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2018年8月31日金曜日

フリー麻雀での出来事 その9 氷の打牌ほかならぬ氷の発言

なんか数日前、
フリー雀荘であったとある出来事のついてツイートしたら、
予想以上に色々なリアクションがあったのでちょっと記事にしてみたくなった。

●改めて出来事の要点、
この日僕はフリー打ってて、
オーラスに他家からリーチが入ったけど押してあがってトップだった。
んでその直後同卓のお兄さんに話しかけられたのです。
お兄さん「最後の8s押すんですね。僕はおりるなあ」
ワシ「そうですか。僕はおりるとか死ぬほどぬるいと思います。きっと根本的な押し引き感覚にずれがあるんでしょう」
https://twitter.com/s_takenaka0821/status/1034756550441586689

まあ細かい状況とかあんま意味ないんで説明しないが^^;
僕としちゃ「麻雀って放銃を回避するのが目的のゲームじゃないし、押引きって色々な要素で決まる」って考えが言いたかっただけであり、、、
でもそんな理論どうでもよくて、
単純に何年麻雀やっても一向に「卓上の会話スキル」ってやつが成長しない自分を、
この会話の10秒後に思いっきり反省した、ってのが今回の出来事(T_T)

改めて僕はつくづく卓上会話って奴が苦手なのです。
なんというか麻雀する時は麻雀に脳が集中してしまうためなのか、いつも以上に周りに気を配れない。
特に麻雀の質問を麻雀打ってる最中にされると100%の本音を返してしまう習性があり、、、
そして雀荘には僕の素性を知っている人もたまにいて、
そのうえで意見を求めてきた結果、
僕が100%素の意見で一気に場の空気を凍らした事が1度や2度ではない。

例:
お客さん「さっきのダマって武中さんだったらリーチですか?」
ワシ「僕にはそんな明確に損なダマテンは100回中100回できないです。」
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
なので、基本的に雀荘ではひたすら無口なのです。
その方がマシな自覚あるから(T_T)

ちなみに過去最大の「やっちまった」はチャンピオンロードでのこれ
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/07/blog-post_12.html

でもこの日記で本当に言いたいのは、
「武中進の空気の読めなさ」ではなくて、
「雀荘のメンバーさん達は実は普段からものすごくお客さんに気をつかってくれている」
この点です。

実際に僕ごときの目から見ても、
フリー雀荘ってのは「どう考えたって損な行為」ってのを多々みる。
それは別に普通の事。お客さんは麻雀を楽しむために雀荘に来ているわけで、内容なんて物は極論的にはどうでもいいっちゃどうでもいい。
でも毎日牌に触って麻雀打ってる、スキルもある、そんなメンバーさん達は僕なんかより遥かにそういうシーンを多く見ているはず。
そんな中で、彼らは僕みたいな空気読まない発言せず、お客さんに自慢話をされれば出来る限りのヨイショも忘れない。
凄いよなあ・・・とおもうんですよねえ。本気で。

特に女性の店員さんのその手のスキルは本当に凄い。
客に麻雀でなじられる事も男子に比べてはるかに多い中、そこに対して嫌な顔せずに接客しながら麻雀やってる。
僕は多くの女流プロを対局の場以外ではほとんどみない。
けどたまに接客の場での彼女たちを見るとそのプロ意識に本当に驚く。
「そのやさしさ、もうちょっと俺にくれ、、、、」とw

※まあ別に僕もメンバー経験はある中で、メンバーが言ってる事の100%がお世辞ってわけでもなきゃ、根幹に「お客さんと接するのは楽しい」って感覚がなきゃできない仕事と思ってますが^^;



そういえばね、
ふと思ったんだが、
昔からPOPEYEとか雑誌でよく見る類のアンケートで「S●Xの最中に相手を気遣っての演技をしたことがあるか?」という類の質問があるじゃないですか。
この回答、男性のYesは平均10%とか20%とかの中で、女性は平均75%、という結果になるらしい。
つまり女性の男性に対する気遣いって、実は男性が考えている以上に凄いのかもしれない。

皆さん、
皆さんの雀荘における楽しい麻雀ライフは、
実はベッドの上と同様に女性の「相手を気遣う演技」で成り立っているのかもしれません!
忘れないでくださいね!キリッ




最近ゴルフとかでもちょっとこの手の問題が出たりもしたじゃないですか。
Mリーグもいよいよ出来た中、
僕もちょっとは卓上会話スキル磨きたいなあ、
それってやっぱ必要な場面もこれからさらに増えるかもしれないだけに。
とか思ったりもするのです(ーー;)
誰かにコツを教えてほしい(ーー;)
ついでに模打フォームのコツもついでに(ーー;)

●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2018年8月29日水曜日

さくらももこ先生 ありがとうございました

今週、一つのニュースが日本、いやアジアに衝撃を与えた
さくらももこさん死去 53歳
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00000005-dal-ent

「平成のサザエさん」とも称される国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者の早すぎる死、
僕なんかは特にその黄金期を生きてきた世代なので、
先生が作詞した「踊るポンポコリン」、
著書である「もものかんづめ」「さるのこしかけ」、
少年期の思い出は尽きない。
それゆえにこのニュースは衝撃的だった。

さてこのニュースに伴って先生の色々な作品が改めて取り上げれれている。
その中でも特にネットで多く見かけるのが以下二つ。
①先生の中学校以降、漫画家を目指す姿等の実体験を描いた漫画「ひとりずもう」

これはこっちの紹介ブログもご参照。
https://ameblo.jp/naolovesxxx/entry-12277942883.html

②「ちびまる子ちゃん 12巻」にあるコジコジによってまる子が未来の自分に会いに行く回


「ちびまる子ちゃん」が元々作者の自己投影キャラという点、
先生の作品が少女漫画というジャンルからすると風変りな部類であり、それに対するコンプレックスは容易に想像できる点、
これらから「大人になって夢をかなえた」という点がやはり見て取れるこれらエピソードは感動を呼んでいる。
「ひとりずもう」とかちゃんと読んだことないけど、読んでみようかなー、、、

