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2019年2月18日月曜日

2月になりG1タイトルが続々と決着する中で

すでに1月も終わり2月になり、今年度もそろそろ終わりに近づいているこの時期、
今月になって各団体のビッグタイトルが続々と行われ決着している。

まずやはり昨日行われた我が団体の第17期雀竜位、
現雀王戦Aリーグの矢島亨が優勝。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1097068440773308416

協会の公式タイトルは幾つかあるが、その中で一番大きな三つが
・雀王位
・雀竜位
・日本オープン
となるだろう。

この中の複数タイトルを取った人間と言えば、
鍛冶田良一と小倉孝(二人とも雀王位・雀竜位を獲得)、そして渋川難波(雀竜位・日本オープン)だったが、
矢島が4人目となった上、現在彼がAリーグにいる事を考えると渋川と共に史上初の三冠に一番近い男ともいえる。

更に彼は他の協会公式タイトルである新人王戦、オータムCSも含めた男子が出場可能な全5タイトルでの決勝進出、
これも小倉に次ぐ2人目の快挙となった。
※こうして書くと改めての小倉の凄さも認識させられる。

さて矢島についてもうちょい書くと、
彼を象徴する言葉を一つ選ぶなら「若さ」である。
見た目の若さ、スキンケアだの化粧だのといった女子力の高さ、これに定評がまずあるが、
麻雀の若さ、これも中々に凄い。

矢島が優勝を果たした第13回日本オープン、
この時観戦記内で僕は矢島を「自分のスタイルを信じながら常に疑いを持って研究している健全な懐疑心が彼の強み」と言ったりした(ぶっちゃけ言った記憶があんまないがw)、。
麻雀において色々な刺激と情報を入れつづける「若さ」への意識の高い男だ。
http://www.npm2001.com/nihonopen/13-nop.html

ただそんな彼、
見た目や麻雀の若さとは相反して会話の内容は基本的にオヤジである。
話せば話すほど彼がアラフォーだという事を認識させられるオヤジギャグのオンパレード。
まだ彼と話をした事がない新人の方とかはご注意ください。


さて一方で最高位戦主催のG1タイトル發王位、
最高位戦現役Aリーガー中嶋和正が優勝。
途中までの大量リードの中、他者3人の猛追を振り切っての優勝。
https://twitter.com/saikouisen/status/1094906019577122816

中嶋の繊細さな技術と勝負度胸、その両方が伺える凄い内容だったと思う。
同じく最高位戦の近藤さん、坂本の技術の高さも見えるまさに名勝負だった。
中嶋とも結構長い付き合いなので、この優勝は本当にうれしい。

さて彼は麻雀打ちとして実績・実力とも認められた一流の男であり、
人狼プレイヤーとしても一流の実力と愛すべきキャラクターで知られる男、
でも一方でその数々の世間離れした行動で親しい仲の人には「ゆとり」と呼ばれる男でもある。
前にその一部を以下記事で紹介しているので興味ある人はどうぞ。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/10/blog-post_17.html

そしてそんな中嶋さんは絶賛彼女募集中です。
長野に在住しているので中々出会いがない、と嘆いております。
中部地本の皆さん今がチャンスです!

でもコイツと交際をする場合、小動物を愛でる気分で接するのを勧めます。
ちなみに東京に在住していた時の事、
とある最高位戦の先輩(吉祥寺勤務のバーテンダーさん)が、
「中嶋に彼女を作ってあげたい」と考えて店の常連さんと彼のデートをセッティングしてあげた事があるのだが
その結果
「後日話を聞いて、あまりにも女性をリードできないゆとり行動の数々に相手の女性に本当に申し訳ない気分になった」
と愚痴ってたエピソードもあるとかないとか。(※詳細はここで書くと怒られるかもなので割愛。)
でも根は心優しいいい男、かつ麻雀も仕事も人狼もばっちり、そんな彼に興味がある方は是非!


と、
まあそんなこんなで色々と書きたい放題したけど、
同世代とかの人達が大きなタイトル取ると「僕も負けてられないなあ」と麻雀意欲がわく。
おなじく2月に行われた連盟の鳳凰位、吉田直さんが初戴冠で涙してたのもやっぱ凄い胸をうたれたし。
勝ちたいねえ・・・

いよいよ4月のリーグ戦も近づいてきて、色々と思う事が多いこの時期。
まあその前に日本オープンあるけどね。
やっちゃいたいね。
とりあえず、
魚谷侑未の連覇は俺が阻止する!キリッ
と書いとくかw

2019年2月13日水曜日

将棋に囲碁に麻雀に人狼、ネットとリアルで差が大きいのは?

