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2018年8月16日木曜日

フリー麻雀での出来事 その8 ミスは誰でもする、大事なのは回数を減らす事とミス後の対応である

ちょっとまず昔とある対局であった事を書こうと思う。

13年ほど前のリーグ戦にて、
親番で5巡目にこんな聴牌をした時の事だった。
七八九③④⑤⑥⑧11456 ドラ4

とりあえずのダマテンとしたのだが、
直後によく見ると自分が1巡目に①を切っていた事、そして⑤が既に場に2枚見えてた事に気づく。
「さすがにこれは即リーだった」と反省。
それこそ次の巡目に開き直ってツモ切りリーチをかければよかったのだが、
なんとなく既にミスをしている事を理由に躊躇をしてしまい、そのまま他家にあがられて親流れとなったのである。

するとそれを見ていたとある先輩が半荘終了後に声をかけてきた。
先輩「即リーしないの?」
『いやミスです。即リーでした。切った直後に気づきました。』
先輩「じゃあ次巡にツモ切りリーチしなかったのは?」
『なんか躊躇してしまって・・・・』
先輩「あのね、別にミスは普通に誰でもやるよ。でもそれに気づいたら多少の恥や不利を気にせず少しでもリカバリーする事を考えたほうが良い。」
『・・・』
先輩「あの局面ならダマ続行するより1巡でも早くリーチした方がいいんじゃないの?カラ切りリーチの方が有利と思ってたならまだわかるけど、ただ躊躇してダマ続行したなら正直にヌルい。」
『そうですね。次から恥を承知でリーチします。ありがとうございます^^』


この時、「人間は自分の非を自分から認める事がなかなかできない」という本質を思い出した。
ばれないミスは基本的に隠し通したいし、
自分から「ミスしました」「間違ってました」と公言する事は簡単ではない。
それは麻雀ごときにおいてすらなかなかできないのだ。
でも競技として麻雀を打つ身の人は、そんな状況でも恥を承知で「その後の最善手」を打たなければならない。
ミスをするのは罪だが、それに気づいても挽回しようとせず傷口を広げるのはもっと罪である。

さて先日のフリーにてその事を思い出すこんな出来事があった。
東家を除いた3人がオーラスあがりトップの激戦、
その中で西家の自分は4巡目に既に以下の手となっていた。
二三三三四五②②③⑧⑧34 ドラ⑧

この好形、「ソーズ以外のタンヤオ牌は仕掛けよう」と思ってみていると、
上家が四を切る。
速攻で四三五でチーして打二とした




大事な事なのでもう一度書く。
四三五でチーして打二とした。
そして以下の形となった。
三三四②②③⑧⑧34 四三五(チー) ドラ⑧

(・・;)
(・・;)
(・・;)
まあ要するに「隣の牌をうっかり切ってしまった」わけである。
切った後に手牌を見下ろして目が点になる私。
もう何年振りか覚えてないぐらいに久々にやらかして顔から火がでそうになった。

いやしかしこうなると「やむなし!開き直るのが大事!」と瞬時に心を入れ替えねばならない。
直後に上家が自分が切ったばっかりの二を切ってくる。
もう恥も臆面もなくチーして打三
②②③⑧⑧34 二三四(チー) 四三五(チー) ドラ⑧

前巡に副露して切った牌をいきなり再度チーした僕に同卓者3人の「何考えてんだコイツ」という冷たい視線が飛んでくる。
でもここで日和ってはいけない。大事なことはミスをリカバーする事である。
そしてチーのおかげでツモのガレナーを引き寄せ、3巡後にはマンガンを和了。トップとなったのである。キリッ
②②⑧⑧⑧34 ツモ 5 二三四(チー) 四三五(チー) ドラ⑧


もしも二のチー「恥ずかしい」という理由でスルーしていたら、
ライバル2人、もしくは親に和了されていた可能性はあるだろう。
ここで躊躇しなかった事こそ勝因なのである。(いやそもそも切り間違えなきゃ良かったのだが)