んでこれら見て改めて「自分が子供の頃何になりたかったか」ってのをちょっと思い出そうとしてみた。
が、、、明確に「これ」って特に思い浮かばずw

なんかねー、小学校の卒業文集に「弁護士」って書いたのなんとなく覚えてるんですよ。
でも当時は「弁護士が何か」なんて知らなかったw
親が「目指せ」って言ってたから漠然と思ってて、それを書いた位のレベルですね。
うちの母親は凄い教育系だったのです。

高校生あたりだと父親の会社とかの影響でPCには強かったし漫画やゲームは大好きだったので、
「ゲームクリエイターになってみたい」とか漠然と思ったりはした。
実際にゲーム関係大手は大学卒業時の就職活動でもちょっとだけ受けた。
これは当時もっと本気出せばなれたかもしれない。
親の目とか気にしちゃって大きな声でそれを言えなかった感が、今ふりかえるとあったりする。

「麻雀プロ」
、、、うーんどうだろう。
僕自身本格的に麻雀覚えた高校生の頃「なってみたい」って思いはそりゃまああった。
僕は22歳の頃に協会に合格したが、実は18歳の頃(今から20年前)に一度最高位戦を受けたりもしてる。
まあ当時のプロテスト合格率は今とは比較にならないほど高く、文句なく落とされたが、
高校生には凄い高い受験料をわざわざ払ったわけだし結構熱意を持っていたはず。
いざこの業界にはいって実態を知ると「夢というほどの物じゃない」が正直な本音ではあるがw

今は「幼少期から麻雀プロを目指す」なんて子もさすがにいないだろうが、
「将棋プロ」だったらそういう子もいるだろうし、
あと200年後位にはそんな時代もくるんだろうか^^;
それを実現するためにも「麻雀が好き」って声を大きくして言う人がもっと増えてほしいなあ。


まあちょっと話それたけど、
子供の頃の夢かなえるってすごいよね。
特にさくらももこ先生の場合、当時は漫画家って今より低俗に見られた時代だろうしそんな中で一途に目指し続けた熱意が凄い。
この年になって先生のエピソードを見て、
自分の人生振り返って、
上述の通り「青少年の頃、もっと自分のやりたい事を大きな声で言えばよかった」って後悔をちょっとだけした。
それが出来てたらちょっと違う人生だったのかなあ、と。
まあ今の人生にそこまでの不満は無いけどw

これからその立場になる自分の子供とかには「自分のしたい事を恥ずかしがらずに目指す事の大事さ」ってやつを知ってほしい。
何よりも大事な事なのかもしれない。
そんな事を思った。

改めて最後に、
先生多くの名作と感動をありがとうございました。
安らかにお眠りください。
最後に初代OPの動画を。
僕の中ではちびまる子ちゃんと言えば踊るポンポコリンよりこっちなんだよなあ。

2018年8月27日月曜日

日本プロ麻雀協会の一年で一番長い週末について 2018

さて先日にて日本プロ麻雀協会の雀王戦Bリーグも9節目まで終了。
いよいよ残るは以下の日程にて行われる最終節のみになる。
・9/8(土) B1、B2、C1
・9/9(日) Aリーグ

毎年恒例「日本プロ麻雀協会の一年で一番長い週末」が今年もいよいよやってくるわけである。

Aリーグの展望は既に以下の日記で書いてあるので、そっちを参照。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2018/08/17a.html

そして本記事ではB1リーグについて紹介したいかと。
まず現在のポイント状況が以下の通り。

https://twitter.com/ClubNPM/status/1033279139812323328

・Aへの昇級は1,2,3位、
・B2への降級は14位以下

まず今年の特徴は現時点での昇級ボーダーが清田の+383.1と非常に高い点である。しかも次点の西村も+343.3、これはAへの昇級枠が3人になった現体制以降では記憶にないレベルの高いボーダーとなっている。
※まあでも昇級人数が今と違った10年位前に+700叩いても昇級できなかった悲惨な人とかいたんですけどね。本当に。(当時は確定昇級が1人、入れ替え戦2名だった)

ちなみに去年は同ボーダーが+259.3、これは今年の5位崎見のポイントより低い。そして首位の渋川すら安泰位置ではない混沌とした状況。
自力での昇級は5位の崎見までが現実的なところ。無論吉田・松本あたりにも目はあるが、他卓の上位がコケる事が必要であり中々にハードルは高い。

【参考】昨年のB1最終節前に書いた記事
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/09/2017.html

一方で残留争い。
こっちも昨年より縦に短い展開になった結果、14位争いが熾烈になっている。
現時点では11位~14位の松浦・矢島・坪川・浅井による「ババの擦り付け合い」になっているが、これに10位田幸が加わってしまう可能性、下位の鹿や蔵がポイントを叩く可能性、これによりさらに混沌とした戦況にもなりえる。

そして改めて協会の従来の方式からすると、最終戦卓組みは現順位に基づいて以下の通り。
【最終節卓組み予定】
A卓
1 渋川難波 480.3
8 鈴木達也 85.0
9 千貫陽祐 57.6
16 蔵美里 -372.5
17 真田槐 -424.4

B卓
2 武中進 411.2
7 松本吉弘 151.2
10 田幸浩 -83.3
15 鹿健太郎 -330.6
18 堀良三 -533.2

C卓
3 清田力夫 383.1
6 吉田基成 166.5
11 松浦裕充 -131.3
14 浅井堂岐 -177.8

D卓
4 西村雄一郎 343.3
5 崎見百合 264.2
12 矢島学 -138.9
13 坪川義昭 -168.3

今年もやはりC・D卓が熾烈である。まあB1の昇降級の人数上大体そうなるのだが。
特に注目はC卓。
大きなマイナスを負った「ほぼ降級確定ポジ」がこの卓に今年はおらず、かつ残留ポジの吉田が降級ほぼ0でありただひたすら攻めてくる事を考えると、かなり激しい展開が予想される。
一方その分A卓は昇級・残留・降級について確定気味のポジの人が多く、最終戦開始時は全員消化ゲームになってる可能性もある。

