follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年1月24日水曜日

フリー麻雀での出来事 その4 高打点に向けた先切りをしたけれど

完全イーシャンテンという言葉が示す通り、
麻雀にて手牌進行をするうえでの定石の一つに、
「打点がある程度約束されている手はぎりぎりまで厚く構える」
というのがある。

例えば以下の手牌

五六③④④⑦⑧⑨23488北 ドラ ⑧

河に切れている枚数や好みにもよるが、基本的には北を切って手広く構えるのが有効だ。
どれを引いても打点はそこそこ待ちも良形である。
しかしドラが③だと勝手が変る

五六③④④⑦⑧⑨23488北 ドラ ③

こうなると、④切りのほうが安定する面が多い。
③を使い切らないとこの手の形は半分以下。
であれば後の切り遅れのリスクのほうが、④や8を引いて聴牌を逃すリスクより大きい。

このように「この牌を使い切らないとあがりの価値が大きく下がる」という牌があるとき、
形をある程度スリムにする先切りが有効になる。

典型的なのは上述のドラが絡むケース、
勿論手役が絡む場合でもこういった先切りが有効なケースは出てくる。

そしてフリーであれば大きく影響するのは赤牌。
祝儀Pが出てくる赤牌麻雀、特に赤牌が5000点以上の価値がある場では、
赤を使い切るための4,6牌先切り、これもいたって常套的戦術である。

が、、、、


先日フリーでこんな手牌に遭遇した。
東1局東家 配牌

五r五五六八八⑥⑦r南白発中 ドラ 北

赤2枚のタンヤオ手、
祝儀Pが5000点相当のこのルール、ぜひともあがりたい(できればツモりたい)

3巡目に出た五の4枚目をポンする。
そして直後の八もポンする

五r六⑥⑦r白  ドラ 北 八八八(ポン) 五五五(ポン)

うん、すごいあがれそうになった。
「早く聴牌しろ、、、」とか思っていた直後にツモ六で以下の形

五r六⑥⑦r中 ツモ 六 ドラ 北 八八八(ポン) 五五五(ポン) 

手に残せば完全イーシャンテンである。
ただしこれを残して六や5が出たとしても、
ポンして聴牌にとれば五rをきらなくてはいけない。

打点は5800→2900、
それ以上に祝儀Pが1万点から5000点分、

なんて細かい数値計算すらせずにほぼノータイムでツモ切っていた。
それほどにこのルールでこの形だと赤を使い切る価値は大きい。
さらに言えば、ここで迷った後に手出し六とした結果、七が場に出る可能性が下がる事もある。いわば「キズ」というヤツだ。

「いくら何でもこの巡目だったら図太く進めていいだろう。別に六とか5が場に打たれても後悔しねーし!」

しかしそう考えて持ってきた次巡ツモを見て思考が停止する。

五r六⑥⑦r中 ツモ 5 ドラ 北 八八八(ポン) 五五五(ポン) 





しまった。
もしもさっき、図太く六を持っていれば

五r六六⑥⑦r ツモ 5 ドラ 北 八八八(ポン) 五五五(ポン) 

五rを加カンして赤2枚を使い切った上で⑤⑧待ち聴牌に出来たのである。

よくよく考えればこのケースを追えていた。
だが上述のように六で長考してしまうとマンズ四七の警戒度が上がってしまう点からノータイム処理を心がけていた点、
そして使い切りたい五rに加カンという使い道があるレアケだったのもあり、見逃していたわけである。

(先切りしない手もあったか(・・;)地味なようで珍しいケースかも)
とか思った。

そもそも最初のポンで堂々と赤含みで晒す手もあったわけだが、周りの警戒度を考えてしなかったのもある。

色々な意識を持ちすぎたがゆえに思いっきり聴牌を逃した事に改めて気づき、
「赤やドラの使い切りのための先切りは基本的な手筋だけど、こういうケースもあるんだな・・・」
とか思った一局だった。





まあちなみに、
次巡に⑥引いて⑦切って、その次巡に七ツモであがりましたけどw

五r六⑥⑥r55 ツモ 七 ドラ 北 八八八(ポン) 五五五(ポン) 

ピンズが場に高かったのもあるし、
ひょっとしたらピンズの場合、あがれなかったかもしれない。
でもカンしたらカンドラがごっそり乗って、ひょっとしたら嶺上にとかいたかもしれない。
真相は闇の中ですけどね。

最後に皆さん改めて、
こういう見落とし減らすためにも、普段から色々なケースを想定しましょうね!
僕も気を付けます^^;

2018年1月22日月曜日

「ミスが無いのに負けた」という考え方の正体

雀竜位A級戦
はい負けました。
降級
2年連続のAから降級。まあつまりB残留か。
https://twitter.com/ClubNPM/status/955033156020707328

去年もまったく同時期に書きましたが、
競技麻雀長くやると「満足できる負け」なんてものはない。
終わった後も今も残念としか言いようがないわけで。
来年も1/4のB級通過を果たしてできるのか・・・したいんだけどさ(T_T)
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/15.html