でもまあさすがの麻雀において厚顔無恥な私でも、
二を上家に切られた時に「これチーするとか人としてどうなのよ」とちょっとは思ったとだけ最後に書いとく。

しかしマジで今年は切り間違えがやたら多くて、
加齢による脳細胞の低下がちょっと心配な今日この頃であった(T_T)
本当に気を付けよう。打半数ももうちょっと増やさねば、、、、

●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2018年8月10日金曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その11:2018年夏の猛暑の事故を見て思った事

立秋をむかえ一応今年も秋に突入したらしい。
相変わらずのクソ暑さで全然そんな感じがしないが。

さて今年の夏は観測史上に例がない異常な暑さに見舞われた夏だった。
そんな中で熱中症で倒れる人たちも例を見ない数となったと聞いている。
愛知県のとある小学校では小1男児が熱中症により死亡する痛ましい事故も起こった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180718-00010018-fnnprimev-soci

「今まで何も大きな問題なく行われてきたことだったので、やめるという判断が自分の方ではできかねました」という校長の説明、
過去に例のない猛暑にも拘わらず移動中の水分補給を制限した例年の通りのやり方、
こういった学校側の熱中症に対する認識の甘さが非難されている。

まあただ今回の事件、
学校側や現場の認識の甘さという問題にプラスして、
「どんな変化が起きようとも盲目的に”今まで通りのルールを順守することを優先する”」
という人間の習性ってやつをちょっと見た気がした。

さて皆さん、かの世界的名作であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子さま」にて、
王子さまが訪れたいくつかの可笑しな惑星の中に「街頭と点灯夫のいる星」というのがあるのをご存知だろうか?
https://nakabiblio.exblog.jp/5678913/

・その星は小さくて街頭と点灯夫しかいない
・彼は1分たつと街頭に火をつけて、1分たつと消している。休む事すらできない。
・その星は昔はもっとゆっくり自転していた。その頃は点灯夫もゆっくり休めた。
・時点速度は変化したが命令だけは変化しない。結果点灯夫は苦しんでいる。

そもそも点灯夫は自分のやってる仕事の意味も明確には把握せず命令に従っているのみ。
環境が変化してるのに命令だけは変化してない事が異常事態を招いてる事も把握している。
でもルールを破ろうとはしないのである。

人間は社会的集団の中で生きていく生き物である一方、こういった行動習性を見せるケースは歴史を見てもしばしば見受けられる。
ルールを破ったり守ったりする労力、それに発生する責任、こういったものを回避したい怠惰な本質が人間にはあるのだ。

いざ問題が起きたときに、「今までどおりにやってました」という言い分は非常に便利な逃げ口上になるし、
「なんでルールを破った」「なんで今までどおりにしなかった」という事態になると個人の責任問題になってしまうケースも多い。
その結果、
現状に特に疑問を感じず、いや疑問を感じていようと、既存のルールや過去の事例の踏襲を第一にしてしまうのである。

ただまあ個人でリスクを負ってまで柔軟な対応を出来る、実はなかなかに勇気がいるのは、社会に生きてりゃわかる事で。
また人間社会の秩序のためにもルールの遵守ってのも大事でこのバランスこそ大事だったりと難しい部分も多い。

今年の猛暑そして上記の事件、これらが結構今回の記事で書いたような人間の本質をあらわしてるのかもとか思ったのであった。


まあとりあえず、
来年は今年の事例を基に事故が0となる事を祈りたい。
でもそれ以上にそもそも来年はこんなクソ熱い夏にならない事を祈ってるけどね!

2018年8月8日水曜日

Mリーグドラフト会議を終えての正直な感想

まず結果は以下の通り。

ツイッターでつぶやいたけどね、
「協会にとって屈辱的な結果」と正直に本音を書いときたい。
3巡目まで「日本プロ麻雀協会」ってアナウンスが一回も流れなかったときに、
会場の協会席がお通夜になりかけてましたよ・・・

もともと自分の事前予想からすれば
◎たろう
▲松本
▲金
くらいだった。
その他の選手や女流も含めて3人選ばれればOK,せめて2人は、、
って考えてた中で3巡目までたろうさんすら呼ばれないってのはさすがに全体がざわつきましたね、ハイ。