まあ全体として例年よりもかなり熾烈な昇級枠と残留争いの今期、最終戦までかなりピリピリした勝負が予想されます。
興味のある方は9/8(土)に飯田橋東南荘にて是非に^^


とウダウダ客観的な事書きましたが、主観もついでに。
まずやっぱ今年も改めて通年リーグの昇級の難しさを改めて痛感してますよとことん。
というか7節終了時に400Pを超えて、去年との比較で考えれば「これをキープすればかなり安定」とだったし、実際終盤8,9節は無難な結果で終わらせる事が出来た。
が、周りが全然コケない、もう胃が痛すぎる展開。

「一年中ツイてなきゃ昇級なんてできない」なんてのは重々承知だがやっぱこんなにツイてて残留とかした時の事を考えると正直に吐きそうで^^;
まあでもそれは渋川・清田・西村・崎見も同様でしょうが。

んで毎年言ってる事なんですが、
勝負が終わった後だと悔しい人と嬉しい人がはっきりと別れて色々と声に出しづらい点もあるので先に。
今年も一年楽しい対局が出来た事に感謝します。対局者の方々、そして麻雀の神様に(いるか知らんがw)。
「あと一押しツイてれば昇級できる」って地点で最終節を迎えられるのはやっぱり打ち手冥利に尽きることだし、あとは天命を待ちますか。

できれば2週間後の土曜は去年みたいなヤケ酒じゃなくて祝い酒飲んでたいものですね。

とだけ。

2018年8月23日木曜日

最先端デバイスがもたらす変化

ちょっと興味深いツイートを先日みた。


AppleWatchは腕時計と非常に似た形状ながらスマホと同様の機能を持っている。(詳細は実はよく知らん・・・w)
まあ上述のケースについてはただそれでラインでも見てただけかもしれないが、
これをつかってやろうと思えば「通し」と言われるようなイカサマが出来るかもしれない。
①対局者がAppleWatchを付ける
②協力者が相手の待ち等をラインで連絡
③対局者は届いたメッセージをさりげなく腕時計見る形でチェック
ただ現実的には②の送信行為を効果的かつ即時にやるのが大変だろう。でも可能性としては十分にありえる。
漫画「天牌」で携帯電話とローズを使った「通し」というのがあったが、それよりももっとスマートな方法だろう。


ITデバイスの進化というやつは、我々の日常生活に思いもよらない変化、今まで想定していなかったケースを生むことがしばしばある。
それに関連した僕が大学生の時の思い出話をちょっとしたいかと。

さて、今の20代の学生とかには信じられないかもだが、
僕が大学生1,2年の頃は試験中に携帯電話は机の上においてもOKだった。
しかもちょっといじる位なら何も言われなかった。

今となっちゃウソみたいな話である。
「そんな事したらカンニングし放題だろ!」と思うだろう。
でも当時はOKだったのだ。

何故かというと、
当時普及していた一般的な携帯電話の性能では
「携帯電話に大容量のメモを入れる」
「携帯電話でネットを見る」
これが出来なった為である。

当時携帯はただ電話するための道具だった。
付属したメール機能も、送受信できるのは50文字程度だった。
つまり「こんなものを机の上に置いたところでカンニングなんかできない」と大学側はタカをくくっていたのである。

これが劇的に変わったのが2000年頃、
Docomoの「iモード」が特に有名だが、
ネット検索が可能、何より数百・数千文字のemailが送受信できる、
そんな最先端デバイスが世に出てきた事だ。これにより携帯の用途は従来からおおきくかわったのである。

ところがリリース当初の広く普及する前は、そんなものがあると大学側は認識しきってなかった。
一方で最新流行に敏感な若者がこれににどんどん機種変更をしていき、携帯に数百文字以上の情報を簡単に打ち込めるという事実、それに対する大学側のガードの甘さに気づく。
そしてカンニング用の長文emailを携帯に打ち込み、「時計のかわり」と称して携帯を机の上において、堂々とカンニングしながらテストをうける、こういう行為が結構されていたのだ。
まあ大学側もバカではないので1年くらいで「携帯禁止」という文言がテスト時の注意に追加されたが。


昨年、日本将棋連盟は携帯デバイス機器の対局会場持ち込みを禁止とする規則を発表した。
昨今のデバイスの小型化、高性能化、これは麻雀界としてもけして他人事ではないのかもしれない。
もしもこの先時代が進めば、麻雀AIをAppleWatchにて利用して打つという事も出来るかもしれない。
そうでなくてもAppleWatchを2台使って上述の「通し」をするというのは、もうやろうと思えばできる行為だろう。
そういった事を防ぐためにも、我々競技選手や団体運営がそういった状況を把握して必要な対応をしてかなきゃいけないんだろうーな、
と思ったお話でした。

ちなみに余談、
先述の携帯電話利用禁止が出たのち、
カンニングが出来なくなり困った大学生達が何をしたかというと、
今度は小さいメモにテストの答えを書いた物、つまり「カンニングペーパー」を作成する行為がかなり横行する事態となったのである。
最先端デバイスを封じられた若者が行き着く次の手段が古来の超アナログ手法ってのが、見ててちょっと面白かった。
そんな大学時代の思い出。

2018年8月21日火曜日

38回目の8月21日(正確には39回目か?どっちでもいいけど。)

38歳ですよ。38歳。
もうアラフォーですよ。アラフォー。
少なくとも会社でも麻雀界でも「若手」ではない。
だからといってバリバリのベテランと言われると抵抗が・・・

改めて実際にこれくらいの年齢になると、社会に凄い大きな事を既に成し遂げてる人も数多くいれば、普通に生きてる人も多々いる。
いや、後者の方が大多数なのでしょう。僕含めて。

夏目漱石が「吾輩は猫である」で作家デビューしたのはこの年らしい。
僕がこの先生きててそんな物書けると思えない。

マイクロソフト社のビル・ゲイツ(1994年:実業家)はWindowsの大成功により、はじめて世界億万長者ランキングの1位になったのもこの年らしい。(以降18年連続1位)
収入的に考えれば武中進の一生なんてビルの2秒位の物だろう。スケールが違い過ぎて羨ましいとも思えないw


