の選手からも証言されており、現役時代にもその技をすでに認知されていた。
にもかかわらず彼は引退前年の1982年8月23日に「通常考えられない変化球を投げた」という理由で退場になるまで一度も退場させられなかった。
つまりそれだけ巧妙に隠し続けるイカサマの名手だったわけだ。

彼の凄さを示すエピソードとして、
とある試合でペリーを「怪しい」と感じた審判が彼を調べたところ、手の中からただの紙がでてきて、
それには「こんなところには隠さないよ。まだまだ甘いね。」と書いてあった、という物がある。

ちなみに同時代、
不規則な変化球「ナックルボール」を武器に同じく300勝をあげた名投手フィル・ニークロ、
彼はあまりにも凄い変化球を投げている為にペリー同様の疑いをかけられていたが、
とある試合で審判が彼を調べた際、ペリーとおなじくその手の中から紙が出てきたのだが、
それには「俺はお前たちの考えるような反則行為を必要とするレベルの選手ではない」と書かれていたという。

当時の流行か何かだったのだろうかw

ペリーについてもうちょっと言及するなら、
引退後に彼は自伝『私とスピットボール』を出版。
「通算300勝を達成した時にはボールに歯磨き粉をつけて投げていた」等と現役時代のスピッターぶりを告白している。
また、自身が反則投球に使用したワセリンを販売する会社を経営している。

こんな経歴の男だが1991年には殿堂入り、
これは記者に対するイメージの問題なのか(ちなみにボンズは記者と不仲で有名)、
それとも時代なのか。

なんかMLBの殿堂入り基準って良く解らんとおもうわけだった。
まあペリーみたいな荒業でもあそこまで巧妙に隠せばOK、って考えなのだろうか。


個人的にはボンズは殿堂入りしてほしいんですよね。
彼の凄さって薬物だけでできる境地ではない、これは多くの関係者もファンも認めているだけに。

来年以降に期待したい。

2019年1月19日土曜日

競技麻雀における空白の時間帯と自動配牌について

ガラ、ガシャ
田内翼「あっ、すみません。」

協会員とセット麻雀をしていた時のことである。
南場の私の親番にて彼が配牌をとっている途中に自分の前のヤマを3,4枚崩してしまった。
そして申し訳なさそうにする彼を見ながらちょっと色々と考えた。


麻雀において、サイコロを振った瞬間から親の第一打が始まるまでの時間は「空白の時間帯」といえる。

今回のような事態が起きた際、
まだ配牌の取り出しも始まってない時点なら素直にヤマを上げ直せばいいし、
局の途中だったらチョンボか否かの裁定判断をすればいい。
しかしまだ正式に局が始まったわけでもなく、でもこの局の情報の一部は開示されている時点、ここで中断となるようなことが起きると、どのように対応するかが少々難しい。
これは各ケースにあわせて団体はもちろん立会人によって判断が異なるだろう。


んで、こういう事態が久々に起きて、
「いっそもう競技も自動配牌を採用しちゃったほうがいいかもなあ」とかふと思った。

近年フリー雀荘だと当たり前のように使われている自動配牌、
競技団体でこれを正式採用しているところは2019年1月時点でまだない。
理由は何かと聞かれれば、
「混ざらない気がする」というなんともアバウトな先入観や、
「古くからの作法を踏襲すべき」という伝統への拘り、
多分これだろう。

使うこと自体にほとんど問題はない。
実際今年度始まったMリーグでは自動配牌が採用されているし、
別に局後の洗牌をすれば混ざらないという事もまずないし、
時間短縮にもなるし、
何より今回のようなケースの防止にもなる。

まあ第1ツモとり忘れへのルール化などは必要かもだが、
それでもいい加減にデフォルト採用にしてもいいのになあ、
そもそも巷じゃこっちのほうが主流だし、
改めて考えるとメリットのほうが多い。

