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2019年6月26日水曜日

今年の雀王戦A1リーグも半分が終わりましたね

この間の日曜日はリーグ戦第5節でした。

1-4-3-1でプラス25P位
1半荘目 勝負どころを数回制してトップ
2半荘目 勝負どころで数回負けてハコラス
3半荘目 ギリギリラス回避の3着(展開よありがとう)
4半荘目 南場で起死回生の手が入ってトップ(バカづきよありがとう)

個人的なベスト局をあげるなら、
1回戦東3局で仲林からあがった3900ですかね。
地味過ぎるので詳細は割愛しますがw
これ含めて中々に面白い対局だと思うのでよろしければ以下URLで是非

ニコ生 
Fresh!

そしてこれにてA1リーグの前半戦が終了。全体のスコアは以下の通り。
まあ自分は可もなく不可もないスコアにまとまっている状況。

https://twitter.com/ClubNPM/status/1142741294407532544  

ちなみに去年は第5節終了時点で以下のようなこんな感じだったみたいです。


1仲林圭311.2
2阿賀寿直163.5
3下石戟140.1
4須田良規125.6
5堀 慎吾 119.4
6宮崎和樹 107.9
7小川裕之14.5
8橘哲也13.4
9鈴木たろう-2.2
10田内 翼-11.3
11矢島亨-39.1
12小室勇人-135.2
13角谷ヨウスケ-222.3
14木原浩一 -279.3
15佐久間弘行-313.2
「今年は比較的ダンゴ状態」って言われてたけど、
確かに去年と比べると上・下ともに300P台がいなくて詰まってる。
まあ協会ルールだしここからどうなるかは全く読めませんが。

泣いても笑っても9月前半には決着ついてる。
一年は早いなあ^^;
 

んで改めて半分終わっての感想なんですが、
回りの人達の判断の正確さとスピードに驚かされる事多数の日々、ってのが一番言いたい点ですね。

正確に言うなら、
自分の麻雀をこんな風にいろんな角度で客観的に見る一年ってのが人生初の中で、
そうなると改めて自分の粗さ加減が見えてしまっていて、
それに対しては「俺の精度は現時点じゃこんなもんかも・・・」と思うのですが、
一方で回りの奴らのソツの無さ=その凄さが改めて良く解る。
そんな感じです。

麻雀では昔から
後ろからその人の麻雀見て
・自分より上手いと思ったら3歩先
・自分と同じくらいと思ったら2歩先
・自分よりちょっと下手と思ったら1歩先
って感じの格言がある。

卓についてる人とついてない人では視野の広さが違うし、
判断の正確さは自分がやるのと他人がやるのでは違う。
そして判断のスピード、
卓の中に落ちてる情報を拾ってそれに対応するまでの時間、この速さがやはり強い人は凄い。

「自分もその情報には気づいてました」
と言っても、
それに気づくスピードが1巡早いか遅いかで全然違うわけで。
「それじゃあもう遅い」
って局面は麻雀で今まで多々経験したし、
「コイツやっぱ凄い」と他人事のように感心するシーンが今年既に多々なわけです。

まあ別に100%の弱気にはなってないですけどね^^;
例えば
仲林の完璧なバランスの麻雀、
堀の彫刻刀みたいな繊細な麻雀、
凄いし憧れるけど、
それを100%真似たいとも思わないしできないし。

そもそも麻雀だし何が起こるか解らない。
 

ただまあどんな結果であれ
「もっと自分の精度を高めなきゃ」って刺激を死ぬほど貰った前半戦5節だった。
とりあえずそう書いときます。

さて後半戦は7月中旬から始まる。
AbemaTVもまたあるし、
頑張りたいなあ・・・・

2019年6月13日木曜日

7月9日のMリーグドラフトについてガチで予想してみる

※注意
当記事は筆者の個人的な予想です。
筆者は麻雀プロではありますがMリーグ関係企業の内部情報等は一切知りません。
なので予想の内容への苦情は勿論、情報についての各義務とかについての苦情も受け付けてません。(苦情を言われる所以がそもそも無いのでw)
ご承知おきください。
あと選手名は全部敬称略です。