「この一年どうだったか?」と聞かれりゃ、
疾風怒濤のように色々とあったけど、一言で言うなら「いい1年だった」になりますかね。うん。

ちょっと前までは「麻雀早くやめたい」って思ってたのも、
ここ数年は「麻雀の技術もこの業界の人脈も僕が人生で築いてきた財産」とつくづく感じる様になりました。麻雀に出会えたことに最近は感謝しっぱなし。時にイラつく事があるのはあいかわらずだけどねw


思えばここ数年、
自分の中での毎年のテーマは「この一年が人生で一番楽しい一年にする」ってものなのですが、37歳の一年はそれを達成できたかもなとも思います。
いい一年でした。これも周りの皆様のおかげでもあります。改めて日々の感謝の気持ちをここに記しておきたい。
そして願わくば、38歳の一年はもっといい一年にしたいですね^^

最後に今年の目標はまあ特に変らず、
「できる事からコツコツと」ですかね。
麻雀も人狼も色々勉強したいなあ。特に人狼は伸びしろしかないレベルなのでw

そしてまずは最終節目前のリーグ戦を最高の形で締めくくりたい。
これは「願望」なので「目標」ではないですがw

・・・と昨年の日記の締めで書いたのですが、残念ながらこれはかなわず。そして今去年と全く同じことを思っているわけで。。。。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/08/821.html

37歳の最大の忘れ物であったAリーグ昇級をまずは38歳最初の1ヶ月にて取ってろうと思います。
8/25の第9節、そして9/8の最終節、頑張りますかあね。

改めまして皆さん今後ともよろしくお願いいたします!

2018年8月20日月曜日

第17期雀王戦Aリーグ、今年もいよいよ大詰め

さて夏休みも終わり、
いよいよ雀王戦通年リーグが大詰めを迎えつつあります。

Aリーグが8/18(土)をもって10節中9節終了。
現在のポイント状況が以下の通り。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1031153896062775298

そして協会の従来の方式からすると、最終戦卓組みは現順位に基づいて以下の通り。
【最終節卓組み予定】
A卓
1 仲林圭 727.4
6 橘哲也 70.2
7 阿賀寿直 27.2
12 矢島亨 -264.7 
13 木原浩一 -284.7

B卓
2 下石戟  424.2
5 須田良規 96.0
8  鈴木たろう -59.5
11 小室勇人 -254.1
14 角谷ヨウスケ -342.1

C卓
3 宮崎和樹 387.1
4 堀慎吾 352.2
9 小川裕之 -165.8
10 田内翼 -206.7
15 佐久間弘行 -517.5

まず首位仲林の決定戦進出はもうほぼゆるぎないとして、焦点は残り2枠の争い。
現状は下石・宮崎・堀の3名にほぼ絞られている中、C卓はその宮崎・堀が直対となっている。
さらにこの卓には「無難に流せばOK」という立場の人がいない事からも最終戦付近は激しい打撃戦になる可能性は高い。

そしてそれより更に熾烈なのが降級枠3名争い。
まず最下位の佐久間はかなり厳しいが、次の角谷は少々差が離れているものの残留は十分狙える位置。そして残りの一枠となる13位争いは現時点でも小室・矢島・木原がほぼ1着順差程度のポイント差でならぶ大混戦、しかもその上の田内・小川あたりも十分な圏内となっている。

A卓はその木原・矢島が同卓、つまりポイントの関係で木原は最終戦抜け番という不利な状況。
ちなみにこの卓の最終戦、矢島以外の残り3人が「無難に流せばOK」という状況で迎える可能性が高い(仲林は決定戦ほぼ確、阿賀と橘も決定戦・降級ともにほぼ無い為)。それがどのような展開のアヤを生むかも注目といえる。

さて、そういえば今年のリーグ戦が始まる前以下記事で「雀王戦における降級経験0でキャリア長い人ランキング」というのを書いた。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2018/03/17.html

今期はその1,2位を保持している木原・角谷の両名が降級の危機、そしてこの2人は前期・前々期の雀王でもある。
一方で決定戦に残るのが濃厚な4名は全員雀王経験はもちろん決定戦経験も無い(全員タイトル獲得経験はあるが)。決定戦で金をやぶればもちろん「新雀王」の誕生ともなる。

それら含めて今年は雀王戦Aリーグにとって大きく歴史が動く年になるのかもしれない。
それを往年のAリーガー達、そして金が阻止するのか否か。
9/9(日)に行われる最終節、そして10月・11月の決定戦、いずれも目が離せない。
興味のある方は最終節の観戦および決定戦のニコ生観戦を是非に^^

・・・・あ、ついでに僕のB1リーグも8節まで終わってあと2節です。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1030747513916030976

僕自身について言えば現状50%ぐらいで昇級、って感じですかね。
まあ逆に言えば50%の可能性で死にたくなる思いするわけですが。
去年より確率は高いけど、結局終わって負けだったら同じなわけで(実際去年も10節目の途中までは結構いけそうだったし)。

まあ色々と書きたいこともありますが、こっちは来週の9節目終わったら改めて書くか。

2018年8月16日木曜日

フリー麻雀での出来事 その8 ミスは誰でもする、大事なのは回数を減らす事とミス後の対応である

ちょっとまず昔とある対局であった事を書こうと思う。

13年ほど前のリーグ戦にて、
親番で5巡目にこんな聴牌をした時の事だった。
七八九③④⑤⑥⑧11456 ドラ4

とりあえずのダマテンとしたのだが、
直後によく見ると自分が1巡目に①を切っていた事、そして⑤が既に場に2枚見えてた事に気づく。
「さすがにこれは即リーだった」と反省。
それこそ次の巡目に開き直ってツモ切りリーチをかければよかったのだが、
なんとなく既にミスをしている事を理由に躊躇をしてしまい、そのまま他家にあがられて親流れとなったのである。

