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2021年1月26日火曜日

オーバーフロー

対面に座っていた男は明らかにフリー麻雀に慣れていなかった。

フリーには色々なお客さんがいるが、

どの程度麻雀になれているか、

どの程度フリー麻雀になれているか、

は挙動を見ているとなんとなくわかる。

柔道の達人が相手の柔道着の着方を見ただけで実力を見わけるように、手応えで 感じてわかった……………承太郎はTVゲームに関してはマジにド素人だ!

とでも言うべきか


ちなみに言えば細かい実力なんてわからない。というかフリー麻雀で同卓した対戦相手の評価なんて正確にはできないのである。これは以前書いたこの記事を参照。

他人の麻雀の実力ってどうやって判断しているの? その2



さて対面の男の話に戻る。

とにかく挙動が落ち着かない彼、

鳴ける要素が無い時やノーテンの時は河を一切見ない、

聴牌が近づくほどに挙動は力強くなりそれを見てると「もうそろそろ」というのも伝わってくる、

「色々と筒抜けだなあ^^;」と思っていた。


が、筒抜けだからと言って負けるとも限らない。男は激しい挙動を繰り返しながらも手牌には恵まれていた。


とある局、

彼が序盤に四、三、五と切ったかと思ったら、中盤以降に再び三、四と手から出てくる、

挙動もどんどん力強くなり聴牌っぽいが、どんな手かはよくわからない。

と思っていたらメンバーの切った發にロンの宣言

一一一一二三⑦⑧⑨11發發 ロン 發 ドラ 1


チャンタ・發・ドラ2で満貫である。

が、それ以上に河に並んだ三四五三四のマンズを見て「どんな進行だったんだろ、、、」と興味がわいてしまう。

まあ最終手出しの四切る前にとっくに張ってて、マンズは大体がカラ切り、といったところなんだろうが、それであればかなり前から聴牌だったはずでリーチをしなかったのが不可思議。



だがあんまり考えるのも野暮かと思いながら、その後局は進みオーラスとなる。

自分は南家でトップ目、

対面の男がその14000点下の2着目(跳ツモor倍満条件)、

それ以外の二人は点棒的に苦しい状況。


アガリ連のルールゆえしっかり守ればトップはかなり濃厚なこのオーラス、

対面と親を警戒しながら打ってはいたが対面は序盤から終盤まで微動だにしない。

先ほどまでの彼の動向を見てれば逆転手が聴牌に近づけば明らかに態度に出ると思われる中まったくもって動きが無い。

(手が悪いのか・・・)と思った中で上家の親からリーチが入る。

全員の現物はしっかりと必要枚数確保していたので余裕をもってオリ、あとは流局をねがうだけだった。

だが残り2巡のところで場が動く。

対面の彼が親の切った③に声たかだかに「ポン」と宣言、そして打⑦で勝負をしてきた。


(えっ?全然聴牌の挙動じゃなかったのに・・・・)

と少々戸惑ったが、結局親も対面もあがれずに流局、自分のトップが確定する。

だが対面のあけられた聴牌形を見てさらに驚く。

②②③④④⑥⑦⑧⑨ ポン③③③


②⑤待ちの跳満聴牌。

へー、、、と驚いた。

前述の通り毎回挙動でどの程度の手が入っているかが丸解りだった彼がこの局は一切動きを見せていなかったのだ。

にもかかわらずツモ条件を満たしたこの形、しかも③をポンした後に聴牌どりを悩んだ気配もなくノータイム打⑦。



なんかさっきまでと全然違うな。。。

ん、でもこれ②切ってたら①④⑦待ちだったしそっちの方がいいんじゃ。②ノーチャンスだし。。。。。。。

待てよ?鳴く前って⑦あったんだよな?どんな形だったんだ???)


と考えて鳴く前の形を確認してみる。

②②③③③④④⑥⑦⑦⑧⑨


なんとびっくり②③④のメンチン待ち。しかも③はイーペーコーついて16000でトップ逆転だったわけである。


なんだろう。

なんで今まであれだけ挙動不審だった彼がこの局だけはすべてノータイムで打ってんだろう?

局の途中も鳴き判断とか、最終形確認とか、この手こそいつもよりさらに悩みそうなのに・・・・


考えれば考えるほど謎だった。

だが推察するに、「おそらく彼はこの形が難しすぎて思考がオーバーフローしてしまった」というのが僕の中での予想である。

確かにメンチンは難しいし、いきなり入ると緊張してしまう。彼はもうパニック状態で何も考えられなかったに違いない。気持ちはわからなくもない。


「さっきの局は16000逃しちゃいましたね」

なんて言えなかった。

彼は多分一生懸命だった。パニックになっている心を周りに悟られない様に全力で平静をふるまった結果ミスをしてしまっただけなのだろう。

この事実は彼には告げず墓までもっていこう、僕はそう決めて次の半荘にいったのだった。



そして次の半荘、東2局に彼はホンイツをあがる。

僕からあがる。

今度はいつも通りに必死に長考して見逃すことは無かった。

3445678中中中 55ポン ロン 4


おい、こっちはちゃんと長考するのかよwさっきの100倍くらい簡単ですけどw

心の中でつぶやいた冬の日。


皆さんもメンチンでパニックになりかけたら「ばれてもいいからちゃんと時間をかけて待ちを考える」、これを心がけましょう!

