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2018年5月30日水曜日

フリー麻雀での出来事 その6 大ミンカンも状況次第ではやるべき

大ミンカンという行為は、
ある程度麻雀になれた人には「奇手」というイメージが強いと思う。

まあ実際に、
面前を放棄している自分には権利のない裏ドラというオプションが増加する(他家だけが恩恵に預かる)という点、
大半のフリー雀荘ではその裏ドラにご祝儀Pがつくという点、
これらを考えるとフリーにおいては「しない方が無難な行為」になるだろう。
たまに面前から大ミンカンするおっちゃんを見ると、「勝ち負けとか気にしない人なんだろうな~楽しそうだな~」とか思ったりもする^^;


ちなみに競技について言えば裏ドラのご祝儀Pがない分、損するケースはフリー雀荘よりも確実に少ない。
そもそもフリーを含めて全体的に見ても大ミンカンが得するケースは少なからず存在するわけで
・符の上昇に伴う打点上昇
・嶺上や新ドラ
・ツモの増加(例えば下家からの大ミンカンは対面・上家のツモをかっ飛ばせる)
こういったリターンも考えると、「絶対にしない」というのも悪である。

木原浩一が数年前に「競技選手の中には大ミンカンについて損得を精査せず盲目的にスルーしてしまう人がちょくちょくいる」と言っていたが、これは僕も結構賛同するところだ。

典型的な「カン得」の例を挙げると
四五六七八⑤⑤111 東東東(ポン) ドラ八

早い巡目の聴牌でここに出た1とか、
競技だったら特に何も考えずにカンした方が得するケースは多かろう、と思う。
結局は

・得点状況
・他家の動向
・残った手牌の形

これらと冒頭で上げたリスクを比較して、しっかりと「する」「しない」を判断する事は確実な成績アップにもなりえるのである。
まあただやはり局単位でのリスクを高めるハイリスクハイリターンな行為にはなりやすい。
リターンとの兼ね合い比較に自信がないなら全スルーでいいかも、とも思ったりもする。
特に面前からの大ミンカン、これは得するケースが圧倒的に少ない。
でも得する事ももちろんあって、僕も今までに競技始めてからの16年くらいで、フリー含めてこれを2回やった記憶がある。まあレアケース故、鮮明に回数も覚えているレベルとも言えるが。


さて先日に大ミンカンのちょっと面白い例があったので書きたいかと思う。
フリー雀荘のオーラスにて以下の通り

東家 37000
南家(僕) 26000
西家 32000
北家 5000

満貫ツモ or 跳満出あがりでトップ、
そして1300, 2600ツモ or 6400出あがりで2着、
そんな状況で聴牌となった。
六六777白白發發發 ①①(ポン) ドラ⑤

現状の和了点は以下の通り。
ツモでのトップ条件は満たしているし、白でのロンなら無条件での2着になる(出所次第で白でのトップ、六での2着もある)。

 
ロン80005200
ツモ3000-60002000-4000

だがこの形を張った瞬間から一つ決めていた事があった。
直後に場に放たれた4枚目の發をノータイムで大ミンカン。
六六777白白 發發發發(大ミンカン) ①①(ポン) ドラ⑤③

こうすると各和了の得点が以下の通りとなる。

 
ロン80006400
ツモ2000-40002000-4000

ツモリ三暗刻は手役からなくなるが、
点パネが効いているおかげで六ツモが60符3ハンとなる為、トップ条件の2000-4000を維持できている。
そしてロンの場合の符も50符になる為、高めの白は勿論安めの六がどこからでも2着以上が確定、そしてトップからの直撃について六でも自身がトップになれる点が大きい。(しかも場にマンズが安い点もあり出あがりなら六の方が期待が持てる状況)

3000-6000のケースはなくなっても得点状況的にはカンした方が有利と考えていたわけである。
まあ新ドラがごそっと乗ってくれれば一気に12000確定=無条件和了トップのケースもあったし。

結果として新ドラは乗らなかったが、数巡後にねらい通り六が親から出て6400直撃、微差でのトップ終了となった。
六六777白白 發發發發(大ミンカン) ①①(ポン) ロン六 ドラ⑤③



「ツモリ三暗刻が消える事考えると、面前からの大ミンカン並みにレアなケースだな・・・」
とか考えながら集計を進めたのであった。

大ミンカンと言えばリスキーな行為というイメージだしそれは事実の面もある。
が、場の状況を細かく見れば得なケースも確実にある、
「絶対にしない」という人はちょっと考えを改めるといいかもですね^^;

というお話でした。

●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2018年5月28日月曜日

中途半端な善行が悲劇を招いたケース(2018 スリアロCS 5月の裏話)

矢島「松嶋さん、その飲み物俺が買ってあげるよ^^」
松嶋「えっ、本当ですか?ありがとうございます^^」

先週末に行われた2018スリアロCS5月、
その5回戦(準決勝)の放送が始まるまでの休憩時間のコンビニにて、日本プロ麻雀協会の現Aリーガー矢島亨はそんな事を言い出した。




(こいつ徳を積みにいってやがる)

これは要するに可愛い女の子に親切にすることで徳を積み、これからの対局でのガレナーを良くする作戦である。
まあこれから勝ちたい対局を迎える麻雀プロがこのような(ほぼ無意味な)ゲンを担ぎにいく行為をするのは別に珍しいことではない。
私もたまにやる。

が、しかし・・・この日のこの光景にはいつもよりも違和感があった。


その理由はちょうど30分前の事である。
4回戦が終わり準決勝進出が決まった私、矢島、松嶋は開始までの休憩時間にて軽食を済ませる為、近くのフレッシュネスバーガーに行った。

店内で各自が注文を考える中、矢島が唐突に一言
矢島「武中さん、ここで僕と松嶋さんの分奢ってくれればきっと徳が積まれて決勝いけますよ。ご馳走さまです。」
『・・・・イヤです』





このやり取りがあったからこそ疑問に思い矢島に質問
『矢島よ、ここでたかが100円程度の徳を積みにいくなら、何故さっきフレッシュネスバーガーを奢らなかった?(・・;)』
矢島「いや、さすがにそれは高いんで、、、でも徳を積む行為は大事だと思うのでここでやっとこうかなと」

(こんなこすい男に徳とか積まれるわけない。むしろ天罰下るんじゃ)

そして準決勝開始直後、東1局1本場、それは起きた

渋川「ツモ」
一九①⑨19南南西北白發中 ツモ 東

麻雀にあるいくつもの手役の中でも捨て牌が極めて偏るのが国士である。
渋川がヤオチュウ牌を余らせた次巡に東を手元に引き寄せ発声をした瞬間、卓上の他3人は手牌を倒されるまでもなく既に絶望していた。
ましてや準決勝終了時にトータルで松嶋・渋川が頭1つ抜けていた中でのこの和了である。

そしてこれを親かぶったのが先ほどこすい算段で徳を積みにいった矢島、
0本場で2600オールをツモり意気揚々としていた彼の表情が一気に絶望一色になっていた。


まあこの和了で絶望していたのは無論矢島だけでなく私もである。
その後も含めもはや絶望的な点差を叩きつけられた中「矢島の天罰に巻き込まれて敗退とは、、、」とガックリしていたのであった。

しかしそんな矢島さんの戦いはここでは終わらなかった。
コンビニで積んだ徳(100円分)の効果があったのか、
渋川にトップを取られたのになんと奇跡的に決勝進出したのである。

、、、が決勝開始時トータルは以下の通り。 
渋川192.6 
松嶋181.0 
三原65.0 
矢島51.2

ぶっちゃけここまで来ると「むしろ負けといた方がマシだった」と言いたくなる位の圧倒的差である。
そんな中で渋川・松嶋に多少の気をつかったであろう長い1半荘、
終了後は本人もこの拷問のような戦いに疲弊していたのが伺えた。
矢島さんも三原さんも本当にお疲れさまでした^^;

というわけで皆さん、
麻雀で中途半端な選択が罪になるケースが多いのと同じように、
中途半端な善行はこういう悲劇(?)を招く可能性があります。
気をつけてください!