するとそれを見ていたとある先輩が半荘終了後に声をかけてきた。
先輩「即リーしないの?」
『いやミスです。即リーでした。切った直後に気づきました。』
先輩「じゃあ次巡にツモ切りリーチしなかったのは?」
『なんか躊躇してしまって・・・・』
先輩「あのね、別にミスは普通に誰でもやるよ。でもそれに気づいたら多少の恥や不利を気にせず少しでもリカバリーする事を考えたほうが良い。」
『・・・』
先輩「あの局面ならダマ続行するより1巡でも早くリーチした方がいいんじゃないの?カラ切りリーチの方が有利と思ってたならまだわかるけど、ただ躊躇してダマ続行したなら正直にヌルい。」
『そうですね。次から恥を承知でリーチします。ありがとうございます^^』


この時、「人間は自分の非を自分から認める事がなかなかできない」という本質を思い出した。
ばれないミスは基本的に隠し通したいし、
自分から「ミスしました」「間違ってました」と公言する事は簡単ではない。
それは麻雀ごときにおいてすらなかなかできないのだ。
でも競技として麻雀を打つ身の人は、そんな状況でも恥を承知で「その後の最善手」を打たなければならない。
ミスをするのは罪だが、それに気づいても挽回しようとせず傷口を広げるのはもっと罪である。

さて先日のフリーにてその事を思い出すこんな出来事があった。
東家を除いた3人がオーラスあがりトップの激戦、
その中で西家の自分は4巡目に既に以下の手となっていた。
二三三三四五②②③⑧⑧34 ドラ⑧

この好形、「ソーズ以外のタンヤオ牌は仕掛けよう」と思ってみていると、
上家が四を切る。
速攻で四三五でチーして打二とした




大事な事なのでもう一度書く。
四三五でチーして打二とした。
そして以下の形となった。
三三四②②③⑧⑧34 四三五(チー) ドラ⑧

(・・;)
(・・;)
(・・;)
まあ要するに「隣の牌をうっかり切ってしまった」わけである。
切った後に手牌を見下ろして目が点になる私。
もう何年振りか覚えてないぐらいに久々にやらかして顔から火がでそうになった。

いやしかしこうなると「やむなし!開き直るのが大事!」と瞬時に心を入れ替えねばならない。
直後に上家が自分が切ったばっかりの二を切ってくる。
もう恥も臆面もなくチーして打三
②②③⑧⑧34 二三四(チー) 四三五(チー) ドラ⑧

前巡に副露して切った牌をいきなり再度チーした僕に同卓者3人の「何考えてんだコイツ」という冷たい視線が飛んでくる。
でもここで日和ってはいけない。大事なことはミスをリカバーする事である。
そしてチーのおかげでツモのガレナーを引き寄せ、3巡後にはマンガンを和了。トップとなったのである。キリッ
②②⑧⑧⑧34 ツモ 5 二三四(チー) 四三五(チー) ドラ⑧


もしも二のチー「恥ずかしい」という理由でスルーしていたら、
ライバル2人、もしくは親に和了されていた可能性はあるだろう。
ここで躊躇しなかった事こそ勝因なのである。(いやそもそも切り間違えなきゃ良かったのだが)

でもまあさすがの麻雀において厚顔無恥な私でも、
二を上家に切られた時に「これチーするとか人としてどうなのよ」とちょっとは思ったとだけ最後に書いとく。

しかしマジで今年は切り間違えがやたら多くて、
加齢による脳細胞の低下がちょっと心配な今日この頃であった(T_T)
本当に気を付けよう。打半数ももうちょっと増やさねば、、、、

●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2018年8月10日金曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その11:2018年夏の猛暑の事故を見て思った事

立秋をむかえ一応今年も秋に突入したらしい。
相変わらずのクソ暑さで全然そんな感じがしないが。

さて今年の夏は観測史上に例がない異常な暑さに見舞われた夏だった。
そんな中で熱中症で倒れる人たちも例を見ない数となったと聞いている。
愛知県のとある小学校では小1男児が熱中症により死亡する痛ましい事故も起こった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180718-00010018-fnnprimev-soci

「今まで何も大きな問題なく行われてきたことだったので、やめるという判断が自分の方ではできかねました」という校長の説明、
過去に例のない猛暑にも拘わらず移動中の水分補給を制限した例年の通りのやり方、
こういった学校側の熱中症に対する認識の甘さが非難されている。

まあただ今回の事件、
学校側や現場の認識の甘さという問題にプラスして、
「どんな変化が起きようとも盲目的に”今まで通りのルールを順守することを優先する”」
という人間の習性ってやつをちょっと見た気がした。

さて皆さん、かの世界的名作であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子さま」にて、
王子さまが訪れたいくつかの可笑しな惑星の中に「街頭と点灯夫のいる星」というのがあるのをご存知だろうか?
https://nakabiblio.exblog.jp/5678913/

・その星は小さくて街頭と点灯夫しかいない
・彼は1分たつと街頭に火をつけて、1分たつと消している。休む事すらできない。
・その星は昔はもっとゆっくり自転していた。その頃は点灯夫もゆっくり休めた。
・時点速度は変化したが命令だけは変化しない。結果点灯夫は苦しんでいる。

そもそも点灯夫は自分のやってる仕事の意味も明確には把握せず命令に従っているのみ。
環境が変化してるのに命令だけは変化してない事が異常事態を招いてる事も把握している。
でもルールを破ろうとはしないのである。

人間は社会的集団の中で生きていく生き物である一方、こういった行動習性を見せるケースは歴史を見てもしばしば見受けられる。
ルールを破ったり守ったりする労力、それに発生する責任、こういったものを回避したい怠惰な本質が人間にはあるのだ。

いざ問題が起きたときに、「今までどおりにやってました」という言い分は非常に便利な逃げ口上になるし、
「なんでルールを破った」「なんで今までどおりにしなかった」という事態になると個人の責任問題になってしまうケースも多い。
その結果、
現状に特に疑問を感じず、いや疑問を感じていようと、既存のルールや過去の事例の踏襲を第一にしてしまうのである。

ただまあ個人でリスクを負ってまで柔軟な対応を出来る、実はなかなかに勇気がいるのは、社会に生きてりゃわかる事で。
また人間社会の秩序のためにもルールの遵守ってのも大事でこのバランスこそ大事だったりと難しい部分も多い。

今年の猛暑そして上記の事件、これらが結構今回の記事で書いたような人間の本質をあらわしてるのかもとか思ったのであった。


まあとりあえず、
来年は今年の事例を基に事故が0となる事を祈りたい。
でもそれ以上にそもそも来年はこんなクソ熱い夏にならない事を祈ってるけどね!

