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2019年4月30日火曜日

さらば平成

いよいよ今日で平成が終わる。
僕は昭和生まれなんで、僕にとって人生で3つめの元号が令和という事になるわけだ。

さて平成って麻雀界にとっては平成ってどんな時代だったんでしょうかね。
ちなみに麻雀界には過去2回の大きなブームが来たこと、皆さんご存知でしょうか?
 

●第一次麻雀ブーム
昭和初期、日本初の雀荘「南々倶楽部」を皮切りに、数年で1500軒を超えるほど雀荘ができた一時代。
昭和6年には、日本麻雀連盟主催の第一回全国麻雀選手権大会が行われ、大勢の参加者にあふれて一日では処理できないほどの大盛況となったらしい。
しかし、時はやがて太平洋戦争の時代となっていき、麻雀を楽しむや雀荘も激減していったという。

●第二次麻雀ブーム
昭和44年、かの有名な「麻雀放浪記」が週刊大衆で連載され、昭和47年には麻雀専門誌「近代麻雀」が発行されるなど、メディアでも麻雀が取り上げられて大好評となった時代。徐々に麻雀愛好家は増え続け、大衆ゲームの一つとして麻雀が定着した時代と言われている。
故阿佐田哲也、故小島武夫らによる、麻雀新撰組もこの時期であり、
昭和51年には「最高位戦」が開催された「競技麻雀元年」ともよぶべき時代。

そう、両方とも昭和の出来事なのである。
残念ながら第二次麻雀ブームの中で始まった「競技麻雀」という世界はこの後に衰退や分裂を繰り返してきた過去があり、
平成終盤間際まで前述のような大きなブームは中々おとずれなかった。

が、ここ2年ほどで大きな転機がいろいろと訪れている。
ネット配信というメディアにより大衆の娯楽への触れ方が大きく変わった中、
今や麻雀プロの知名度、世間のイメージ、競技人口も10年前とは比べ物にならないものとなっている。
まさに今は「第三次麻雀ブーム」と言っていい時代なのではないだろうか。

勿論メディアの発信力があがったのも大きいけど、
麻雀と言うゲームに対して偏った知識を持たない目の肥えたファンが増えたのも大きいと思う。
これは多くの競技選手が長い技術研究に努め、多くの良質な情報を世間に発信してきた事、これらが多くの人(特に若者)に与えた影響、けして無視できないのではないだろうか。

そう考えればこの平成という世の中も未来の競技麻雀界のための土台を作った期間だったのでは、とかちょっと思ったりもする。
・・・まあ今後この第三次麻雀ブームの火を消さないために業界が力を合わせなきゃならんわけだが。
 

さて、ちょっと内部にいる「選手」としての目線も書いてみたい。

ひょっとしたらここ数年で競技選手になった若手の一部、いや多くが、
僕らみたいに10数年前から選手になった人、
もっと古くから選手になった人を「うらやましい」と思うかもしれない。

この数年で業界の注目度が飛躍的にあがった中、競技麻雀選手の人数もいきなり大きく増え、競技選手として注目される成績をあげる事の難易度も大きく上がったと思う。

僕がデビューしたリーグは今でいうC1である。
まあ当時は特昇制度なんて無かったなどの違いもあるが、
それでもやっぱり今D3とかからデビューする人とでは、上位リーグへいける難易度は格段に違うだろう。

ただ一方で僕らの時代には僕らの時代の困難さがあったのも事実。
・当時は麻雀プロが世間の目に触れる事が出来る場なんてMONDO以外はなかった
→ 現在は幾つかの大会などで勝ち進めばネットで気軽に見てもらえる機会がある

・選手が業界で認められるにはリーグ戦やタイトル戦で勝つ以外に何も無かった
→ 現在はネット等の色々な戦場で自分をアピールする手段もある

・そもそも麻雀プロの未来自体に希望があるかも疑問だった
→ 現在はMリーグ等がある

・麻雀についての酷い偏見を持つ世間の人、歪んだ戦術論を振りかざす先輩選手、そんな環境だった
→ ここらへんはここ10年でかなり改善された感がある

今とどっちが恵まれてるか?
なんて議論する気はないけれどね。


やがて私たちが本当に年老いた時、
若い人たちがきくかもしれない、
「あなた方の頃はどうだったのか?」と。

その時私たちはこう答えるだろう。

私たちの頃にも同じような困難があった。
もちろん時代が違うのだから違う困難であったけれども、
困難があるという点では同じだった。

そして私たちはそれと馴れ合ってこうして老いてきた。


だが私たちの中にも、

時代の困難から抜け出し、
新しい生活に勇敢に進み出そうとした人がいたのだと。

そして、

その答えをきいた若い人たちの中の誰か一人が、
そういうことが昔もあった以上、今われわれにもそうした勇気を持つことは許されていると考えるとしたら、
そこまで老いて行った私たちの生にも、それなりの意味があったと言えるのかも知れない。

柴田翔「されどわれらが日々」にある一節、
まあそんなオーバーな業界ではないけれどw、

令和の終わるときに、もっとこの業界が夢や希望に満ちるようになってほしいし、
僕らがやる一つ一つがちょっとでもそれに結びつけられれば、
と思うのでありました。

改めてさらば平成。
・・・でも令和が来るって事はGW終わりに近づくって事だから、なるべくなら平成のままがいい(--;)

2019年4月25日木曜日

24年前のドラマが繰り返された日(最強戦2019 女流プレミアムトーナメント見て)

先日、最強戦の女流プレミアトーナメント決勝を見てて、
ちょっとびっくりした事があった。

決勝戦オーラス
以下の点棒状況
南4局 3本場
東 茅森 21900
南 高橋 21200
西 豊後 36300
北 水口 20600

ほぼ0点持ちで迎えたラス親にて粘り続けここまで詰め寄ってきた茅森が更にリーチ、
五五五六七七八九⑥⑦⑧12 ドラ二

これに対してトップ目豊後も即聴牌
二二二三四⑦⑧2333445 ツモ4 ドラ二

色々な要素を考えて3を切るのは自然な一手、
しかしこれが非情にも上述の茅森のリーチに一発でぶっささる。
裏も1枚のって7700は8600

これで以下の点棒状況に。
東 茅森 30500
南 高橋 21200
西 豊後 27700
北 水口 20600

「あーアガリ止めで終了か。豊後、最後は色々とついてなかったな。」
・・・・と思っていたのだが勝負は続行される。
なんと2018年から最強戦のルール変更によりアガリ止めが無くなったとの事。
 