さてちなみに決勝は松嶋・渋川の壮絶なデッドヒートの末、松嶋桃が優勝となったのでした。
特に南3,4局の渋川の猛攻、それを耐える松嶋の戦いは僕も解説の立場を忘れて楽しませていただきました。
そこに至るまでの2人の辛抱強くて繊細なゲーム運びも凄くて、色々と見どころが多い半荘だったのではないかと。

興味のある方、
特に松嶋桃ファンの方々はTSを是非!

改めて松嶋さんおめでとうございます!グラチャンも期待しとります!

ニコ生 http://live.nicovideo.jp/gate/lv313225055
Fresh! https://freshlive.tv/threearrows-ch/211190

2018年5月25日金曜日

配牌からの最終形を位置エネルギー(IE)別に想定しましょう

昔、とある有名プロの研究会の資料にて以下のような問題があった。

【問題】
一三八九③⑨2466688 ドラ1

この配牌をもらった時に想定する最終形について、
自分の位置エネルギー(IE)が25, 50, 75の時の3パターンでそれぞれ示せ
・副露する場合はその旨も記す

・各形ともリーチ以外の役をかならずつける事

この後、位置エネルギー(IE)という単語が仲間内では少々話題になった。
「IEってそもそも生産工学(Industrial Engineering)だぞ」
「それを言うならPE(Position Energy)なんじゃ・・・」
とかいうツッコミもあったし、
最終形が位置のエネルギーで決まるという発想がなんともその方らしい設問だった。
が、この問題個人的には
「表現はオカルトだけど内容は理にかなっている」
と当時も感じたものである。

麻雀の中級者と上級者、
この大きな差の一つに「配牌を取ったときに最終形をちゃんと想定できているか」という差がある。
言うなら上級者というの基本的に配牌をもらった瞬間から終局までに、
① その手牌の最終形を上・中・下のパターンでいくつか考え、
② 点数状況等も加味してどのプランに重きを置くべきか想定し
③ あとは局中のツモや周りの動向でプランをアジャストしていく
という行為を基本的にはしているのである。

まず①の能力、
「配牌をもらった時点での構想」というのがやはり重要。これがないと序盤の打牌が非常に緩くなる。
典型的なのが染め手を睨むべき手牌で緩慢に第一打に字牌を切ってしまう、とか。

②③も無論重要、
②がきっちりできてないとプラン自体が大局に沿わないし、
③がきっちりできていないと一つの手役に拘り過ぎる等、物凄いバランスの悪い進行をすることにもなる。
ただまあそれらをするうえでも①が重要名のは事実だし、冒頭の問題を「良問」と思うわけである。

僕の中での冒頭の解答例をあげるなら
・IE 25
三四③④⑤66688 324(チー)
三四66688 324(チー) 發發發(ポン)

etc

・IE 50
三四伍③③23466688 ドラ1 リーチ
なんて感じのリーチタンヤオあたり

・IE 75
一二三②③12366688 リーチ
45666中中 312(チー) 888(ポン)

etc


無論実践においては、
・どう考えても安いパターンが少ない物
・どう考えても高いパターンが見込めない物
と色々とある。

そしてこの設問について更に良いと思う点が、IE25~75という数値設定、
これが麻雀のゲーム性をうまく表現している。

早い話麻雀には「どう考えてもあがれない状況」、そしてその逆の「僥倖の和了」というものがある。
つまりIE0はもう「ベタオリ」であり最初から聴牌系は「無し」
そしてIE100は一番代表的なのがこれ
一一一三三三③③66688 

まあ四暗刻という手役がある限りIE100はほぼこれになるケースが多いだろう。
それからたまにはこんなふざけた聴牌になる時もあるんじゃなかろうか。
3666888 324(チー) 發發發(ポン)

結論として
「麻雀いまよりちょっと上手になりたい」と思ってる人、
このIEに基づく最終系想定を普段の麻雀でもちょっとだけ意識するのはお勧めです。
普段からのトレーニングとしてやってみてください。
って点でした。


ついでに一つ、
この設問、作った当のご本人が覚えてるのかなあ・・・・
昔からこの方、色々なオカルト理論を言いつつも、根本的なロジカル部分を結構オブラートに包んで隠してるんじゃないかと思う点は多いですね。
トイツ理論とか。
真意は不明ですがw

2018年5月23日水曜日

女流プロにもてる男子プロの裏話

麻雀界の男性は「モテ」と「非モテ」が結構はっきり分かれる傾向がある点を昔に以下記事で書いた。
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/12/blog-post_14.html

そもそも男女構成比が著しく偏ったこの業界、
若いころからこのアングラ感もあるゲームにのめりこんだ人間の中には、
あまり女性に縁がない生活を送ってきた人が多数いる一方、モテる奴はとにかくモテる。

まあ顔が良くて、
女性へのアプローチがうまくて、
麻雀も強い、
こういった男子プロはやはりいるし、
そういった人は数人の女流と付き合った経験を持つケースもある。
当然と言えば当然だが羨ましい話であるw

さてそんなモテモテ男子プロの一人である田中島(仮)と先日酒を飲んでいた時の事だった。

田中島「この間彼女にフラれましてね、、、もう生きる気力が今わかないっす」
『お前ならしばらくすりゃ新しい女見つかるだろ。まあとりあえず飲め^^;』
田中島「もう仕事もやめたいっす。俺あいつの為に頑張ってたのに。」

落ち込んでいた田中島、
そこから昔付き合ってた女性(というか女流プロ)の話になっていく。

田中島「そういえば2年前に付き合ってたA子ちゃん何やってるかな・・・」
『さあねえ。というかあの子とは何で別れたの?』
田中島「いや、あれはダメな女だったので、僕生まれて初めて自分から女性ふりましたよ。だってね・・・」
『?』

田中島「僕が2年前のリーグ戦で奇跡的に残留した時、”やったよー!”ってライン送ったらスルーしたんですよ!」
『(・・;)、、、ちょっと待て、それが理由?(・・;)』
田中島「だって僕がどれ位リーグ戦にかけてるか、同じ選手ならわかるでしょ普通。一年で一番うれしかった事を返信スルーとかありえないっす!」