果たしてこの歴史を最初に打ち破るのはどの団体だろう、
「競技中は禁煙」の動きが約10年前に麻雀界で一気に広まった時と同様に、おそらく1つの団体が採用を決めれば一気に動く気もする。
そしてそれはそんな遠い未来じゃないだろう。
セット中に不意に起きた事故からそんな事を改めて思ったのだった。


が、
そんな事よりも当面の問題はこの局をどうするか、である。
田内「どうしましょう。やり直します?」

自分がすでに取っている12枚に目をおろす。
44556667②③④⑤



どうしよう。
こんなのやり直しとか言われたら泣いちゃう、俺。

渋川「別にどっちでもいいですけど、やり直します?」

おい、こらやめろ渋川!
ど、どうしよう。あまりにも力強く主張するのもなんか不自然だし、、

『いや、別にいいんじゃない?ほとんど見えてないし、すぐ消化されるヤマ部分だし。』

必死の駆け引き、そして結局そのまま続行。
んで6巡目にリーチ。
数巡後にツモって4000オールであった。
八八44556667③④⑤ ツモ 5 ドラ 中 裏 一

勝った・・・
私は渋川難波をねじ伏せたのだ・・・
そんな高揚感に包まれる4000オールであった。
※注意 半荘自体は渋川のダントツトップで終了。

2019年1月17日木曜日

タイトル戦は出れる時にちゃんと出ときましょう。あとで後悔するかもです。

日本オープンプロ予選の3/2がオヤジの法事とかぶってしまったため今年は出れない事に決定。。。。
そもそも双子の兄(武中真)が「3/2だったら対局とかないはず」って言ってたのを鵜呑みにしたら、
奴は歴代優勝者でシードがあるという事実を見落としていた(ーー;)


まあ今更家族全員の用事をずらすとか難しいので今年度は泣く泣く諦めます(TへT)
おもえば今年度は雀王・雀竜・オータム以外のOPタイトル戦はRMUクラウンしか出れなかったなあ、
去年度はちなみに日本オープンしか出れなかった。
とにかくこの2年間、家庭と仕事がドタバタしてて出る暇が無く。

オープンタイトルって参加するのに予定管理が結構難しい部分もある。
リーグ戦はもう最初から10節の日程が決まっているから予定が立てやすいけど、
オープンタイトルの場合は勝ち上がるか否かでそれが変わってくるからだ。
3連休、勝ち上がると全て対局、こんな事もざらだし、
それが原因で恋人にふられた選手も見た事があるしw

僕も20代とかの独り身街道驀進中でお金も余裕ある時はとにかく出れるタイトル全部出てた。
予定なんて幾らでもずらせていたし、対局こそが休日の最優先事項だったし。
ただ今は家庭の都合もあってそうもいかない。
こう考えると20代の自分が羨ましい。


食えない麻雀プロ、
やっぱりどうしても家庭事情(結婚、地方在住 等)で「大会に出たくても出れない」って人を結構見る。
東京で独り身で麻雀プロやってる人ってやっぱり競技の環境として凄い恵まれてるのは事実だろう。

改めてなんだけど、
競技選手の中にはリーグ戦と自団体のタイトル戦以外は出ない人が結構いる。

考え方はわかる。
タイトル戦優勝って宝くじ買うレベルの話だし、そう考えると出る気しない人もいるだろう。
僕も実際あまりにも通過率やシステムに魅力を感じなくてほとんど出てないタイトルもちょっとだけある。

ただまあそれを言うなら麻雀プロなんてそもそもやらなくてもいいんじゃね?ってどうしても思ってしまう。
オープン大会ほど面白い物はないし、打ち手としての欲を駆り立てられる場もない。
宝くじは買わなきゃ当たらない。
歴代の多くのタイトル獲得者は積極的に色々なオープン大会にでて勝ちより遥かに多くの負けを経験している。これは事実である。

そして大会に出て得た色々な経験、出来た人脈、
色々と考えて、同時に今の「出たくてもなかなか出れない自分」を見ると、
「出れる時に極力出といてよかった」って納得感は実はちょっとある。

