follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年6月18日月曜日

麻雀漫画について書いてみる⑯ 雀鬼サマへの道

今日紹介するのは1996年~2002年に「近代麻雀 ゴールド」にて連載されていた谷口亜夢先生の「雀鬼サマへの道 」
※画像をクリックするとkindleに飛びます

今30歳前後の人には「雀鬼流」についてほとんど知らない人が多いと思うが、
僕がプロになった10数年前、雀鬼流は業界内で高い知名度と人気を誇っているコンテンツだった記憶がある。

竹書房が雀鬼流をメインに扱った月刊誌「近代麻雀 ゴールド」を発行し、
その中で雀鬼について扱っている漫画やレポートも数多く取り広げられ、
雀鬼こと桜井章一氏や雀鬼流四天王、
雀鬼流のリーグ戦についての情報は毎月入ってきていた。

この漫画はそんな雀鬼流に魅せられた谷口先生が、
雀鬼流道場「牌の音」に通い、そこでの体験や知識を基に書いた漫画である。


雀鬼流についての説明、
その中で戦略や桜井氏の考え方、
これらが内容の大半の雀鬼流入門書的な漫画でありながら、
コミカルな絵と所々の笑いを交えた柔らかい作調であり、
巷の一般麻雀ファンにはちょっととっつきにくい感のあった「雀鬼流」のファン層拡大に貢献した作品、と個人的には思っている。
実は僕もこの作品を入り口に雀鬼流にちょっとだけ興味を持ち、下北沢の「牌の音」に足を運んだ。
当時の道場長だった村瀬さんのお人柄もあって結構「面白い」と感じてその後も6、7回は通ったっけな
※そこからとある事がきっかけで通うの辞めました。これも含めて牌の音についての思い出は別記事でちょっと書こうかな


さて上述の通りこの漫画の内容の大半は雀鬼流のルールおよび桜井氏の麻雀に対する見解である。
雀鬼流のルールの主な特徴が以下の通り
① 第一打の字牌切り禁止
② 聴牌までドラ切り禁止
③ マルAを意識した南2局以降の打牌制約
それ自体が巷の麻雀とかけ離れている点が多いので、書いてる内容もそれとかけ離れた点が多い。
というかこれを差し引いても麻雀の「責任」や「流れ」って観点が強い作風は「読んだら麻雀強くなる」とは、僕の目線からするとお世辞にも言えない^^;
土田先生の大ファンとか、とにかく麻雀のオカルト論が大好きな人は読んでて面白いかもだが、「強くなりたい」と思ってる麻雀初心者・中級者に勧めるかと聞かれると僕としてはNOである。。

ただ競技選手等が「知識の幅拡大」と考えて読むのは悪くないかもな、と思ったりもする。
現代は色々な理論が発達し、それをネットから手軽に拾える中で「自分の知識から大きく外れた考え方」って奴にひたすら拒絶反応を示す若手が多いけど、
以前に以下記事でも書いた通り、「更なる上達」ってものを目指す人が自分のフィールドから明らかに一線を画した異なる考え方に触れる事は結構大事ではある。
まあこの漫画の場合は、「外れすぎてる」って可能性もあるがw
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/04/blog-post_30.html

更に言えば麻雀の心がまえとかについてあながち間違ってないと僕が思う点は多い。
参考までにその一コマ
全体的に自身を「初心者」とこき下ろし、桜井氏を「神様」として表現した上でのコミカルな表現は漫画としても面白いです。
まあこの記事書いた理由の一つが、現在kindleで全巻読み放題だった事を先日知ったからなので、興味のある人は知識拡大の為にも読んでみてください^^
でもこの作品の内容をすべて鵜呑みにしてしまうのだけは勧めません。あしからずw

あとこのブログでも麻雀上達するための「考え方」って点は色々と書いて以下にまとめているので、それも参考までに!w
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_78.html

