これにより協会員が4年連続の獲得である。
https://twitter.com/mondotv_m/status/966971966258266112
ちなみに過去の協会員による獲得履歴は以下の通り。
第2,3期 成瀬朱美
第7期 水瀬千尋
第9期 上野あいみ
第10期 豊後葵
第11期 水瀬夏海
第12期 水口美香
過去12期中協会員の獲得が6人(計7期)、これは結構凄い数字だ。
さて、
今回の最終戦は夕刊フジ杯史上にも残る壮絶なデッドヒートだったと思われる。
3回戦までで水口が大きくリードをして「ラスさえ引かなきゃ」だった中、
他家の必死の抵抗と展開の悪さもあり絵に描いた様にラスを突きつけられ、一時は塚田(最高位戦)に捲くられ、さらにその後に白田(RMU)に肉薄されるという凄い展開だった。
初タイトルというプレッシャーもある中、最後の最後まで冷静に逃げ切った水口だったが、途中で切れちゃっても不思議じゃなかった展開、多分彼女にとって人生で一番長い半荘だったんじゃなかろうかw
改めておめでとうございます。
ちなみに僕の中での水口についてやたら覚えてるのは協会入会当初に飲み屋でウィスキーを銘柄指定してロックで飲んでた事です。
シングルモルトスコッチのザ・マッカラン。
「酒好きなんだな(・・;)」とその姿がやたら印象に。
これ読んだそこのアナタ、お祝いに彼女にボトルあげると喜ぶかもしれませんよ!(喜ばなくても責任は持ちませんw)
んで今回の決勝最終戦について話題になった牌姿にちょっとだけ触れたい。
最後の最後、南4局4本場にて、倍満ツモ or トップ目からの跳満直でOKの局面で出た以下牌姿
11233444556778 ドラ九
「まさかここで条件満たせる手が入るとは」と思って見ていた中、
僕の第一感は「とりあえず1切れば69聴牌」だった。(当事者も1切り)
1が先行リーチの現物なのもあったし、僕が実際に座っててもこれ切っちゃった可能性はある。
が、実は7を切れば2369聴牌。1123344455678 ドラ九
「1123344455」という形は実戦でもたま~に見かける複合形の236待ち、これにソーズの上が伸びてて9まで待ちが含まれている。2は特に見落としやすい。
結局この一打が敗因となり逆転手を実らせる事が出来ず、となったわけである。
実はトップ目からのリーチ棒が出た事で超ギリギリで条件が満たされた直後(=状況が急変した)の局面だった点、さらにこの複雑形、これら考えると今回のケースを完璧に処理する事が出来ない選手は多いだろう。僕も100%の自信はない^^;何より解説もあんまり状況を的確に拾えていなかった。
※ネットでもこの手の感想は多い。
まあミスした当人が一番死にたいだろうし、
観戦してた僕としても「競技選手としてああいう土壇場(特に放送対局)での複雑系メンチンは入って欲しく無い手No1」という怖さを覚えた一局だった。
んでせっかくなので最後に「放送対局のメンチン」で忘れる事が出来ない思い出を一つ。
「日刊スポーツ杯 スリアロチャンピオンシップ」の2016年度3月での事である。
https://freshlive.tv/threearrows-ch/42946
この時僕は全体3位で準決勝A卓(放送卓)に進んでいた。
そして放送が開始されるまでの休憩時間中、全体7位だった麻将連合(μ)の雑賀真紀子さんらと話をしていたのだが、
彼女は放送卓での本格的な対局が人生初だったらしく緊張して色々な懸念をつぶやいていた。そしてメンチンについても話題に出ていた。
まさにこんな事を言っていた。
※なお画像は最高位戦所属 木村明佳吏さんの以下記事から拝借m(_ _)m
https://ameblo.jp/kim-matsu/entry-12146834988.html
が、そんな彼女、
その準決勝にて開始5分で親のメンチン18000を和了!(動画URL 21:50頃)
同卓者全員が
「あの会話は前フリかよ」
と心の中でツッコミいれたのだった。
ちまみに雑賀さんはこの和了のまま準決勝をトップで逃げ切り、決勝もトップでこの3月度大会を優勝しております。
メンチンとはあがれば大きい、
でも競技選手がある意味一番恐れる、
そんな手なのでした。