2020年12月12日土曜日

それだけが気がかり

70年代のフォークバンド「ペドロ&カプリシャス」、
彼らの代表曲の一つ「五番街のマリーへ」


とある男が若い時に恋に落ちた「マリー」という女性、
既に別々の人生を歩み、様々な理由から会う事は出来ないが、
それでも彼女が自分とは別の幸せな人生を送っている事を望む、
そんな思いをつづった名曲である。


さて唐突に話は変わって、昨日のフリー雀荘にて。
フラットな点棒状況の東3局西家にてこんな手が入った。6巡目。

九九③④⑥⑥⑦⑧⑨234 ドラ ⑤

ピンズの手替わりはふんだんにある手材料。
とりあえずダマテンで引っ張る。
①は自分で切っているのだが、まあ早々に②を引いたらフリテンでもいいだろう。
そんな事を考えていた。

だが手替わりしないまま場に②、④、⑦、⑧あたりも切られて迎えた10巡目、⑧を引く。

九九③④⑥⑥⑦⑧⑧⑨234 ドラ ⑤

⑨を切ればカン⑦のイーペーコー聴牌。
だが上述の通り⑦が先ほど切られ、目に見えて2枚しか残っていないしドラそばではアガリにくいのも事実。
一方でマンズの上は場況が良かった。
七が既に3枚、八が2枚見えており、
さらにタンヤオ仕掛けの上家、第一打が八でソーズが高めの下家はまずもっていなさそう。
問題は対面の親が若干トイツ手っぽい切りだしの点、ここが固めてる可能性はあるが、そうでなければ勝機十分、
というわけで⑧をカラ切りしてリーチに出る。出アガリ5200からで十分だ。

九九③④⑥⑥⑦⑧⑨234 ドラ ⑤

タンヤオ仕掛けの上家が攻めてきた、
更に七が4枚見え九がノーチャンスに、マンズ全体が安くなり九は上家はもちろん他家が掴んでも出る可能性がある雰囲気だった。
だがそんな中で対面の親が宣言「リーチ」
(九を固められてるとやばいな・・・・)
と思ったのだが宣言牌がその九でロン和了、
しかも裏ドラがさらに望外だった

九九③④⑥⑥⑦⑧⑨234 ロン 九 ドラ ⑤ 裏ドラ 九

リーチ、ドラ1裏3赤1で12000。
この加点が大きく効いてトップで半荘を終えた。

さてこの次の半荘で卓が割れて帰り支度をしていたところ、
その12000を放銃したヒゲをはやしたダンディな方が話しかけてきた。

「いやあ、あの九で打った時僕スッタンだったんですよ。本当に。あがりたかったなあ。」

(ふーん、、、)
ぐらいの心境だったのだが、色々と疑問が出て質問をする。
『えっ?じゃあなんで九単騎にしなかったんですか?』
「いや、7が切り切れなくて。」
『でもリーチしたら結局その先引く無筋も全部切る事になるわけで、たった一枚のリスク避けるためにノーチャンスの単騎待ちを放棄して場に高いソーズにするんですか?それならダマ続行はどうでしょう?点数はもう48000確定なんだし』
「そ、そうですね。ミスだったかな。すみません、、、、」

と素のやり取りをした後で、自分の過ちに気づく。
ダンディな紳士は多分僕に
「本当ですかすごいですね!」
「いやー危なかった!怖いです!」
みたいな感想を期待していたのではなかろうか。


思えば3年前にこんな懺悔日記も書いた。
ワンデー大会にて出会った若者の
「僕がベスト12に通過するのに何が足りなかったんでしょうか?」
という真摯な質問に
「点棒だと思いますけど?(・・;)」
というストレートどまんなかの返球をして数年、
基本的に進歩してない「麻雀打ってると200%素になってしまう」という性質はいまだ持って変わっていない事を思い知る、
そんな出来事だったのである。

新宿マーチャオへ行ったなら副店長のところへ行き
ヒゲのダンディな彼が今日も元気に打っているかたずねてほしい
2020年12月11日に彼と麻雀を打ち
悲しい思いをさせた それだけが気がかり
※五番街のマリーより

