「ひょっとしたら終局代走頼むかもしれない」
先日いつも行くフリーの店にてこんな事を言った。
”終局代走”というのは、
半荘の途中に時間等の関係で店を出なければいけないお客さんが、
残りの局を全てを店員に代走してもらう事である。
まあ基本的にこれを頼む人はあまりみない。
勝負の最大の佳境を他人に預けるというのは余程の時間的等の理由が無きゃやらないのは当然で、
僕自身について言えば、今まで頼んだ事は一度もない。
がその日は、
大事な対局の前にちょこっと雀荘に寄った身であり、
時間調整が中途半端になった結果、そんな話になってしまった。
がこの時の店員さんの反応、
「、、、いや、ちょっとそう言われましてもどうすれば良いのかが微妙で、、、、まあ何とかしますが。」
物凄い歯切れが悪かった。
(そりゃそうかもなー)
とか僕も自分で言ってて思った。
だってね、
その時って、
僕以外の3人は全員店のメンバーさん、
つまりスリー入りだったんですよ。
基本的に雀荘が終局代走断る理由なんてない。(終局代走なんて結果を店員に任せる体なわけで店としてはむしろ楽な部類かもしれない)
ただここで僕が抜けると店員4人が卓入って麻雀打つという、フリーとしてなんとも不可思議な事になる。
店員さん全員が打ち方に困るし、
そもそも店の回転について考えるといっそ卓を潰したいけど、途中まで打たれてると、、、
という事態になる。
僕も今までそんな光景は見た事ないな、
本当に頼んだらどうなるんだろ?
とか思っていたのだが、店員3人の協力的な早打ちと、対面店員の豪運により、6万点オーバールールで東3局終了、
事なきを得たのだった。
うーん人生初の終局代走およびフォー入り卓がもうちょっとだったんだけどなあ。
そうなったら店長さん、どんな裁定したんだろ。
とか思ったりした。
そういえばね、
今年度のAリーグ最終節の日も、
今日と同じように朝にフリー打ちに行って、
似たような感じで「長引いたら終局代走頼むかも」って店員に言ったら、
東1局に12000打って、
東2局に18000打って、
5分で終了して事無きをえたんですけどね!
「これで対局も負けたらこの店に火つけたい・・・・」とか思った記憶が(嘘)。
終局代走、
基本的に時間管理をしっかりしてればあまりこんなもの頼む事にはならない。
いつか頼む日が来るんだろうか。
とりあえず最近は対局の朝にフリー打つのが日課になってる中、
「ギリギリのあと一回」をやっちゃいがちなので、
ちょっと自制しなきゃと、この記事書いてて思ったのでありました。
獲得タイトル:第13期雀竜位
趣味:競技麻雀、人狼ゲーム
活動範囲:各競技麻雀大会およびニコニコ生放送(スリアロチャンネル 等)
主に今までの経験や今後についての雑記です。
今まで書いた主な記事のまとめはこちら
麻雀プロ対局動画のまとめはこちら
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2019年3月27日水曜日
2019年3月24日日曜日
2018年度の対局が全部終わりました
ラベル:
競技麻雀関係
第17期日本オープン
ベスト16までは行ったんですけどね。
あえなく敗退。
いやあ、なんかもう最後の方、
久々に対局中悔しさとか色々な思いで平常心になれなかった自分がいた。
ほぼほぼ自分の負けが決定した大勝負、
その終盤ってもうやる事(出来る事)も限られる中で、麻雀に関する細かい情報精査の必要性は低くなり、使う脳細胞の割合(?)も少なくなる、
そうなるとその中で脳が「負けに向けた心の整理」を始めるんだけど、
もう頭の中で色々な思考がぐるぐるとめぐるめぐる。
僕はこの状況を「暴風雨」って呼んでるんですよね。
心の中が暴風雨状態になるからw
んでこの暴風雨状態、
キャリアが長い選手ほど頭のグルグルっぷりが凄い事になる人が多いと思うのです。
僕自身も若手だった頃の方がやっぱり負けたときに自分をあっさり受け入れられたものだった。
キャリア長い選手の方がその中で色々な悔しい思い出を抱えてるし、
ある程度認められた選手になれば自分の実力に対するプライドもある。
僕だって悔しい思い出は山ほどあるし、
自分の腕に全く自信が無いわけじゃない。
負けたときの心の中は暴風雨
ましてやG1のベスト16ともなると、
以前に書いた「勝ち続けて負けた時ほど悔しさが増すマゾ理論」もあるわけで
https://susumutakenaka.blogspot.com/2016/10/blog-post_11.html
さらに違う記事でも前書いたのですが
僕ごときのキャリアやウデでもこうなのだから、
多井隆晴とか鈴木たろうとかの負けた時の心の中って、
どれくらいの暴風雨になってるんだろうなあ。
あれだけのキャリアと実力持ってる人たちとなると、もうアメリカのハリケーンレベルなんだろうかw
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/12/2017.html
終わった後は終電間際まで死ぬほど飲んでやりましたわ。
ほかにも負けた人たちともに。
暴風雨が集まって出来る集中豪雨地域、
ある意味麻雀界ではよく発生する気象現象ですねw
ちなみに今期の優勝者は、
そんな負け犬どもの飲み会に居た唯一いた決勝進出者、
μの下出さんです!
先日ついに認定プロになられた直後、
第3期最高位戦Classicに次ぐ2つ目のG1タイトル獲得、
本当におめでとうございます!