とある日、
雀荘の待ち席でPCをいじっているお客さん、
よく見るとインターネット将棋をしていた。

インターネットによる対戦ソフトウェアは麻雀だけでなく、
将棋や囲碁にも当然ある。ほかのゲームも山ほどある。
かの漫画「ヒカルの碁」ではこのネットが物語のキーの一つとなっており、
主人公に憑依した「藤原佐為」が”この中であれば自由に打てる”、と連勝を続けて世界中に「謎の最強棋士」として噂されたりしていた。

んで改めて将棋やってるおっちゃんを見てて
「将棋や碁もネットとリアルで差ってあんのかね?(・・;)」
とふと思った。

ちなみに以前に以下記事で触れた通り、麻雀にはこの差がちょっとだけだが存在する。
アナログゲームを機械側に落とす以上、「デジタル化による細かい情報の欠落」ってのは間違いなくあるのだ。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/11/2.html

麻雀だったら
・点数計算や多面待ち判断といった細かいスキル
・相手の表情や視線、微妙な判断の迷いから出る間、といった2次的情報要素
ネット麻雀だとこれらほぼそぎ落とされる。(逆に追加される要素もあるが)
リアル麻雀に触れまくってきた身からすると「根本は同じだが本当に微妙な細部は別ゲー」がネットとリアルに感じる感覚だろうか。

これが将棋や囲碁だとどうなんだろう。
僕は将棋なんて初級者レベルだし、囲碁はほとんどルールすらわからない、
よってリアルとネットで生まれる差って奴がわからんが、
まあ察するに「あったとしてもほぼ微差」とは思うが。

さて一方で、
「かなり別ゲー」と僕が思うのはやはり「ネット人狼」と「リアル人狼」である。
こればかりは本当に別ゲー要素が強い。
人狼はそもそも数字的・理論的に判断できる範囲はごく一部(縄カウントや投票履歴くらい)である。
議論の中核にはなれど麻雀と比べてもやはり大半はそれ以外の2次的情報要素が占める部分は大きい。
つまりリアル人狼ならば会話する人の表情や語調などの微妙なニュアンスは結構大きな判断材料になっている。
にもかかわらず一方のネットだとこれらがほぼカットされるわけだ。
チャット形式であろうがスカイプ形式だろうが、やはりリアルとの隔たりは大きいだろう。
こうなるとリアル派とネット派で大きくゲームや戦術への価値観が異なるのもうなずける。
僕は基本的にはリアル人狼派だが、かって結構「人狼パーティー」をやってた中で、ゲーム性の違いに戸惑った経験はある。


・・・・ところがどっこい、
にもかかわらず僕が見てきた限り「ネットへの拒絶反応」って奴は人狼勢より麻雀勢のほうが強い(強かった)と感じる。
「ネット強者=リアルでは弱い」といまだに主張する人は麻雀ではゴロゴロいる一方で、人狼だとそれをあまり見かけない。
僕の人狼経験数が麻雀と比べてリアル・ネットともに少ないだけでただの気のせいなのかもしれないが、「ネット=リアルでは弱い」って議論をほとんど聞かないのだ。

こうなるとゲーム性とか関係無いのかね。
やはりプレイしている人たちの平均年齢の違いなんだろうか。
そうなると将棋とか囲碁でも「ネット強者=リアルでは弱い」とか考える人がいたりするのだろうか。
僕にはよく解らない主張に見えるがw

とまあネット将棋を嗜んでるおっちゃんを見て色々と思った2月の夜であった。
今度将棋棋士の人とかに見解聞いてみよっと。

2019年2月11日月曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その15:リンカーンは実は平等主義者ではなかった、というお話

明日の日付からちょうど210年前、
1809年2月12日は、
世界の多くの人達が知っているとある偉人の誕生日である。



エイブラハム・リンカーン。
第16代アメリカ合衆国大統領であり、「奴隷解放宣言」でアメリカ国内の黒人に対する人権確立の礎を築いた奴隷解放の父、
そして敵対勢力の支持者により1865年4月14日に暗殺されている。

と歴史の教科書には書かれている彼だが、
実は彼は平等主義者でもなんでもないどころか、かなりの差別主義者だった、という事をご存じだろうか?
実際に彼はアメリカの先住民であるインディアンにはすさまじいレベルの弾圧をしている。

その内容を簡単に言えば
その1
「インディアンさん。あんたら邪魔だから引っ越して。代々の土地とか知ったこっちゃない。でも迷惑料は一応あげるよ。」

その2
「ふう、引っ越したか。。。。迷惑料?もったいないからやっぱあげない。」

その3
「・・・・なに逆らうの?じゃあ処刑ね。リーダー格数十名、全員処刑。」

リンカーンの”People”にインディアンは含まれていなかった、といわれた位である。

じゃあそのリンカーンがなぜ黒人には奴隷解放という平等主義施策をとったのか。
彼がインディアンはキライでその他人種は好きだったから?
その可能性も0ではないが、これには当時のアメリカの経済事情があった=リンカーンは黒人の人権自体には大きな関心は無かった、というのが結構有力な説としてある。
これについて今日は簡単に述べたいかと。