おしまい
酒飲みながらYouTube見てたらこれが流れてきたので何となく記事にしただけです。特に意味はありません。


しばらくブログ放置してたのでそろそろ再開し、
次回は第19期女流雀王の展望でも書こうと思います。

2020年2月5日水曜日

1万点と300点差ゆえに

二二五六六④⑤⑦⑦⑦34 ドラ 南

南4局(オーラス)、7巡目のイーシャンテン。
考えていた。
この手をこの先どうするか、である。

これが普通の状況なら深く考える事もないのだが、
このオーラスの点棒状況がこれを悩ましくしていた。
東家 5000
南家 42000 (私)
西家 700
北家 52300
※ちなみにアガ連ルール

上下が大きく別れたオーラストップ争いである。
だがトップ目とは10,300点差。マンガンだと届かない。


麻雀において「セーフティーリードの基準」と呼ばれる点差、
その一つは「1万点差」である。
子にマンガンを自模られても捲られない差、
これがオーラスに構築できている相手はある程度は安全圏と言えるだろう。
※逆に言えば、南2,3局あたりは南4局でそういった状況を作る事を意識する必要があり、これがキッチリ出来るようになると麻雀というゲームは初めて立体化してくるかもしれない。

東家か北家がリーチをしてくれればマンガンツモでOKではあるが、
北家はまずリーチをしないであろう局面、
そして東家は仕掛けを入れているのでその可能性も無い。

こうなると聴牌した時どうするか、
東家は仕掛けを見ても打点は無い。連荘だけ狙いが明白。
親にあがってもらって次局にかける、本場が出ればマンガンツモOK。
だがそう考えるには7巡目はまだ早い。

となるとマンズを引いたら一度聴牌を外すか。
マンズを引いたら④を切って、
二二五六六七⑤⑦⑦⑦34
二二四五六六⑤⑦⑦⑦34

このいずれかにしてマンズのイーペーコー、あわよくばピンフをプラスすれば跳満も可能性がある。
その間に親が連荘してもそれはそれでよし。


と考えていたのだが、
次に引いた牌はマンズではなくピンズだった。
二二五六六④⑤⑥⑦⑦⑦34

こうなるとイーペーコーまでは2手かかるのでマンズの伸びにもちょっと期待しづらい。
もうちょっと東家や西家が近かったらもう妥協して四七待ちリーチかダマでいいだろう。祝儀Pや素点を確実に稼ぎつつ、トップ狙うなら僥倖の一発や裏のみでいい。

が、今回はかなり離れている。親も西家全く怖くない状況。
というわけで選んだ牌は五。そのまま横に曲げた。
二二六六④⑤⑥⑦⑦⑦34

北家との差は10300点、
直撃5200で捲る事が出来る。
無論四七でもその条件は同じだが、
二はリーチ宣言牌の五のスジ、
そして六は河に既に捨ててある三と九の中スジ、
放銃してくれる可能性はこっちの方が高いだろう。
さらに細かい点を言えば、ツモった時・出あがり時の裏2,3での捲れる牌も1種類増える。

「北家の手詰まりに期待」
北家は基本的にこの局押したくないはず。
自模られても自分がトップのケースが十分にあるからだ。
だからこそこういった引っ掛けの有効度がこの局面は増すわけである。
と考えていたら2巡後に六が狙い通り打たれた。
そしてもう一つの狙いだった裏も3枚乗って、結果としてはどこから出てもトップ逆転の12000
二二六六④⑤⑥⑦⑦⑦34 ロン 六 ドラ 南 裏 ⑦


1万点差がセーフティーというが、
5200直撃を考えると1万点差と1万400点差は結構差がある気がする、
まあ1万2千点差も6400直撃があったりと、色々とレアケはあるんだが。
点棒条件オンリーの関係で両面を敢えて拒否って結構久々にやった。
場況とか打点の関係ではたまにやるが。
というお話でありました。

今日の教訓:
待ち取りは相手の立場や点棒状況次第




ちなみに結果だけで言えば、
一発ツモが四だったので、
祝儀Pと素点で合計5万点分くらい損してるんだけどね!
裏3って知ってればシャンポンでリーチなぞ打たないし!