さて先日AbemaTimesにてMリーグの今後について発表があった。
https://abematimes.com/posts/7004868  

主な内容は
・2019シーズンの概要
・レギュレーションの変更
・今後の日程

その中でも特に注目なのがレギュレーションについて
・選手枠は上限4人(3人でも可)
・必ず女流を1人以上入れる
との規定が追加になっている。

そしてドラフト会議は7/9(火)に正式にきまった。
https://mj-news.net/news/mleague/20190611126190

つまりこの日、新生Mリーガーが数人誕生するわけだ。
というわけで今日は「新生Mリーガーに誰が選ばれるか」を日本プロ麻雀協会員かつ競技麻雀マニア視点で書いてみようかと思う。

まずここでセガサミー・フェニックスの公式アカウントで掲載されていた画像を引用させていただき、展開の詳細をもう少々細かく予想。
※ひょっとしたらスポンサー、つまりチームの追加があるかもしれないがそれは今回除外して考える

女流が2018年度いなかったのは以下3チーム、
・赤坂 ドリブンズ
・渋谷 ABEMAS
・U-NEXT Pirates

つまり3人の女流Mリーガーが追加されるのは確定事項、
これに残り4チームが全部指名をすれば最大7人が追加となる。
 

では誰が指名されるか?
それに当たり考える前回のドラフト会議から見えた傾向を少々かいてみる。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/08/m.html

①長いスパン(直近10年レべル)での実績・知名度が重視された印象
前回はこの数年間での活躍により選ばれる可能性が高いと噂されていた内川・猿川・鈴木達也・金あたりが選ばれなかった。(個人的に一番驚いた点)
今回も「旧来からの知名度」ってのは重視されると考える。やっぱりメディアに強く訴えかけられる安定感ってやつが大事ってことか。

② 企業ごとにある程度団体との結びつきがある
まあKONAMIとかチーム名がすでにそうだし、
雷電やEX風林火山のように連盟から3人指名した団体は他にもある。
ここら辺は今回も団体を絞ってくるのではないだろうか。
ただKONAMI以外は100%は読めない部分も結構あるが。

さて改めて3人の氏名が確定している女流について予想してみる。
まず、指名必須の3チームは前回いずれも複数の麻雀プロ団体から指名をしている。
よって特に「団体を選ぶ」ってのはなさそう。
となるとやはり個人の知名度とかで考えた中、僕の中で指名がありそうと勝手に予想するのは以下の方々

【連盟】
本命は黒沢・二階堂亜あたりと一緒に団体を長年牽引してきた以下の3名。
・宮内こずえ
・二階堂瑠美
・和泉由希子
他は
・RTDにも出場している現女流桜花の仲田加奈
・キャリアは浅いけど知名度がとにかく高い岡田紗佳
前回傾向を考えても指名される可能性十分な方が多々いる。

【最高位戦】
本命は人気・知名度ともに抜群の日向藍子。
他に選ばれるとしたら長年最高位戦の看板女流としてMONDO等でも活躍してる石井あや、かな。
女流最高位連覇中の西嶋千春はロングスパンの知名度でちょっとまだ厳しいかもと。

【協会】
本命を挙げるならRTDに今期選ばれた朝倉ゆかり。
対抗を上げるなら人気・知名度十分の水口美香か。(パイレーツの対局出てたし)
単穴で大崎初音あたりもあげとこう。

【RMU・MU】
僕が協会員なのでそのひいき目が若干あるとしても、
この2団体にて人気・知名度で上記の選手を上回れそうな人が正直にちょっといないです・・・
すみません。

となる。
 

さてそれでは、
女流がすでに在籍している残り4チーム予想、
というか男性プロの予想いってみよう。

ぶっちゃけた話、
「連盟圧倒的有利。というか連盟以外選ばれないまである。」
というのが予想。

そもそもこの4チーム中3チーム(KONAMI、EX風林火山、雷電)は第一回で連盟を3人指名している。つまり今回も連盟から選ぶ可能性は凄い高い。

そんな中で連盟には前回RTD出場者にもかかわらず指名されなかった内川・猿川の両名がいる。
というかこの二人の指名される可能性は今回男子の中で群を抜いて高そう。
連盟にはその他にも藤崎さんとかのベテラン有名どころもいるし。

注目はセガサミーフェニックス。
ここだけはどの団体からも選ぶ可能性はある。
が、指名をしない可能性もあるし、むしろ前回唯一の女流2人指名をした点を考えると、3人目の女流を取ってくるオーダーも充分に考えられる。
というか、今回はドラフトがウェーバー制なのも考えると指名順の早さを生かして強い女流選手を他チームに選ばせないって思惑での戦略指名をする可能性も0じゃないとすら思ったり。