2018年8月8日水曜日

Mリーグドラフト会議を終えての正直な感想

まず結果は以下の通り。

ツイッターでつぶやいたけどね、
「協会にとって屈辱的な結果」と正直に本音を書いときたい。
3巡目まで「日本プロ麻雀協会」ってアナウンスが一回も流れなかったときに、
会場の協会席がお通夜になりかけてましたよ・・・

もともと自分の事前予想からすれば
◎たろう
▲松本
▲金
くらいだった。
その他の選手や女流も含めて3人選ばれればOK,せめて2人は、、
って考えてた中で3巡目までたろうさんすら呼ばれないってのはさすがに全体がざわつきましたね、ハイ。

最終的な数でも
連盟 11
最高位戦 6
協会 2
RMU 1
μ 1

連盟は勿論だけど最高位戦にも大きく水をあけられる結果に。
そりゃ連盟はもともと業界の最王手、
最高位戦の近年の色々な活動の充実っぷりを見れば5年前に比べて協会との溝は広がってるとも感じてた。
でも自分が思ってた以上に厳しい現実を叩きつけられた、というのが本音。

特に金が選ばれなかったのは僕的にショックが大きい。
「雀王」ってタイトル、言うなら協会のブランド価値が世間から低く見られた事実とも取れる、
それを築けてきていない点で協会の一員として金に申し訳ない気分にもなったりした。

今後もっと協会の知名度アップが必要だろうし、その為に何が出来るか個人個人も考えなきゃならないのだろう。
協会と企業のパイプ作りだって必要になるかもしれない。
この為に協会全体で何が出来るかっても改めて考えなきゃならない所だろう。
とまあ協会員としての感想はとりあえずそんなところ。


一方で麻雀プロとして、競技マニアとしての感想を。
正直に「21人となるとそれなりに妥当な人選かも」と思うところもある。
まあ企業によっては団体とそのままのパイプが生かされた所もあったけど。(この点で協会の弱さが今回露骨に出た結果にも見えた)
ただそれでも「競技マニアと一般企業の視点のギャップ」ってやつを改めて感じてしまった部分もある。

早い話、
僕が「打ち手として今もっとも旬」と思う人が結構漏れてたりと。
でもまあこれは「今までの知名度」「これからの可能性」どっちを取るかという部分もあるとは思うが。。。

ただ改めて、
今回のMリーグが「麻雀の明るい可能性」を示すことは出来たと思う一方で、
「麻雀プロのチャンスの可能性」、言うなら「麻雀プロは技術を高めれば世間でも認めてもらえるチャンスがある」っていう構図、
これを業界内部に、特に若手に強く感じてもらう、
僕が望んでたこの点については「まだまだ先の話なのかもなあ・・・」
と思った部分が強い。


まあこれは仕方ないと割り切りたい部分もある。
企業だって慈善事業でやってるわけじゃない。
ましてや今回のMリーグ第1期はマスメディアへのアピールって点が一番大事だろう。
ただ、それでも、、、って思うところが全くないか?と聞かれるとウソになる。

終わった後にとあるベテランプロ(かなり実績ある人)がボソっと言ってた。
「世間がどう思ってるか知らないけど俺は結構悔しいんだぜ。
一生懸命研究してきたし実績だって作ってきたし、今だって頑張ってる。
でもこの結果見るとそれらは認められなかった。そして認められる日が来るとしてもまだまだ先なんだろう、って」

僕よりも圧倒的に悔しい思いをした人が、会場にはもっといたに違いないのだろう。
麻雀に真摯で、高い技術を求めて研究をつづけた人が報われる、
そんな時代はまだまだ先なのかもしれない。
長年この業界を見てきた競技マニアの視点からするとその雑感は抱かずにいられなかった。
Mリーガーの人達にこういう人の思いをちょっとでも組んで頑張ってもらいたいと僕としは願いますね。

でもそういった世界を作るうえで、これが始まりになると信じたい。
これは業界の誰もが思うところである。
その為にも今回の21人が最高のショーを見せてくれることを期待したい。
無論業界関係者としてもりあげたい。

そして協会の知名度向上、
世間は勿論、企業に対する知名度とパイプ、
これは本当に協会首脳部は勿論、一人一人がもっと意欲的に取り組まなきゃならんのだろうなあ、
そんな色々な事を思った一日でした。

願わくば、
Mリーグが盛り上がり、
そして協会がさらにブランド力を高め良い打ち手が認められ、
そして数年後には多くのMリーガーを輩出している、
そんな未来を目指したいですね。


ちなみにそそくさと帰ろうと思ったら怪しい二人に拉致されたのでした。

ちなみに住んでるところが同じ駅なので、この後小川も含めて四人でおいしくお酒飲んだだけです。皆様ご安心ください。

2018年8月6日月曜日

2018 麻雀駅伝終わりましたね

日本列島全体が、
いや地球全体がくるってしまったのではないか、
頭の中までジリジリと焼けるような暑さの2018年の夏、
それが半分以上が過ぎた(と願いたい)8月の初旬、
今年も「麻雀駅伝」が終了した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180805-00010023-abema-ent

最高位戦の逆転優勝、
最終日はとにかくその最高位戦勢(村上淳プロ、近藤誠一プロ)の強さが際立った物だっただろう。
その内容は、同じ競技プとして本当に目標としたい物であり強く心魅かれる物でもあった。
そして我が団体の金・松本も存分に持ち味を発揮していたし、
RMU・アマチュア連合の方々含めて本当に素晴らしい戦いだったと思う。