麻雀プロとして競技を楽しみたい人は出れるだけ出るべき。
出れるのに出ない人は単純に麻雀プロってステータスが欲しいだけに見える。(あまり意味のないステータスだが)


思えば6年位前まではチャンピオンロードも毎回出てたしなあ。
当時はグラチャンが特昇対象じゃなかったのもあり協会員の参加者も少なかったので、
多分第3か第4回くらいまでは僕が協会員で一番多く出てた人間まであったんだけどね^^;
最近は色々あってあんま出れず。

来年度はどれ位出れるかね。いや出来る限り予定しっかりあけたいけど。
4月のマスターズ、まずは出たい。
けどちょっとまだしばらくは落ち着きそうもない部分もあるんだよなあ・・・・・
まあ2,3月もスリアロCSとかチャンピオンロードは出れるの出るけど。

というわけで、
今年度の自分の公式対局がほぼ終わってしまった事に対する愚痴と、
東京在住で時間とお金に余裕がある人は出来る限りタイトル戦でましょうね、そうじゃなきゃ競技選手である意味ないと僕は思うので、
というお話でした。

2019年1月13日日曜日

第17期雀竜位決定戦がいよいよ始まる

今期の雀竜位A級も1/13(日)に終了、
ついに決定戦にて雀竜位を争う4名が決定いたしました。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1084419972254773248 

とうわけで、
改めて第17期雀竜位決定戦のメンバー4人を紹介したいかと。
ちなみに去年も似たような記事書いてるので興味ある人はそっちもどうぞ。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/02/16.html 

●No1
・名前:江崎文郎
・デビュー:13期後期
・所属:B2リーグ
 ・主なキャリア:第15期、16期雀竜位、 2015 最強戦全日本プロ代表決定戦優勝
・その他:
去年の王者であり現在2連覇中の現雀竜位。
打点重視の重厚かつシンプルなスタイルで狙うはもちろん協会史上初となる雀竜位3連覇の偉業。
そういや約2年前の初戴冠の時にちょうど彼女と別れたらしいが、現在どうなってるかは不明。

●No2
・名前:吉田航平
・デビュー:14期後期
・所属:C2リーグ
 ・主なキャリア:
・その他:
今回一番のダークホースという言うべき存在の男。
決勝初出場だろうし、ニコ生対局もひょっとすると初経験なのではないだろうか。
近年はネット麻雀(天鳳)で名を馳せてる若手も多いが、彼はそういうタイプでもないらしく、とにかく麻雀については未知数。決勝でその真価を見れることでしょう。

ちなみに協会の吉田は彼を含めて4人。結構多い。
いずれもそこそこキャリアがある人なので彼の影はやはり薄い。
だがこの決勝をきっかけに「協会の吉田といえば航平」と呼ばれる時代が数年後来る!、、、かもしれない。
彼に興味ある人はツイッターのフォローを推奨。これ見る限り結構面白そうな男ですw
https://twitter.com/beerboy813 

●No3
・名前:矢島亨
・デビュー:6期後期
・所属:Aリーグ
 ・主なキャリア:第15期日本オープン、 第12期 雀王戦2位、 第40期 王位戦2位 等
・その他:
いわずと知れたAリーガー。その腕は確かであり実績面では今回のトップは彼だろう。
そして現雀竜位江崎の麻雀の師とも言っても過言ではない男。今回の決定戦は師弟対決といっても過言じゃないかもしれない。
ちなみに若々しい見た目をしているが年はすでに40、スキンケアをはじめとしたあらゆる美容をおこたらないアンチエイジングの鬼としても有名。
しかし時たま出てくるどうしようもない昭和世代の親父ギャグはその年齢を感じさせる。
大体の人は最初そのギャップに戸惑うらしい。僕はもう慣れたがw

●No4
・名前:坪川義昭
・デビュー:5期前期
・所属:B1リーグ
 ・主なキャリア:第16期 雀竜位戦3位
 ・その他:
彼については以前書いたこの記事も参考に。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/03/7_20.html
2年連続の決定戦進出。
そして昨年同様に決勝メンバー中最長のキャリアを持つ彼、勝利にかける思いは強いだろう。(僕も正直に一番応援している)