今日の本当の教訓:
うまぶるよりも基本は両面で受けましょう。
、、、、いや、嘘です。さすがに今回のケースは大体シャンポンに受ける。

おしまい

2020年1月16日木曜日

牌のストリッパー

先日とある雀荘での出来事。
その日の同卓者には常連客に「小森」という男がいた。

彼は典型的なフリー雀荘によくいるタイプ、
独身男性ゆえに生活に大きな制限はない中で、勝つ事にそこまでの追及をせず自分の裁量内で麻雀を楽しんでいる、
良いお客さんタイプだった。

ただまあ上述の通り、
勝つ事を追及するタイプではない=そこまで達者な打ち手ではない男で、
特に仕掛けが非常に多く、かつその大体が、
「どう考えても打点が無い」
「全く脅しにもなっていない」
そんなタイプであった。

ゆえに仕掛けを多用しては返り討ちにあう事がしばしば、
そんな彼を僕は心の中で「ストリッパー」と勝手に呼んでいた。
まあこういう人も雀荘ではよく見てきたが。


その日、
そんな小森が仕掛けた。
■ 三四五(チー) ②②②(ポン) 四五六(チー) ⑦⑥⑧(チー) ドラ⑨

裸タンキである。
昔から思うのだが、なぜ4副露だけを「裸」と表現するのだろうか。
3副露の手牌4枚を「下着」とか「セミヌード」とは別に言わないのに。

まあそんな事はどうでもいい。
いつも通りの小森の仕掛け、
ドラが⑨で副露内に赤牌が一切入ってない時点で全くもって脅してしても成立がしていない。
かりに残った最後の一枚が赤だとしても2000点である。
しかし彼はそんな事は意に介さない、
「求めるなら、身にまとうすべてを脱ぎ捨てよう」
彼の心の声が聞こえそうな脱ぎっぷりである。

しかもこの小森の仕掛けは待ちさえもはや明白だった。
ポイントは彼の直近の捨て牌4枚
8中南6
4巡前の8が手出し。その後の字牌は両方ツモ切り
そして4副露目の後の最終手出しが6である。

つまり8を切ってるのに6を引っ張ってる。
そうなると小森の4副露前の手牌は
四五56 ②②②(ポン) 四五六(チー) ⑦⑥⑧(チー)

これ以外にはほぼ無いだろう。
いやまあ一応他のレアケースもあるにはある。(そもそもMAX2000点のタンキなんぞそこまで警戒もしないし)
が、まず彼のタンキ牌の本命は5(特に赤)と考えて間違いないと思われた。


そんな中でこっちも聴牌が入る。
六七八233455③③⑦⑧⑨ ドラ⑨

普通どう考えても5切ってリーチだが、5がほぼほぼ小森に当たる牌。
自分が親なのもあり、ダマもあまりに消極的。
というわけで2を切ってリーチする。
六七八33455③③⑦⑧⑨ ドラ⑨

一発目に無筋を掴んだらしく長考する小森、
「考えた所で選択は2つしかないし、片方は赤いだろうし、早く切ってよ・・」
とか思ってたら無筋ツモ切り。
(そもそもそっちの和了牌は俺が2枚持ってるからほぼないぞ。俺のも何枚残ってるかは知らんが)

そんな事を思っていたのだがその直後、
久々に引いた牌を叩きつけて卓をかち割りたいレベルの衝動にかられたのである(無論冷静に河に置いたが)

「ロン」
 ロン 5 三四五(チー) ②②②(ポン) 四五六(チー) ⑦⑥⑧(チー) ドラ⑨

まさかの4枚目。
2000点とはわかっていてもちょっと気分がすぐれなくないw

ガックリしながらいつも通りの笑顔の小森とその牌姿を見る。
あれこれ考えてしまうよりまっすぐに、
傷つく事を恐れずに、
なんというかいつも通りの彼だった。
和了後に「いつも通り麻雀を楽しんでまーす」と店員に言っている彼の姿がちょっとうらやましくも思った。

とまあ最近こんな感じの競り負けが多くて愚痴りたくなり書いた日記なのでありました、、、(ーー;)


そういえば話変わって、
先週末は雀竜位A急だったのですが、
まあスコアは今のとここんな感じ

▲40ちょいで10位。降級ライン。
ただまだ決勝の可能性もあるし、最終節も頑張りたいですね。
最終節、はよこい。(全部終わったらA級についてはまとめ記事を書く予定)

2019年12月25日水曜日

2019年クリスマスの雀荘にて感じた時代の移り変わり

私は普段新宿の行きつけの雀荘以外にはいかない。
面倒くさいのとタバコの煙があまり好きではないから。
そもそも雀荘なんて黙々と麻雀打つだけの場所なので、一つガードレールを超えた先にある店にすらいかない。家に近いに越したことはない。


さてそんな私だが、
先日、知り合いに所用があり、滅茶苦茶久しぶりに違う店でフリーを打った。
そしてどうもその日は
女性のゲストがきらびやかなサンタの恰好で接客してくれる日だったらしい。
普段行く店には基本的に怪しい笑顔の男達ばかりなので(いや、女性もちょくちょくいるが)、
こんな経験はちょっと久しぶりだった。