だったらあの時の飲み代おごってもらっとけばよかったわ。ちっ。
はあ、
さて、
いよいよ2019年度が始まる。
もう正直に吐き気がするような方々との戦いなんだけど、
でもやっぱり負けた時は今回と同じくらい、
いやそれ以上に悔しい舞台と考えると、
、
、
、
、
、
やっぱ始まる前から吐き気しかしないかもw
ベスト16までは行ったんですけどね。
あえなく敗退。
いやあ、なんかもう最後の方、
久々に対局中悔しさとか色々な思いで平常心になれなかった自分がいた。
ほぼほぼ自分の負けが決定した大勝負、
その終盤ってもうやる事(出来る事)も限られる中で、麻雀に関する細かい情報精査の必要性は低くなり、使う脳細胞の割合(?)も少なくなる、
そうなるとその中で脳が「負けに向けた心の整理」を始めるんだけど、
もう頭の中で色々な思考がぐるぐるとめぐるめぐる。
僕はこの状況を「暴風雨」って呼んでるんですよね。
心の中が暴風雨状態になるからw
んでこの暴風雨状態、
キャリアが長い選手ほど頭のグルグルっぷりが凄い事になる人が多いと思うのです。
僕自身も若手だった頃の方がやっぱり負けたときに自分をあっさり受け入れられたものだった。
キャリア長い選手の方がその中で色々な悔しい思い出を抱えてるし、
ある程度認められた選手になれば自分の実力に対するプライドもある。
僕だって悔しい思い出は山ほどあるし、
自分の腕に全く自信が無いわけじゃない。
負けたときの心の中は暴風雨
ましてやG1のベスト16ともなると、
以前に書いた「勝ち続けて負けた時ほど悔しさが増すマゾ理論」もあるわけで
https://susumutakenaka.blogspot.com/2016/10/blog-post_11.html
さらに違う記事でも前書いたのですが
僕ごときのキャリアやウデでもこうなのだから、
多井隆晴とか鈴木たろうとかの負けた時の心の中って、
どれくらいの暴風雨になってるんだろうなあ。
あれだけのキャリアと実力持ってる人たちとなると、もうアメリカのハリケーンレベルなんだろうかw
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/12/2017.html
終わった後は終電間際まで死ぬほど飲んでやりましたわ。
ほかにも負けた人たちともに。
暴風雨が集まって出来る集中豪雨地域、
ある意味麻雀界ではよく発生する気象現象ですねw
ちなみに今期の優勝者は、
そんな負け犬どもの飲み会に居た唯一いた決勝進出者、
μの下出さんです!
先日ついに認定プロになられた直後、
第3期最高位戦Classicに次ぐ2つ目のG1タイトル獲得、
本当におめでとうございます!
はあ、
さて、
いよいよ2019年度が始まる。
もう正直に吐き気がするような方々との戦いなんだけど、
でもやっぱり負けた時は今回と同じくらい、
いやそれ以上に悔しい舞台と考えると、
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やっぱ始まる前から吐き気しかしないかもw
2019年3月18日月曜日
子持ち雀士とそのお子さんについての思い出話を幾つか
ラベル:
競技麻雀関係
この業界に長くいるが、
この1,2年の女流雀士が結婚・妊娠ラッシュは凄い物がある。
昔から知ってる人がどんどん皆ママさん雀士になってくし、人妻になってくのは感慨深い。
協会の最近だと黄河のんが妊娠発表したっけ。紅孔雀もどんどんみんなママさんになってく・・・
ほかにも色々なママさん雀士がいる現麻雀業界、
結婚しても多くの選手が休養後にどんどん活動を再開するし、
ちょっと前にTVで特集されてた協会の庄司麗子みたいなシングルマザーから再婚して子沢山家庭のママをやってるケースもあるし、
麻雀プロをしながらの妊娠・出産して復帰する例はこれからもどんどん出てくるだろう。
そういえばそんなママさん女流のお子さんが解いてた小4ドリルを見て、
「やべえ、あたしこんなの解けない!」!
とか言ってた女流雀士のBさん(本人の名誉の為名前は伏せます)も、
今やママだもんな・・・・
さてそんな中、
僕が麻雀プロになって最初に出会った「ママさん女流」が、協会の先輩でもある田中智紗都さんである。
業界に女流というカテゴリが発足し始めた時期から活躍し今でも姫ロン杯等に出演されている田中さんだが、
僕の入会当時からすでに「さくらちゃん」というお子さんがいた。
当時はまだ業界の女流選手自体が少なく協会では10人程度、
無論子供をイベント時に連れてくる人なんて他にまるでいなかったので、
さくらちゃんの存在は凄い目立つ物だったし、多くの協会員に「ちさとさんの娘さん」という事で認知していたわけである。
僕は昔から子供が結構好きなのであやそうとしたら一目散に逃げられて、竹内孝之さんの後ろに隠れられた思い出もあったりw
まあ正直に僕自身、
田中さんとそこまで面識があるわけでもないし、
さくらちゃんも数回みた程度、
時がたって彼女が小学生とかになるともう対局会場等にいる事もなくなったし、見る機会もなくなった。
ただ何年か前に最高位戦の新津代表誕生日パーティーで久々に見かけた時、
すっかり大きくなってしかも僕が卒業した大学の後輩になってたり、
そして更に数年後にお酒を飲んでる姿がちさとさんのtwitterとかで見たりと、
「人って大きくなってくんだなあ・・・・」と色々と感慨深いものがあった。
そして先日同じくtwitter見ていたら、
今はちさとさんのお店である旗の台の「オヤガー」で店員もやってる姿があがってたりして更に驚いた。
https://twitter.com/oyagaa_majan/status/1069209073755684864
麻雀業界関係者って職業自体にアングラなイメージもあって、世間の目とか色々と難しい部分もある。
僕なんかこの業界にどっぷりだけど、自分の目線と世間の目線のギャップってやつは会社員やってると感じる事もある。
住宅ローンとかが組みにくい事でも有名だ。
「子供に麻雀を教えたいか?」と聞かれれば、僕は正直に迷う。
まあ自身が麻雀バカゆえに”覚えるな”なんて多分口が裂けても言えないけどw
でも自分の先輩の子供、
自分が小さい頃か少なからずもこの業界に触れてきた子供がいまや大きくなって麻雀業界の仕事をしている姿、
初めて見たこのケースに純粋に嬉しさを感じた。