念のために書くと、
「アガリ止め」というのは麻雀における特例の一つで、
オーラス親が和了した際に、連荘を放棄してゲームを終了する行為の事である。

今回の様にトップになった瞬間、
店によっては2着になった瞬間でも終わらせることが出来る。
フリー雀荘では一般的なルールであり、ラス親の大きなアドバンテージである。
※同じように聴牌しているが連想を放棄する「聴牌止め」もある。

んで、
フリー雀荘行く人からすればなじみある当たり前のルールだが、
近年の若い麻雀愛好家や業界ファンにはこのルール未経験 or 知らない、って人がいても最近では不思議はないと思う。
10年前だったら「そんな人いるわけない」だっただろうがw

僕自身もフリーに通うようになるまでは無論このルールを知らなかったし、
学生時代に麻雀漫画を読んでいた時、
ラス親でトップまくって誇らしげにしてる主人公に対して、
「は?トップ終了?あんた親だから連荘じゃん」
というツッコミを脳内で入れた事が数回あるしw

さて、
競技麻雀ではアガリ止めや聴牌止めを採用している団体は基本的にない。
主要団体内でパオとか一発・裏とかいろいろな要素で微妙に見解が違う点は多々あるが、
アガリ止めについてだけは一致している。
ひょっとしたらマイナー団体で採用しているとこがあるかもだが知らん。

が、
その中で最強戦だけはアガリ止めを長年採用していた(聴牌止めは無し)
そして実は最強戦は第6回まではアガリ止めが無かった、
正確にはその第6回のオーラスでアガリ止め無しゆえの大逆転劇が生まれた事、
その後からルール改正がされた事、
古くからの麻雀ファンの間では知られている事実である。
https://www.mahjong-saikyosen.com/winners/%E7%AC%AC6%E6%9C%9F-%E9%A3%AF%E7%94%B0%E8%AD%B2%E6%B2%BB/  

上記決勝の概要としては
・南4局0本場 親番の俳優 倉田てつをさんが1000オール和了、トップになる。
・が、当時のるーるではアガリ止めが無かった故に続行。
・ノーテンが許されない微差トップだったために勝負に出た倉田さんから映画監督の飯田譲治が8000を和了
⇒ 飯田譲治さん優勝、となったわけである。

んでこの結果に対して、一部有識者の意見により翌年からアガリ止めが最強戦に取り入れられた、
らしいw
僕まだ麻雀プロでもなんでもなかったし詳し事はしらないw

そしてその最強戦が20年以上の時をこえてそのアガリ止めを再び廃止したわけである。
そんな今回、
優勝はまくった茅森でもなく、
まくられた豊後でもなく、
オーラスに飯田監督ばりの大逆転をみせた水口美香であった。

20数年前に倉田てつをさんがそのルールに涙をのみ、
今年茅森さやかが涙のんだ
歴史は繰り返した、
オールドファンにそんな遠い過去を思い出してしまうような勝負だったわけである。

※とてもドラマ満載の対局なので興味のある方は是非以下ビデオにて是非。
https://abema.tv/channels/mahjong/slots/BNYG5p3BN7gP91
 

んで一方、
ちょっとこの第6期の決勝メンツのあと2人を見てみるとこれもまた面白い。

1人は、
今やMリーガーとして業界の中心にいる萩原聖人さん、
そしてもう1人は麻雀界のレジェンドである故・安藤満さん、
である。

今も変わらぬ麻雀界のスターの一人、
そして多くの弟子が今でも麻雀界で活躍しているレジェンド、

そんな二人が争った決勝(両方負けたけど)、
最強戦はやはり色々なこの業界の歴史を感じさせる大会ですね。


ただ、あと一つ見てて思ったのは2年くらい前にも書いたように、
「やっぱラス親有利過ぎるからそろそろアガ連にした方がいいんじゃ・・・」
かなw

http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/12/blog-post_13.html

2019年4月23日火曜日

アナログな感覚の方を大事にしたがる、それが人間かもしれない

麻雀とまったく関係ない記事が続く4月。
今日の記事も麻雀ほぼ無関係ですw

ちょっと前にこんな日記を書いて、
予想以上に反響が大きかった。

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その16:電気とかガスの会社をどこにするかについての私見
http://susumutakenaka.blogspot.com/2019/04/blog-post.html  

まあただその日記を通して知人と話をした中で驚いたのが、
電気とかガスをコンビニでしっかり払ってる人が意外にもまだ結構いる、
この事実である。

個人的には結構驚きなのだが、
なんというかカードを使ったデジタル決済ってやつに抵抗を覚える人、
お金はアナログにキッチリ管理したいって人が思ったよりまだ結構いるのだろう。

先に私見を言うなら、
現代社会において現金派ってのは損しかしない、
ちょっとでも節約したいならカードと電子マネーをガンガン使うべき、
これはもう数字が示してる事実である。


なんせカード決済・電子マネー決済はそれだけでポイントとかが付くわけで、
日常の経費を出来る限りこっちに寄せるだけで年間生活費は確実にうく。
手っ取り早いのは
・楽天カード(年会費無料)作る
・楽天Edyを使えるようにする
・必要な生活費は可能な限りそれらから払う
・コンビニで使えるTカードとかPontaカード揃えて会計時に必ず提示する
これだけで2,3%は変わる。
まあ実際は各自のライフスタイルとか目的から検討すれば楽天より良いプランは出てくるが。

というか楽天のシステムって知れば知るほど消費者にやさしいよく出来たものになってる。
回し者でも何でもないが、使い勝手の良さも含めると消費者の王道だろう。
「メンタンピンはとりあえずリーチ打っとけ」
と同じくらいに、
「とりあえず楽天使っとけ。最安値ではないけどそこまで損ではない」
が2019年現在の日本の定理、といっても過言ではないかもしれないw
※各社のクレジットカードとか電子マネーの色々な仕組みもいつか気向いたら書くか
 