世間のA子ファンが聞いたら怒るんじゃないかと思うエピソードである。
まあモテる男の考えることは解らん。
、、、とか思っていたのだがふと思い出したことがあった。

上記の出来事の更に数年前、
田中島は当時B子という女流と付き合っていた。
ちなみにB子は女流だけでなく通常リーグ戦にも出ている競技にかなりストイックなタイプ。

そしてこの年、
田中島は開幕初旬に躓いた影響で最終節を前に降級濃厚だった。
しかし最終節、彼自身の3連勝と他卓の並びが最高だったこともあり終わってみればの残留。
かなりうれしかったようで最終節の打ち上げの席でひたすらに酒を飲んで喜ぶ田中島。
「これにつきあってたら朝までかかる可能性がある」
僕は疲れていたのもありその姿を尻目に早々と切り上げた。

帰宅後ツイッターを見て知ったのは、
同日に別リーグの最終節を迎えており残留濃厚だったB子が3ラスを引いてまさかの降級となった事だった。
そして風呂に入った後、B子を含めた数人でスカイプで通話することに。

B子「落ちちゃいました・・・」
『まあこればっかりは時の運もあるしね。仕方ないよ。俺もまた昇級逃したし、、、』
少々しんみりした空気が場に流れていた。


が、その時唐突にスカイプを通して響き渡る声
「帰宅だ~!残留したぞ~!うおおおおおお!!」

田中島が帰宅。
先ほど飲み会場で見ていた狂喜乱舞そのままの声がB子のスカイプを通して聞こえてくる。

B子「・・・私落ちちゃった。ライン送ったよね?」
田中島「あ、そうだったね。いや~全てがうまくいってさあ。そもそも(ry」

落ち込んでるB子の空気を全く組む気配のない酔っ払いの自慢話、
「怒らないB子は立派。対してダメな男の見本市」
そんな感じでスカイプ通話はその場で半強制終了となったのである。

改めてその話を田中島にしてみる。
『・・・・と、こんな事あったよな(ーー;)それを言うならお前さんももうちょっとB子の気持ち組んでやりゃよかったのに』
田中島「だってしょうがないじゃないっすか!うれしかったんだもん!!」

こういう潔さがやはりモテる秘訣なんだろうか。
それとも普段からの細かい気配りがあるからいざという時の多少の失態は大目に見てもらえるんだろうか。
それともやっぱイケメンに(ry
モテる男のコツがこの年になってもいまだにわからん。
そう思った一夜でありました。


なおこの物語は一部誇張表現を含めております。
また登場人物の名前は実在麻雀プロと特に関係はありません。
あしからず

2018年5月21日月曜日

麻雀プロの収入についてのお話

前回、
書いた記事
なんとクリック率がいつもの記事の10倍くらいあった・・・・
皆いつもこれくらいやって!!w
んでせっかくなので同様の効果を期待してもうちょっとだけ前回の続きを^^;
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2018/05/blog-post_18.html

長年麻雀プロやってきてね、
やっぱ収入ってほとんど作れないのが実情です。

例えば僕、
客観的に自分を見れば
「日本プロ麻雀協会」って団体の中で知名度って点で、
多分だけど上位15~20%前後くらいには入ってもおかしくないかな~と思うわけです。
多分w

選手としてバリバリに第一線で活躍してきたわけではないけど、
そんなに日も当たらない生活をしてきたわけでもない。
それなりに名前を知ってもらう機会には恵まれてきた方なわけで。

ただそんな僕でも、
「麻雀プロとしての仕事」として受けた収入って本当に微々たるものです。
解説とか賞金とか運営とかで色々とはあったけど、
それでも10年以上の年会費合計、大会参加費、交通費あたりをトータルすれば、
赤字だと思われます。
ましてやこれだけの「時間」をつかってるわけで、金額面で言えばとてもつり合いなんて取れてない^^;

そして僕よりも有名なレベルになってもこの現状が劇的に変わるかと言われればそれもNOです。
この世界にこれから飛び込む予定の人がいるなら、この点はちゃんと認識しておいたほうが良い。
「言ってもトップの何割かは食べていけるんでしょ?」
のこの何割って奴が、おそらく世間の想像よりはるかに少ないです。
「何割」ってパーセンテージよりも「何人」って数字の方で言えてしまうかもですね。

それでも好きだから続けている一方、
「好き」ってだけじゃ限界があるのも事実なんですね。


例えば協会は創設して17年目ですが、
過去に「雀王を陥落した瞬間にリーグ戦を引退した選手」が二人います。
※ここからの選手名は敬称略

一人は今でもプロとしては現役「小倉孝」、
もう一人は第3期雀王の「尾崎嘉紀」、
尾崎さんが優勝した第3期最終戦は、ほぼ優勝決定していた崎見さんからの24000直撃での大逆転という壮絶な死闘でしたね。そういえば。
他にも現役Aリーガーのままの引退した選手が協会は数人いるし、
他団体でも最高位戦だったら「尾崎公太」、「佐藤崇」(最近になって現役復帰!)、
現役Aリーガーがいきなり引退するとか、
将棋とかだったら考えられない話なんでしょう。
これはやっぱり「好きだじゃ限界がある」って現実をつきつけられる話の一例かと。

この10数年、
業界の収入事情はまだまだ厳しい一方で、
業界全体の「お金」に対する考え方は大きく改善したと思います。
そもそも昔は「ギャラなんて無いのが当たり前」って考えをする人もいた位でした。
大会運営を頼まれてヘトヘトになって結局ノーギャラ、そんな事もありましたね^^;

今はノーギャラの仕事自体減ったし、たとえノーギャラでもちゃんと断りが入る。(当たり前の事、だけどこれは大きな意識改革)
これはスリアロさんあたりの意識が高いのも業界に良い影響を与えた部分だと思います。

でもやはり根底は「食べれない業界」であり、
それを動かしてるのは多くの人の「善意」なんです。
たとえば多くのニコニコ生放送番組、善意無しじゃできないものでしょう。

そこについて貪欲にお金を作ろうとする姿勢、
特にお金を作るシステムを作る姿勢、
僕は結構そういう姿を見ると応援したくなる派ですね。

まあ締めとして、
近いうちに、もしも僕と似た事やろうとしてる人が出てきたら、
この記事読んだ人はその人のブログでも応援するつもりでちょっとだけ指先動かす事をしてあげてくださいw
僕のブログでも変わらずご協力を・・・
ぶっちゃけ前回記事と同じくらいの状態が今後も続くと凄く助かるのでw

あ、今回の記事、
以前に「麻雀プロの引退」ってのについて書いた記事と結構かぶる部分もあるので、
興味ある人はそれも是非に。

https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/1_25.html
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/2.html

2018年5月18日金曜日

ブログを書き続けてる事についてのちょっとした愚痴日記

この業界にも結構僕のブログを読んでくれている人は多くて、
そういった関係者各位に一番言われるのが
「よく毎週飽きもせずにあれだけの文章量を定期的に投下できるね」
なんですよね。

まあ確かに、自分でいうのもなんだけど、
この一年半くらいで投下した投稿数、
それよりも文字数、
麻雀プロのランキング作ったら1位じゃなかろうかと^^;

ただ、
なんでこんなに書いてるか、書けるか、
この理由は「収入としての安定化ができないか模索してる為」この一点なんですね。
ちょっとそこらへんについての本音を書ける範囲の業態の実態含めて今日は書こうかと。