去年も書いたが彼は協会屈指のドルオタである。
そして嫁の三添りんも旦那の影響で今やすっかりドルオタになっているのは有名。
んでちょっと前に彼と久々に酒を飲んだときに「推しグループの総選挙で夫婦共同購入した投票権(数十枚)をどのメンバーに何枚ずつ振り分けるか、で嫁と揉めた」という極めてどうでもいい話を聞かされた。
、、、平和な夫婦であるw

改めての展望。
去年のヨンスと同様、今年は吉田航平の情報がほとんどない。彼の存在が一つのポイントになるのは間違いないだろう。
実際に去年の決勝が好勝負になった要因はヨンスの高いスキルだったとも個人的には思う。
去年は坪川が決勝初進出だった懸念もあったが今年はそれもない。
やはりどのような決勝になるかのキーは彼が握る部分が大きい。

高打点思考の江崎、
その師ともいえる矢島も無論高打点派というべきスタイル、
結構派手な殴り合いになりそうな感はある。
坪川は比較的バランス派、そこに吉田がどのようなスタイルで参戦するかで戦況も変わる部分が出るだろう。

さてどのような決勝になるのか。
2/2(土)
2/9(土)
2/17(日)
にてスリアロチャンネルで放送されるので是非是非ご視聴ください!

2019年1月11日金曜日

「Mリーグの話題全然出ないですけど何故ですか?」と質問受けたので、ちょっと書いてみる。

ちょっと質問箱にあったこの質問について今日は長文書いてみようかと。
https://peing.net/ja/q/0e30af30-a320-48f5-99aa-a1d433f8d999

最初に書いとくとMリーグ自体は結構見てます。
毎日月・火・木・金はAbemaTVに貼り付いて全部見るって事はしてないですけど、
野球中継とかと同じように気が向いた時はスマホ取り出してゴハンとか食べながら見てる、位の感覚。

こういうコンテンツが出来た事は素晴らしいと思ってるし、
メディアの注目度も高いし、
もっと盛り上がってほしいと思う。
ただあまりブログとかの題材として取り上げてないのは事実ですね。

理由は二つ。

まず僕よりももっと文章能力高い方々がキンマwebに毎回観戦記あげてる点。
代表的なのはZEROさんとかゆうせーさんとか。
これ読んじゃうといちいち僕が個人ブログで何かを書く必要性を感じない^^;
https://kinmaweb.jp/archives/category/m-league

そもそも僕が文章書くのに費やせる時間も無限ではないし、
その中で一番思うのは「僕とか僕に近しい競技マニアしか知りえない様な情報や思考を出来るだけ書きたい」って点なのです。
その視点から見るとMリーグはあまりその題材にならない点が大きい。
知り合いプロの小ネタとか、もっと身近な対局を、どうしても扱いたくなってしまうw

ブログの集客率とかの点から考えても
・コンテンツとして注目度高いけど多くの人が情報を提供している物
・コンテンツとして注目度低いけど誰も情報を提供してない物
記事としてどっちが上か、僕には何とも言えない。

そしてもう一つ、
「自分にとってもっとステージが近い対局の方が見ててテンションあがるから」

先にぶっちゃければ僕自身は
Mリーグより、
RTDリーグより、
MONDOより、
最高位戦とか協会のAリーグとか決定戦をじっくり見たい派です。

なんというか、
上記のメディアに認知度の高い対局って僕にとって多少は別世界なわけで。
以前に最強戦の記事でも書いた通り、これらは麻雀プロにとって「勝つ事以前に出る事自体が名誉な対局」って位置づけと考えている。
つまりそこで打ってる人達って「既に競技者として認められている人々」であり、
勝っても負けても今後ある程度は認められた存在であり続ける人達といえる(各選手によってその程度に差はあるけど)。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2018/12/3.html