僕がプロになった当時からあるオヤガーはいまでもまだあって、
ちさとさんは今も現役、
そこに大きくなった娘さんがいる。
色々と感慨深い。
最近増えてる子持ちの麻雀プロ、その子供達があと20年後位に麻雀覚えて、
ぽつぽつ麻雀プロも出てくる姿、
ああ、それは嬉しい光景だな。
オヤガーか、、、、
15年位行ってないけど行ってみようかなあ、
旗の台が僕の生活拠点から外れてるだけに、
やっぱ行く機会がないんだよね。
近くに住んでる方、ご興味があれば是非に^^
https://mj-king.net/tempos/view/8178
んで、
このまま綺麗に終わらせても良かったのだ、
最後にせっかくなのでふと思い出したお話をもう一つ。
僕がプロになってすぐ=15年ほど前に、
とある雀荘の店長Hさんに第一子(女の子)が生まれた。
その娘さんも多分今や16,7歳になるはず。
そしてHさん、
その時ブログにて父親になった喜びを書き綴りながらも、
こんなアホな事も書いていた。
「どんなにギャン泣きしている時でも左の乳首をコリコリするとすぐに泣き止む事を俺は発見してしまった。
きっと将来の性感帯はここに違いない。
娘よ、もしもお前が大きくなってこんなくだらないブログで自分の秘密をばらされた事を知っても、どうかぐれないでおくれ。」
・
・
現在ぐれてないかちょっと心配である。
おしまい
この1,2年の女流雀士が結婚・妊娠ラッシュは凄い物がある。
昔から知ってる人がどんどん皆ママさん雀士になってくし、人妻になってくのは感慨深い。
協会の最近だと黄河のんが妊娠発表したっけ。紅孔雀もどんどんみんなママさんになってく・・・
ほかにも色々なママさん雀士がいる現麻雀業界、
結婚しても多くの選手が休養後にどんどん活動を再開するし、
ちょっと前にTVで特集されてた協会の庄司麗子みたいなシングルマザーから再婚して子沢山家庭のママをやってるケースもあるし、
麻雀プロをしながらの妊娠・出産して復帰する例はこれからもどんどん出てくるだろう。
そういえばそんなママさん女流のお子さんが解いてた小4ドリルを見て、
「やべえ、あたしこんなの解けない!」!
とか言ってた女流雀士のBさん(本人の名誉の為名前は伏せます)も、
今やママだもんな・・・・
さてそんな中、
僕が麻雀プロになって最初に出会った「ママさん女流」が、協会の先輩でもある田中智紗都さんである。
業界に女流というカテゴリが発足し始めた時期から活躍し今でも姫ロン杯等に出演されている田中さんだが、
僕の入会当時からすでに「さくらちゃん」というお子さんがいた。
当時はまだ業界の女流選手自体が少なく協会では10人程度、
無論子供をイベント時に連れてくる人なんて他にまるでいなかったので、
さくらちゃんの存在は凄い目立つ物だったし、多くの協会員に「ちさとさんの娘さん」という事で認知していたわけである。
僕は昔から子供が結構好きなのであやそうとしたら一目散に逃げられて、竹内孝之さんの後ろに隠れられた思い出もあったりw
まあ正直に僕自身、
田中さんとそこまで面識があるわけでもないし、
さくらちゃんも数回みた程度、
時がたって彼女が小学生とかになるともう対局会場等にいる事もなくなったし、見る機会もなくなった。
ただ何年か前に最高位戦の新津代表誕生日パーティーで久々に見かけた時、
すっかり大きくなってしかも僕が卒業した大学の後輩になってたり、
そして更に数年後にお酒を飲んでる姿がちさとさんのtwitterとかで見たりと、
「人って大きくなってくんだなあ・・・・」と色々と感慨深いものがあった。
そして先日同じくtwitter見ていたら、
今はちさとさんのお店である旗の台の「オヤガー」で店員もやってる姿があがってたりして更に驚いた。
https://twitter.com/oyagaa_majan/status/1069209073755684864
麻雀業界関係者って職業自体にアングラなイメージもあって、世間の目とか色々と難しい部分もある。
僕なんかこの業界にどっぷりだけど、自分の目線と世間の目線のギャップってやつは会社員やってると感じる事もある。
住宅ローンとかが組みにくい事でも有名だ。
「子供に麻雀を教えたいか?」と聞かれれば、僕は正直に迷う。
まあ自身が麻雀バカゆえに”覚えるな”なんて多分口が裂けても言えないけどw
でも自分の先輩の子供、
自分が小さい頃か少なからずもこの業界に触れてきた子供がいまや大きくなって麻雀業界の仕事をしている姿、
初めて見たこのケースに純粋に嬉しさを感じた。
僕がプロになった当時からあるオヤガーはいまでもまだあって、
ちさとさんは今も現役、
そこに大きくなった娘さんがいる。
色々と感慨深い。
最近増えてる子持ちの麻雀プロ、その子供達があと20年後位に麻雀覚えて、
ぽつぽつ麻雀プロも出てくる姿、
ああ、それは嬉しい光景だな。
オヤガーか、、、、
15年位行ってないけど行ってみようかなあ、
旗の台が僕の生活拠点から外れてるだけに、
やっぱ行く機会がないんだよね。
近くに住んでる方、ご興味があれば是非に^^
https://mj-king.net/tempos/view/8178
んで、
このまま綺麗に終わらせても良かったのだ、
最後にせっかくなのでふと思い出したお話をもう一つ。
僕がプロになってすぐ=15年ほど前に、
とある雀荘の店長Hさんに第一子(女の子)が生まれた。
その娘さんも多分今や16,7歳になるはず。
そしてHさん、
その時ブログにて父親になった喜びを書き綴りながらも、
こんなアホな事も書いていた。
「どんなにギャン泣きしている時でも左の乳首をコリコリするとすぐに泣き止む事を俺は発見してしまった。
きっと将来の性感帯はここに違いない。
娘よ、もしもお前が大きくなってこんなくだらないブログで自分の秘密をばらされた事を知っても、どうかぐれないでおくれ。」
・
・
現在ぐれてないかちょっと心配である。
おしまい
2019年3月15日金曜日
麻雀漫画を読んで久々に感動したお話(昔気質の麻雀バカの中に共感してくれる人が一人はいる事を期待して書くw)
ラベル:
麻雀漫画関係
麻雀漫画読んでてふとこんな牌姿が目についた。
③③④④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
んー、、、、ややこしい。
何切ったら何待ちだこれ?
