その為、基本的に私は対局中(というか麻雀中)、いつもの数倍愛想が悪くなる。
対局の休憩時間中、
町を歩いていた私はとにかくは荒れていた。
冷静を装ってはいたが回りは知らない人しかいなかったし多少イライラが表に出ていたかもしれない。
理由は2回戦のオーラス
東家 蔵 ▲1800
南家 浅井 20800
西家 矢島 44000
北家 武中 37000
さすがにこの点棒状況だとこの0本場だけに関しては他3人を無視してトップ限定の手筋をしてもOKなレベルだ。
浅井にまくられるケースは滅多にない。満貫直撃も跳満ツモも届かない、
蔵もダントツラスである事を考えると、一の矢くらいは被弾覚悟でよい。
そんな事を考えた中盤に以下の形になる。
五六六八八456③③⑥⑥西西 ドラ③
主な河情報
・西が既に2枚切れ
・四が3枚、七が2枚切れ
・六は1枚切れ、八と③と⑥は生牌
・南家浅井が若干ソーズ染めに見えるが他は特に偏りはない。
タンヤオ一直線の西トイツか、
四の切れ具合も考慮してチートイ本線の五切りか、
長考の結果五を切る。
だが正直ソーズが若干高いこの状況、チートイはあくまで保険でポン材が出たら仕掛ける方がいいか、とか思っていた。
すると蔵が直後の10巡目に六を切ってリーチ宣言。
前述の通りかぶくならかぶきとおすべきこの局面、ノータイムでポンとする。
そして直後の蔵のツモ切りである八もポン。
瞬く間に間にこのテンパイ
456③③⑥⑥ 八八八(ポン) 六六六(ポン)
しかしさらに直後の蔵のツモ切った5を浅井がチー(567にて)
うーんどう見るべきか、、、
とか思う間もなく、まわってきた5を空切りした瞬間に浅井のロン発声と倒された手を見て驚愕する。
3334567南南南 567(チー)
満貫直撃。
本来ならそれでも2着だったが、蔵のリー棒がプラスされて逆転3着。
「マジか、、」と直後落ち込んだ。そして色々と考えた。
俺が掴んだから打ったけど、矢島も3者の現物に窮して打った可能性はある。そしたら俺がトップになっていた。
というか蔵・浅井どっちが掴んでも俺は2着ですんだ。
つまりマックス+40000点のケースもあったが、最悪のマイナス28000点抽選を引いてしまったわけで・・・・
いや、振り返るポイントがちがう。
そもそもこの半荘の東3局の選択が温かったからこうなったわけで、これも必然と言えば必然・・・・
色々と考えてちょっと自分の選択や牌のめぐりにイラついていたわけである。
同卓していたヤンキー娘の「あたしの方がキレそうですけど・・・」という愚痴に、
謝罪を言いながら、冷静さを取り戻す為抜け番となり会場から外出した。
最近飯田橋での対局の合間には駅前の「さくらテラス」というビルによく行く。
建物の雰囲気が好きだし、ビル内のとある店にてテイクアウトのタピオカティーを買うのが昨年あたりから習慣化しているルーティンだ。
だが注文をした後も先ほどの事を考えるとやはりイライラしていた。
「冷静にならなきゃいかん・・・」
と思いながらも心の中は暴風雨状態だった。
そしてそんな中注文の品が来たわけだが
店員さん「ストローさしますか?」
ワシ「はい」
店員さん「あの」
ワシ「?」
店員さん「いつもスリアロ村楽しく拝見してます^^」
・
・
・
・
瞬間びっくりして奇声を上げるくらいしかできなかったが、
直後に思ったのは「イライラしてたのが伝わらなかっただろうか・・・」だった。
上述の通り麻雀中の自分があまり愛想良くないのは自覚している。
しかも一番重要な対局でかなりアツい展開を食らった直後だっただけにピリピリしている自覚があったわけだ。
とりあえずお礼にもならないお礼を言いながらそそくさと店を出たのであった。
ただ対局会場に戻る途中。
「やっぱイライラするの良くないなあ」
と急速に冷静になる自分がいた。
店員さんは人狼ファンだったみたいだけど当然俺が麻雀プロなのしってるだろうし、
いきなり店にピリピリした空気で入ってきたら、それこそ自分や麻雀プロのイメージ駄々下がりじゃねーか、と。
世の中誰が見てるかもわからないし。そもそも熱くなって勝負に勝てるなら苦労しないだろ、と。
会場に戻る頃にはすっかり平常心になっていた。
そして最後まで平常心で挑めた事に「いつか店員さんにお会いしたらお礼言っとこう」とか思ったわけである。
・・・・まあちなみに結果は前半以上にフルボッコだったけどね(--;)
でもまあまだ前半終わっただけだし。
残り半分も冷静丁寧正確に、打ちたいように打ってきますか。
昇級したいなあ・・・・
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