が、店に入ってふと目に入った注意書にちょっと興味をひかれる。
「ゲスト入りの卓は1時間で打ち切りとなります」
(へえ、こんな注意書、前来たときは無かったな・・・)
ただまあ、店としてこの施策を考え出した理由は大体想像できた。
要するにゲストと同卓した際に会話に夢中になってしまいやたらめったら時間をかけてしまうお客さんがたまにいた為、店として考えて作った対策なのだろう。
(ちなみに、”凄いお客さんとかになると自然な和了を見送って同卓を引き延ばしたりとかもあったりするのかなあ・・・・”、とか思ったりもした。)

そういった問題に対して時間制限を付ける事で
・卓の回転を速くして売り上げを得る
・他のお客さんにも同卓機会を増やす
・ゲストの負担を減らす
と、なかなかいいこと尽くしな気がした。
アルティマ卓は配牌を取る手間もないので1時間は結構長い設定である。
実際にゲストの方と同卓した半荘はとにかく親が連荘をする長い展開だったのだが、それでもオーラスまでキッチリ打ち切れた。
ついでに「最近は他の雀荘でもこの制度があるのかなあ」、とかちょっと気になったりもしたり。


そういえばフリー雀荘での時間制限、
16,7年前に下北沢の雀鬼流道場「牌の音」で経験した事がある。
この時の時間制限は20分とかだった。しかも自動配牌ではない。

雀鬼流はとにかく早く打つことが強制されるルールゆえ、
1半荘が15分とかで終わったりもするのだが、
半荘が長いと立会人が打ち切りを宣言するのである。(今の町田道場でもこの風習があるかは知らないが)
ちなみにこのルール故に一か月で1000半荘とか2000半荘とか普通のフリーじゃ考えられない数字をたたき出す人がいたりした。
つまり2019年になりこの時とは全く異なる理由で人生二度目のフリー時間制限を私は経験したのであった。

フリー雀荘だって時の流れとともに色々な営業体制や施策が打ち出されている。
店員に女性を積極的に採用する店、
全自動で配牌が出る卓、
禁煙の店、
いずれも20,30年前だとまだまだ考えられなかった事である。
10年後にはどんな新しい施策が出てるのかなあ、とか思ったりもする。


そんな中でクリスマスゲストのポスターを見ながら、
知り合いの女性従業員が10年ほど前に「クリスマスは見栄をはって早く帰るお客さんが多い」、と
言ってた事をふと思い出す。

今はどうなのだろう。
そういえば日本人のクリスマスに対する特別感覚は年々薄れているとか言われてたりする(ケーキ屋の売り上げ低下も結構顕著らしい)。
でも男の見栄は時代が変わってもあまり変わらない気もするが。

ただ、そんな事を考えていた横で待ち席にいたお父さん、僕と同じポスターをみて一言。
「なんだクリスマスイブは●●ちゃんがゲストで、クリスマスは■■ちゃんか。こりゃ5日連続来なくちゃな!」
、、、中々に豪快な人だった。こういう人好きかもwそして10年前からこういう人がいた気がしないでもない。
僕もイブだろうがクリスマスだろうが麻雀は打つことが多いし。

とそんな事を思った12月末。
皆さん、素敵なクリスマスを^^

2019年10月12日土曜日

国の危機

史上最大レベルと呼ばれる台風19号が関東にやってきている本日、
この時間はまだ上陸前なのに雨音がすさまじかったり、
色々なニュースだったり、
近くのコンビニで品切れ続出してたり、
思うところはいろいろとあるのですが、

個人的に一番びっくりしたのは、
営業を中止にしている雀荘が多数あること。


マーチャオとかウェルカムを主に、都内の多くの雀荘が臨時休業。
電車が台風によって計画的に運休するって状況も今まで都内でほとんど見た記憶がないけど、
ここまで多数の雀荘が天候を理由に休む事態はさすがに今年初めて見た。
いや本当にびっくりしましたよ。

そもそも室内でやる麻雀には天候は本来関係ないし、むしろやることない人が雀荘行くケース多いので「台風どんとこい」スタイルな気さえしてた。
僕自身も台風の日に雀荘行ったこと何回もあるし。

まあそれだけ今回の奴がすごいってことだよなあ。
どうか停電とかおきませんように。

そしてそれ以上に風害・水害で家が壊れませんように。
というのも河川も遠くて風害も食らいにくい立地の我が家、
実は火災保険の適用範囲から風害・水害を外しているのです。
食らったら結構泣きたくなります。
そういう意味で台風は地震の100倍怖い。


あと、
自然災害と雀荘といえば、
思い出すのは2011年3月11日の東日本大震災。

まあぶっちゃけ、この日は大体の雀荘は通常営業してました。
というか、電車が止まったせいで帰れなくなった客で営業時間中客であふれかえってた店も結構ありました。
大災害なのに今回とは真逆。
まああれは完全突発型だったし、今回とは事情が違うよなあ。