そもそもあがってないのか?
実戦の麻雀では、いきなりこんな多面待ちを突き付けられる事はほとんどない。
そもそも面清自体が滅多に出る手役ではないし(その前に大体は副露が入るので)、
聴牌に至るまでのあいだに「⑤が入ったら③⑤⑥⑧⑨待ち」とかちゃんと事前予想をするからだ。
なので漫画とかでこういう風にいきなり清一色多面待ちとかを見せられると少々悩む。
ぱっと見の第一感は⑦切りだった。
③③④④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑧
③④⑤⑧待ちである。
③③④④④⑤⑤の3面待ちと
③③⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑧の3面待ちの複合、
とでもいうべきか。
ちなみに④切りでも似た形の③⑤⑦⑧待ち。
だが他に待ち無いかを頭の中で探しながら漫画読み進めると
「③切りもしくは⑧切りで②⑤⑥⑨待ち・・・」と書いてあった。
へ?
筋がちがう2つの牌なのに待ちが全く同じになるなんてケースなんてあんの?
ちょっとびっくりしながら牌姿をよく読み解いてみる。
するとこの形の面白さに気づいた。
まず③切り
③④④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
解りやすく牌姿を切ると
③④④④⑤ ⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
④を雀頭としたピンフ形の⑥⑨待ちと
③④④④⑤⑤⑥⑥ ⑦⑦⑦⑧⑧
⑧を雀頭としたタンヤオ形の②⑤待ち
この2つが合わさって確かに②⑤⑥⑨待ちである。
そして⑧切り
③④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
これも解りやすく牌姿を切ると
③③④④④ ⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧
③を雀頭とした高め⑥の⑥⑨待ちと
③③④④④⑤⑤⑥ ⑥⑦⑦⑦⑧
⑦を雀頭としたタンヤオピンフ形の②⑤待ち。
確かに両方の牌姿とも同じ待ちである。
しかし両方とも同じ待ちでありながら雀頭とピンフ形の関係性が完全に逆転しているというレアケース、
過去に多くの麻雀漫画や実践譜で複合待ちを見てきたが、
こんな牌姿は他に例を見た記憶が無い。
「よく考え付いたなあ。凄い。」と感動した。
昔このブログでも紹介したが、
片山先生のノーマーク爆牌党には、
「2444のような2面待ち。ただしタンキの形であがればイーペーコー、カンチャンの形であがればサンアンコウになる」
という凄いマニアックな牌姿もあった。
昔気質の麻雀漫画には、こういった見るに麻雀の牌姿メカニズムの複雑さを知らしめるような凄い牌姿や面白い作品がやっぱ多かった。
そんな作品たちがあったから僕はますます麻雀にはまっていったわけで、
僕の麻雀プロとしての原点の一つでもある。
そんな事を久々に思い出させてくれる作品を見てちょっと感動し、
気づいたらスマホで写真を撮っていた。
だが、、、
店員「何してるんですか?」
ワシ「いや。凄いんだよこれ。だって切った牌は筋ちがうのに待ちが・・・・(ry」
数分後
店員「何が感動的なのかよくわかんないっす。というか複雑な牌姿見てたら目がチカチカしてきました」
若者世代と自分世代の感覚の差も改めて思い知らせてくれたのであった。
今の若い人たちは麻雀パズルとか解くような経験もないだろうしなあ。。。。
うーん、
結構凄い感動したんだけど、共感してくれる人ってやっぱ少ないんだろうか。
自分の麻雀に対する感性ってやっぱオタクの領域なんだろうな。
別にいいんだけどさ。
③③④④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
んー、、、、ややこしい。
何切ったら何待ちだこれ?
そもそもあがってないのか?
実戦の麻雀では、いきなりこんな多面待ちを突き付けられる事はほとんどない。
そもそも面清自体が滅多に出る手役ではないし(その前に大体は副露が入るので)、
聴牌に至るまでのあいだに「⑤が入ったら③⑤⑥⑧⑨待ち」とかちゃんと事前予想をするからだ。
なので漫画とかでこういう風にいきなり清一色多面待ちとかを見せられると少々悩む。
ぱっと見の第一感は⑦切りだった。
③③④④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑧
③④⑤⑧待ちである。
③③④④④⑤⑤の3面待ちと
③③⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑧の3面待ちの複合、
とでもいうべきか。
ちなみに④切りでも似た形の③⑤⑦⑧待ち。
だが他に待ち無いかを頭の中で探しながら漫画読み進めると
「③切りもしくは⑧切りで②⑤⑥⑨待ち・・・」と書いてあった。
へ?
筋がちがう2つの牌なのに待ちが全く同じになるなんてケースなんてあんの?