ただね、
それでも結構世の中は僕の思う以上に現金派が多いし、
クレジットカード持ってても極力使わないようにしてる人って多い。

そしてその理由は上記の通り、
「現金の方が安心できる」
「管理がしっかりできなくなる気がする」
というアナログ信仰の意見がマジョリティだろう。

まあ
「良く解らない」
「なんとなく大変そう」
って意見ももちろんあるのだろうが、

数字的には現金派なんて損しかしない世の中、
それを知ってもやっぱり現金を使いたがる人が多くいる世の中、
うーん、
人間って一見合理的な物を好むようで、
案外アバウトでアナログな感覚を重視したがる、
その事を思い出させてくれた出来事であった。

麻雀や将棋や囲碁だって、
こんなデジタル化の中でネットソフトが普及し続けても、
アナログな麻雀牌や将棋盤が使われなくなる日なんて多分来ない、
と思うし、

戦術研究においても、
科学的アプローチ全盛の今のご時世でも、
やっぱアナログな「感覚」って奴を信じたがる人多いしなあ^^;
 

ただ一方で今の世の中って、
「知らない人は損をする。それは自己責任。」
って範囲が増えてると思うんですよね。

税金の確定申告は昔からそうだけど、
電気・ガスの件もしかり、
普段の支払いもしかり、
「情報化してあげてるし色々とシステムは用意してる。
後は自分で調べて。
知らない人は損するけどそれは自己責任だよ。」
ってのが社会のスタンスに思える。

お年寄りとかには冷たい世の中だよなあ・・・・
とか思ったのでありました。

2019年4月20日土曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その17:ファイナルファンタジ-のせいで多くの日本人が勘違いしている件について

シードルというお酒がある。
リンゴを発酵させて造られるアルコール飲料であり、ブドウから作るワインに近い果実酒である。
ただ発泡性であることも多く、スパークリングワインに近い物のほうが多い。
日本ではワインほどなじみは無いが、ブドウが育ちにくい地方、たとえばフランスのノルマンディー地方あたりではワイン以上に親しまれているものである。

僕自身も百貨店とかで見つけるとちょくちょく買う。
ちなみにワインを蒸留したものが大体ブランデー、
このシードルを蒸留したものは大体カルヴァドス、
その点もワインに近い。
まあ同じ果実酒だし。

https://twitter.com/s_takenaka0821/status/1119207343785267201

さて先日知った事実、
このシードル、
スペルは「cider」である。
それでフランス語読みで「シードル」なのだが、
実は英語読みだと「サイダー」なのだ。

サイダーというと、
僕らが真っ先に思い浮かべるのは「三ツ矢サイダー」あたりの炭酸飲料水である。
お酒というイメージもなければリンゴのイメージもあまりない。

無論僕の中でも
「サイダー」= 炭酸飲料、
「シードル」= リンゴの発泡酒
と今まで思い込んできた。
が、これは「サイダー」が炭酸飲料として定着してしまった日本人独特の使い分けであり、
イギリスではサイダーはシードルと同義のリンゴ酒を指すらしい。

ふーん、と思った事実。

ただ、
本来は同義である外来語が日本でこのように発音違いで使い分けされてるケースはほかにもちょくちょくある。
たとえば揚げ物のコロッケとクロケット、日本では別物ってイメージだが語源は一緒だ。


そして僕ら世代の日本人が一番勘違いをしている事象がタイトルにもあるこの件、


ファイナルファンタジーにておなじみ、
一つ目は味方である召喚獣の代表キャラ「バハムート」
二つ目は敵キャラの代表格、倒した直後にメテオ使ってくるのが非常にうっとおしい「ベヒーモス」

実はこの二つは同義語である。

スペルは「behemoth」、
キリスト教とイスラム教でそれぞれの呼び名で出てくるがスペルおよび立ち位置はほぼ同じ。
ちなみにバハムートと竜も古典の中では特に関係は無い。
竜のイメージもファイナルファンタジーによって出来た物であり、もとのbehemothはどちらかというとベヒーモスのほうに近い物である。

子供の頃からこのゲームに接した身としては、
敵の代名詞と味方の代名詞が同義語って知ったときはちょっと驚いた。
まあだからなんだ、って話だが。

ほかにも似たような同義語取り違えのケース、
探せばあるのかなあ。

とか思ったのでありました。

2019年4月18日木曜日

麻雀界が大きくなった一方でギラギラした殴り合いって減ってね?ってお話

最近、
私生活や仕事が忙しくて最近もっぱら麻雀はフリーが多い。
一日のわずかな時間の合間にちょっとだけ麻雀打つ、って生活スタイルがすっかり板についてしまった。
店からすりゃ迷惑な客なのかもだがw


もっと競技ルールを気軽に打てる環境が身近にあればなあ・・・
とか思う時はたまにある。

そういえば10年ほど前の自分がプロになって5,6年たったころ、
最高位戦や協会の同世代の人達と「社会人リーグ」という物をやっていた。

「リーグ」といっても特に規定した回数やメンバーは設けず
最高位戦ルールで
毎週金曜日の夜から新宿のセット雀荘、と場所日時だけを決め、
その日に来たい人が集まって麻雀を打つ、
そんな集まりだった。
社会人麻雀プロ仲間、
メンバー業の奴らに比べて麻雀を打つ時間が少ないハンデを背負った仲間同士で、
出来る限り競技ルールの打半数を増やすためにお互い協力し合ってその場を作ったわけである。

最高位戦の園田賢とか中嶋和正とか醍醐大とか、
今でも現役バリバリの奴らが多数いた中で、
お互いに牌を握り、
局の合間に意見を言い合い、
終わった後はその内容を肴に酒を飲んだ。
僕は終電乗り過ごしたら大久保の場末雀荘にむかい、
その店に置いてあった自分専用のパジャマに着替えて歯ブラシで歯磨いて寝泊りしたりしてたっけな。


そして今考えると麻雀に対して外連味のないやり取りがされていた場だった、とも思う。
ダメだと思った疑問手はお互いに指摘し合ったし、それでこその場所だった。
あまりお互いに気をつかいたくない理由もあって基本的には「競技選手以外お断り」だった。
実際に興味を持って来てくれたけど、その空気に耐えかねて来なくなってしまった人もいたし。