ちなみにそんな大地震のさなかのエピソード。

池袋のとある雀荘で働いていたN林さん(仮)
・夜から仕事だったので昼前から自宅で睡眠
・14時46分18秒大地震発生
・が、あの強烈な揺れでもまったく目を覚まさず夕方まで爆睡
・起きて仕事に向かうために駅に行く
・電車が全く動いていない
・(なんだよ、全く、、、、と思いながら店に電話)

N林「すみません。なんか電車が動かなくて遅刻しそうです。店が大変かもですが。」
店長「、、、、N林、今は店の危機じゃない。国の危機だ。」

気づかないって幸せだw


しかしまあ、
雀王決定戦も中止、
出演予定だったクイズ番組も中止、
人狼スリアロ村も中止になったみたいだし、
やることないな今日。
とりあえず仕事でもするか。

ただ改めて、
皆さん事故やけがに気をつけて、
ニュース見ながら必要に応じて避難とかちゃんとしましょうね。

2019年9月18日水曜日

麻雀中にトイレに行きたくなった場合について

「すみません代走をお願いします」

とある日にフリーを打っていた時の事だった。
俄かの腹痛に襲われた僕は唐突に代走を頼んでトイレに駆け込んだのである。
正直に代走を頼むのはあまり好きではないのだが(普段はリーチ代走以外は頼まない)、
これは致し方ない。
 

さて、
そんな中でちょっと思った事があった。
「競技中にいきなりお腹痛くなった場合」についてである。

リーグ戦は大きな問題は無い。
対局者に断って立会人に声をかけてトイレに行けばいいだけの話だ。
多少相手を待たせようが関係なく体調を万全に戻して卓に戻ればいいのである。
まあ放送対局の最中とかだと自分がお花を摘みに行ってるのがモロばれなのでちょっと恥ずかしい気もするが。

だが問題はリーグ戦以外の「時間打ち切りあり」の対局である。
自分がトイレに行くことで他の3人も含めた卓の競技時間のワリが食われてしまう、
対局によってはこれがロスタイムとして取られるケースもあるが無いケースも過去にはあった。
そしてその場合はトイレの為の離席に同卓者の許可が必要になるわけだ。(他社の時間のワリを食うため)

その前提を考えると基本的に時間打ち切りありの競技中は多少の我慢を強いられる事になる、
そして我慢が限界になっても同卓者に拒否されるともう対局放棄をする事になる可能性がある。
 

一般の人の感覚からすれば、
「そんなの同卓者が譲歩すればいいだけじゃん?」と思うかもしれないが、
そんなに簡単でもない側面があるのも事実。
あまり深く考えず相手を思いやって許可する人も無論いるが、
勝つ事を目的にやっている競技者の方々故、
「そんなのはあなたの自己責任であって自分がそれで不利益を被る所以はない」
という考えも当然なのだ。

トイレ以外にもこの手の問題はたまにあって、
過去にはリーグ戦にて
・交通機関の関係でどうしても抜け番を最後にしたかったAさんがそれを提案(仕事関係の為、不可となれば対局放棄するしかない状況)
・卓内のBさんがそれを拒否
・Aさん失格=休場
というケースをリーグ戦で見た事もある。
これに対して多くの人が「Bさんが悪い」とは思わなかった。
僕からしても彼は自分の権利を行使しただけと見えたし。

改めて同卓者のトイレにしても、
その人が10分とか籠ってしまう可能性が0でない、
そして規定に拒否権がある以上、
その行使は当然の権利ともいえる。

ただまあ、
生理的現象ゆえに「仕方ないな」で済ます人も多い一方で、
数年前にとあるタイトル戦で「同卓者のトイレ離席の拒否」を堂々とした人がいた。
それも拒否権を行使したのが美人人気女流として有名なAちゃんである事も話題になった。
トイレを拒否された新人の子は泣く泣く腹痛に耐え麻雀を打ったらしい。
可愛いルックスから想像できないほど競技にストイックなあの子らしい話だなあとか思いつつ、
なんか対局中に漏らしたりして無かったか心配になる話でもあるが、
まあ規定である以上は仕方ないという言うべきだったのだろうか・・・・
5分迄ならロスタイム取るとかの規定あげてもいいかもなあ、
とかその話聞いて思ったわけである。

そんな過去の事を思い出しながらトイレを済ませ卓に戻ったら、
代走が4000オールツモってくれてる、
トイレ抜けバンザイ、とおもった一日だった。
メンバーさんありがとう。
 