ちょっとびっくりしながら牌姿をよく読み解いてみる。
するとこの形の面白さに気づいた。
まず③切り
③④④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
解りやすく牌姿を切ると
③④④④⑤ ⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
④を雀頭としたピンフ形の⑥⑨待ちと
③④④④⑤⑤⑥⑥ ⑦⑦⑦⑧⑧
⑧を雀頭としたタンヤオ形の②⑤待ち
この2つが合わさって確かに②⑤⑥⑨待ちである。
そして⑧切り
③④④⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧⑧
これも解りやすく牌姿を切ると
③③④④④ ⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑦⑧
③を雀頭とした高め⑥の⑥⑨待ちと
③③④④④⑤⑤⑥ ⑥⑦⑦⑦⑧
⑦を雀頭としたタンヤオピンフ形の②⑤待ち。
確かに両方の牌姿とも同じ待ちである。
しかし両方とも同じ待ちでありながら雀頭とピンフ形の関係性が完全に逆転しているというレアケース、
過去に多くの麻雀漫画や実践譜で複合待ちを見てきたが、
こんな牌姿は他に例を見た記憶が無い。
「よく考え付いたなあ。凄い。」と感動した。
昔このブログでも紹介したが、
片山先生のノーマーク爆牌党には、
「2444のような2面待ち。ただしタンキの形であがればイーペーコー、カンチャンの形であがればサンアンコウになる」
という凄いマニアックな牌姿もあった。
昔気質の麻雀漫画には、こういった見るに麻雀の牌姿メカニズムの複雑さを知らしめるような凄い牌姿や面白い作品がやっぱ多かった。
そんな作品たちがあったから僕はますます麻雀にはまっていったわけで、
僕の麻雀プロとしての原点の一つでもある。
そんな事を久々に思い出させてくれる作品を見てちょっと感動し、
気づいたらスマホで写真を撮っていた。
だが、、、
店員「何してるんですか?」
ワシ「いや。凄いんだよこれ。だって切った牌は筋ちがうのに待ちが・・・・(ry」
数分後
店員「何が感動的なのかよくわかんないっす。というか複雑な牌姿見てたら目がチカチカしてきました」
若者世代と自分世代の感覚の差も改めて思い知らせてくれたのであった。
今の若い人たちは麻雀パズルとか解くような経験もないだろうしなあ。。。。
うーん、
結構凄い感動したんだけど、共感してくれる人ってやっぱ少ないんだろうか。
自分の麻雀に対する感性ってやっぱオタクの領域なんだろうな。
別にいいんだけどさ。
2019年3月14日木曜日
リーグ戦システムを考えるのって色々と大変、というお話
ラベル:
競技麻雀関係
今朝ツイッターを見ていたら、
毎年毎年秋口に始まってた最高位戦の女流戦が今年はなんともうこの時期から始まるという事で「ん?」と思った。
「システムが変わったのかな?」と思って見てみると、
以下の画像にあるように今期からかなり大々的な変更がされていた。
女流A、B、Cとリーグ分けをしてここからプレーオフに進出できる人を絞り、
一方で「昇級」についてはこれとは別枠の人数設定があり、
さらに地方については別枠を設ける、
将棋の竜王戦にちょっと近い物があるシステムだ。
ここまの大胆なシステム変更は僕が競技麻雀界で過去に見た中でも希有であり、「思い切った事したなあ」が第一感。
そしてやっぱり一番目を引いたのは「地方枠」である。
今回の様に幾つかの地方枠が合流していくタイトル戦、
これにどういう制度を導入するかというのは難しい点が多い。
ちょっと話を広げよう。
連盟、最高位戦、協会ともに各地方支部は昔から存在しているが(最高位戦はここ数年で凄い急設している)、
ここで昔から行われているリーグ戦、いわば「地方リーグ」の考え方も団体によって毛色は異なる
連盟は基本的に「中央と地方は別物」というスタンスを取っている。
各地域にてAリーグ・Bリーグ等があるが、これは中央の鳳凰位とは完全に独立しているし、
その優勝者の扱いも別物、
例えば関西リーグ優勝者は「太閤位」と呼ばれ、これも鳳凰位とは別である。
無論関西Aリーガーだからと言って中央でのAに出れるわけでもない。(ひょっとしたらある程度の優遇制度などはあるかもだが)
一方で最高位戦と協会、
これらはCリーグ以下のリーグ戦を各地域でやりつつ、
Bリーグ以上に昇級した者は東京に集結して戦う、いわゆる連結型のシステムとなっている。
どの地域でリーグ戦に参戦しようと、勝ち続けた先にある終点は最高位or雀王の一つだけだ。
このシステム、
どちらも実は一長一短である。
後者の方が競技者として目的が分りやすくて良いのは事実だが、実はいい事だらけではない。
「競技者の公平性を保つための管理」って点が凄い難しいのだ。
理由は単純明快、
地方と東京の競技人口の差である。
近年MリーグやRTDの影響もあり東京で競技プロの世界に興味を持つ人の数は更に増えており、
実際どこの団体も東京本部の人数がどんどん伸びてる中で、リーグ増設している所が多い。
だがこれと同じ比率で地方支部が足並みそろえてリーグを増設できるか?と言われりゃNoだ。
もともと麻雀の競技人口ってやつは地方と中央で結構な差があるわけで、
「東京はD3を作ったけど地方は作れない」というアンバランスな事態が発生しつつも、中央に集結するシステムは崩せない、
こんな状況下でどうなるか言えば
・Bリーグへの昇級難易度が地方支部ごとに大きく変わる
・関東と関西でスタートリーグが異なる
といったバランス崩壊が結構生まれてくる。
この2年くらいでとにかく競技に興味を持つ人が増えた中で、
こういった事態へ対応するシステム検討というのは各団体のテーマの一つとしてささやかれているし、
最高位戦女流の今回のシステム改革もその為の試運転なのだろう。
ちなみに今や知らない人も結構いるかもだが、
協会の女流リーグが中央終結型だった時期も実はあった。
