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2019年4月18日木曜日

麻雀界が大きくなった一方でギラギラした殴り合いって減ってね?ってお話

最近、
私生活や仕事が忙しくて最近もっぱら麻雀はフリーが多い。
一日のわずかな時間の合間にちょっとだけ麻雀打つ、って生活スタイルがすっかり板についてしまった。
店からすりゃ迷惑な客なのかもだがw


もっと競技ルールを気軽に打てる環境が身近にあればなあ・・・
とか思う時はたまにある。

そういえば10年ほど前の自分がプロになって5,6年たったころ、
最高位戦や協会の同世代の人達と「社会人リーグ」という物をやっていた。

「リーグ」といっても特に規定した回数やメンバーは設けず
最高位戦ルールで
毎週金曜日の夜から新宿のセット雀荘、と場所日時だけを決め、
その日に来たい人が集まって麻雀を打つ、
そんな集まりだった。
社会人麻雀プロ仲間、
メンバー業の奴らに比べて麻雀を打つ時間が少ないハンデを背負った仲間同士で、
出来る限り競技ルールの打半数を増やすためにお互い協力し合ってその場を作ったわけである。

最高位戦の園田賢とか中嶋和正とか醍醐大とか、
今でも現役バリバリの奴らが多数いた中で、
お互いに牌を握り、
局の合間に意見を言い合い、
終わった後はその内容を肴に酒を飲んだ。
僕は終電乗り過ごしたら大久保の場末雀荘にむかい、
その店に置いてあった自分専用のパジャマに着替えて歯ブラシで歯磨いて寝泊りしたりしてたっけな。


そして今考えると麻雀に対して外連味のないやり取りがされていた場だった、とも思う。
ダメだと思った疑問手はお互いに指摘し合ったし、それでこその場所だった。
あまりお互いに気をつかいたくない理由もあって基本的には「競技選手以外お断り」だった。
実際に興味を持って来てくれたけど、その空気に耐えかねて来なくなってしまった人もいたし。

そういうやり取りができるのは競技選手同士だからこその醍醐味だ。
フリー雀荘というのは基本的に黙々と麻雀打ってミスは自分で振り返るだけなわけで。

ただ一方で、
あの場を振り返って改めて思うのは、
「麻雀で相手を殴るのには、相手に対する信頼がある程度必要」
という事実である。
殴っても簡単に開いては折れない、
相手も自分を殴ってくる、
そんな信頼関係がある程度ないと難しい。

最近の麻雀界って、
メディア露出の影響もあって、
競技選手数も団体規模も凄い増えた中で、
選手同士で気を使う事が増えたなあ、
とかたまに思う。
俺としちゃもっとギラギラしてお互いに殴り合う関係作ってきたいし、そういう気迫を感じる若くて生意気なやつは結構好きw



いや自分が年とってある程度立場もできて、後輩に気を使われる立場になったからそう感じるだけかも^^;

なんだかんだで多くの人は、
昔と変わらずに麻雀でお互いを殴り合う仲間と環境をちゃんと確保していて、
昔と変わらずにギラギラしている、、
そうであればいいんだけどね。

「ぼっちの麻雀プロはじゃ絶対に強くなれない」
これは僕が以前に書いた主張です。

人間性とか、
麻雀が好きという気持ち、
これらは無論大事だけど、
そんな物だけで強くなれるなら、
誰でも雀王でしょ。
殴り合ってこその麻雀プロって部分も確かにある。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2016/11/blog-post_27.html

この年齢になると、
色々と忙しくて社会人リーグとかを主催になって開こうとか中々に難しいけど、
今年の協会はサラリーマン雀士とか凄い入った中で、
そういう競技選手同士で殴り合う場は自分たちで作って欲しい、とか老害的に思うのでありました。

というか作って俺を呼んでほしい、
できれば新宿で、
これが本音かw