●まとめ:麻雀漫画について書いてみる
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_57.html

2018年6月15日金曜日

丸の内サディスティック

女性シンガーソングライターである椎名林檎の「丸の内サディステック」という曲がある。

ずっと憧れていた大都会東京に上京したOL、
だたつまらない仕事と平行線の給料の中で悶々とした毎日に押しつぶされそうになる中、
唯一の趣味である音楽に癒されながら、
やがてパブでバイトをはじめ、
人生に倦怠感を感じながらも生きていく、
そんな鬱々とした大都会に生きる女性の日常を椎名林檎らしい散文的な歌詞とノスタルジックなメロディーで奏でた名曲である。


つい先日、ふとした事で珍しく麻雀関係以外の若い子と酒を飲む機会があった。
んで飲み会の場所に丸の内を指定され、ふとこの曲の事が頭にうかんだわけである。
まあ長い間麻雀業界で生きてると、
若い子と知り合う機会はそれなりに増えるが、麻雀やってない人と仲良くなる機会があまりないw
いや会社で社交性とかもっと頑張って発揮すれば作れるかもだが、話があわないんだもん・・・
というか「麻雀プロ業界に話が合う人が多すぎるゆえに会社で社交性を発揮しない」というのは、
会社員麻雀プロによくみられる特徴の一つであるw

んでまあ徒然と色々な話をしたが特にそんなに斬新な内容があったわけでもなかった^^;
仕事への悶々とした感覚、
趣味の話、
身の回りの人へのちょっとした悪口、
「モテるでしょ?」と聞くと「全然です」という回答、
そして椎名林檎が表現したような日々に対する漠然とした感覚、
同年代の人達が心に抱えてる事なんて似たようなものかもな、、、と思ったわけだ。
ただ麻雀界の若い子達は独特の悩み抱えてるケースは多かったりする印象があるが^^;

そして物凄く健全に21時解散とかになった。
別にガッカリとかは(ry


そのまま帰るのもなんか早いなと思ったので、
帰りに一人で久々に「丸の内ブリックススクエア」に立ち寄った。
自分が「代々木ヴィレッジ」と並んで都内で特に気に入っている空間である。

週末の夜に思い思いの時間を過ごしている人たちと綺麗な街並みを見ながら、
さきほどまでの話を思い出し、「麻雀プロやってなかったら自分はどんな生活送ってたかな・・・・」という点をちょっと考えていた。
まあやはり麻雀プロをやっていない純社会人と話をすると、この事を思い浮かべる事が多い。

、、、だが考えれば考えるほど武中進の人生は麻雀プロって道を避けることができた気がしないのであるw
21歳の時に大学の留年が決まり(1単位足らず)、
どうせなら余った時間を使って何かやろうと日本プロ麻雀協会の門を叩いた。
もし留年してなかったら多分この時には麻雀プロにはならなかっただろう。ただその数年後にはなってたと思うw

既にフリー雀荘にも行って一人で平然と麻雀打ってた麻雀バカが、
社会人として持て余している時間を使って競技麻雀をやり始める姿は想像に難くない。

でもその場合は大浜とか宮崎とか蔵あたりが「先輩」とかいう精神的によろしくない構図が想像できるし、そういう意味では「早めになっといてよかった」位の感覚しかない。
まあ「早すぎたかも」と後悔する点も多少はあるがw、結局は多少の形は違えど似たようなルートを通ったんじゃないかな、とか思う。
そんな事を考えながら散歩を終えて一人丸の内線に乗って帰路についた。

さて、
この時期の会社員麻雀プロは平日が終われば土日は大体対局である。
今週末も頑張ろうか。
土曜はリーグ戦前半折り返しの第5節、勝負所。
そして日曜日はAリーグ解説、久々である。
解説の放送URLは以下です。
是非ご視聴とTSを^^

ニコ生 http://live.nicovideo.jp/gate/lv313602112
Fresh! https://freshlive.tv/threearrows-ch/214542