唐突ですが麻雀業界にはお金がありませんw
これは多分世間一般の方の想像以上にないと思う。
だから麻雀プロは食えない資格なんです。

ちょっと前に以下の記事でも触れた事についてもう一度改めて
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/06/blog-post_26.html

個人的には不本意ですが、
麻雀をギャンブルにくくったとしましょう。
そして他の有名ギャンブル業界、
パチンコ・競馬・競艇 etc
これらと比べた場合、麻雀業界に入るお金は恐ろしいほど少ないのが事実です。

理由として他ギャンブルは客が賭けたお金を業界が元締めとして管理し、
当選した人間にバックするシステムをとっている、
つまりこの時に倍率を操作してそこから利益を得ているいわば客vs店の戦い、
業界自体がギャンブルの胴元をしているので、その巨額の掛け金から利益を取れるシステムを構築しているからです。

一方でオンレート雀荘はどうかと言えば、
賭けているのはあくまでお客さん同士、
ようするに店はそこでどんな巨額が動こうと場代をもらうのみ。

この「店にお金が入るシステムの違い」を見れば、
他ギャンブルと比べていかに店側しいては業界にお金が無いかが明白かと思われます。
人件費や設備投資費だって麻雀はけして安くない。

さて一方で麻雀を知的ゲームとしてくくったとしましょう。
こうしてみると将棋や囲碁のような大型スポンサーがいないのが実態、
そもそもこの両者(特に将棋)は数ある頭脳スポーツの中でも異例ともいえる好待遇であり、比べるのもちょっとまずいまでありますが^^;

これは両ゲームが数百年の長い歴史と先人の力で得た頑丈な基盤により、
文化財として保護されている側面が強いといえます。

これをするには麻雀は歴史が足りないし、
ゲーム性だって薄い面が多いし、
何より上記の通りギャンブルとして扱われている社会的イメージにより企業の支援が厳しい点もある。

近年サイバーエージェントさんをはじめとした企業が麻雀に興味を持ってくれているおかげで環境も変わってきてますが、それでもまだまだ厳しい。


結局のところ麻雀は、
・ギャンブルとして扱うにはハウス側にうまみが少ない
・文化財としては扱うには色々と障壁が多い
そんな帯に短くタスキに長い代物になっているんです。

まあそこを改善するための活動こそ、今のプロ団体に課せられた使命ともいえますが。
結局今この業界がどう成り立っているか、
雀荘ではなくプロ業界にスポットを浴びせてみれば
① 個人のお客さんからの出費(イベント参加費 等)
② 会員からの年会費・参加費
③ スポンサー費用(わずかながら)
が主なわけです。
とても厳しい。

僕がブログ初めてみたきっかけはやっぱ上記以外の所から、特に個人が麻雀プロって力を使ってお金を作り出すすべがないかと考えてみた上での模索なわけです。

たとえばもしも
「個人的な趣味という理由だけでブログを書きたい」と考えた人がいた場合、
この日本ではおそらくAmebaBlog以外の選択肢は必要ないとすら個人的には思ってますw

アメブロは本当にすごい。
アメブロ内のランキング、
様々な読者サービス、
文章作成時の操作性、
どれをとっても至れり尽くせりで文句がつけようがない。
オフィシャルブログって制度もある。
日本で一番のブログサービスは文句なくここでしょう。

僕がここを選ばなかった理由は一点で、
使えるアフィリエイトサービスが限られる(amazon・楽天のみ)、
これだけ。

日本でユーザーが非常に少ないgoogleのブログを使ったのは、
クリック型広告でもぶち抜けて報酬が高いGoogleAdsenseが使えるから、
これだけです。

操作性も集客性もアメブロに比べたら全然低い。
でもこれを選んだ。

常日頃から書いてる時も、
お金にできなきゃ続ける意味がないと思ってるし、
その為にどうしたらアクセス増やせるかって考えるわけですね。

結局自分の中の「麻雀プロ」って力を少しでもお金に変換する方法を模索して、
それがうまくいけばその方法をもっと業界内で浸透させたい、とか色々と考えるわけで。

実際に世の中そんな甘くないです^^;
まあ僕よりもっと知名度あるプロが僕位に定期で文章書けばひょっとしたらまあまあの収入になるのかもですけど、
知名度が決定的にもっと必要だなー、、、と思う今日この頃。

このままの横ばいが続けばそのうちにもう「かけてる時間・労力に見合わない」って考えて更新頻度は落とすでしょう。いや本当に。
それが結果なので仕方ないですが。


ただねー、、、、
正直に
「いつも読んでる。でも広告は絶対クリックしないように注意してる」
この手の発言を僕に面と向かってするのだけは本当に勘弁していただきたいのが本音です^^;

だったら
「クソつまらないから一切読んでない」
と言われた方が100倍マシ。
本当にw

いや別に「読んだら必ず押せ」とは思ってなしい、
読んでくれるだけでもありがたいのは事実ですよ^^;
ツイッターをRTとかしてくる方々には本当に感謝しかないし。
たださすがに上記のセリフを面と向かって言われるのはちょっと、、、、、と言いたいだけ^^;

自分が頻繁に文章書くようになって、
それをちょっとでも収入につなげたいと思うようになって、
最近クリエイター系の人が良く言ってる
「現代人は娯楽に対して対価を払うという意識が低すぎる」とか
「製作者に対して”面白いと思うけど買った事ないです”というのは冒涜」とか、
この気持ちがちょっとだけ解りました。
いや僕みたいな片手間程度の人間が言っても説得力0かもですけど^^;

いっそ試しに有料にしてみたいですけどね。
でもそれじゃあブログの意味が無いと思ってるのも事実で。

ついでに言えば「お金がほしけりゃ他の方法考えなよ」って意見についても、
「麻雀プロって力をつかった方法じゃないとあまり意味を感じない」って点が強くて。
だって別にお金に困ってるわけじゃないし、通常の資産運用なら別にやってるし。

ちょっと先日久々に面と向かって上記のセリフを言われて書いてみた愚痴日記でしたw
いつかそのうちに、ブログ広告設定のやりかたとかそこに至って出た問題点とかも記事にしてみようと思ってるんですよね。
その日まで僕の書き手としてのモチベが続いてほしいと思う人は今後も定期的にご協力して頂ければw

2018年5月16日水曜日

勝ってる時に歯を食いしばる難しさ

ちょっと前にツイッターでこんなアンケートをとった

①会社から報酬を貰える事になりました。
今貰えば100万ですが、しばらく待つと増えるor減る可能性があるとの事です。
②会社に罰金を払う事になりました。
今払えば100万ですが、しばらく待つと増えるor減る可能性があるとの事です。
さて貴方はそれぞれどう対応しますか?

https://twitter.com/s_takenaka0821/status/991872049176952832


まあ
会社が社員に罰金請求したらそもそも労働法違反とか、
結局はトータルでの損得を計算してどっちかを決めるべき、
ってのが正解っちゃ正解ですが今回調べたかったのは、この設問をぱっと見た時の人間の心理動向

んで結果はリンク先をご参照なのだが、
ここで一番「想定どおり」と思ったのが、
①の”受け取り”について、9割弱の人間が「即」を選んでいる点である。

ここから改めて主張したのが、
人間の動かしがたい深層心理の一つに「目の前にある利を確定させたい」という意識がある点、
それにより人間は勝負事をやるときに「勝ちたい」ではなく、「負けたくない」という願望が強く働くケースが多い点である。