そういうやり取りができるのは競技選手同士だからこその醍醐味だ。
フリー雀荘というのは基本的に黙々と麻雀打ってミスは自分で振り返るだけなわけで。

ただ一方で、
あの場を振り返って改めて思うのは、
「麻雀で相手を殴るのには、相手に対する信頼がある程度必要」
という事実である。
殴っても簡単に開いては折れない、
相手も自分を殴ってくる、
そんな信頼関係がある程度ないと難しい。

最近の麻雀界って、
メディア露出の影響もあって、
競技選手数も団体規模も凄い増えた中で、
選手同士で気を使う事が増えたなあ、
とかたまに思う。
俺としちゃもっとギラギラしてお互いに殴り合う関係作ってきたいし、そういう気迫を感じる若くて生意気なやつは結構好きw



いや自分が年とってある程度立場もできて、後輩に気を使われる立場になったからそう感じるだけかも^^;

なんだかんだで多くの人は、
昔と変わらずに麻雀でお互いを殴り合う仲間と環境をちゃんと確保していて、
昔と変わらずにギラギラしている、、
そうであればいいんだけどね。

「ぼっちの麻雀プロはじゃ絶対に強くなれない」
これは僕が以前に書いた主張です。

人間性とか、
麻雀が好きという気持ち、
これらは無論大事だけど、
そんな物だけで強くなれるなら、
誰でも雀王でしょ。
殴り合ってこその麻雀プロって部分も確かにある。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2016/11/blog-post_27.html

この年齢になると、
色々と忙しくて社会人リーグとかを主催になって開こうとか中々に難しいけど、
今年の協会はサラリーマン雀士とか凄い入った中で、
そういう競技選手同士で殴り合う場は自分たちで作って欲しい、とか老害的に思うのでありました。

というか作って俺を呼んでほしい、
できれば新宿で、
これが本音かw

2019年4月15日月曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その16:電気とかガスの会社をどこにするかについての私見

先月末に引っ越しをした。
まあ今の家から歩いて3分とかの物件なので生活拠点は変えてないのだが、
これを機にライフスタイルの見直しって奴をしてみたわけである。

見直したのが主に
・ガス
・電気
・通信費
んで今日は、
この中のガスと電気について、
主に首都圏在住の方を対象にした切替のススメの記事を書いてみようかと思います。
※電気・ガスは地域によって料金が異なるので必ず自分でも調べましょう。


まず前提として
「変えて割高になったらどうしよう」
って人が結構いると思いますし、
僕もそうでした。

が、正直に心配はないです。
理由はシンプル、
東京ガスと東京電力が割高だから。

比較するとびっくりするレベルで高い。
デフォルトとして案内されているこの2社が、
この自由化時代の中でずば抜けて高い会社、まである。
この2社を使い続けるのは、安心感とか先入観の類以外に理由がほとんど見当たらない、
そのレベルで料金設定は高い。

そして変えるうえで個人的に注意しておいた方がいいと思う点を参考までに幾つか書きます。


①セット割は使わない方がいい
東京電力はガスも販売している、
東京ガスは電力も販売している、
そしてこの両者は「セット割」を提供してます。
他にも電気・ガスのセット割をしている会社はいくつかあるし、
ソフトバンクやauは電気と通信のセット割とかをやってます。

、、、が、こいつらの購入は個人的にはすすめません。
セット割を提示している会社の料金は、電気・ガスのいずれか(もしくは両方)が比較的割高なケースが多いです。
例えば東京電力の電気は基本的に高い。そしてガスも大して安くない。
ちょっと値引きになった程度じゃ割に合いません。
東京ガスもガスが高いうえに、電気も大して安くない(それでも東京電力よりは安いが)。
「最初の2か月は電気代15%オフ、浮いたお金でタラバガニ」とかキャンペーンもやってますが、
そもそもの値段の高さを考えれば、一番安いガス会社と電気会社を選んで契約すれば15%オフと大差もないし、
その後の値段を考えるとタラバガニが2,3杯買える位の差が出ると思います。

ソフトバンク、auも電気の値段は安くない中で(それでも東京電力よりは安いが)。
セット割はたかが1%割引とかいうショボさ、
これなら通信だけ契約して電気は別の方がどう考えても安いです。
※通信関係は出来る限り一社にまとめるのが得。割引が結構凄い。

さらにセット割で解約・変更が複雑になる事も考えると、
無難に電気会社・ガス会社をそれぞれ独立した一番安いとこにするのがやはりベストでしょう。

②派手なキャンペーンに気を付けて
ネットを見ると「3万円キャッシュバックキャンペーン」とか派手な事うたってるとこもありますが、
これらは基本的には料金が高い部類の会社がやってて、
しかも24か月継続利用が条件とか、
ネットも抱き合わせ契約なのが条件とか、
色々とあるのでトータルで見たらあまり得ではありません。無視した方が無難だと思います。

他にも各社色々なキャンペーンを用意はしていますが、
トータルで見て本当に得か?は契約をしっかりみましょう。大体そんな得な物は無いです。(上述の通りキャンペーンやってる会社は大体が割高な為)

もしも切替による恩恵を少しでも多く受けたいのであれば、
おすすめは「ポイントサイト」です。
以下に紹介しているようなサイトに会員登録し、
ここの広告を経由して申し込みをすると、会社によっては数千円のポイントが付与されます。
これは現金としておろすこともできるしNanacoやLinePoint等の電子マネーへの交換も可能なので、
「1円でも得したい」って人はそっちをすすめます。


③ポイント等の特典も会社によってはあるが、、、
楽天でんきは楽天ポイントがたまります。
ENEOSはTポイントがたまるし、ガソリンがリッター当たり1円割引になります。
ソフトバンクしぜんでんきは家の水漏れや鍵紛失時の駆け付けサービスもあります。
ここらへんは電気代自体も比較的安いので趣向次第では選んでもいい会社かもしれません。