そう考えるとやっぱり、
自分と同じレベル近辺のステージで、
長い時間を麻雀に費やしてもまだ認められない人達とかが、
昇級とかタイトルとかに対して思い焦がれて麻雀打ってる対局、
その方が対局者の吸う息・吐く息まで聞こえてきそうな緊迫感が感じれて、面白いんですね。
無論対局自体のレベルだってMリーグに負けないような高い物が多いですし。

メディアが大きく扱う戦い、
多くの観戦者が見ている一番大きなステージでのトップを争い、
そこに多くの人が目を奪われるけど、
もっとマニアックな物に目を奪われるファンも多くいるだろうし、
先頭争いよりもそこから一歩離れた集団から誰が抜け出すかを見て楽しむ人もいるわけで。
僕としては
そういった所から必死に抜け出そうと争ってる人達の争いの方が見てて血なまぐさくて楽しいしw、
そこにいる人たちの打ち方の傾向分析が面白いのですw。


別にこれって麻雀だけじゃないとも思う。
将棋だって近年AbemaTV特別対局とか決勝の放送とかいっぱいあるけど、
真にマニアックな人達はもっと違う対局見てるかもだし、
スポーツや格闘技だってそうだろうし。

一番大きなメディア対局放送にはファン層拡大や認知度向上という役割があるし、それ以外の対局にも違う役割があるわけで。

無論Mリーグはもっと成功して欲しい。
そして物凄い欲というか夢を言えば僕自身もいつか何かしらの形で関わりたいと強く思うし、その為に今後頑張りたい。
「自分としてMリーグについてこれは取り上げときたい」って思う点とかあったら記事に取り上げるだろうし。
例えば「鈴木たろう」「多井隆晴」あたりに特化したMリーグの記事とか、機会あったら書いてみたい。もっとも両方とも本人の許可必要だろうけど(キンマWebさん、オファー待ってます!w)。

たろうさんは特に長年見てきて、
あの穏やかな表情の奥にある麻雀に対する並々ならぬ熱意は多くのファンにもっと知って欲しいですね。
遠い昔に書いたたろうさんの紹介記事にて書いたのだけど、
雀王陥落後にすぐ雀王戦引退をした小倉孝に対して「すぐ逃げたお前はズルい。勝ち続ける事こそ大変なんだ。」って言って時とか、
胸が熱くなりましたね・・・
http://susumutakenaka.blogspot.com/2016/10/1.html

まあというわけで、
今後とも僕は記事はかかねどMリーグは見ていきますし、応援もしてます。
そしてもしもMリーグで麻雀観戦に興味を持った方がいらっしゃいましたら、
是非スリアロチャンネルで日本プロ麻雀協会の公式戦も見てください。
一部無料放送もありますので。
Mリーグに負けず劣らずの闘牌が見れますので。

というのがこの記事で一番言いたい点でした。
おしまい。

2019年1月8日火曜日

人狼と麻雀の話を踏まえ、才能と経験についてもうちょい書いてみる

1月、
雀竜位A級無い1月は数年ぶり
まあそもそもキャリア17年全体で見れば1月対局があった年の方が圧倒的に少ないがw
ぶっちゃけ麻雀プロとしては今月暇であるw

まあ一方で仕事が忙しい。
そして人狼関係の放送がちょくちょくある。
ツイッター等では告知済みですが、
人狼については2019/3/16に「スリアロ祭」というイベントがあり、僕も参加します。
興味のある方はぜひぜひに(僕に興味なくても白田みおとか松田麻矢とか朝霧かなに興味ある方は是非!)
「スリアロ祭」 スリアロ村 × HOOP人狼会のコラボレーションイベント!