いずれにしても「連盟以外の男子が指名されるのはかなり厳しい」というのは事実。
まあ協会で強いて言うなら
金太賢
鈴木達也
この両名に希望を持っているのだが、、、、、、、
※特に金は個人的に選ばれたら俺嬉しくて泣きそう
 

ただまあ、あくまでこれは前回傾向をベースにした予想なので、
そのイメージを覆すような結果=予想大外れも全然あるけどね。
ぶっちゃけ個人的には大はずれしてほしい。

やっぱ前も書いた通り、
Mリーグってやつが既存麻雀プロにとって夢のあるものになってほしい、ってのは多くの関係者の願いであり、
そう考えるともっと選ばれるべき若手実力派ってのはゴロゴロいる。
女流だって協会はまだまだすごい人がいっぱいいるんですよ。
男子だって、僕としちゃ渋川とか仲林を企業に選んでほしいし。

ただ今回の時点はやっぱまだ既存業界での知名度が重視されそう、
ってのが正直な感想なのでありました。

おしまい。

2019年6月10日月曜日

「専門家の謙遜」って、必ずしも良い物ではないんです

内容が見る人によっては不愉快かもだけど苦情の類は受け付けません!w

最近「左利きのエレン」って漫画をちょくちょく読んで色々と共感したので、
今回はその内容をベースに麻雀プロって奴についてちょっと書いてみようかと。
※なおこの作品自体はアートとか広告業界を中心にしたお話です。社会派漫画が好きな人にはお勧めなので是非。

私見として、
麻雀プロは大きく三つに分類される、と個人的には思っている。

※麻雀プロが専門家たるか?職業たるか?ってのは今回は議論しないw
・トップクラス
・中堅
・下っ端

トップクラスはもう本当に一握りのカリスマ、
んで中堅以上を「専門家として一人前」、
「自分の技術の確立していて、精神的にもだれにも頼らずに”自立”している人」
とする。

もうちょっと具体的に言えば
・突き付けられた状況に対して全て「自分の回答」を出せる技術と自信を持っている。
・回りにある程度技術を信用されている(後輩からの相談をされる等)
・解らない事は解らないときっちり言える(自分が理解・断言すべき領域を理解できている)
あたりか

駆け出しはそれ以下、
言うなら一専門家としてやってく技術も自身も無い人、
とでも言うべきか。
 

んでトップクラスと中堅の差ってのは凄い曖昧で、
「どこからがトップ」というの難しいし、
技術以外の要素がふんだんにあるので今回は議論しない。

問題は中堅と下っ端について。
この差は物凄い大きい。
「自立している専門家」
「自立できていない専門家」
果てしない溝があって、ここに”中間”というのはほとんど存在しない。
”中堅”は”中堅”であり、”下っ端”は”下っ端”なのだ。
つまりキャリア年数とかも関係ない。
10年たってもいまだに自立できてない(と回りには見られてる)プロもいれば、
麻雀界の場合は1,2年、下手するとデビュー前から自立してるプロもいる。

んで今までと矛盾した事をちょっと書くが、
この”自立”も多少の曖昧さがあるのは事実。
でもこれが出来ているか否かってのが一番大きなバロメーターは、
「自分に自分で頼れる」
「いざという時に誰かが頼れる」
ここらへんだろうか。
自他ともに認める「未熟者」、
自立してない人には誰も頼ろうとなんかしない。
 

僕がこの世界で色々な人見てきてたまに思うのは、
「”謙遜”ってのは必ずしも美徳では無い」
という点。

むしろこの業界には、
”自分はダメだ”と口に出しているけど、
でも本心では実は”自分はまあそれなりには出来る”と思ってて、
単純にハードル下げて楽する為に、自分に対する過小評価を口や態度に出してるタイプ。
良くいるんですよね。

まあそりゃ何でもガツガツするタイプは面倒だし、
そこはバランスなんですが、
逆に中身はまだ未熟な部分が多々あっても、
ある程度の虚勢も含めて自分の意見とか自信をしっかり口にするタイプ、
こっちの方が精神的な部分も含めて強くなるケース多いんじゃないかと。
”服に合わせて体が成長する”って感じでしょうか。

僕自身は、
謙遜を口にする事は山ほどあるし、
虚勢で物言う事もあるけど、
やっぱ「麻雀の専門家として自立してなきゃいけない」って考えはあって、
そこに対して自分の精神とか、世間の見た目とか、色々と考える点があるわけです。

まだこの業界入って数年の人、
「ゆくゆくは自分で立たなきゃいけない」
この精神を持ってますかね?
どうですかね?