そしてこれが
「リードしているときは早々の撤退」
「負けているときは粘る」
という行動を引き起こすことになりがちになる、
この点は行動心理学でも語られてたりするし、無論麻雀でもそれはいえる。

ある程度麻雀のロジックを覚えた中級者レベルを前提に考えてみると、
負けてる時にあっさりとアガラスをする人、
思い切った戦法でラス抜けを目指す人(トップ争いを邪魔しちゃいけないという謎の美学を持つ人もいるが)、
この点は結構人により分かれる。

ところがこの両者とも、
リードを作ってトップ目に経つと、その後はリードの遵守のみを考える人が両タイプにおいても大半を締めたりする。
そこだけは一様に足並みをあわせる不思議な傾向が結構ある。

いわば負けるときは各自の方法で歯を食いしばってその挽回もしくはリスクヘッジをするが勝ってるときは一様に利確に徹するのである。



が、
これはやはり麻雀のゲーム性を把握しきれていない=トータルで観ると非常に不味い戦法である。

回数無制限のフリー雀荘であれば、勝ちというのは結局負けたときへの貯蓄である、という側面がある。
一方でタイトル戦などであればトータル通過を考えると一回のトップから先の事も考えて、そこからの加点についての言及が物凄い重要になる。(特にワンデー大会)

言うなら熟練者というのはその点を熟知し、
勝っている時も負けている時も自分のルールに則り常にリスクとリターンを考慮して歯を食いしばってる人、とでも言うべきか。

負けてる時に歯を食いしばるのは誰でも出来る。既に苦しいわけだから。
ただ楽な時に歯を食いしばり、必要なリスクも読み取って勝負する、
これは上述のような「トータル勝負」「目標の達成」という意識とそれを達成する技術を持って始めてできる。
そしてこれこそが上級者と中級者の境目の一つ


と先月の麒麟児のこのシーンを読んで思った、
そんなお話でした^^

麒麟児やっぱ面白い。
いまの近代麻雀で読んでるの一八先生とこれ位。

2018年5月14日月曜日

インテリヤクザを見ていて思い出した若かりし頃の経験

さて、土日はリーグ戦連日対局でした。
二日間で1-4-3-3-2-1-2-2
【詳細】
1着 オーラスに4→1の和了
4着 東場に8000和了後、超小場になりノー放銃から21500点のラス
3着 命からがら
3着 命からがら
2着 オーラスに4→2の和了
1着 南場でトップ確定クラスの4巡目3面待ちが流局とかでキリキリ。
2着 南3,4局で競り負け
2着 南場で競り負け(100点差という悲劇)

合計でジャスト+40、
トータルは+30ちょいで今ちょうど真ん中あたりみたいですね。
まあとりあえず前半の山場の一つを無難に終わらせることができたといえばそうですが、
最後の2回は結構あつい競り負けだっただけに悲しさは残る・・・
https://twitter.com/ClubNPM/status/995573543919173632

まだ序盤、
特に「昇級」についていえば、+300オーバーの渋川・清田だって安泰とは全く言い難い。というか降級だってする時もある。
が、まあ多少なりとものアドバンテージとビハインド、これが生まれたのも事実。
特にマイナスをおった人々の頭にちらつく降級への恐怖はやはり強いのは良く解る。

終了後の飲みの席で、今の自分の麻雀についての悩みを打ち明ける人がちらほらいた姿もあったりした。

さて個人的にちょっと印象的だったのが、
この二日間とも同卓だったインテリヤクザこと松本吉弘についてである。

まあ去年からの同卓や3月の發王戦決勝、そしてRTDを見ていて感じてはいたのだが、
改めてこの二日間での後ろ見や同卓をして「1年前から雀風がガラっと変わったな・・・」と印象を受けた。

以前に彼が發王戦優勝した時の記事
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/02/blog-post_6.html

この時の彼がとにかく細かい判断と和了を繰り返す手数重視タイプだったのに対して、
現在は明らかに打点側にシフトしたスタイルへと移行し、
「1年前には想像しなかった選択だ」という打牌もあった。

まあこれは珍しい事ではない。
かくいう僕も10年以上前はバリバリの速攻派だったし、
競技をするうえで色々な情報を自分の中で精査する中で本人の意識の有無にかかわらず打風とは自然と変わる。

ただ彼の年齢を考えると、
おそらくこれが「競技生活の中で多きく打風が変わった初めての転換期」じゃなかろうかと思うわけで、
そしてそうなるとちょっとだけ懸念なのが「全体のバランスを維持できてるか」という点である。

打風という物を変えるとき、
この中で大事なのが「変えるべき部分」「変えるべきでない部分」というやつを見極めるスキル、そして全体のバランスを保つスキルになる。

まあ別に長く競技やってもいまだに悩ましいテーマではあるけど、
その中での打風変更の経験は、そういった根幹を見極めて保つスキルも磨いてくれるのだ。

そして松本について言えば、
卓越したセンスをもっている事は言うまでもない一方で、
まだ浅い経験をどれ位センスでカバーできてるか、というところに懸念を覚えた。
「おそらく競技で初めての大きな転換期としたら、根幹のバランスを崩してないといいんだけどな・・・」
2日間で展開も苦しかったであろう彼、
よやくむかえた楽にトップをとれそうな展開と思われていた3節2回戦目は千貫の強烈な和了を親っかぶり
567東東東白白白發發中中 一発ツモ 發

フリー雀荘都かも含めて本当に久々にお目にかかったドラ無し13ハン、
12000点を払う苦悶の表情に、上記の懸念もあって色々と心配をしていた。
自分の経験を考えると今非常に苦しい時期なのかもしれないとも思うし、不運も手伝ってこの先くずれてしまったりしないかな、、、、と。

まあ、
その直後の半荘にてあっさり俺のトップ捲りやがったんでもう心配とかするのやめる事にしたがw
そもそも他人の心配とかしてる立場じゃないしね!

さて次のリーグ戦は6月、そして日程変更で5節を先に実施予定。
相手は鈴木達也・渋川難波・浅井堂岐
楽しそうな面子ですね・・・・・

最後ついでにAリーグについても。
https://twitter.com/ClubNPM/status/995635150003163137

前雀王の角谷、前々雀王の木原が苦戦してますね。
そして昨年B1から昇級した3名が好調。

ちょっと気が早い話をすれば須田・下石・堀・金の決勝ってのはちょっと見てみたい気もする。
僕の目から見てたろう・木原・橘・仲林あたりのスタンダードでバランスの良いタイプ、これが皆無の決勝って面白そうだ。

まあ僕は常々たろうさんの麻雀を「スタンダード」って言ってはまわりに「どこが・・・」って言われるんですよね。
その時点で僕の目からみる「スタンダード」ってあてにならないのかもだけどw

2018年5月11日金曜日

麻雀漫画について書いてみる⑮ 3年B組一八先生

今日紹介するのは近代麻雀にて現在連載中の「3年B組一八先生」
色々な意味で業界にて話題の作品ですw


雀中3年B組の担任教師である坂本一八、
彼は生活指導の一環として生徒と麻雀を打ちその勝負を通じて生徒たちに人生の大事なこころがまえを教えていく、、、(と見せかけて実際はただ生徒をカモにしている雀ゴロ)