最終的な数でも
連盟 11
最高位戦 6
協会 2
RMU 1
μ 1

連盟は勿論だけど最高位戦にも大きく水をあけられる結果に。
そりゃ連盟はもともと業界の最王手、
最高位戦の近年の色々な活動の充実っぷりを見れば5年前に比べて協会との溝は広がってるとも感じてた。
でも自分が思ってた以上に厳しい現実を叩きつけられた、というのが本音。

特に金が選ばれなかったのは僕的にショックが大きい。
「雀王」ってタイトル、言うなら協会のブランド価値が世間から低く見られた事実とも取れる、
それを築けてきていない点で協会の一員として金に申し訳ない気分にもなったりした。

今後もっと協会の知名度アップが必要だろうし、その為に何が出来るか個人個人も考えなきゃならないのだろう。
協会と企業のパイプ作りだって必要になるかもしれない。
この為に協会全体で何が出来るかっても改めて考えなきゃならない所だろう。
とまあ協会員としての感想はとりあえずそんなところ。


一方で麻雀プロとして、競技マニアとしての感想を。
正直に「21人となるとそれなりに妥当な人選かも」と思うところもある。
まあ企業によっては団体とそのままのパイプが生かされた所もあったけど。(この点で協会の弱さが今回露骨に出た結果にも見えた)
ただそれでも「競技マニアと一般企業の視点のギャップ」ってやつを改めて感じてしまった部分もある。

早い話、
僕が「打ち手として今もっとも旬」と思う人が結構漏れてたりと。
でもまあこれは「今までの知名度」「これからの可能性」どっちを取るかという部分もあるとは思うが。。。

ただ改めて、
今回のMリーグが「麻雀の明るい可能性」を示すことは出来たと思う一方で、
「麻雀プロのチャンスの可能性」、言うなら「麻雀プロは技術を高めれば世間でも認めてもらえるチャンスがある」っていう構図、
これを業界内部に、特に若手に強く感じてもらう、
僕が望んでたこの点については「まだまだ先の話なのかもなあ・・・」
と思った部分が強い。


まあこれは仕方ないと割り切りたい部分もある。
企業だって慈善事業でやってるわけじゃない。
ましてや今回のMリーグ第1期はマスメディアへのアピールって点が一番大事だろう。
ただ、それでも、、、って思うところが全くないか?と聞かれるとウソになる。

終わった後にとあるベテランプロ(かなり実績ある人)がボソっと言ってた。
「世間がどう思ってるか知らないけど俺は結構悔しいんだぜ。
一生懸命研究してきたし実績だって作ってきたし、今だって頑張ってる。
でもこの結果見るとそれらは認められなかった。そして認められる日が来るとしてもまだまだ先なんだろう、って」

僕よりも圧倒的に悔しい思いをした人が、会場にはもっといたに違いないのだろう。
麻雀に真摯で、高い技術を求めて研究をつづけた人が報われる、
そんな時代はまだまだ先なのかもしれない。
長年この業界を見てきた競技マニアの視点からするとその雑感は抱かずにいられなかった。
Mリーガーの人達にこういう人の思いをちょっとでも組んで頑張ってもらいたいと僕としは願いますね。

でもそういった世界を作るうえで、これが始まりになると信じたい。
これは業界の誰もが思うところである。
その為にも今回の21人が最高のショーを見せてくれることを期待したい。
無論業界関係者としてもりあげたい。

そして協会の知名度向上、
世間は勿論、企業に対する知名度とパイプ、
これは本当に協会首脳部は勿論、一人一人がもっと意欲的に取り組まなきゃならんのだろうなあ、
そんな色々な事を思った一日でした。

願わくば、
Mリーグが盛り上がり、
そして協会がさらにブランド力を高め良い打ち手が認められ、
そして数年後には多くのMリーガーを輩出している、
そんな未来を目指したいですね。


ちなみにそそくさと帰ろうと思ったら怪しい二人に拉致されたのでした。

ちなみに住んでるところが同じ駅なので、この後小川も含めて四人でおいしくお酒飲んだだけです。皆様ご安心ください。