さて最後に余談。
そんな「トイレ離席拒否」のお話、
無論業界でちょっとした話題になり、後日の飲み会でもその話をしたのだが、
その場にいた男5人全員で「でもAちゃんに”トイレ行っちゃだめです”とかちょっと言われてみたい」という事で意見一致、
男ってバカな生き物だ・・・とつくづく思ったのでありました。

おしまい

※追記
この記事の出来事はかんなり昔の話です。
2019年現在は僕が知る限り全団体ともロスタイム制導入しているのでこの手の問題事項は特に起きないと思われます。
あしからず。

2019年6月4日火曜日

フリー麻雀での出来事 その12 誤ロン・誤ツモ・誤ポン・誤チー、そして・・・・

麻雀では誤ロン・誤ツモなどのようにゲーム続行を不可能にした場合は「チョンボ」となり、罰符を払う規則が一般的にある。(まあチョンボについての詳細はいつか別記事で)

そしてそれ以外にもいくつかの細かい罰則規定が麻雀にはあったりする。

代表的なものとして多牌や少牌、
これは特に罰符はないが和了放棄になるケースが多いと思われる。

そして誤ポンや誤チー、
これは協会のリーグ戦だと和了放棄になる。
一方で巷のフリーでは1000点を供託に払うペナルティのみであり、和了権利も失う事はないケースが多い。
ちなみに協会でも日本オープンやチャンピオンロードのような一般参加者もいるオープン大会だと1000点罰符となる。一般愛好家の方のためにリーグ戦より多少ゆるくしている、という具合だ。

まあ誤ポンや誤チーはフリーなどでもたまーに見るし、僕も競技大会でやっちまったこともあるし、そこまで珍しいものでもない。
しかし先日、それに近いが生まれて初めてのちょっと珍しい現象を見た。
というか僕がやらかした。キリッ
 

※なおここからは一部フィクションでお送りします。

それはフリー雀荘にておきた。
店のスタッフ2人入りにて行われたとある半荘、
東場の僕の強引な攻めが功を奏し、ダントツトップ目で向かえた南2局北家のときである。

中盤が過ぎ
南家(対面)がリーチ
それに対してチーを入れた染め手らしき河で全ツする親(下家)
西家(上家)も終盤過ぎにチーを入れて聴牌気配がしている。

そんな中でトップの私はしっかり降りて流局間近となった中で以下の形
二五五六⑤⑥447777白

「せっかくだし最後のツモでカンして親のハイテイは消しとくか」
とか2巡位前から思っていた。

そして最後のツモを引いた後に発声する、
「カン」
その後に7を4枚倒す。
が、瞬間に固まる同卓者3名

「あのお客さん。。。」
『はい?なんでしょう?』
「ハイテイではカンはダメなんですよ^^;」


(・・;)
良く見たら確かにハイテイは自分だった。
これはカンできない。

というか何を勘違いしたのか自分をずっとハイテイ1つ前だと思っていたので全くよどみなくカンしてた。
それだけに回りも凄いキョトンとしていたので、
僕はそのリアクションを見て少々「へ?」と思ったのだが、
「へ?」はむしろあっちの台詞だったらしい。
 

謝りながら手牌を倒してノーテンの罰符1500を払う、
そして牌を自動卓に流し込む。
が、次局になった数巡後ふと気付く

(そういやさっきのって誤ポンほかならぬ誤カンじゃね?1000点はらうべきだった?(・・;))

そもそもハイテイだったし、「誤カン」なんて人生で初めてみたから気付かなかった。
が、誤ポン、誤チーと同じ扱いと考えりゃそうなるはずだ。

ただ今更1000点払うのもなんだしそのままスルーする事にした。
のだが、
(ひょっとして同卓者は気付いてて怒ってるんじゃ)
とか考えながら下家の顔をチラッとうかがう。

・・・・・ば、ばれてる?
彼の発する威圧感はタダならない物があった。
いや、気のせいだ、多分。
冷や汗をかきながら続行すると彼が声もかけてくる。

「ちょっと」
『(く、くるのか?)・・・はい』
「誤カンとか初めて見ましたよ。」
『すみません・・・・(せ、誠意を見せろとか?ミカ●メ料払えとか?くるの?)』
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
「頼みますよ本当に」

だがそれ以上の言及とかは特になかった。
どうやらばれていなかったらしい。
僕は一命を取り留めたのでありました。
危なかった。

というわけで皆さんも誤カンには気をつけましょう!
 

このまま日記が終わると怒られる恐れがあるので補足を。
写真の方は新宿マーチャオに最近ゲストでよくいるRMUのトップ選手、松ヶ瀬隆弥さんです。
見た目はちょっとイカついけど、根は優しくて料理もうまい、そして近年RMUでもNo1の実績をたたき出している男でもあります。
みなさんよろしければ彼のゲストに是非!
ちゃんとした顔写真はこっちですのでご安心ください!