が一方で、
「協会が最下位となり来季予選落ち」という結果については、「悔しい」って感覚しか浮かばないのが本音である。
「自分以外の対局」ってやつでこんなに悔しく感じたのも久々だった。
ただ去年も含めて「自団体に対する愛好精神」というか「団体イズム」的な物を思い出させてくれる出来事は久々だったし、
そいういう意味ではこのイベントに感謝したいし、来年こそ協会の本戦復帰・優勝を期待したい。

そういえば以前にちょっと「団体イズム」って物について以下の記事を書いた。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2016/10/blog-post_39.html

僕が入った10年以上前は協会の人数は今の数分の1だったし、
「協会」の看板も世間から圧倒的に軽く見られていた中で、
当時悔しい思いもした経験はいくつかあるし、
各々の「団体を背負ってる」「自分が強くならなきゃ団体の勝ちが上がらない」って責任感はもっと強かったと感じる。
これが薄くなってきたのは団体が成長した証拠でもあるし、いい事でもあるだろう。
が昨今「自分の存在、特に麻雀の実力が団体の価値を左右する」って意識が失われているのはやっぱり危機を感じる点もある。

さてここでちょっと質問。
「雀王」とはどれ位価値があるだろうか?

獲る難易度は高いだろう。奇跡のストレート昇級したって6年位かかる。
お金がちょっと入る。難易度に比べりゃ低すぎるが。

でもこういった点を踏まえても、その「価値」というのは人々の妄想に支えられているのである。
言うなら「雀王には価値がある」という”共通の思い込み”である。
別にこれは人間社会で珍しい事ではない。

例として「1万円札」を挙げてみよう。
これがあれば我々は食料だったり服だったり色々と買える。
が、物理的に見ればこいつは只の茶色いオッサンの絵描いた紙である。
これで色々な物が手に入るのは、実は根本的には「1万円には価値がある」という”思い込み”によって成り立ってる。そしてこの価値を成立させているのは多くの人の共通の妄想、そしてそれを支える社会システムなのである。

つまりその妄想がゆらぐと
こんなことになる可能性もあるのだ。
過去の人間の歴史でも紙幣が額面ではなく重さで取引されるレベルの「ハイパーインフレ」という事態がたびたび起きている。

これはちょっとオーバーだが、
「麻雀プロの価値」「日本プロ麻雀協会の価値」「雀王の価値」も根本は同じである。
そしてこれらに対する「”価値がある”という共通認識」、
これが薄れるほど我々個人の麻雀プロとしての価値も無論薄れるし、
逆に言えば協会の価値が高まるほど、我々の価値も高まる、

この「団体と所属員の関係性」は常にちょっとでも意識しといてほしいと思う次第である。
自分の団体のイメージアップは多少なりとも自分の活動にプラスになるし、
逆に自分の実力等の向上は多少なりとも自団体にプラスになる。
※まあ本物のスペシャリストはそんな物関係無に「個人」として独立価値を構築しているケースが多いとも言えるが^^;

ちなみに僕は公式戦とかにて同卓した協会の後輩にだけは麻雀で意見する事がある。(他団体の人がどんなに違和感ある事してても何も言わない。)
これは本記事の考えに起因するもので、やっぱり全員の麻雀の質は協会の価値向上、そして自分にもリターンがると思うからである。
オープンタイトル戦で他団体のプロに「協会員の凄いヌルい奴がいた」と思われるのはやっぱり自分にもマイナスになりえるし、実際業界関係者には出会った各プロを通して各団体に対する評価をする人は多い。


まあちょっと話がそれたけど今回の総論は、
今回の結果について協会に所属してる人は「自分出てないし関係ない」ではなく、ちょっとでもいいから「悔しい」と思ってほしい。って事。
そして話変わるが明日のMリーグドラフト会議について「一人でも協会員が多く選ばれてほしい」、こんな思いを持ってほしい、
そんな所だ。

さていよいよ明日はドラフト会議、僕も会場にはいく予定。
呼ばれるとはまーーーーーったく思ってないけど、この記念すべきイベントをしっかり肌で感じてきたい。会場の裏側とか撮影してYouTubeで流したらやっぱ怒られるかな・・・
21人が決まったら改めて所見も書こうかね。

2018年8月2日木曜日

松坂世代について書いてみる ※何人か追加

とりあえず僕ら世代の野球好きにとって昨日のこのニュースは色々と感じる物があっただろう。
元巨人村田修一、今季で事実上引退へ NPB復帰ならず
https://www.asahi.com/articles/ASL705SXSL70UTQP03B.html?ref=yahoo

NPB通算15年間で打率.269、1865安打、360本塁打。
2000本安打や400本塁打と色々な金字塔が目の前にあり、
しかも昨年度は14本塁打打率も.262と現役バリバリの数字だっただけに今年の引退を惜しむ声は多いだろう。
まあ正直に来年に劇的なカムバックを果たす可能性は0じゃないし、ファンはそれを期待してもいるが。

んで、村田といえば1980年度生まれ、いわば「松坂世代」である。
当の松坂大輔は過去3年、長年の故障にもがき苦しみながらも今年中日で見事なカムバックを果たした一方で、村田をはじめ多くの選手が現役を引退しているのが実情だ。
そんな中、実は私も1980年生まれの松坂世代、
まあスポーツ選手でもなんでもないし麻雀打ちとしては現役バリバリの年齢である。
が、やはり同世代の色々なジャンルの人にはもっと頑張ってほしいなあ、と思う事が最近多かったりはする。

ちなみに芸能人だと
ディーン・フジオカ、
妻夫木聡、
V6の岡田准一、
嵐の大野、
広末涼子
あたりが有名かな。
TVで頑張っている姿を見るとこっちも色々と応援してしまう。