これ読んでる何年も麻雀プロやってる方、
「自立できてる」って自覚ありますか?
技術は勿論だけど、
「自分で立つ」って精神面、
これを持たずにダラダラ現役続けると、技術的にも洗練されない部分はいつまでたっても残ったりする、
というのが私見なのです。
 

あ、そういえば昨日はリーグ戦でした。
2243で▲50Pくらい。


https://twitter.com/ClubNPM/status/1137640213373628416

「もっと上手く打てたなあ・・・」と思う所だらけ。特に序盤が。でも中盤に上手く打ったゆえの被害拡大を防いだ局があったのも事実。

ヤケ酒はする。
振り返りもする。
でも今更一節の結果や内容が悪かったからと言って謙遜したり泣くとか特にないっす。

つまりこの日記で一番いいたかったのは、
「リーグ戦負けて滅茶苦茶悔しいけど自立した大人なので酒飲んで寝て、反省すべき点は生かして次頑張ります!」
って点。

おしまい。

2019年6月6日木曜日

自分の手の内、開示する?しない?

将棋棋士の対局では、
試合が終わった後に「感想戦」と呼ばれる対局者による手筋の振り返りがある。
まあ麻雀プロもこれは対局後の飲み会とかでやったりするのだが、
将棋の場合は試合後の正式な慣例として行われている、とでもいうべきだろうか。

で、この感想戦も棋士によって個性がある、らしい。
言うなら「どの程度、自分の戦術思考、手の内を開示するか?」が違うのである。
自分の戦術思考を開示する事は、
ある意味で「自分だけに見えていた観点・情報」という自己財産を相手に提供する形になるともいえる。
これについて「不利」とみなし、感想戦でもあまり多くを語らないタイプの棋士というのはいる、らしいのだ。
※僕はそこまで業界について知らないので聞いた噂程度w
 

んで、麻雀プロにも似たようなタイプ差というのは実はいる。
まあ将棋プロに比べてたら圧倒的にこの差は少ないとは思うが。
なんせ麻雀は一部情報が隠蔽されている不完全情報ゲームだし、その他もろもろの点も考えると、「隠すことがあまり自分のプラスにならない」と僕とかは思ってしまう。
つまり僕自身は特に隠蔽はしない。
正確に言えば
・隠蔽するとそもそもの自分の思考がどの程度正しいか、共感してもらえるか、がわからない = 隠蔽にも大きなリスクがある
・そもそも勿体付けるような凄い情報を自分が持ってる気がしないw
という点から隠す意味を感じてない為だ。

でもやっぱりここも上述の通り個性は無論あって、協会にも「隠蔽派」は結構いる。
僕の知る「協会の隠蔽派代表格」はズバリ金太賢。
ぶっちゃけ彼の事を「どんな戦術についての話を聞いてもとりあえずの笑顔でテキトーにあしらってきやがる男」と思っていたりするw
でもまあ、「単純に相手を選んだり、口下手だったりとかの理由で話さない人もいるしなあ」とか思ったりもするので、本心はわからない。

・・・と長年思っていた。

が、そんな金が今度戦術書を今度出すらしい。
彼の打ち方は結構「風変り」と思ってる僕としてはちょっと興味があり、
それについてtwitterで本人が言及しているのを色々と見ていたらふと目に飛び込んだ呟き。

自分であっさり認めてやがった・・・・
うーんやっぱり人によるんですかね。この辺は。

僕なんかは上述の「自分の情報に対する評価がわからない」ってリスクを優先して考えちゃうけど、
自信あふれる多くの打ち手には案外そう考えない人がもっといっぱいいるのかもしれないですね。
 

さて、ちなみに、
僕の知る限り「聞けば全部答える公開派の代表格」は、
鈴木たろう大先生。
聞けば大体全て教えてくれる。
しかも僕の想像を超えたレベルの質の情報とかまで。