んでね、
こういう人狼イベントのたびにある種のプレッシャーがあるんですよね。
麻雀にはありません。
麻雀だったらまあその日の結果が散々な事はあっても、
総合能力で自分を上回る人なんてそう簡単にはいない、というか競技選手以外では皆無と思ってる。

ただ人狼となると、
巷の人狼プレイヤーって僕の数十倍の経験値持ってる人がゴロゴロいて、
もうそういう人たちに「ゲスト」として迎えられるのは恥ずかしい部分が結構多くて・・・・w

そうそう、
年末にこの記事にて、
人間がある種の物を極めるには「経験」「才能」どっちもいる、って書いた。(思った以上に反響が多くてびっくりした)
http://susumutakenaka.blogspot.com/2018/12/blog-post_59.html

それでこんな記事もちょっと紹介したい。
一流になるための「10年ルール」、「一流」と「二流」を分かつものは何か?
https://www.recruit-ms.co.jp/issue/column/0000000054/

この記事によると、
プロフェッショナルの頂点に近い人達に統計をとると、
一流と呼ばれる人たちは他の人達と比べて生涯練習時間がずば抜けて多いという事が示されている。
まあ要するに経験がいかに大事か、という点が述べられている。

さてここで更に、
僕の中での経験・才能と初心者から達人の相関図のイメージを示したい。

 才能がある人才能が無い人
初級者あっさりここを抜け出す長い間ここで足踏み。
中級者あっさりとこの領域到達までに時間が必要。
そして経験は増えてもこの領域から抜け出せないケースも。
上級者経験と試行錯誤で到達物凄い多くの時間をかければ到達できるケースはあるが、出来ないケース多数。
達人多くの経験と試行錯誤で到達。
才能が無い人は無理。
どう頑張っても到達できない

中級者レベルというのは時間をかければ誰もがなれる。
でも一方で才能が無い人は絶対に上級者にはなれない。
でも一方で上級者になるにはどんなに才能があっても経験が必要、
才能はもちろん、経験というのは物凄い宝なのですね。

ぶっちゃけ、
あと3年早く人狼始めたら、
もっとこの今を自信をもって生き抜けたかなあ、とか思ったりもするw
経験が大事と解っちゃいるけど、その為に麻雀に割く時間を減らす気は僕は今はないし^^;
一日36時間くらいあればなあ・・・・w
まあそれでも、
楽しみにして来ていただける方がいるという中で、
その人たちに楽しんでもらうために全力を尽くしたい、って思いは強いです。
イベントに参加いただける方、
スリアロ放送を楽しみにしていただいている方、
僕の散々なミスリードをどうか楽しみにしててください!


さてちょっとだけ話を麻雀の方に戻す。
前回記事とか別記事でもちょっと触れた事もあるのですが、
僕は「才能の低い人間がその道を究めようとするのは残酷でさえある」、
この業界にいてそう思ってるのです。
自分にブーメランなのかもしれないけどあえて書きますよw

麻雀プロって食えない業界である反面、
食えないからこそ、才能や実力と生活面が直結しないからこそ、
長く続ける事自体は簡単って側面もあるのです。
十年以上麻雀プロやってても、中級者に毛が生えた程度なんて人もいる。
つまりもう才能の無さが明白なのに当の本人はキャリアとプライドだけ持っちゃってるケースね。

回りはその人をとっくに打ち手として見限って、
上辺では優しくしている、
そして当の本人だけはそれに気づかない、
そんな結構残酷な構図、多々あるんですよね。

気が向いた時にそれについての思い出とか書くかも。
まあ当記事はとりあえずおしまいですw

2019年1月5日土曜日

僕は出ないけど雀竜位A級が今日から始まるので展望を書いてみる

今日から協会は雀竜位A級が始まります。
ここから1/5, 1/12, 1/13の3日間開催され、現雀竜位の江崎文郎に挑戦する3名が決まるわけです。

んで僕、
15期も16期もA級だったので(というかその前の13,14もA級)、
毎年以下のようにA級展望記事を書いてました。
16期(2017年度)に書いた記事

ですが今年は久々にA級出れないので、
記事もスルーしてやろうかと思ったのですが、
協会のNo2を決める由緒正しきタイトル戦、
できる限り協会としても盛り上がってほしいので、
今年も泣く泣く書いてやろうと思います!