ちなみに話を聞いてわかったのだが、
どうもその子は丸の内で働いているわけでなく、たまたま通勤経路的にここが良かっただけだったらしい。丸の内サディスティックじゃなかった・・・
あと文中でその子の性別については名言を控えている点も察して頂け(ry

2018年6月13日水曜日

麻雀の国際化を目指すうえでの意外な(?)落とし穴

テレビ東京の番組でベラルーシの将棋をこよなく愛する少女についての特集をやっていた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/2018/017236.html

昨年はポーランド人のカロリーナ・ステチェンスカさんが初の外国籍の女流棋士になったりと、将棋も着々と国際化の一途をたどっているのではないかと感じてしまう。
これも近年のネット生放送の普及の効果もあるのではないだろうか。

、、、が、
そんな遠い異国の少女が将棋を愛する中、将棋にまるで興味を示さない我が家の相方w

相方「外国の人がチェスじゃなくて将棋やるのって意外」
『そう?将棋の方が選択肢の多いゲームって言われてるし、のめりこむ人が居ても不思議じゃないけど』
相方「だってさ、、、」
『?』
相方「こんな日本人しか読めないような漢字で書いてある物見てよく拒絶反応起きないよね。私だったらタイ語とかアラビア語で書かれた駒とか見たらその時点で無理そう^^」
『・・・なるほど。確かに。』
相方「そういう点でもお洒落でわかりやすい駒のチェスの方が色々な国の人がとっつきやすいと思うんだよね^^」

それをいわれて改めて将棋の駒を見てみる。


世界的にも極めて珍しく複雑な漢字の表記
たしかにアルファベット文化圏の人がこの形状を観たら、ルール云々の前に拒絶をしても不思議じゃないかもしれない。
将棋を幼い頃から知っていた僕としては今まであまり考えたことが無かった視点が斬新だった。

相方「そういえばね、前から思ってたんだけど、麻雀牌もちょっと外人には解りづらいよね。」


相方「特に一番上の漢字だけのヤツ。日本人の私達からすればこれが一番解りやすいかもだけど、外人さんからしたらこれが文句無く一番わかりづらいと思うよ。」
『・・・』

今まであまり考えたことも無かった。
中学一年の時に麻雀覚えたとき、一番解りやすいのはマンズだったしその後色々な人に麻雀教えるときもマンズの説明が文句無く一番楽だった。
が、外人という視点からするとこれが一番解りにくい、というのはもっともだ。

そしてピンズが一番全世界の人がわかりやすい、という結論にもなったわけである。

今後将棋は勿論だが麻雀もますますの国際化というのを狙っていくことになるだろう。
実際に近年から始まった国際公式ルールによる世界大会、これは今後も継続していくだろうし、それ以外でも「リーチ麻雀」って物をもっと多くの外人がたしなめる環境づくりは結構大事だと思う。

が、それをなし得るために、
我々が今まで当たり前に使ってきた道具に色々と落とし穴があるのかもなあ、
と思った一日であった。
実際に将棋と囲碁の競技人口を比較すると、
国内については将棋が2,3倍のシェアを持っている一方で、海外になるとこれが逆転するとも言われている。
囲碁の白黒コマは外人にとって拒否反応がない、と言われてもうなずるし、
かの名作「ヒカルの碁」でも中国・韓国はもちろん欧米人の競技愛好家も描かれていたりする。

まあでも、
明日からいきなり将棋の王、金、銀とかがKing・Gold・Silverとかに表記変更されても違和感あるし、
麻雀のマンズがいきなり一,二、三から1,2,3とかの数字表記になっても違和感がある。
いや、「すぐ慣れる。」と言われりゃそうかもしれないが、それでもやっぱ抵抗がある。
でも麻雀の国際化の為にはルールの簡略化とか以前にまずはそういう既定観念をブチ破って色々な国の人が違和感無く楽しみやすい物にしなきゃなのかもなあ、
と思ったのでありました。