が、「一番安いか?」と聞かれると現状は大多数の人が「否」になると思います。
まあ車使いまくる人とかENEOSがトータルで一番安くなる可能性はありますが、
冒頭の条件にあるような都内暮らしだとまずないでしょう。

④違約金
会社によっては「やっぱり他の会社にかえよう」って時に違約金もでます。
今回紹介する会社は基本違約金なしですが、この点はご注意を。

⑤引越しと同時に使える会社とそうでない会社がある
ガスも電気も会社によっては地域会社(東京なら東京ガスor東京電力)と一旦契約してからでないと切替申し込めない会社が結構あります。
つまり引っ越しと同時に申し込む場合はいきなりお目当てとの契約とはできないかもしれないという事です。
自分が狙ってる会社については問合せ等の調査をお勧めします。

さて、
こんな前提で、
ここからはガス・電気それぞれお勧め会社と理由等を書いときます。


●ガス
ガスは料金形態が比較的シンプルな物が多くて比較も簡単だし、参入企業数も電気に比べて少ない、
正直にこの2つ以外の選択肢はないと思います。
① レモンガス
② 河原実業

ニチガスにするのは僕としちゃ反対です

・値段は双方とも大体東京ガスから-5%程度。河原実業の方が本当にわずかながら安い。
・ただし河原実業は東京ガスと一度契約してからでないと契約できない。レモンガスは即契約可。
・河原実業は結構エリアが限られる

ちなみにレモンガスは電気販売もやってますが、
そこまでは安くないしセット割は月100円と非常にショボいのでガスだけでいいと思います。
※ウォーターサーバーとかの提携もあるので興味ある人は調べてみるといいかも

●電気
非常に多くの会社があり、料金体制も幾つもあります。
よって家庭の規模等によってここに書く以外の会社や細かいプランを検討する必要がありますのでご注意を。

基本1~4人程度の家庭という前提、かつ一番スタンダードなプランで契約する前提で、
おすすめは2つ、
その他についてもいくつか記載しときます。

①あしたでんき
基本料金0円かつ1kwhごとに25.5円(税込み)のみというシンプルな料金システム、
電気をあまりつかわない一人暮らしの人であればここが一番おすすめです。
東京電力出資の子会社という点でも安心できる要素。
ただ唯一の問題点は、引越し前の新規契約は不可という点。(東京電力からの切替契約のみ)

②エルピオ電気
基本料金があるので電気消費量の少ない家庭だとわずかにあしたでんきに負けますが、月300kwh以上を使う家(2,3人の家庭)であればあした電気よりもさらに安くなるので、一般家庭であればこっちの方がいいと思います。
無論そもそもの基本料金・従量課金とも東京電力より安いので、一人暮らしであってもここを選ぶのもありです。
あしたでんきとは違って引越し前の即契約可なのも大きい。
https://order.lpio.jp/ot/ag.php?id=5zhtkx3c59

③LOOP電気
新世代の電力会社として一番有名な会社。
ただし都内の料金は基本料金0円で1kwhごとに26.0円(税込み)、つまりあしたでんきより割高です。
ただ引越し前の即契約可だし、違約金もないので、「あまり電気を使わない一人暮らしかつ引っ越す予定の人がまずここと契約」ってのは結構ありだと思います。
あと地方在住の方の場合はここが最安ってケースはあるかもしれないです。

④ピタでん
最後に紹介するのはここ。
1kwhごとの料金は25.25円(税込み)、あしたでんきより安い、おそらく国内最安値の会社です。
ここを最初に挙げなかったのは「2018年に行政指導をくらってるから」。
これをどの程度警戒要素と取るかは人それぞれですけどね。
ちなみにこの会社は切り替え時の違約金もあります(2000円+消費税)。

最後に簡単に総括するなら、
・都内一人暮らしだったら電気は「あしたでんき」、ガスは「河原実業かレモンガス」
・都内家族暮らしなら電気は「エルピオ電気」、ガスは「河原実業かレモンガス」

が、一番安全で安いかと。
僕は引っ越し時の新規ガス契約で河原実業は使えなかったのでレモンガス使ってます。料金差は本当に僅かなので多分今後しばらく変えません。
あしたでんきも引越し前の契約は不可の会社なので気をつけてください。


と長々書いてみました。
興味のある人は申込してみてください。

ただ料金は2019年4月現在の物であり、
電気代もガス代も今後変動するものなのでご注意を。
そして電気は結構細かくプランが各会社でわかれてますのでそこも注意してください。

2019年4月11日木曜日

雀王戦A1リーグの開幕戦で思った事を色々と

僕自身は
「傍から見てあまり理解を得られない打ち方はしたくない」
という思いが結構ある。

数字をしっかり把握したいし、
理論的でありたいし、
尖った部分がない打ち手でありたい、
とも思う。

この理由は単純で、
「他の選手と常に情報や意見を交換できる打ち手でありたい」と思うからだ。

わずかな部分であっても数値化できるなら数値化して、
極力理論的であり、
極力言語化が出来る、
それが出来る人ほど他人との議論って奴は成り立ちやすくて、
それが出来れば他人の意見もどんどん引き出して自分に取り込める、と思うわけで。

外部からのメンテナンスがされてない打ち手なんてのは修繕がされてない建築物と同じで、
最初はどんなにピカピカで立派であっても年月が経てば必ずさび付いてガタガタになる。(これは故米長邦雄先生の有名なセリフ)


だから、
ミスは山ほどする未熟な身であっても、
麻雀が絶対的指標に乏しい多くの異なるベクトルの情報を内包したゲームであっても、
それでも出来る限り全ての一打を「客観的に見て理論的で理解できるものにしたい」、ってのがポリシーである。

だが、
そんな風に考える僕であっても、
やっぱり「一見デタラメに見える直感的な一打」ってのは結構やる。
「自分勝手な思い込みの読みと直感に身を任せた一打」とでもいうべきか。

麻雀打ちが「カン」という言葉を使うと、
どうも世間の雀荘のおっちゃんが打つでたらめな一打をイメージしてしまう人が多い。

だが「ヤマ勘」と「直感」ってのは全然違う。
実は専門分野の達人が持つ「直感」は下手なコンピューター回路よりもはるかに精度が高く、
そのうえで理由の追及がしづらい。
例えば棋士の一手というのは理論的には説明が難しい直感で成り立っているケースが結構あるらしく
長い間コンピューターAIが将棋において人類を超えることが出来なかったのは、
この人間が持つ直感のメカニズムを解明できなかった点、上回れなかった点にもある。
※というか今でもできていない。