ちなみに今年の決勝の展望も後日書く予定。
まあ金曜位にアップするかな。

さて本題
今回の15半荘改めて振り替えると、去年と1つ違うのは正直に「内容的にはある程度納得してる」って点。
まあ去年は決勝だけ狙いすぎて完全に自爆した感があったので。

だが改めて考えてみて、
僕と同様に負けた対局で「内容はよかった。でも今日のめぐりじゃなす術はなかった。キリッ」って自称する人は結構いるよな、と思った。
勝った時に「内容も完璧だった」って自称する人よりも多いイメージがある。

んで理由を考えてみた。
まあ「勝った人は謙遜するから」ってが勿論あるのだが、
それ以外にもう一つ、
「負ける日の対局は取れる選択肢が少ない=ミスできるチャンスも少ない」というのがあると思った。
麻雀のゲーム性についての細かい点はこの記事では割愛するが、
その一部として基本的に各局、各半荘において、ある程度の丁半博打を迫られる点がある。

解り易い例として以下の状況
・自分が聴牌。タンピンドラ1の充分形
・親からリーチがかかっている。
大体勝負するだろう。勝負したほうが得な点が多い。
だがそれは逆に言えば、「放銃のリスクを高める行為」ともいえる。
※安定したければベタオリの方がよい。もっとも「完全にマイナスで安定する行為」なので長い目で見ると損なのだが。

これに点棒状況や場況が絡むともっと複雑な選択を迫られるケースも増える。
たとえば上記の局面がある程度点棒を持っている東場でダントツラス目からのリーチ、とかなると悩ましい点が出てくる。
つまり勝った人というのはこういった丁半博打で選択の多くが上手くハマった人なのであり、
負けた人というのはこれらが上手くいかなかった人なのである。

そしてもう一つ、
麻雀には一方的な展開というヤツがある事も考えると、
勝負内容と結果は大きく以下に分類される
① 一方的な勝利(先手・好形・高得点が無条件で多く入った)
② 競り合いでの勝利
③ 競り合いでの敗北
④ 一方的な敗北(選択の機会自体が少なかった)

ここから考えるに、
「内容は良かった」と考える競技選手は④の場合が多いと思われる。
要するにそもそもの与えられたチャンス(丁半博打)の機会が少なかったケース、
まあそこで競り勝てればなんとか勝負にもなったかもだが、残念ながらそれも負けた結果なのだ。

それはミスではない。

もうそこで勝たなきゃアウトだし、最初から機会自体が少ないのだから勝負するしかない。
ただ逆に言えば、
そもそもの丁半博打の機会=難しい選択を迫られるケース、が少ないという事は、
ミスが少ないのは当たり前、とも取れなくもないのである。

まあ結論して
「負けたけど内容は良かった、というのは結構当たり前の事」
改めて考察してそうなったわけだ。

というわけで競技選手の皆さん、肝に銘じましょう!
そしてそれ以前に「そもそも丁半博打の機会をもっと増やせなかったのか?手順はあっていたか?」という見つめ直しを忘れずに^^;

ちょっと細かい麻雀の性質の話なんで、
どのくらいの人に伝わったかが不安な記事でありましたw


さて最後に
巷のフリーとかでよく聞く「放銃してないのに負けた」という言い分、
これは「ミスしてないの負けた」とは全くの別物である。

最大の理由として、
そもそも放銃とは丁半博打の結果であり、
明らかに確率の良い勝負で負ける事は麻雀でも多々あるし、ミスでも何でもないという点である。

そしてあと2つ
・ 明らかに得する可能性が高い丁半博打でも逃げてしまう人がいる点
・ 序盤・中盤のスキルが低い為、丁半博打にもちこめる手に育てる事ができていない事が多い点
これらを考えると
ノー放銃 = ミスが無いどころか、
リターンを得るためのリスクを背負う事すらできない、その状況を作り出せてない、技量不足のケースが多い。
強い人は和了も放銃も多いケースが結構あるし、
それ以上に「放銃0 = ミスは無かった」なんて考えない。

まあこの「放銃してないのに負け」については気が向いた時に別記事でも少々書こうかな。

あー、
改めて今年の公式対局がほぼ終わってしまって虚無感いっぱいなのでありました(T_T)

2018年1月19日金曜日

協会規定の盲点を突いた同卓者への攻撃

今年の雀竜位A級の2日目の朝、
あまりの悪臭に目覚まし時計よりも早く目が覚めた。

一瞬「何だこりゃ・・・」と思ったが、
数秒後に自分の臭いだと気付く。

心当たりは、、、、ある。

前日のA級1日目、
対局が終わった後に同卓者たち親睦を深める為、対局会場近くの焼肉「安々」に行った為である。

ちなみに安安はスリアロスタジオの近くにもあり、麻雀プロの行きつけだったりもする。
定番は「ヤングカルビ」。
値段なんと270円でありながら牛の旨みを存分に堪能できる一品である。

