follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年7月26日水曜日

ドラクエが麻雀界にもたらしたとある悲劇のエピソード

麻雀プロとはやはりゲームマニアの類である。

幼少期からゲームが大好きだった人はかなり多いし、やりこみ癖のあるやつも多い。
たとえば僕自身は大学生のときにファイナルファンタジーXに物凄いはまってやりこんだ。
1週間ぐらい引きこもって周りと音信普通になったほどである。

「全てを超えし者」という裏ボス、
コイツを倒すには(というか出すだけでも)プレイ時間100時間くらいが必要であり、
大学仲間の中でも倒したのは自分だけだった。
まわりに狂人呼ばわりされた。

だが麻雀プロになると「全てを超えし者なんて倒して当たり前」とかいうヤツがゴロゴロいた。
やはり類は友を呼ぶと言うべきなのだろうか。

さて、
そんな麻雀プロ達が数年前にはまっていたゲームがある。
それが「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88IX_%E6%98%9F%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%AE%88%E3%82%8A%E4%BA%BA


日本で一番多くの麻雀プロがやりこんだゲームではなかろうかと個人的には思ったり。

やりこみ要素が多かったのが魅力だった。
特に通信によって最大4人が同一空間にて協力できる「通信プレイ」、この要素に多くの麻雀プロはとりこになった。
地図に色々なバリエーションがあったのも魅力的だった。

大浜岳がメタルキングだけが出る地図を手に入れた瞬間、
それまで彼をさんざん足蹴にしていたプロ達は、彼に対してとたんに手のひらを返した。

吉倉万里がゴールデンスライムだけが出る地図を手に入れた時(麻雀プロ初の快挙)、
「アイツがクリアするの待ってたら日が暮れる」といって、
皆で吉倉が飲んでいた飲み屋に無理やり押しかけてDSを押収し、通信プレイでクリアしたりもした。
とにかく多くの思い出をくれた。

ただこのゲームのせいで麻雀界にとある一つの悲劇が生まれた事もここに書いておこうと思う。

さて、
かって大久保に「麻雀 ポン」というお店があった。
ここの店長はかの須田良規であり、「東大を出たけれど」の一部モデルにもなった店である。
自分を含め多くの協会員が従業員・客としてたむろしていた店でもあった。

そしてこの店の人達は麻雀にも熱心だったが麻雀以外の遊びを探す事にも熱心だった。
雀卓を時にはポーカーテーブルにし、
時にはカタン用のテーブルにしたり、
時には店のテレビで桃鉄をしたり、

あまりにもゲーム代を落とさない客が多く、
「今に潰れるんじゃないか」と言われたりしていたわけである。

そんな店の人達がドラクエ9にはまった事とこの店が潰れた事には大きな因果関係がある。

それは先述の「通信プレイ」だった。
多くのプロが入手したダンジョンマップを協力する為、毎日新宿・渋谷あたりに集まっては一緒にプレイをしていたのだが、
とある日、気付いてはいけない事に気付いたのである。

その日も「ポン」で麻雀を打った後、仕事上がりの数人をひきつれてドラクエをやろうとしていた。

ワシ「居酒屋で通信プレイするか」
大浜「待て、雀卓ってちょうど4人がけだよね?ここでプレイすればよくね?」
須田「しかも皆で向かい合ってプレイできるし飲み物もサイドテーブルに置けるよね」
小川「そうか。この卓は実はドラクエ9のために作られた物だったんだね・・・・

数日後、
店にいる16人が4卓使って4パーティーの通信プレイをする光景がそこにはあった。

店員、客含めもはや誰も麻雀をしなくなった結果、
2ヵ月後に売上不振により閉店が決定したわけである。

オーナーさん、
もしもこのブログを読んでいたら謝ります。
申し訳ありませんでした・・・・・

そしてそんなドラクエ9から数年、
ついに年末にドラクエ11が発売!
ドラクエ10はネットゲームだったのでやらなかったけど(はまるのが怖くてw)、
こっちは本気出そうと思います!