※黒人奴隷問題は多くの歴史と側面を抱えており、ここに書く事もあくまで説の一つでしかありません。あしからず。


さて、
「南北戦争」という言葉はリンカーンとセットで聞いた事ある人が多いだろう。
この奴隷解放宣言の前後の時期、アメリカは南北に分かれて戦争を行った。
あまり教科書では明記されてないが、この時南部は「アメリカ連合国」という独立国家宣言までしてるのだから、本当にシャレにならないレベルでの分離だったのである。

その背景をちょっと書く。
当時のアメリカは南北で主産業が真っ二つに分かれていた。
・北部 重工業(白人労働者中心)
・南部 綿花栽培(黒人奴隷を使ったプランテーション農業)
そしてどっちが国に大きな富をもたらしていたか?
実は南部である。

当時は英国で産業革命が起きた影響で、綿花の需要は非常に高くなっていた。
特にその中心であるイギリスはインドを植民地化しての栽培だけではその需要を賄いきれず、アメリカの安価で安定した品質の綿花に対する需要も非常に高かった。
一方で北部の工業製品は対外貿易で大した利益は落としていなかった。
なんせ貿易相手の欧州、特にイギリスは産業革命直後でありアメリカとの技術差は圧倒的だったわけだ。
当時のアメリカはイギリスからの製品に高い関税をかけて国内工業の保護をしている状態だったといえる。

ただ「これからは工業の時代」と考えていたアメリカ中央政府は、
このような関税による工業保護はもちろんの事、
南部が綿花で稼いだお金をどんどん北部の国内投資に回していた。

まあつまり当時の南部には
「俺たちが稼いでる金をどんどん北部にまわしやがって!ちょっとくらい美味しい思いをさせろよ!」という不満が結構あったのだ。
そしてこんな時代に「自由貿易=関税の軽減、撤廃」という動きについての論争も起きていた。

先述のように北部は関税を撤廃されると英国製品がどんどん輸入されて困る。
一方で南部は自由化してどんどん綿花を輸出したい。
ますます世論は南北で割れていったわけである。
そんな中で北部側の政治家だったリンカーンが大統領に就任、
そうなると南部の主張はますます不利になる。
さらにリンカーンはここで奴隷制度廃止についても言及しはじめる。
改めて書くが、
・北部は奴隷に頼らない経済体制を強いているから奴隷制度は不要
・南部は奴隷が廃止されれば綿花栽培の農業体制=産業体制が瓦解しかねない
という事実、つまり「奴隷解放は北部にとっては大きな障害にならないが、南部にとっては大問題」という点、
そして国際的にも支援や賛同が得られやすい施策という点、
リンカーンの中に北部中心の経済体制を頑強なものにするための南部への攻撃意思が多少なりともあった感は否めない。

そしてこれらにより南部は北部から離脱して「アメリカ連合国」を結成、直後に南北戦争が始まる。

当初はこの戦争、南部が優勢だった。
なんせ南部は自分たちの死活問題から独立と戦争をはじめたわけで士気も高かった。
かの有名なリー将軍が指揮していたのもあり連勝を続ける。
、、、がしばらくたつと北部との経済力の差、そして重工業技術による兵器差により押され始める。

そして奴隷解放宣言、
これにより「黒人の奴隷化に拘る悪の集団」と他国にもみなされた南部は国際的に孤立、
そしてあっさりと敗北するのだった。

ゆうならリンカーンの奴隷解放宣言は上述のとおり北部有利な経済状況を作るための施策であり、そして南北戦争における「とどめ」に使われた、
という歴史的観点はぬぐえない、
リンカーンがインディアンに行った弾圧も考えると二枚舌感はどうしても出てしまう物なのである。


とまあ長々と書いたが、
たとえそういった点を内包していても、
リンカーンの行った偉業がその後のキング牧師の公民権運動等の有色人種の人権確立にむけた偉大な一歩であった事は間違いない事実である。
今後も彼の名前は教科書に刻まれ続けるだろうし、それに見合う素晴らしい行為だったわけである。

ただ、
学校の歴史の授業もリンカーンを偉人として書くだけでなく、
もうちょっとこういった歴史が持つ毒の部分を教えると、
もっと歴史に興味を持つ子供が増えるのになあ、
と個人的には思う、

そんなお話でした。