各話読み切り方の構成の中、彼が最後に名前にもある18000を和了するのが大体のオチとなっている。(たまに1500は1800の時もある)

開始から数話は冒頭の通りあくまで生徒相手の「生活指導」というテイストの話だったが、
しばらく後になると他のクラスの担任とか理事長とか全く関係ない巷の打ち手とかいろいろな相手が出てきて、それぞれ戦いをする。

、、、そしてこの漫画の一番の特徴はその相手の人達。


どっからどう見ても他漫画のパクリである。

そして相手だけではなく当の一八本人もこんな感じに色々な漫画のキャラに7変化


というかここまで精密に原作の絵を再現出来てるのって、
作画流用してるんでしょうかね、やっぱり。
どうやって作ってるのか、現場を見たい気もする^^;
各話のもうちょっと詳しいまとめはこちらの麻雀ウォッチさんの記事をご覧ください^^
https://mj-news.net/manga-books/kinma/2015101621677

まあ今までご覧のように「著作権どうなった」って感じの漫画なので、
ここまでだとただ有名漫画のパクったギャグ作品と取られがちですが、
業界で高い人気を博しているのは単純に面白いから、
そして、その面白さはこの作者の持ってる。
① 元ネタの原作漫画への愛と知識
② 麻雀自体への愛と知識、
これが凄いあふれてるからだと思ってます。

たとえば今まで見てきた麻雀漫画、
ギャグ作品、シリアス作品すべてにおいて「書いてる人麻雀の事よく解ってないんだろーなー、、、」と思う作品は多々見てきました。
特にシリアス系の漫画だと「やってる麻雀のレベルと発言の内容がかみ合ってなさすぎる」って残念な作品は多々見てきた。
一方で麻雀とは関係なく、最近よく作られる実写映画を主とした有名漫画をベースにした作品、
多くの作品で「この監督本当に原作読んだことある?」って作品を見ました。

個人的にそういう作品を作った人たちには、
是非ともこの一八先生を読んでほしいまである^^;


各キャラの設定、
闘牌構成
これがうまい具合に原作の設定をからめつつ麻雀の要素もうまく生かしていて、「よくまあ考え付いたなあ・・・」と思うレベルの話がとても多い。
実際僕、この作品大好きです。

まあ既述の著作権の問題から単行本化がほぼ不可能という最大の難点があるので、「読んでみてください」が出来ない悲しい作品ですが、
何年たっても”昔近代麻雀にこんな面白い漫画があった”って多くの読者の記憶に残ってほしい作品なので紹介させていただきました。
もし単行本化されたら買うんだけどなあ・・・・

2018年5月9日水曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その10:夏が来る、そして

我々1980年近辺生まれは、
まさに音楽業界全盛期に青春時代を過ごし、多くの名曲に囲まれて育ってきた世代である。

代表格を言えば
B'z
Mr.Children
チャゲ&飛鳥
GLAY
L'Arc-en-Ciel
小室ファミリー

90年代中盤から2000年代初旬を彩った多くの名アーティスト達、
そしてその中の1人に大黒摩季がいる。


「あなただけ見つめてる」
「ら・ら・ら」
「DA・KA・RA」
等多くのミリオンセラーを残し
同時期の坂井泉(ZARD)とあわせて日本邦楽史上の女性シンガーソングライターを語る上で欠かすことの出来ない存在である。


さて彼女の歌は女性の切ない心情や、恋心を歌ったものがとにかく多い。
当時10代のガキだった僕にはピンと来なかったが、
30過ぎた今になって聞いてみると「凄い歌詞だな・・・・」と思う作品の数々、

その中でもアラサー未婚女性の心情をこれでもかという位に書きなぐっているのが、
彼女の代表作の一つでもあるこの曲

30歳くらいのときにふとこの曲を聴いてその内容に愕然として、
その直後に女性友達とカラオケに行ったとき煽りをこめて熱唱(3ループ)したら「泣きそうになるからやめてくれ」と言われたほどの代物である。

歌詞はこちら
https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=39945

以下抜粋:
近頃 周りが騒がしい 結婚するとかしないとか
社会の常識・親類関係 心配されるほど意地になる
(略)
磨きをかけて 今年こそ
妥協しない アセらない 淋しさに負けない
(略)
どんなに努力し続けても選ばれるのは結局、何も出来ないお嬢様
(略)
価値観・将来・etc…を話し込んだならイイ友達にされそう
愛してる なんて本気でHしたら その日から都合のいい娼婦扱い
マジメなだけなのに

とまあ、簡単に言えばこの曲は、
結婚適齢期の女性が「夏 = 彼」を求めて自分磨きをしても、結局は若い女が選ばれるのかよ!
……といった、婚活中の女性には刺さりまくる歌詞となっている。

そしてこの曲自体は麻雀界にも知ってるやつが数人いて、
その歌詞の凄さについて語った事もあるのだが、
先日知ったのが、なんとこの曲の女性の10年後を描いた「夏が来る、そして」という曲の存在


どんな内容かは以下の以下URLよりどうぞ。
https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B03802


そして一部抜粋
あれから10年たったけど、名前も苗字も変わらずに
(略)
出会いを求めて彷徨えば友達ばかりが増えたけど
いいの、必ずいるの、私に合う人が、
その日がくるまでは有り余るこの自由を楽しむの

「夏が来る」からリアルタイムで10年後に発売されたこの曲、
前曲も含めてリアルに20,30代近辺を通り過ぎた身としては、なんか色々と言葉に出来ない内容でした(ーー;)
歌いながら泣く人とかいても不思議じゃないな。

ちなみに、
当の本人の大黒さんはこの曲がリリースされた半年後に結婚してます。
まさに放置プレイ。

2018年5月7日月曜日

最後の一牌がいるかいないか、それだけの差と言えばそれだけ

第17期新人王戦、
佐治敏哲が最終戦オーラスでの18000直撃により大逆転、
ラストチャンスでの戴冠となった。
https://twitter.com/ClubNPM/status/993105578418294784

佐治の麻雀は解説の小川裕之が「古き良き昭和の競技麻雀」と称したように、
とにかく堅い守備と手役思考に基づく我慢の麻雀という印象が強い。
そういえば数年前に彼の麻雀をとある対局で後ろから見た時に、
新人ながら競技慣れしている事が明らかだったその打風を見て、
思わず「どこかの店で働いてるの?」と聞いた事もあったっけ。
僕が大学時代に足しげく通ってた仙川オレンジハウス勤務と聞いてさらに驚いたのだったw

まあ彼の凄さや特質すべき局については近日中に観戦記にて書かれると思うので、
ちょっとこの記事では僕からの別視点を書いときたい。
※なんせ優勝した人には特に気をつかう必要もないしね!w

正直に書けば今回の決勝面子を聞いた時、
「佐治の優勝は難しいのでは」と思ったのが本音である。

彼の麻雀は上述の通り高い守備意識がベースとなっている。
だが「決勝」という特殊な舞台においてはそれが足かせになる事が多いのは、当ブログで何回も書いてきた点である。
それこそ昨年の新人王である中月裕子のように、中途半端を拒否する攻撃姿勢の方がかえって栄冠を勝ち取りやすいのは決勝のシステム上事実、と個人的には思ってたりする。