そして、
ドラクエを1~9まで全てプレイしている生粋のドラクエフリークのわたし、
そのわたしが今度の7/30(日)にて出演する「人狼スリアロ村」

https://freshlive.tv/jinrou-ch/134624
http://live.nicovideo.jp/watch/lv302535300

スペシャルゲストは私にとって神にも等しい堀井雄二先生であります。
今までも色々な方と競演させていただいた番組ですが、これはさすがに一番クラスで嬉しい。

いいプレイできるように頑張ります。
是非ご視聴 & TSを^^

2017年7月24日月曜日

麻雀漫画について書いてみる⑦ 天 ~ 天和通りの快男児

今日紹介するのは福本伸行先生の「天 ~ 天和通りの快男児」。
福本先生の代表作の一つである。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
天 8【電子書籍】[ 福本伸行 ]
価格:432円 (2017/7/23時点)



まずピックアップすべき部分を二つ。
  • いわずと知れた福本先生の代表作「アカギ」はそもそもこの作品の主要キャラクター「赤木しげる」の青年期を描いたスピンオフである。もっともスピンオフの方が長寿となった関係でこの原作を知らない人も出てきてしまっているがw

  • この作品以前の福本作品は人情描写部分をメインとした物が多くこの作品も1,2巻まではその色が強い。しかし中盤以降は徐々に麻雀勝負ものへと移行し、現在も続く「カイジ」等のベースとなる部分が当作品にて作られていく事になる。そういう意味で先生の漫画家としての新境地開拓の過程をたどることができる作品でもある。

麻雀の天才井川ひろゆきが、
町のゴロツキの天に出会うところから始まり、
そこから徐々に舞台を大きくし、東西ヤクザの利権を争う麻雀対決「東西戦」を描いたものになっている。

正直に、 麻雀描写部分を細かくみると結構ツッコミ所は多い。
ある程度は作りこまれているが、それでも片山作品あたりから比べると劣る。
がこの作品の面白さはそこではなく、 通常麻雀ルールの一部を変更した変則ルール、そしてそこで織り成される思考と戦略の描写である。

例として以下の通り

①クリア麻雀
麻雀の代表的2ハン役(一気通貫・三色同順・混全帯么九(チャンタ)・三暗刻・七対子)を先に全てあがった陣営が勝利

②減点麻雀
8000点以下の和了は無効。 自分があがっても得点は増えず、ただ減点だけがカウントされ、トビは脱落

③二人麻雀
2人で通常の麻雀をうち、聴牌競争および相手の待ち牌予想をする。
詳細に興味ある人はこれ見てねw

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9_%E5%A4%A9%E5%92%8C%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%BF%AB%E7%94%B7%E5%85%90

改めて麻雀漫画界の大御所といえば、片山先生・押川先生・福本先生だが、 
片山先生は細かい麻雀理論・作りこまれた牌姿・ギャグ要素、 
押川先生は麻雀というより鉄火場の人達の心理描写と魅力的なキャラクター、 
といった点が大きな作品の売り(魅力)だが、
福本先生はこういった「勝負そのもののルール」「その中で発生する心理描写と駆け引き」という点が売りといえる。

アカギの「鷲頭麻雀」
 カイジの様々なギャンブル勝負、 
これら作品のベースとなったのがまさにこの「天」なわけだ。 
その奇抜な展開と緊迫した心理描写で多くの麻雀ファンを虜にした作品である。

ちなみに僕が近代麻雀にて初めて読んだ作品もこれである。 
マガジンの「哲也」を読んだ後、友達にすすめられてこれを読み、初めて麻雀に強い興味を持った、そういう意味で競技プロになる本格的なきっかけを作ってくれた物は、この漫画と安藤先生の著書だったろうな、と今になると思うわけだ。

総括として、
この作品は麻雀初心者~中級者、特に男性には結構お勧めのである。 麻雀の物凄い細かい理論描写は無いので解りやすく、その上で作品の中で描かれる様々な特殊麻雀とそれが作る駆け引きが読者を飽きさせない。