僕は金の事を「意図が良く解らない風変りな事をする男」とたまに思う一方、
鈴木たろうの事を常々「やってる事は当たり前の事でしかない。精度とレベルが高すぎて周りが理解できてないケースが多いだけ。」
と思ってるが、
単純な情報公開への今までのスタンスの違いでそう見えてるだけで、
金のやってる事もレベルが高すぎて理由が理解できてない、だけかもですね。

そして将棋界にて「自分の思考、手の内を全て明かす人」として有名なのは、
かの羽生善治です。
「自分が不利になるという思考を一切感じない、むしろ公開する事で自分の情報を更に研磨しているように見える」
「全てをさらけ出すからこそ、その思考の高さに愕然として、”勝てない”と思わされる」
こんなライバルから語られるエピソードが多々あるらしい。
どの業界でも、
真の天才、
才能の上に更に色々な物を敷き詰めた”王者”って奴は、
考える事は同じなのかもなあ、とか思ったりもする。





まあでも僕としては、
羽生さんみたいな神聖な人を見る目でたろうさんを見るには、
卓外での破天荒っぷりも色々と見てるだけにちょっと難しいんだけどさ(ーー;)

でも麻雀打ちとしては僕の人生に大きな影響を与えてくれた尊敬できる人です。
これは本音。

2019年6月4日火曜日

フリー麻雀での出来事 その12 誤ロン・誤ツモ・誤ポン・誤チー、そして・・・・

麻雀では誤ロン・誤ツモなどのようにゲーム続行を不可能にした場合は「チョンボ」となり、罰符を払う規則が一般的にある。(まあチョンボについての詳細はいつか別記事で)

そしてそれ以外にもいくつかの細かい罰則規定が麻雀にはあったりする。

代表的なものとして多牌や少牌、
これは特に罰符はないが和了放棄になるケースが多いと思われる。

そして誤ポンや誤チー、
これは協会のリーグ戦だと和了放棄になる。
一方で巷のフリーでは1000点を供託に払うペナルティのみであり、和了権利も失う事はないケースが多い。
ちなみに協会でも日本オープンやチャンピオンロードのような一般参加者もいるオープン大会だと1000点罰符となる。一般愛好家の方のためにリーグ戦より多少ゆるくしている、という具合だ。

まあ誤ポンや誤チーはフリーなどでもたまーに見るし、僕も競技大会でやっちまったこともあるし、そこまで珍しいものでもない。
しかし先日、それに近いが生まれて初めてのちょっと珍しい現象を見た。
というか僕がやらかした。キリッ
 

※なおここからは一部フィクションでお送りします。

それはフリー雀荘にておきた。
店のスタッフ2人入りにて行われたとある半荘、
東場の僕の強引な攻めが功を奏し、ダントツトップ目で向かえた南2局北家のときである。

中盤が過ぎ
南家(対面)がリーチ
それに対してチーを入れた染め手らしき河で全ツする親(下家)
西家(上家)も終盤過ぎにチーを入れて聴牌気配がしている。

そんな中でトップの私はしっかり降りて流局間近となった中で以下の形
二五五六⑤⑥447777白

「せっかくだし最後のツモでカンして親のハイテイは消しとくか」
とか2巡位前から思っていた。

そして最後のツモを引いた後に発声する、
「カン」
その後に7を4枚倒す。
が、瞬間に固まる同卓者3名

「あのお客さん。。。」
『はい?なんでしょう?』
「ハイテイではカンはダメなんですよ^^;」


(・・;)
良く見たら確かにハイテイは自分だった。
これはカンできない。

というか何を勘違いしたのか自分をずっとハイテイ1つ前だと思っていたので全くよどみなくカンしてた。
それだけに回りも凄いキョトンとしていたので、
僕はそのリアクションを見て少々「へ?」と思ったのだが、
「へ?」はむしろあっちの台詞だったらしい。
 

謝りながら手牌を倒してノーテンの罰符1500を払う、
そして牌を自動卓に流し込む。
が、次局になった数巡後ふと気付く

(そういやさっきのって誤ポンほかならぬ誤カンじゃね?1000点はらうべきだった?(・・;))