実際に最終戦南3局、
高い守備意識や打点思考により何度も聴牌を取れる局面を見送った行為、
「我慢」とも取れる一方でそれが細かいリードの蓄積を松崎に許した、ともとれる。
オーラスの18000直撃がもしも6000オールツモだったら次局の松崎の条件は十分に現実的だった点を考えると、
その固い打ち方が敗因となる事だってありえた。

つまり最終戦だけを見てとれば佐治にだって緩手はあったし、松崎の内容だって悪い物だったとは僕としては思ってない。
松崎について言えばとにかく最後のリーチが強く取り上げられそうだが、
彼の攻撃的スタイルがあったからこそあそこまでのリードを作れた点は無視できない。
4回戦オーラス、そして最終戦オーラス、どちらかで最後の1牌が彼に舞い降りれば勝負は決まってただろう。
去年の中月にはそれが来て、彼にはこなかった。
それだけと言えばそれだけの差と取れなくもない。

改めて、
僕は守備的な打ち手の多くが「大きなミスもないのに負けた」といった類の発言をするのがキライなのである。
そして個人的には松崎のような「自分の手で勝負を決めに行く」というスタイルは好みだw
それは負けた時に「自分の意志とミスにより負けた」とはっきり言い切る事が出来るからである。
そこに至る彼の決断や意志を外野がとやかく言う筋合いもない。

今年の決勝を見てて一つ思い出しのは、
第11期新人王の最終戦オーラス、
奇しくも昨日の解説でもある現Aリーガー小川 裕之が優勝した年だ。
http://npm2001.com/shinjin/11-shinjin.html

この時オーラスを迎えてトップ目に立っていたのは関西の女流である涼宮麻由、
4回戦までに小川と開いていた60P近い差を南3局の親番で一気に捲り、逆にオーラス突入時には1万点近いリードをつけていた。
が、ラス親の阿部のリーチに対して自力での決着を試みて立ち向かった彼女を待っていたのは非情な現実だった。
http://npm2001.com/shinjin/haifu/11-5-n4-0.gif

終局直後に彼女にかける言葉が何も浮かばなかった。
「降りれば良かった」なんて言うのは簡単だが、
最終局に親の阿部が諦めずに戦い続けるとなると、涼宮の優勝は自力決着がほぼ9割となってくる。
となると局を重ねるほど小川の条件が緩和されていく可能性もあるし、十分形聴牌が入る局面だってこの先いつ来るかもわからない。
彼女の英断にただ最後の1牌が答えてくれなかった、

その残酷さを目の当たりにしたシーン、
同時にギャラリーの無責任な発言が選手として腹立たしかった事も鮮明に覚えているシーンである。
「勝負の神様は不平等」
数年前、そして今年のオーラス、
そして表彰式で言葉を絞り出す松崎の姿を見てそれを思ったのだった。

ただまあ11期の時の小川といい、
今回の佐治君といい、
最終戦はともかくトータルでのクオリティって意味ではやっぱり競り勝つに足る内容だったというのも本音ではあるけどね。
最終戦だけで勝負は決まらないのです。
改めて選手の皆さんお疲れさまでした。
やっぱり決勝というのは何度も見ても面白い、それを思わせてくれる内容でした。
興味のある方は以下よりご視聴を是非^^!

https://freshlive.tv/threearrows-ch/206375

余談
新人王の激闘を観戦後の須田良規のツイート
https://twitter.com/Suda_Yoshiki/status/993097285453078528

新人王って第一期からありますけど、、、、
というかあなたと私が最初に出会ったの第二期新人王戦の後の飲み会ですけど、、、、

当時飲み会の席にいた約15人程度のメンツの中、
やたらとテンションが高くうるさい眼鏡の男がいて
『変わった人ですね・・・』
「東大出身だよ。あの人」
『ファッ!?』

なつかしい

2018年5月4日金曜日

大会におけるプロ同士のマナー見解の差のお話

さて前回ちょっとオープン大会のマナー指摘について触れたが、
別に競技選手だってマナーについて完全に共通の見解を持っているわけではない、という事実がある。

代表的な物を言えば、
局が終わった後に行われる牌を混ぜる行為(洗牌)、
協会は洗牌を基本しない。
僕が入った当時から既にこの慣習の廃止をするというのが団体方針であり、古株・若手ふくめてほぼ全員がしない。
一方で最高位戦等の他団体は作法としてこれをやる慣習がある。
よってオープン大会だと各団体の作法がいり交る状況が出たりするのだ。

さてこういった「団体の考えの違い」に加えて「個人の考え方の違い」というのが如実にでる点もある。
その代表は「時間打ち切りありの対局でどの程度マナーを省略するか」という点である。

正式な競技作法というのはとにかく手順を重んじる。
① 局の終了時、次局の牌をあげるボタンは次局の親が押す
② すべての牌山が卓にあがりきり、全員が山を前にだしたらボタンを押す
③ 副露時は発声・副露公開・打牌・取牌とする
まあその他もあるが、リーグ戦等であればこれは全員がきっちり守る点である。

ところが僕なんかはこの手順について時間打ち切りがあると結構省略をする。
特に②なんかは一切守らない。


理由は単純で
「時間打ち切りがある対局では時間内に南4局までの終了を目指す事こそが最優先」
と考えており、それに影響が少ない点は最初から省略したいからだ。

「あくまで全て守るべき」と考える人もいて、意見のギャップに戸惑う時もある。
ただ個人的に一番見苦しいと思ってるのは、
東場あたりでは徹底してマナーを完全順守してた人が、南場になって残り時間わずかになるといきなり省略しだす姿、
「だったら最初から省略すりゃいいだろ・・・」と思うわけで。

一方で逆の例を見た経験もある。
10年以上の前の王座戦にて同卓した故・伊藤英一郎さん(元最高位戦Aリーガー)、
氏はとにかく同卓者が卓上で眠りそうになるほどの緩慢な動作で有名な方だった。

一回つもる度に、
空中で盲牌
→ 手元で盲牌 
→ 牌を置いて考える 
→ 切る時だけ超高速。だったら最初からそのスピードでやれと(ry

過去に最高位戦の対局見学でその緩慢さを見た事もあったが、
時間打ち切りありの対局でもほとんどぶれずにそれを繰り替えす姿は印象的だった。

そして全3半荘トーナメント戦の2回戦が終わるあたり、
氏の緩慢さもあり残りは30分弱、どう考えても打ち切れそうにない状況、
ちなみにその時点での最下位はその伊藤さん、そして3位は僕。

「ここでいきなり超高速での摸打とかし出したら笑うわ・・・(ーー;)」
とか思っていたのだが、
たとえ負ける可能性高めることになろうとも彼は一切ペースを変える事なく一連の動作を繰り返し、
結果僕を道連れに綺麗に負けたわけである。