将棋は勿論、
数多のジャンルの強豪の「直感」というのはえてして最適の結果の選択になっているケースが結構ある。
僕自身がそんな極めて高い技術や直感持ち合わせてるかどうかは正直に解らないがw


何が言いたいかと言えば、
昨日のリーグ戦である。

改めて思い返して、
冒頭で偉そうなこと述べた僕だが、
「いくら何でも思い込みが強すぎだろ」ってカンの一手がやっぱ覚えてるだけでも2,3個あったわけで。

それを振り返って、
こんなに多くの人が見てた対局放送って過去自分の経験にもない中で、
「これってどういう一打に見えるんだろ」とか色々と考えたのである。

直感の一打、
「なんとなく」という情報を色々と考えて、
「自分の思い込みなのかもしれないけどこれが最適に見える」って思った一打、
「麻雀て独りよがりのゲームだよなあ」とか色々と思った。
いやだから何だって話なんだが。


しかしまあ放送でも言ったのだが、
対局が開始してビビったのは、
自分が緊張してる事実に気づいた時である。

ちなみに僕は常々自分で、
「メンタルってのはコントロールするべきだ」って意識を持っている。

かの有名な「ヒカルの碁」のこのシーン
読んだ時凄い賛同したし、
「メンタル崩壊」ってのは競技選手にとってただの技術不足思ってるし、
以前にシリーズ記事書いたが、「そもそもメンタルって言葉は使わないほうが良い」と思うし。
参考:前にまとめて書いたメンタル関連記事
麻雀とメンタルの関係性 その1
麻雀とメンタルの関係性 その2
麻雀とメンタルの関係性 その3

ただ、
A1リーグの初陣だったり、
放送を見てるであろう人の多さだったり、
色々と頭でぐるぐる考えて柄にもなく動揺をしている自分を落ち着けるのにちょっとだけ時間がかかった。

対局中、
どうしても落ち着かない時に心がけてる、
あえての意識した深呼吸を数回、
同卓者に「うるせーなコイツ」と思われただろうかw
「麻雀で今更緊張とかしないし」と常々思ってた身としてちょっと驚いた。

やっぱ改めて、
デビュー間もない女流の子とかがネット対局やるのって結構凄いよなあ、と思うわけで。
皆さんコメントは優し目にしてあげてくださいね。真面目に。


そんなこんなの初日、
勝負どころの手が多数あがれたおかげで2,2,2,1で+97.9、
そりゃまあ残り9節あるしこんなのはあくまでこれからへの貯金程度にもならないかもだが、
良い立ち上がりには変わりない。

さて、次は5/3の連休中に第二節がある。
TSとか去年の対局Aリーグの動画とか見て、
麻雀も打って、
備えますかね。

あっ、
AbemaTVのビデオもこちらから見れますので、
興味のある方は是非に^^
https://abema.tv/channels/mahjong/slots/9BWPYRN3bYML9u

2019年4月10日水曜日

第18期雀王戦がいよいよ始まる中で過去を振り返る

放送対局の対局室というのはひたすらに静かだ。

対局を普段ネット観戦している人達は実況・解説の声を聴きながら映像を見ているが、
我々選手が会場で麻雀を打ってる時にはもちろん彼らの声は聞こえてこない。
そんな中で会場に響き渡るのは一卓の摸打音と発声だけである。

他の対局であれば同一会場に他の卓もありギャラリーがいて若干のざわつきがある。
雀荘だって基本的にはそれと同じだし、卓上での会話等もある分更に騒がしい。

たった一つの卓にて密室で行われる麻雀、
世間の麻雀とはある意味でかけ離れた異質な空間のような気もする。

僕が競技選手になった10数年前は対局中の喫煙がオッケーだった。
デビュー戦で咥えタバコで「点棒貸して下さい」と立会人に言って、激怒されたのは今となっちゃ若い日の思い出。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/02/blog-post_22.html

16年前に初めてAリーグの採譜にいった時、
水道橋にあった「雀王」という協会道場で、3卓12名にて対局は行われていた。

ネット中継も無い時代の中、採譜は全選手12名についていた。これも現在とは異なる。
上述の通り対局者はタバコOKだったので、先輩のタバコの煙が当たる中で必死に採譜した記憶がある。

その時代を生きてきた身だからこそ、
対局室でやる麻雀って奴がますます異質に感じるのかもしれない。

ちなみに僕が初めて採譜したのは現在も理事として協会に在籍している竹内孝之さん、
この年、竹内さんは決定戦で鈴木達也さんと激闘を繰り広げながらも敗れ去る。(達也さんの初雀王がこの年)

「時代は変わった」と無論思う。無論良い方向に。
今よりも麻雀プロがもっとマイナーで、
対局があまり日の目を見ない時代、
そんな時代がたしかにあったのだ。

第三期雀王決定戦、崎見さんが最終戦で劇的な逆転負けを喫した死闘、
第六期雀王決定戦、五十嵐代表が最後の最後で達也さんに屈した死闘、
第七期雀王決定戦、小倉と達也さんの激闘、そしてたろうさんの苦悩、

「ネット対局の時代だったら映像として残ってたのに」と思う名勝負が協会には確かにあった。
「時代がちょっとずれてればもっと高い知名度を得ていたかもしれない選手」だって数多くいる。
「麻雀プロの知名度」の点は、ある意味で対局結果以上に運の要素が大きい。


そして3年前にテレビ朝日とサイバーエージェントが協力して立ち上げられたネット配信の一大コンテンツ「AbemaTV」、
うちのAリーグ(改めA1リーグ)も今年からここで放送される事となった。
環境としては今が一番いい時期だろう。まあ10年後にはさらに良くなってるかもだが。

たどり着くのに16年かかったA1の舞台(今のとこ協会最遅記録)、
「なかなか麻雀が自分を選んでくれないな・・・」と思った事あるけど、
今年からの事を考えると「塞翁が馬」だったのかもしれない、とか思ったりもする。
だってもしも数年前に昇級とかしてたら、その後に降級してタイミング的に今年出れなかったかもだしw