さてそのくだりから本記事では「麻雀プロの松坂世代」についてちょっと触れようと思う。
思えば僕がプロになった2004年には「同世代」ってのはほとんどいなかった。
まあ当時僕は22歳と業界全体で見てもかなり若かった(この年でプロになる人があまりいない)為だったが。
さらにいえば僕の同期である2期後期は「不作」と呼ばれた時期なのもあり、
「同期はイマイチ、同世代はいない、さみしいなあ」とプロ入り数年は思っていた。
だが数年たつと同世代で麻雀プロになる人も増えてきたし、最近では実績ある人も色々と出てきた世代である。今が黄金期かもしれない。

というわけでこの記事の締めは
「僕が把握している麻雀界松坂世代の雑な紹介」です。
せっかくなので皆さん覚えてあげてください。
なお本人からの申告等あれば徐々に記事に追加をしていきますのであしからず。


No1 石橋伸洋
最高位や發王位の獲得経験を持ちRTDでも活躍中の最高位戦エースの一人。
しかも見た目はイケメン、
まさに麻雀界松坂世代の男達にとって目の上のたんこぶ。
そして嫁も美人。

No2 園田賢
最高位戦現Aリーガー。
昔からその高い実力と意欲的な姿勢で業界内での評判はトップクラスだったが、
実績や世間知名度がそれにならんできたのは最近の気がする。そういう意味では遅咲きの大輪。
そして麻雀以上に飲みとカラオケの実力については麻雀界で並ぶものがいない。

No3 勝又健志
言わずと知れた連盟のA1リーガーであり鳳凰位経験者、そして麻雀界のトップ選手の一人。
解説の実力についても業界内で凄く評価が高い。
・・・が個人的交流がほぼ0なので書ける事特に無し(涙)

No4 小川裕之
協会Aリーガーであり新人王獲得経験者。
元ラクビー部の巨体と貫禄ゆえもっと年上にみられることもしばしば。
ちなみに入会当初の飲み会でいきなり女流相手に●●ゲームやろうとして怒られた黒歴史を持つ。
「いのしし」というあだ名はそんな特攻精神からきているのだろうか?由来を忘れた。

No5 田中巌
最高位戦の中堅。
世間に知られるレベルの実績はまだないが園田と同じく長年業界では高い評価を受けている男。
人狼プレイヤーとしても知名度あり。
ただし彼の黒歴史は小川のようにかわいい物ではないのでここでは書けない。キリッ

No6 武中真
もはや麻雀プロとしてよりも人狼プロとして有名になってしまった男。
ただし最高位戦のB1リーグ経験者でありG1タイトル(日本オープン)獲得歴をもっており、
「実績」って点については業界で上から数えた方が圧倒的に早い。
あと僕の双子の兄。

No7 独歩
「オンライン麻雀 天鳳」にて三代目の天鳳位となった男。
その実力は業界でも広く知られている。
ちなみに先日「初デートで女性をサイゼリアに連れてくのはありか?」というテーマをツイッターで僕と議論し、僕とは180度異なる異端の感性をもちあわせている男とも判明。

No8 川崎 友広
μの中堅の人。
。。。。すみません最近会話するようになったのでそれ以外の情報がないっすm(_ _)m

No9 一北寛人
協会の関西事務局長。最近会ってない。
そういえば僕が10年くらい前に一人で関西に旅行行った際彼の家に泊めてもらったのだが、
① その時彼はつき合いたての新しい彼女とイチャイチャ電話してた
②なんかイラッとして 「電話するなら外行って!」と言って彼を外に出した
③ カギ閉めてやった
温厚な彼がこの時珍しく怒ってたのはいい思い出ですね。キリッ


No10 大平亜季
女流最高位3連覇の方。
そして僕が「何で今更プロに」と思った人第3号(他は協会の堀と千貫)
だってこの人、僕がプロになった時には既に渋谷の有名店でメンバーやってたからね。
その後プロになるまで10数年の間にどんな心変わりがあったんだろ。

No11 石井あや
野球好き。ソフトバンクのファンらしい。
ヤクルトの10連敗についての世間話をグループラインでしている最中にいきなり結婚&妊娠報告ブログをネットに挙げた女(ラインでは一言も触れず)。
同世代にも拘わらず金本知憲を知らない等、その知識が少々謎。

No12 田籠謙介(たごもりけんすけ)
同年齢で僕よりプロ歴が長いレアな存在。
そしてオープンタイトル(優駿杯)も取っている。
まあ個性的な伝説を色々と持っている男なのだが、
そんな彼が今年結婚したのは業界に長い人達の間で軽い衝撃が走った。

No13 松ヶ瀬隆弥
今やRMUのエース格。
そのコワ面は業界随一との定評があるが、実際は麻雀にも情にもあつい良い人。
ちなみに「歌舞伎町の人込みの中を彼が歩いたら、人の方から彼を避けていった。それはまるで紅海を割るモーセの姿の様だった」なんて逸話もある。

No14 吉田基成
僕から雀竜位を奪っておきながら翌年あっさり負けた男。
普段は冷静な打点思考の持ち主だが理不尽な展開が重なるとキレ打ちモードになる。
そして見た目によらない肉食系男子。世間では彼のような男を「ロールキャベツ」と呼ぶとか呼ばないとか。
コイツに関しちゃこっちも参照
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/01/5.html

No15 有賀一宏
痩せている時は「ヨン様似」、太ってる時はどこぞのお笑い芸人似、
おそらく麻雀界の中で「体重の増減(痩せてる時と太ってる時)のギャップが激しい男ランキング」を作ったら間違いなく上位になると呼ばれる男の1人。
マーチャオではそこそこ偉いポジらしいが最近あんま会ってないな・・・

No16 比嘉 秀仁
関西を拠点に活動を続ける協会員。そしてネット麻雀界ではその名を知られたカリスマらしい。僕はネット界隈事情をよく知らないが。
そして彼のおっかけファン集団は「ヒガール」と呼ばれているとか。
さらに最近はFXで稼ぎ捲くってるとか。
次会うときは多分美味しいものおごってくれるのだろう。

以上、
僕の私見による簡単な紹介です。特に苦情は受け付けてません。あしからず。
他にも新井啓文とか有賀一宏あたりは年齢はちかいんだよな。あれ同世代だったっけ?