そもそもハイテイだったし、「誤カン」なんて人生で初めてみたから気付かなかった。
が、誤ポン、誤チーと同じ扱いと考えりゃそうなるはずだ。

ただ今更1000点払うのもなんだしそのままスルーする事にした。
のだが、
(ひょっとして同卓者は気付いてて怒ってるんじゃ)
とか考えながら下家の顔をチラッとうかがう。

・・・・・ば、ばれてる?
彼の発する威圧感はタダならない物があった。
いや、気のせいだ、多分。
冷や汗をかきながら続行すると彼が声もかけてくる。

「ちょっと」
『(く、くるのか?)・・・はい』
「誤カンとか初めて見ましたよ。」
『すみません・・・・(せ、誠意を見せろとか?ミカ●メ料払えとか?くるの?)』
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
「頼みますよ本当に」

だがそれ以上の言及とかは特になかった。
どうやらばれていなかったらしい。
僕は一命を取り留めたのでありました。
危なかった。

というわけで皆さんも誤カンには気をつけましょう!
 

このまま日記が終わると怒られる恐れがあるので補足を。
写真の方は新宿マーチャオに最近ゲストでよくいるRMUのトップ選手、松ヶ瀬隆弥さんです。
見た目はちょっとイカついけど、根は優しくて料理もうまい、そして近年RMUでもNo1の実績をたたき出している男でもあります。
みなさんよろしければ彼のゲストに是非!
ちゃんとした顔写真はこっちですのでご安心ください!

おしまい

●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2019年6月2日日曜日

対局中食事禁止っていうけど、タピオカティーはどうなのよ?

先日テレビで見て改めて知ったのだが、
今、ちまたでは「第三次ダピオカブーム」なる物がきているらしい。

特に今回のブームではタピオカティー、
つまりミルクティー等に大粒のタピオカパールを入れた台湾発祥の飲料がこの火付け役となっており、
近年都内ではすさまじい勢いでこの店舗が増えている事は大体の人が気付いている点だろう。
僕が住んでる新宿・大久保近辺もとにかく色々な店が出来ては行列を作っている。

一応アピールしておくと、
僕はこのブームが本格化する前からタピオカティー愛飲家をやっている。キリッ
ブームの来る前、2017年6月時点で以下日記に書いたが、
飯田橋での対局における休憩時間の定番と言ったら対局会場から歩いて数分のところにある「春水堂」にてテイクアウトのタピオカ紅茶を買う事だった。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/06/blog-post_19.html  

ぶっちゃけ近年のブームで良く通ってた春水堂とか、大久保のChatimeあたりが鬼のように混む様になってしまったのはちょっと困る点もあり・・・

さて、そんなことはおいといて、
改めて今日の日記の本題は「対局中にタピオカティーはセーフかアウトか?」という点である。

日本プロ麻雀協会では競技規定にて対局中に食べる行為は禁止されている。
よって放送対局でいきなり選手がお菓子食べたりするシーンを見た方はいないだろう。
ただ一方で飲む行為はOKである。
多くの選手は放送中でもウーロン茶とか飲んでるシーンは良く見ると思う。

じゃあタピオカはどうなのか?
コイツは飲み物とみなされるべきか?
食べ物とみなされるべきか?
一応は「ティー」と銘打っているが、一方で飲むためにはタピオカを口の中でモグモグしなきゃならない。
ちょっと議論が難しいものがある。
僕には明確な答えは出せない。
ぶっちゃけどうでもいいし。

ただまあ考えてみると、
協会規定が対局中に食べる行為を禁止してるのは、
スムーズは進行とか、見栄えの問題、だと思われる。
よってこの点から考えれば、もしもこの議題が理事会にかけられたら「対局中はNG」になりそうな気はする。
、、、そもそも理事会がこんな問題を議題にするとも思わないし、僕がそんな質問したら「どっちかなんて決まってないけど、とりあえず紛らわしいと思われる行為は遠慮しといて。」
だろうな。多分。
 

そういえば、もう10年以上前、とある対局での事。
とある女流が打ちながら口をモゴモゴして何かを咀嚼してた。
それを見た立会人から飛ぶ注意。

立会人「対局中に物を食べるのはやめてください」
女流「これ、ナタデココ入りドリンクなんですけど。」

・・・「どっちでもいいからとりあえず自粛しとけ」という対局者の心の声が聞こえた気がした。
”紛らわしい事は自粛”、これが大人のマナーって事ですかね。