ただまあ、
やる事は結局今年も同じ。

ちがのは
自分が今まで経験したリーグ戦の中で文句なく最強の14人が相手という点、
そして勝てば雀王に挑戦できる、
この二つだけ。

緊張とかはないけど、
ちょっとだけ気合いは入るかな。
冷静丁寧正確に、
やってやりましょう。

https://abema.tv/channels/mahjong/slots/9BWPYRN3bYML9u

2019年4月5日金曜日

私見にともなう麻雀プロ紹介その12:小川裕之

競技麻雀の世界に生きている中で、
常々戦術テーマの一つとして話題になるのが「読み」である。

相手の手牌を推測するこの行為、
人によって戦術としての重要度やアプローチ等への解釈が一番大きく異なる部分の一つである。
時代によるトレンドもある。

10数年前の科学する麻雀の全盛期には「不要」という考え方が強く推された時代もあった。
僕自身もそんな時代を生きた中で、「読みを過信するのは危険」と説いてきた事が結構ある。


ただ正直に言えば、
これは読みという行為への信頼性を僕が多少なりとも疑ってる点は勿論なのだが、
それと同時に
「僕があまり自分自身の麻雀に強い自信を持っていない事の表れなのではないか?」
と自分に問う事もたまにあったりする。

読みというのは自信が無いと出来ない行為なのだ。
目に見えない事象に対して出来る限り細かい情報を拾って可能性を消去していく、
そして最後には確率を加味してそこに対して意志を持った一手を打つ、
これをするには麻雀を打てば打つほど強い精神力が求められる部分が大きい。

そんな中で、
今日紹介するこの男、
協会でも随一の「己の読みと心中するタイプ」と僕が思っている打ち手である。


小川裕之
第8期デビューした後に順調な昇級を重ね、今やAリーグの常連の一人として知られる男である。
彼の麻雀は高い技術力や冷静な状況判断力を持ち合わせているのは勿論だが、
所々で見られる自分の読みを前提とした「尖った一打」がとても面白い。

断っておくと僕は彼の麻雀は「異質」と呼ぶ範囲とは思っていない。
異質でいえば僕の中での代名詞は角谷さんだし、
「意図が読めないな、、、」と思った回数は多分金あたりに対しての方が感じた事は多いと思う。

小川の麻雀を見て何度も思ってきたのは
「ああ、なるほどそう読んだのか。気持はわかるけど俺にはそこまで読みと心中はできない・・・」
この感覚である。

そういう意味で、以前にこのブログでも紹介した同じくAリーガーの仲林圭とは僕の中で結構相対的な打ち手の一人だったりするわけで。

改めて、
彼の麻雀は高い技術力と時折見せる自分の読みに身を預ける進行がとても魅力的で、
「数多の協会員の中でも一番玄人好みの麻雀」と僕が思ってる一人だったりする。
その裏に見えるのは彼の彼自身の麻雀、読み、これに対する自信だ。

”自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である”
こんなセリフを元に考えるなら、
彼の麻雀は「協会一理論的でポジティブな麻雀」とでもいうべきだろうか。
そのスタイルが時に彼にしかできない勝ち方、負け方を作り出す、それも含めて非常に魅力的な打ち手である。
そしてもちろんその総合力が確かな物なのは疑うまでもない。

大きな体と愛想の良い人柄で知られる彼、
だが無論麻雀には熱い根っからの負けず嫌いである。

思えば彼と知り合った時のは六本木にあったとある雀荘だったが、
当時の彼はまだ会社員だった。
そんな中で麻雀の世界に魅せられて会社をやめメンバー業を始め協会に入り今に至った彼、
30間近の男がこの決断をするのは結構勇気があると思う。(僕はしたくても出来なかった身としていろいろな敬意を感じる部分もある。)
そんな人生歩いてきた男が勝ちにこだわらないわけもない。
第一線で戦ってきた男の中で負けず嫌いじゃない奴なんているはずもないのだが。

思えば彼とリーグ戦をやるのも第11期のB2以来、つまり7年ぶりか。
・・・・考えてみると過半数くらいの人と「B2以来●●年ぶり」だな。いや、俺のキャリア的には当然そうなるのだが。

まあそんな彼、
今期のAリーグがいよいよ始まる中、
興味のある人は改めてチェックしてみてください。

と、
今期のAリーグ対戦者の中で、まだ記事書いたことない人が数名いるのに気づいて書いてみたのでありました。
気が向いた時に阿賀さんとか小室とかも書いてみるかな。
・・・・正直にあまりネタがうかばないがw

2019年4月3日水曜日

フリー麻雀での出来事 その12 パオ

このブログを読むような麻雀バカの皆さんに今更書く事でもないかもなのだが、
麻雀には「パオ」と呼ばれるルールがある。

これは
・大三元の3つの三元牌
・大四喜の4つめの風牌
・四槓子の4つめのカン
これらを鳴かせた人、つまり「役満を確定させた人」に適用される罰則であり、

ツモなら全額、
ロンなら放銃者と折半、
で点数を払う制度である。


このルール、
競技団体は採用をしていない所が結構ある。
「無意味」という考え方が最近ではもう定番になってきているとも個人的には感じる。

理由の一つとして、
まず「”他家の迷惑”という考えでいえば、役満確定の副露以外にも幾らでもある」という点がある。
早いドラ切り、染め手に対する薄いケア、数え上げりゃキリが無い。

そしてそれ以上に、昨今では「麻雀は他家に全く影響が出ない打牌なんて不可能であり基本は自分の利を優先すべき」って考えが主流になった点である。

思えば僕がプロになった15,6年前は、
麻雀では「他家に迷惑をかけるような打牌をするのはダメ」という考え方が結構主流だったと思う。
というか「鳴かせたからには責任をとれ」という言葉はフリーなどで今でもたまに聞く。
協会に入った時に先輩にこの手の(今考えると理不尽な)叱咤を受けた事もあるし、
競技麻雀だと「目が薄くなった人はおとなしくしているべき」という考え方が主流だった。(役満条件を狙って怒られた事もあったし)