まず出場選手紹介

氏名雀王戦リーグ
(2019年度予定)
ヨンスD1
斎藤俊C1
坪川義昭B1
吉田基成B1
二見大輔不出場
武中真C1
大浜岳不出場
山崎逸朗C3
南亮吉C2
矢島学B2
吉田航平C2
堀良三B2
千貫陽祐B1
蔵美里B2
原口幸洋D1
坂本太一C1

とりあえず今年度も、15,16期に引き続き雀王戦Aリーグ所属者は0名という状況、
というか今期B級には史上最多の6名のAリーガー(俺含む)が参戦していたのに、全員A級に進出できずというなんともふがいない結果だった事も補足しときます。

そしてB1リーガー3名という数も15,16期よりさらに少ない結果に。
おそらく協会史上で「雀王戦B1以上所属者の人数が一番少ない雀竜A級」が今期だと思われる。(統計とったわけではないから違うかもだが)
まさに「主役不在」。


まあ実績的な注目選手といえば、
・第12期雀竜位、そしてここ数年の雀竜位決定戦の常連である斎藤俊
・第6,14期雀竜位であり雀王戦もB1リーグ所属、実績では最上位の吉田基成
・キャリアNo1、連盟のG1タイトル王位戦の獲得経験もある二見大輔
・女流でありながら雀王戦Aリーグ経験者、オータムCS優勝経験もある蔵美里
あたりでしょうか。

一方近年は麻雀より人狼で有名な方々についてもちょっと書きます。
・G1タイトル日本オープン獲得経験、最高位戦ではB1リーグ経験もある武中真
・今期で雀竜A級参戦は13期目(協会記録)、オータムCSやチャンピオンロードGC大会優勝経験もある大浜岳
と、実は二人とも競技麻雀打ちとしての実績も結構なものなのです。

僕が個人的に注目してるのは、
上述の斎藤と吉田の2名、
そして「坪川義昭」「坂本太一」の2名ですかね。
坪川は去年の記事でも書いたように古くから彼を見てきたゆえに彼がタイトルをとる姿が見たいという所から、
そして坂本はこの16人の中で近年一番麻雀について会話をする回数が多かった男であり、その実力は僕の目から見て確かなものだと思ってるからです。(多分僕より麻雀強い)

まあ僕のこの手の有力者予想は、
まーーーーったく当たらない事で有名なんですがねw


さて、
今年は誰が江崎に挑戦するのか、
そして江崎が前人未到の雀竜位3連覇を達成するのか?

協会の2018年度もいよいよクライマックス。
是非是非ご注目ください。

2019年1月3日木曜日

今年もよろしくお願いいたします 2019

本年は喪中につき新年の挨拶は控えさせていただきます。
うーんきましたねえ2019年。
新しい年号もいよいよ始まるみたいだけど、何になるんだろ。

さてこのブログをはじめた2017年の正月に、僕は「正月の目標と願望は違う」という旨の記事を書きました。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/01/blog-post.html
まあ簡単に言えば
「”リーグ戦昇級”みたいに自己努力で達成できるとは限らない事項は、目標ではなくただの願望」
というものですね。
今年も改めて言いたいのは「目標ってのは自分の努力のみできっちり達成しやすい物に設定しましょう」という点。
麻雀の目標だったら
●「昇級」 それはただの願望。
●「何切る本たくさん読む」 自己努力だけでできる。定量的な目標も立てるとなおよい。
って感じでしょうか。

ちなみにこれにそって去年の正月に2018年の目標も書いたのですが、
いまちょっと振り返ってみて、まあ達成できたもの、できなかったもの、半々くらいですかね・・・

https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/01/2018.html
んでとりあえず2019年の目標は、
①仕事関連 AI関連技術とか勉強しつつ、久々に資格取得勉強をやる。
②麻雀 夢は大きく、雀王で。
③その他 健康保険とか家とか色々と生活の見直しをしたい。
かな。
仕事も麻雀も全力でがんばります。
改めて今年も一年、よろしくお願いいたします。