関西でも女流Bをおこないつつ、関東にてBとAを行うシステムで数年間やっていたのだが、
関東女流の増加によるCリーグ増設をした頃に関西はそれに人数減もあり追いつけず、現在の独立型(関西スプリント)に切り替わった経緯がある。
協会について言えば
雀王戦Bリーグとか、
新人王戦ベスト16とか、
雀竜位B級とか、
現時点で既に関西と関東で進出難易度に結構な差が出てる事案はちらほら出てるのが事実ではある。
※個人的にこれは今年もシステム同じなら理事会に変更起案をしたい案件だったりする。
ただねー、
「だったら独立させりゃいい」という短絡的な物でもない、って個人的には思うのです。
地方支部のある最大の理由、
「地方の人達に競技をやる機会を与える」
「地方の人達の競技熱を高める」
って点を考えると、「最終的にたどり着ける所が違う」ってのは結構な問題とも思うわけで。
言うなら、
地方を取れば中央が立たない、
中央を立てれば地方が立たない、
麻雀の攻防バランス同じように、
競技団体の地方と中央のバランスってやつは、
永遠のテーマなのです。
各団体のお偉いさんは毎年多少なりともこれに頭を抱えているのは容易に想像ができる。
そんな「この時代に一番あったシステムを」という苦悩が伺える今回のシステム変更、
大変だったんだろうなあ、特にベテランの人達に納得してもらうのが。
とか色々と思ったのでありました。
さて、
改めて2019年度の対局がいよいよ始まりつつあるこの時期。
僕の出番もそろそろですね。
まあその前に日本オープン残ってるけど。
残ってるけど。
毎年毎年秋口に始まってた最高位戦の女流戦が今年はなんともうこの時期から始まるという事で「ん?」と思った。
「システムが変わったのかな?」と思って見てみると、
以下の画像にあるように今期からかなり大々的な変更がされていた。
女流A、B、Cとリーグ分けをしてここからプレーオフに進出できる人を絞り、
一方で「昇級」についてはこれとは別枠の人数設定があり、
さらに地方については別枠を設ける、
将棋の竜王戦にちょっと近い物があるシステムだ。
ここまの大胆なシステム変更は僕が競技麻雀界で過去に見た中でも希有であり、「思い切った事したなあ」が第一感。
そしてやっぱり一番目を引いたのは「地方枠」である。
今回の様に幾つかの地方枠が合流していくタイトル戦、
これにどういう制度を導入するかというのは難しい点が多い。
ちょっと話を広げよう。
連盟、最高位戦、協会ともに各地方支部は昔から存在しているが(最高位戦はここ数年で凄い急設している)、
ここで昔から行われているリーグ戦、いわば「地方リーグ」の考え方も団体によって毛色は異なる
連盟は基本的に「中央と地方は別物」というスタンスを取っている。
各地域にてAリーグ・Bリーグ等があるが、これは中央の鳳凰位とは完全に独立しているし、
その優勝者の扱いも別物、
例えば関西リーグ優勝者は「太閤位」と呼ばれ、これも鳳凰位とは別である。
無論関西Aリーガーだからと言って中央でのAに出れるわけでもない。(ひょっとしたらある程度の優遇制度などはあるかもだが)
一方で最高位戦と協会、
これらはCリーグ以下のリーグ戦を各地域でやりつつ、
Bリーグ以上に昇級した者は東京に集結して戦う、いわゆる連結型のシステムとなっている。
どの地域でリーグ戦に参戦しようと、勝ち続けた先にある終点は最高位or雀王の一つだけだ。
このシステム、
どちらも実は一長一短である。
後者の方が競技者として目的が分りやすくて良いのは事実だが、実はいい事だらけではない。
「競技者の公平性を保つための管理」って点が凄い難しいのだ。
理由は単純明快、
地方と東京の競技人口の差である。
近年MリーグやRTDの影響もあり東京で競技プロの世界に興味を持つ人の数は更に増えており、
実際どこの団体も東京本部の人数がどんどん伸びてる中で、リーグ増設している所が多い。
だがこれと同じ比率で地方支部が足並みそろえてリーグを増設できるか?と言われりゃNoだ。
もともと麻雀の競技人口ってやつは地方と中央で結構な差があるわけで、
「東京はD3を作ったけど地方は作れない」というアンバランスな事態が発生しつつも、中央に集結するシステムは崩せない、
こんな状況下でどうなるか言えば
・Bリーグへの昇級難易度が地方支部ごとに大きく変わる
・関東と関西でスタートリーグが異なる
といったバランス崩壊が結構生まれてくる。
この2年くらいでとにかく競技に興味を持つ人が増えた中で、
こういった事態へ対応するシステム検討というのは各団体のテーマの一つとしてささやかれているし、
最高位戦女流の今回のシステム改革もその為の試運転なのだろう。
ちなみに今や知らない人も結構いるかもだが、
協会の女流リーグが中央終結型だった時期も実はあった。
関西でも女流Bをおこないつつ、関東にてBとAを行うシステムで数年間やっていたのだが、
関東女流の増加によるCリーグ増設をした頃に関西はそれに人数減もあり追いつけず、現在の独立型(関西スプリント)に切り替わった経緯がある。
協会について言えば
雀王戦Bリーグとか、
新人王戦ベスト16とか、
雀竜位B級とか、
現時点で既に関西と関東で進出難易度に結構な差が出てる事案はちらほら出てるのが事実ではある。
※個人的にこれは今年もシステム同じなら理事会に変更起案をしたい案件だったりする。
ただねー、
「だったら独立させりゃいい」という短絡的な物でもない、って個人的には思うのです。
地方支部のある最大の理由、
「地方の人達に競技をやる機会を与える」
「地方の人達の競技熱を高める」
って点を考えると、「最終的にたどり着ける所が違う」ってのは結構な問題とも思うわけで。
言うなら、
地方を取れば中央が立たない、
中央を立てれば地方が立たない、
麻雀の攻防バランス同じように、
競技団体の地方と中央のバランスってやつは、
永遠のテーマなのです。
各団体のお偉いさんは毎年多少なりともこれに頭を抱えているのは容易に想像ができる。