鈴木たろうとか多井隆晴と行くと、
「とりあえずヤングカルビ20人前」とか頼んで、この画像のような超雑焼きを展開する。

https://twitter.com/mt_bigbeach/status/785804724037574656

初日に負ったマイナスへの苛立ちと久々の焼肉という事で、
この日はヤングカルビをはじめ、とにかく肉をひたすら食べまくり、そして飲みまくった。

朝起きたら前日の記憶もおぼろげ、
まあ対局に影響が出ないように無意識にセーブはしてたらしく頭痛等は特に無かったが、
「この酷い臭いじゃ対局者に迷惑がかかるな・・・」
と思い、コンビニでブレスケアと乳製品飲料(カルピス0)を買って対局会場にむかったわけである。

が、ここでふと思った
「どうせならこのままの臭いで対局やって、同卓者に精神攻撃を加える手もあるなあ・・・」

かのプロレスラー、グレート・ムタの毒霧攻撃のように。
別に協会規定には「対局者の嗅覚を攻撃してはいけない」なんてのもない。

そんなアホな事を考えつつ、
僕は数年前に行われた対局について思い出した。
奇しくも今回と同じ雀竜位、B級での出来事である。

当日、
対局の割り振りも決まり卓についたのだが、
その瞬間に今までの競技生活でも味わったことの無いレベルの異臭に気付く。

その原因は同卓者であった後輩のK君だとすぐ気付いた。
K君はガタイが横にも縦にも大きい。
そして職業も肉体労働系の物に従事している。

時間的に不規則な仕事なのもあり、おそらく前日ギリギリまで仕事してて風呂にはいったり着替えたりも出来なかったのだろう。

基本的にそこまで臭いなどを気にしない僕ですら、
「さすがにちょっと臭うな」というレベルだった。
同卓してた女性はもう始まる前からあからさまに不機嫌だったし、もう1人も眉間にシワを寄せていた。
でも「臭いが酷くて対局できない」なんて立会いに言っても多分通らない。

しぶしぶ一半荘を打ちおえた。そしてK君がトップ。
やはり彼の精神攻撃は他3人に確実な効果を与えていたのかもしれない。
これが計算ずくだったとしたら恐ろしい話だ。

雀竜位B級は2半荘を同一面子で打つため、2回戦の準備をする。
K君が「ちょっとコンビニ行って来ます」といって席を立った中、
同卓者3人は顔を寄せ合ってこの嗅覚への攻撃への愚痴と対策についての話をしていた。

そして数分後、
K君が戻り対局が再開された。
「さてもう一半荘我慢するか。麻雀に集中だ」とか思った数秒後、事態の異変に気付く。


さっきまで強烈な汗臭さを放っていたK君から、
強烈なデオドラントスプレーの臭いがしてきたのだ。

多分スプレー缶1本分をまるまる使ったと思われる強烈なシトラスの香り、
そしてもともとの汗臭さもあいまって地獄のような香りがしてくる、
5分前からの唐突なこの香りの模様替え、
もはや集中を保つことができず配牌をとりながら笑いをかみ殺していた。

が、ついに他同卓者は我慢できなくなったらしい
「立会人ちょっと!臭くてさすがに無理です!!」

というわけで臭いが抜けるまでしばらく対局は中断となった。
「風呂くらい入れ」「何故無香料にしなかった」とか色々な苦情が飛び交うも、協会規定で失格とかは特にできない。
ちなみにこの攻撃の結果か否かは知らないが、彼は次の半荘もトップで連勝、同卓者は色々な意味で精神をやられた(この年僕はあっさりC級に降級)。

まあ次の総会で「各自、身だしなみには十分に気を使ってください!」とかいう勧告が出たとか出ないとか。

そんなK君との熾烈な戦いを思い出し、
目の前のブレスケアとカルピスを見る。
「・・・・捨てるか?」

でも数秒後に思いとどまる。(当たり前か)
まだまだ続く競技生活、そんな姑息なことをやったら色々な意味でピリオドが打たれてしまう可能性がある。
たとえ負けてもクリーンに!キリッ
※こんな発想が出てくる時点でちょっと問題がある気もするが

そして迎えたA級2日目、
まったくもってさえない結果で現在以下のように約▲100P。
「毒霧攻撃しとけばよかった・・・」とかちょっとだけ思った(嘘)

https://twitter.com/ClubNPM/status/949938699411767296

さて今週末1/21(日)がその続き、第16期雀竜A級の最終節、つまり今期の決勝メンバーが決定する大一番である。
正直に僕自身は残留がメインの戦いになるが、決勝だって諦めたくない。
おわったら色々と書くことはあるがまずはいつもどおりに、と言ったところで頑張りたい。
場合によっては毒霧攻撃も検討しつつ。

やってやります。キリッ

・・・まあ最後に真面目な話、
我々のやってる競技麻雀は同卓者3人はもちろん、
場合によっては観戦者もいますし、放送だってあります。
皆さん他人に不快感を与えない程度の身だしなみは気をつけましょうね、
本当に。