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2018年2月19日月曜日

江崎文郎が小倉孝以来の快挙達成だそうです(雀竜位)

今期の雀竜位決定戦は江崎文郎の連覇で幕引きとなった。
同タイトルの連覇は第3,4期を獲得した小倉孝以来の快挙である。
https://twitter.com/ClubNPM/status/965184081888657414

まあ去年も以下記事で書いたのだが、
江崎は仲林圭や堀慎吾あたりの様に、入った当初から雀荘メンバーをバリバリやってる格段に強いタイプの男ではなかった。
そして強いセンスを感じたタイプとも僕はあんまりみていなかった。
というか彼の同期の鈴木健太が格段にセンスのある若手という印象が強かったのもある。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/02/15.html

まあ競技に真面目で勉強会や大会に足しげく通う彼を見て、「いつかタイトル獲ってほしい」なんて思ってたのがもう遥か昔に思える。
なんせもう2個目のタイトル、3年前の最強戦プロ代表決定戦も含めりゃ3つ目である。

ちなみに小倉孝は入った当初から天才的だった印象が強い。
多くの麻雀プロが考えていなかった「今となっては当たり前」を周りの批判を多くくらいながも平然とやってた姿は本当に印象的で、
彼の存在が今の協会の多くの打ち手に強い影響を与えた点も疑うまでもない。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/11/3.html

話を江崎に戻す。
江崎の打ち筋というかフォームは実際に競技選手の理想形の一種である。
打点に対するしっかりした構想力を武器に手組を序盤から作り上げ、中盤以降の細かい判断を強いられる局面を極力少なくするシンプルなスタイル、

堀慎吾の麻雀を彫刻刀なみに細かい打ち方とするなら、
江崎はナタのようにばっさりと局面をたたき切っていて、
「ミスをしないのではなく、ミスをする局面を作らない」というお手本に近い。
新人の子とか女流の子とかは特に見習うのをすすめたい型だ。
もうちょっと言えば凡人が堀慎吾の打ち方とかまねると多分キャパオーバーでパンクするので勧めないw
※個人的な最高の理想の打ち方は仲林なんだけどねw

そして今年の決勝ちょっと個人的に印象に残ってる事がある。
A級の第2節の日、対局後に蔵と斎藤俊とヨンスと4人で酒を飲んでいた。
その際に「決勝で優勝目無しになった時どう打つか」?というお決まりの議論になったわけである。
蔵大先生や斎藤俊が「ファンの目を考えると優勝の邪魔はあまりできない」とヒートアップする中で、
ワシはその意見に真っ向反対で「そもそもファンの目ってどの人の目?競技選手が自分の信じる競技のあるべき姿を体現しない方が大問題だ」と対抗してヒートアップしたわけである。
ちなみに最後には酔っ払いモードの蔵大先生による「うるさい!Aリーグ行った事ないくせに!」で決着が(ry

その日の事があったので、
そんな斎藤とヨンスが今回の決勝15回戦、どう考えて打ってるかを推察するのがちょっと面白かったですね。
まあヨンスは正直に優勝は非現実的な中で斎藤・坪川は射程圏内だった、よってやることは結構明確だったけど。

んで斎藤はどう考えていたか?
僕なりに思うところがあるし、彼の打ち方は興味深い部分があった。

優勝を徹底的に目指す?手堅く2着を目指す?
まあ正解は勿論無い。でも各人には色々と考えや思惑があるんだろうな、と。
ぶっちゃけ僕の私見に結構近い意見のコメントもあって、昨今のファンの人って目が肥えてるかも、とか思ったりもした点もある。

まあこれ以上はちょっと邪推の域を超えないし、ただ単純に「興味深いな」と思っただけである。
今度ヤツと飲む時に色々と聞いてみるかw
気になる人はちょっと放送をTSで見てみてください^^;

改めて選手の皆様、お疲れさまでした。
今年の決勝も本当に面白かった!