そんな「この時代に一番あったシステムを」という苦悩が伺える今回のシステム変更、
大変だったんだろうなあ、特にベテランの人達に納得してもらうのが。
とか色々と思ったのでありました。
さて、
改めて2019年度の対局がいよいよ始まりつつあるこの時期。
僕の出番もそろそろですね。
まあその前に日本オープン残ってるけど。
残ってるけど。
2019年3月6日水曜日
謎の一巡回しツモ切りリーチ
ラベル:
麻雀について思うこと
特に手替わりがあるわけでもない(あったとしても少ない)、
待ちも良い、
場に動きがあったわけでもない、
そんな手なのになぜか即リーせずに一巡ツモ切ってリーチをする
こんな「謎の一巡回しツモ切りリーチ」フリー雀荘とかで結構見かける。
「”一発のタイミングを計った”とか奴らは言うが、奴らはエスパーか?ワシにはそんな物は計れん!」
と某麻雀漫画にもある行為、
個人的にも謎である。
まずこの行為、
数理的な観点から明らかに不利な理由が2つある事を今更ながら明記しよう。
ちなみに今回の前提として
・あくまで一発でツモる確率はどの巡目でも同じ
・人間に超能力は無い
この2つをつける。
理由その①
リーチする前にツモっちゃうケース
単純明快。
以下の様に「一発でつもらなかったケース」について圧倒的な差がある事である。
即リーの場合、一発は外した次の巡でもリーチという役が付く和了になる、
一方でダマで即だった場合、リーチは勿論裏ドラ等のオプションも一切つかない、
トータルで100回、1000回と回数を重ねりゃどっちが得かは言うまでもない。
※これは大体の人がすぐに理解できる
そして
理由その②
一発の確率はどの巡目でリーチしても同じだが、
一発で和了できる回数は即リーの方が上だから
この概念を理解してない人は結構いるし、ちょっとわかりにくいので説明を。
麻雀というのはそもそも、
「巡目が進むほど誰かが和了して次巡に進まずに終了する可能性が高くなるゲーム」
という側面を持っている。
それを極端に表したのが以下
例えば1巡目というのは余程の事が無い限り出番が回ってくるが、
10巡目や11巡目というのは絶対回数で考えれば来ないケースが結構ある。
「そこまでの巡目で勝負が終わらなかった」という前提があるためだ。
この「絶対回数で見れば遅い巡目ほど実現しない場合がある」という数理的側面がまず一つ、
そして麻雀は巡目が進むほど「次巡が来る前に他家が和了して決着してしまう可能性」は高くなる。
天和は滅多に出ないが12巡目の和了なんてごく普通、と考えればわかるだろう。
つまり一巡でも遅れるほど巡目自体の実現の可能性が低くなる性質を考えると、
リーチなんてとっととかけ続けた方が一発の成功確率は同じでも成功回数は多くなるのは当たり前なのである。
ましてや一巡ダマのケースは「前巡に自分自身が和了牌を持ってくる」という終了パターンがあるのも考えると、トータル回数はどう考えても即リーに軍配が上がる
そしてその他のアナログ要素、
「相手へのプレッシャー」とか、
他にも損な事が多いポイントも考えると、
トータルで考えりゃ「謎の一巡ツモ切りリーチはどう考えても損」なのである。
念のために言えば理由さえあればツモ切りリーチも戦略として効果的な時はある。
が、これは今回は言及しないでおく。
いつか別記事で。
とまあそんな感じの「謎の一巡ツモ切りリーチ」、
だがしかし「明らかに損」という事を知ってる人間ほど、
それゆえに、「謎に一巡回されて一発でツモられた瞬間が麻雀で一番イラっとする」という意見を聞く事も多い。
須田良規とか”だから俺はツモ切りリーチには降りない!キリッ”とか言っていた事もあったなw
ちなみに近年麻雀やってて一番イラっとしたツモ切りリーチはこれ。
「携帯電話いじっててよそ見してたにーちゃんが和了牌でたの気づかずツモ切りリーチ。からの俺が一発放銃」
なんなのよ一体(ーー;)・・・という気持ちでいっぱいでした。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/03/blog-post_35.html
そういえばこの記事で引用した「はじめの一歩」の森川先生が今やMリーグの大ファンで「Mリーグ×はじめの一歩 コラボレーション」とかやってるんだよなあ。
Mリーグファイルナルもいよいよ始まり麻雀界も盛り上がってる。
凄い時代になったもんだ。
https://twitter.com/abema_mahjong/status/1101606159897640960
待ちも良い、
場に動きがあったわけでもない、
そんな手なのになぜか即リーせずに一巡ツモ切ってリーチをする
こんな「謎の一巡回しツモ切りリーチ」フリー雀荘とかで結構見かける。
「”一発のタイミングを計った”とか奴らは言うが、奴らはエスパーか?ワシにはそんな物は計れん!」
と某麻雀漫画にもある行為、
個人的にも謎である。
まずこの行為、
数理的な観点から明らかに不利な理由が2つある事を今更ながら明記しよう。
ちなみに今回の前提として
・あくまで一発でツモる確率はどの巡目でも同じ
・人間に超能力は無い
この2つをつける。
理由その①
リーチする前にツモっちゃうケース
単純明快。
以下の様に「一発でつもらなかったケース」について圧倒的な差がある事である。
即リーの場合、一発は外した次の巡でもリーチという役が付く和了になる、
一方でダマで即だった場合、リーチは勿論裏ドラ等のオプションも一切つかない、
トータルで100回、1000回と回数を重ねりゃどっちが得かは言うまでもない。
※これは大体の人がすぐに理解できる
即和了 | 2巡後和了 | |
即リー | リーチ一発 | リーチ |
一巡ツモ切り | ダマ | リーチ一発 |
そして
理由その②
一発の確率はどの巡目でリーチしても同じだが、
一発で和了できる回数は即リーの方が上だから
この概念を理解してない人は結構いるし、ちょっとわかりにくいので説明を。
麻雀というのはそもそも、