ただし最終巻はちょっと蛇足だったかもな、と個人的には思ったり。

2017年7月21日金曜日

実は終盤よりも序盤の方が選択が難しい

麻雀にしても
人狼にしても
将棋にしても
囲碁にしても

アナログゲームには
「序盤」「中盤」「終盤」という段階があり、

一つのゲームでありながら、各段階で求めらるスキルは実は結構異なるわけだ。

基本的に終盤は、打てる手が大体限られてくる。
まずある程度「優勢」「劣勢」という立場がある、
麻雀だったら半荘単位なら点棒状況、局単位なら巡目等、これらによりもはや打つ手は限られてくる。
そしてこういった場の情報量が増えている為、各選択の優劣に差がでやすい。

よってこれらの情報を正確に収集する能力、判断する能力、これが求められる。




対して序盤はどうかというと、
上述の終盤とは逆に場の情報量が非常に少ないケースが多い。
これはつまり各手の優劣に大きな差が出ない場合が多いといえる。

つまり序盤「何をやってもOK」な反面、
「打てる手が非常に多く逆に選択に迷う」というケースが多いのである。

これは麻雀に限った事ではなく、終盤というのは比較的「正着」がわかりやすい。

よってレベルの高い打ち手というのはかなり似通った展開を踏むケースが多くなる。
ところが序盤というのは打ち手の個性が非常にでやすい。

序盤から色々なケースを追える幅広い選択をする人もいれば、
結構ルートを限定する人もいる。

例えば将棋なら、
人狼でも有名な中田先生は結構「序盤ルート限定型」で有名なお一人だろう。
とにかく自分の得意な三間飛車に寄せてくる。

無論相手としてはある程度対策も立てやすい一方で、自分が得意な型から常に入れるのは「序盤の迷いが少ない」という利点もあると思われる。
※あくまで将棋を良く知らない僕が麻雀からたてたイメージですw

ちなみに僕の麻雀は比較的序盤ルート限定型と思われます。
だって楽なんだもん。

序盤ルート限定の大きなメリットはズバり、中盤移行で「迷う展開を作りにくい」という点である。

「序盤に色々なケースを追える幅広く追う」というルートは、
一見は限定型より優位に見えるが、
実は後々に物凄い細かい判断を求められるケースが増え結果としてミスを増やす原因にもなったりする。
それを防ぎ中盤以降にミスをしない展開を最初から作れる、というメリットを考えると、
どちらが有効とも言いがたいわけである。

ちなみに人狼でも結構これに似た「序盤ルート限定型」が存在する。
それは人狼を引いた時、「細かい事考えずにとっとと役職を騙る」という考えである。
潜伏は選択肢が広い分、視野を広く見なきゃいけない、それをするくらいならとっと役職騙ればあとは自分目線を騙るだけですむ、というのは大きい。
これは人狼初心者に特にお勧めしてたりする。僕もまだまだ初心者なのでよくやるw
※ちょっと前に「騙りの考え方の違い」を以下記事で書いてるので興味ある方はどうぞ^^

https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/05/blog-post_10.html

さてちょっと話を戻すが、
序盤研究というのは実は非常に難しい。
終盤のような明確な優劣が付きにくいケースが多いからである。

よって「好み」も大きく分かれるし、将棋棋士でさえ「序盤軽視型(そこまで大きな差が付かないと考える人)」はちょくちょくいると聞く。

だが麻雀は将棋ほど展開が長くないゆえ、
この研究は結構大事なテーマである。
上級者と中級者の差が一番明確につくところの一つでもある。
というわけで、
何回かにわけて「序盤進行のコツ」ってやつについて、ちょっと書いてみようかと思う。








気が向いた時にいつの日か、ですがw




だって既述の通り明確な正解がないから凄い難しいんですよ(--;)

これはもういっそ何切るみたいな「配牌何切る」を何回も考えるのが一番いいんですよね。
記事としてして「配牌構想と何切るを」シリーズ化してみるかなあ・・・・

というわけで、
もしも「この配牌なら何考えて何きるのがいいでしょうか?」みたいな例題あったらツイッターあたりにください。
書けそうなら記事にしますのでw