でも研究が進みこれらの考え方が否定され「麻雀に迷惑じゃない一打はない」が主流になり、
そして昨今はネット対局放送の増加により「観戦」から麻雀に入る人が増えた中、
このルールはますますローカル感が高まっているとも思う。
競技者でも採用が減ってきている以上、巷にもこれを「一般的ではない」と意識する人は増えているかもしれない。


そしてフリー雀荘では多数の店で今でも採用している一方で、
そもそも発現頻度が低い、適用がされるシーンは滅多にお目にかからない事象である。

僕自身、
フリー雀荘に足しげく通った中で、3つ目の副露が出たシーンは見た事あるし、
その後の放銃で折半払いが成立したところも見た事は何回かあった。
が、ツモあがりでの全額親っかぶりというのは見た事がなかった。

・・・過去形なのは昨日ついにそれを見たからである。
1177 ツモ 1 白白白(ポン) 發發發(ポン) 中中中(ポン)

白をポンさせた人の一人かぶり、32000点の払いでゲーム終了となった。
ちょっともめたのが祝儀Pについてである。

祝儀Pはツモなら2万点×3=6万点、ロンなら3万点、のルールだったのだが、
・パオ責任者が6万点払う
・パオ責任者が3万点払う
・全員で2万点ずつ払う
どれかメンバーに問い合わせたら
「パオでのツモ和了は放銃扱いなのでパオ責任者が3万点払う」との事。
まあここら辺は店の決め次第なので、「ふーん」という感じだった。

だが、ふと思ってメンバーと話す。
『和了者からすると、本来なら6万点貰える所を3万点になるのだから、ちょっと損するカタチなんだね』
「まあそうですね。でも役満あがったんだからそれぐらいは広い心で許して頂ければ」

なるほどw
他の店とかどうなんだろうなあ。
パオ自体がハウスルールだから明確な決めなんてないし解らん。


というか、
改めて思ったんだけど大三元以外のケースで「パオ」が適用されたのを、
フリー雀荘で見た事ある人っているんだろうか?

だってフリーには大四喜ダブル役満扱いとかないから、
大四喜の4つめの風牌なんてポンせずに両面とかの聴牌にする人が普通だし。
まあでも超早い巡目での即4副露とかは可能性0ではないか。
でも四槓子の4つめのカンなんて、
そもそも四槓子自体が空前絶後のレア役と考えると「見た事ある地球上にいるのかよ」ってレベルだよね。

色々と考えると、
「大三元以外の役満でパオが適用されるのを僕がこの目で見る前に、日本のフリー雀荘からパオが無くなるんじゃね?」
とか思うわけである。

いつか「パオって何ですか?」って協会の後輩に聞かれる人か来るのかなあ。
別に来ても不思議じゃないとも思うのですよね。

2019年4月1日月曜日

Mリーグ元年が終わり、2019年度が始まった

昨日、
2018年度最後の麻雀界を大きくわかせた話題と言えば、
Mリーグ初年度の終了、
多くの業界関係者が夢に描いてきたこの大舞台の実現、
そしてその中で優勝したのは赤坂ドリブンズ(園田賢、村上淳、鈴木たろう)、
改めておめでとうございます。
https://mahjong.abematimes.com/posts/5982727

このMリーグ元年、
多くのスポットライトがこの麻雀業界にあたり、
多くの芸能人・著名人がこのMリーグを注目してくれて、
昔から知ってる多くの選手がスポットライトを浴びた一年、
特に園田は長い間この業界にて中々に注目を浴びない期間が長かった姿を見てきただけに、感慨深い。
僕がこの業界に入って今日でいよいよ17年目、
こんな時代が来た事が本当にうれしい。

もちろんまだ業界が多くの課題を抱えるのも事実。
Mリーグは言うなら、この麻雀協会にいきなり現れた夢の離島みたいなもので、
この業界自体の大部分はまだそれと深い溝を持ってる部分もある。

ハワイとアメリカ?
シンガポールとマレーシア?
ガリバー旅行記に出てくるバルニバービ王国とその空中要塞ラピュタ?
いずれにしてもそんなMリーグと麻雀業界の溝を少しずつ埋めていければ、
この業界にいる多くの人に課せられた重要なミッションなんだろう。
これは僕含めて多くの関係者にとって他人事じゃない。

んでさ、
今日は4/1という事で、
こんなネタをtwitterに投下してみた。


https://twitter.com/s_takenaka0821/status/1112512555828731904

まあ個人的には、
「エイプリルフールらしく解りやすいウソでも一つ投下するか」
とか思ったのですが、

知人からラインは来るわ、
ツイッターで拡散されるわ、
協会の友人にも問い合わせがあったらしく注意食らうわ、
世間には全くもって冗談っぽく見えなかったらしい(^^;)

まあ、
ちょっとだけ申し訳ないと思いつつ(4/1だしあんま反省してるわけではない)、
一方でこれがあまり冗談に見えなくなったという事実、
麻雀界が大きく変わった事が実感できる事実が多少なりとも嬉しい。
5年前なら「アホか」で一蹴されただろうな・・・・

さて、
いよいよ2019年度も始まった。

残念ながら日本テレビでの放送は無いけれど、
僕も今年はいくつか放送対局出る勝負の年、
少しでもこの業界を盛り上げるのに貢献したいですね。
いい勝負作りたい。もちろん勝つという結果付きで。

・・・いや色々と憂鬱な点もあるけど^^;
なんせ相手が相手なだけに。


Mリーグねえ、
さっき書いたように、
僕から見てMりーぐは遠く離れた孤島の様に見えます。
どうしたらたどり着けるかなんて見当もつかない。
「目指す」と言われても・・・ってレベルで。

でも僕が「目指してない。無理だろ。」なんて言ったら、
この業界に夢を見てる多くの若手になんか申し訳ない部分もあるので、
まずは頑張ってベストのパフォーマンスで夢の舞台を見据えていきたいと思います。
2019年度、やったりますかね。

ちなみに、
そんな感じの意気込みを先日協会チャンネルでもちょっと話したので、
お時間ある方BGM代わりにでも是非^^;