「巡目が進むほど誰かが和了して次巡に進まずに終了する可能性が高くなるゲーム」
という側面を持っている。
それを極端に表したのが以下
巡目 | この巡目に 突入する確率 | 備考 |
1 | 99.99999 | 天和とか出れば終 |
2 | 99.999 | ダブリー一発和了とかなら終 |
3 | 99 | 極稀に終わる時ある |
・・・・ | ||
10 | 61 | 誰かが和了すれば終 |
11 | 55 | 誰かが和了すれば終 |
12 | 50 | 誰かが和了すれば終 |
13 | 44 | 誰かが和了すれば終 |
14 | 36 | 誰かが和了すれば終 |
例えば1巡目というのは余程の事が無い限り出番が回ってくるが、
10巡目や11巡目というのは絶対回数で考えれば来ないケースが結構ある。
「そこまでの巡目で勝負が終わらなかった」という前提があるためだ。
この「絶対回数で見れば遅い巡目ほど実現しない場合がある」という数理的側面がまず一つ、
そして麻雀は巡目が進むほど「次巡が来る前に他家が和了して決着してしまう可能性」は高くなる。
天和は滅多に出ないが12巡目の和了なんてごく普通、と考えればわかるだろう。
つまり一巡でも遅れるほど巡目自体の実現の可能性が低くなる性質を考えると、
リーチなんてとっととかけ続けた方が一発の成功確率は同じでも成功回数は多くなるのは当たり前なのである。
ましてや一巡ダマのケースは「前巡に自分自身が和了牌を持ってくる」という終了パターンがあるのも考えると、トータル回数はどう考えても即リーに軍配が上がる
そしてその他のアナログ要素、
「相手へのプレッシャー」とか、
他にも損な事が多いポイントも考えると、
トータルで考えりゃ「謎の一巡ツモ切りリーチはどう考えても損」なのである。
念のために言えば理由さえあればツモ切りリーチも戦略として効果的な時はある。
が、これは今回は言及しないでおく。
いつか別記事で。
とまあそんな感じの「謎の一巡ツモ切りリーチ」、
だがしかし「明らかに損」という事を知ってる人間ほど、
それゆえに、「謎に一巡回されて一発でツモられた瞬間が麻雀で一番イラっとする」という意見を聞く事も多い。
須田良規とか”だから俺はツモ切りリーチには降りない!キリッ”とか言っていた事もあったなw
ちなみに近年麻雀やってて一番イラっとしたツモ切りリーチはこれ。
「携帯電話いじっててよそ見してたにーちゃんが和了牌でたの気づかずツモ切りリーチ。からの俺が一発放銃」
なんなのよ一体(ーー;)・・・という気持ちでいっぱいでした。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/03/blog-post_35.html
そういえばこの記事で引用した「はじめの一歩」の森川先生が今やMリーグの大ファンで「Mリーグ×はじめの一歩 コラボレーション」とかやってるんだよなあ。
Mリーグファイルナルもいよいよ始まり麻雀界も盛り上がってる。
凄い時代になったもんだ。
https://twitter.com/abema_mahjong/status/1101606159897640960
2019年3月1日金曜日
麻雀プロ全選手名鑑2019についてのご報告
ラベル:
競技麻雀関係
悩んでいた。
実は去年あたりから悩んでいた。
そして今年一つの決断をした。
毎年この時期に発売する近代麻雀には「麻雀プロ全選手名鑑」という小冊子がついてくる。
今年は3/1の発売号がそれにあたり、名鑑としてはたしかこれで4回目くらいか?
主要5団体の主な選手のプロフィールなどがそれぞれ載っている。
主要5団体の主な選手のプロフィールなどがそれぞれ載っている。
そして僕もありがたい事に今のところは毎年載せていただいている。
んで、これが毎年刊行されるにあたり、大体事前確認が事務局から飛んでくる。
「何かプロフィールとかで変更したい点があったら来週までに連絡ください」
個人的にはこの手の確認に変更依頼を出した事はない。
というか男性プロがプロフィール変更とかをコロコロするイメージはあまりない。
ライバルとか信条とかってそんな毎年かわるもんでもない。写真も女流みたいに頻繁にとりなおすわけでもない。
というか仮にプロフと現在に相違があっても「まあいいや」と思って変えない人も多い。
ぶっちゃけ協会のHPにある僕の写真、撮ったのは12年位前である。
これくらい小さな写真だとあんまり今との変化もわからんので特に違和感もない。
なのでいまだに「写真変えて」とも特に言ってない。
そういえば数年前まで昔某アーケードゲームに出演していた時は、
24歳の時に書いたプロフを10年以上たっても使っていた。
好きな手役「メンホンチートイツ」って書いてあったが、「そんな物プロ入った当初あたりならとにかく、今では好きでもなんでもない」と思ったりもしていた。
でも時を経て僕も大人になり麻雀界も注目度が高まる中、
「毎年毎年発行して頂いている名鑑に、明らかに現在と異なる部分をのせつづけるのも正直いかがな物だろう」
と考えた部分があった。
そして事務局員にその点を相談したのである。
彼との話し合いの結果、
プロフの「好きなタイプ」を「有村架純」に変更する事になりました。
ちなみに元は「永尾まりや」だった。(元AKBの推しメン)
でも、もう今となっては彼女もAKB卒業してるし、卒業後について俺はまったく興味もないし、そもそもAKB自体最近は興味もないし。
数年前にこの名鑑が初めて出た時に、
この欄に有村架純と書くか永尾まりやと書くかで悩んだ。
素直に一番日本で可愛いと思う女性を書くか、
推しの知名度アップに貢献するか、
長考の結果、後者を選択した。
それから早数年、僕も色々とかわったのです。
と、こんなクソどうでもいい話は置いといて、
麻雀プロ全選手名鑑2019がついている近代麻雀、
みなさま是非ご購入を!w
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