個人的には結構文句言いたかった点もあったが、ある意味立派な(?)姿だった。


だたねー、
これがもし伊藤さんリードの局面だったら、
僕結構頭にきてたと思うんですよ。正直に。
あっちも負けてたからもうある意味諦めてたけど。

この経験にプラスして
昔協会のAリーグにいた麻雀バカ一代こと斎藤勝久さんが、
「競技選手は自分がリードしてる時こそ、時間内打ち切りを目指してできる限り早い打牌を試みなきゃダメ」という言って、トーナメントで尋常じゃない位の早打ちしてる姿を見た経験から、
僕は「時間打ち切りある対局では東1局から全力での時間短縮を考える」ってのがモットーです。



ちなみにまさに最近、
2年前にとあるタイトル戦に出た時にそんな見解の相違がぶつかる出来事もあった。

時間打ち切りありのトーナメント戦、
僕はいつもの通り牌山あがるのを待たずに開局ボタン押していた。
すると全3回戦の2回戦目にて同卓していた主催団体の選手がふいに
「開局ボタンは牌山があがるまで押さないでください」と一言。

既述の通り僕はその意見に反論したい点がある派なので逆に質問
『それは団体として時間打ち切りありでも順守するのが規定されてるって事ですかね?』
「そうです。ちゃんとお願いします。」
まあそういわれちゃ仕方ないなあ、と思ってその後は順守。

ところがトーナメント終了後に運営スタッフから私に一言、
「あの、別に牌山あがるの待つ必要ないですよ。時間打ち切りありますしその省略はご自由に。」



とりあえず
「団体の決まり”ってのはやっぱウソか(ーー;)こういう人ってどこにでもいるよなあ・・・」
と思いつつ、この手の細かいマナー見識の面倒さを改めて認識したのでありました。

それに他にも問題があって、
俺が牌山とかあがるの待たずにどんどん開局ボタン押すのを、一般の参加常連者とかが凄い目で見てた経験も過去にあったり、
協会に入ってきた後輩が俺のこれら省略手順を見て「なんだ。先輩なのに全然守って無いじゃん。守る必要なくね?」とか思われたらどうしよう、という懸念も実はあったり、

毎回の対局で俺の意図をいちいち説明するのもちょっと難しいし、規定に明記されてるわけでもないし、どうすりゃいいんだ、
ここらへんは本当に難しさがある、と常々思うのでした。
サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ

2018年5月2日水曜日

大会にて一般参加者にマナーをどこまで教授するか、というお話

4月になり年度も改まり、
今年も協会のチャンピオンロードやRMUのスプリントカップが開幕となっている。

これらはいずれも競技団体に所属していない方でも参加でき、かつ一日で優勝者が決まるワンデー大会、
比較的他の公式対局よりも気軽に参加できる大会とあって、この大会で初めて競技大会に参加する方、というのも例年みかける。
そしてこれを機に競技麻雀にさらに興味を深めプロ団体に入った選手というのも無論いる。


さて、
これらオープン大会について少々話題になるのが、
「主催側の人間として、あまり競技に慣れていない人にどの程度のマナー注意をするか」
という点である。

先に言っておけば、
「競技大会のマナーを知らないで参加すると、当日会場で怒られる」
「競技大会のマナーを知らないで参加すると、以降は出禁になる」
といった事はありえ無い。

そりゃまあ、参加者の中には新参者にすごい辛くて
「こんなの当たり前のマナーだろ。知らんのか。」とか卓内指摘する参加者もごくたま~~~~にいる。

が、こんな人、運営するプロ側から言わせれば面倒な人でしかない。
初めて参加する人が細かいマナーを知らないのなんて当たり前だ。
ましてや巷のフリーやセットで細かい競技作法なんて教えてくれる事の方が珍しい。

まあ、
・捨て牌6枚切り、
・先ヅモ厳禁
あたりならマナーの多くが統一されてきた昨今の雀荘であれば教わってるかもだが、

・点数申告の仕方
・副露時の作法
これらについての競技独自の作法なぞ、普通は誰も知らない。
ゆえにたとえ同卓した時にそれがまったく競技の作法にあってなくても僕は別に何も感じない。


が、僕がいつもちょっと困るのが上述の「どこまで教えてあげるべきか?」という点である。
そりゃ僕個人はよほど酷くてゲームにさしつかれるレベルの事はされなければ、特に気にはなしない。
突っ込みを入れすぎるのも野暮ってもんである。
なんせ競技のマナーなんて競技団体の自己満足と言われりゃそれまでのものでもあり、それを遵守しなきゃなりたたないようなものはごく一部ともいえる。

が一方で、「この人が今後も競技に出ると、ちゃんと教えてあげた方が色々と良いだろう」と思う点も結構あったりして、協会主催の大会、特に卓マスターやってる時は最低限の指摘はする。

まあ先ヅモ、早過ぎるツモ、強打あたりはもちろんだが、
一番多いのはやはり「副露手順」
①発声
②副露公開
③取牌
④打牌
この①②をまずキッチリやってもらう事である。

というのも巷のフリーでは①の発声をしない人もたまに見るが、
②③④の順番なんてどうでもいい、と思ってる人も結構いる。
まあ確かにこれがゲームに大きく影響をもたらす可能性なんて微々たるものだからこそフリー雀荘でもあまり注意はされないケースが多い。
でもやっぱり同じ5チーでも「567」と「546」では違う物であり、その直後の打牌に対するポンチーアクションにも差が出る可能性がある。
ゲームを考えるとこれはさすがに公開後に打牌としてもらわないと、という個人的な思いがあるのだ。

ただ一方で、
あがったときの「イチサン、二ーロク」を「センサンビャク、ニセンロッピャクですね」、と細かく指摘するとかは野暮ったく思えるのでしない。
そして「言った方がいいのか微妙」というのもちょくちょくある。
個人的な代表例は連荘のシバ棒、
全自動卓が連荘数も表示をしてくれるこのご時世、「別に出さなくてもよくね?」と思ってしまうことが自分でもあるからだ。

結論としては、
「この人がこの先参加し続けてくれたとして、いつか周りに変な文句言われると大変だろうから最低限は指摘する。あくまで優しく。」
運営側として参加する場合はこれが個人的なポリシーである。


一方で「他団体の大会でマナーを知らない人に会った時」ってのが困ったりもする。
個人的にはその人の今後を考えると指摘したいが、いかんせん自分も部外者、
「卓マスターさん、指摘してあげた方が・・・」と思いつつも、大体はそのまま終わる。

数年前の他団体オープンタイトルにて、
同卓の女性がすさまじい先ヅモと無発生和了をしていて、ただ何も言えずに卓マスターに無言のまなざしを送るしかなかった事もあった。
彼女が今どうしてるか。
願わくばどこかの大会で同卓者に辛辣なマナー指摘をされ、嫌な気分になってそれ以来オープン大会に出なくなった、
そんな事になってないのを祈りたい。

これがあるからやっぱり主催側として参加する際は「知らなくて当然だからこそ教えてあげたい」って思うわけであった。

さて上述の協会主催のオープンワンデー大会であるチャンピオンロード、
次回は7月16日(月祝)の雀竜位シリーズです。
つまり私も歴代優勝者枠で出る予定。
興味のある方は是非ご参加を^^
特にオープン大会に参加したことない方には一番向いてる大会だと思いますので是非に^^
※募集はそのうち始まるかと思いますので
http://npm2001.com/champion_road/9_champion_road_index.html