おしまい

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2019年4月3日水曜日

フリー麻雀での出来事 その12 パオ

このブログを読むような麻雀バカの皆さんに今更書く事でもないかもなのだが、
麻雀には「パオ」と呼ばれるルールがある。

これは
・大三元の3つの三元牌
・大四喜の4つめの風牌
・四槓子の4つめのカン
これらを鳴かせた人、つまり「役満を確定させた人」に適用される罰則であり、

ツモなら全額、
ロンなら放銃者と折半、
で点数を払う制度である。


このルール、
競技団体は採用をしていない所が結構ある。
「無意味」という考え方が最近ではもう定番になってきているとも個人的には感じる。

理由の一つとして、
まず「”他家の迷惑”という考えでいえば、役満確定の副露以外にも幾らでもある」という点がある。
早いドラ切り、染め手に対する薄いケア、数え上げりゃキリが無い。

そしてそれ以上に、昨今では「麻雀は他家に全く影響が出ない打牌なんて不可能であり基本は自分の利を優先すべき」って考えが主流になった点である。

思えば僕がプロになった15,6年前は、
麻雀では「他家に迷惑をかけるような打牌をするのはダメ」という考え方が結構主流だったと思う。
というか「鳴かせたからには責任をとれ」という言葉はフリーなどで今でもたまに聞く。
協会に入った時に先輩にこの手の(今考えると理不尽な)叱咤を受けた事もあるし、
競技麻雀だと「目が薄くなった人はおとなしくしているべき」という考え方が主流だった。(役満条件を狙って怒られた事もあったし)

でも研究が進みこれらの考え方が否定され「麻雀に迷惑じゃない一打はない」が主流になり、
そして昨今はネット対局放送の増加により「観戦」から麻雀に入る人が増えた中、
このルールはますますローカル感が高まっているとも思う。
競技者でも採用が減ってきている以上、巷にもこれを「一般的ではない」と意識する人は増えているかもしれない。


そしてフリー雀荘では多数の店で今でも採用している一方で、
そもそも発現頻度が低い、適用がされるシーンは滅多にお目にかからない事象である。

僕自身、
フリー雀荘に足しげく通った中で、3つ目の副露が出たシーンは見た事あるし、
その後の放銃で折半払いが成立したところも見た事は何回かあった。
が、ツモあがりでの全額親っかぶりというのは見た事がなかった。

・・・過去形なのは昨日ついにそれを見たからである。
1177 ツモ 1 白白白(ポン) 發發發(ポン) 中中中(ポン)

白をポンさせた人の一人かぶり、32000点の払いでゲーム終了となった。
ちょっともめたのが祝儀Pについてである。

祝儀Pはツモなら2万点×3=6万点、ロンなら3万点、のルールだったのだが、
・パオ責任者が6万点払う
・パオ責任者が3万点払う
・全員で2万点ずつ払う
どれかメンバーに問い合わせたら
「パオでのツモ和了は放銃扱いなのでパオ責任者が3万点払う」との事。
まあここら辺は店の決め次第なので、「ふーん」という感じだった。

だが、ふと思ってメンバーと話す。
『和了者からすると、本来なら6万点貰える所を3万点になるのだから、ちょっと損するカタチなんだね』
「まあそうですね。でも役満あがったんだからそれぐらいは広い心で許して頂ければ」

なるほどw
他の店とかどうなんだろうなあ。
パオ自体がハウスルールだから明確な決めなんてないし解らん。


というか、
改めて思ったんだけど大三元以外のケースで「パオ」が適用されたのを、
フリー雀荘で見た事ある人っているんだろうか?

だってフリーには大四喜ダブル役満扱いとかないから、
大四喜の4つめの風牌なんてポンせずに両面とかの聴牌にする人が普通だし。
まあでも超早い巡目での即4副露とかは可能性0ではないか。
でも四槓子の4つめのカンなんて、
そもそも四槓子自体が空前絶後のレア役と考えると「見た事ある地球上にいるのかよ」ってレベルだよね。

色々と考えると、
「大三元以外の役満でパオが適用されるのを僕がこの目で見る前に、日本のフリー雀荘からパオが無くなるんじゃね?」
とか思うわけである。

いつか「パオって何ですか?」って協会の後輩に聞かれる人か来るのかなあ。
別に来ても不思議じゃないとも思うのですよね。

2019年3月27日水曜日

終局代走ってのをごくたまに見るけど

「ひょっとしたら終局代走頼むかもしれない」
先日いつも行くフリーの店にてこんな事を言った。

”終局代走”というのは、
半荘の途中に時間等の関係で店を出なければいけないお客さんが、
残りの局を全てを店員に代走してもらう事である。

まあ基本的にこれを頼む人はあまりみない。
勝負の最大の佳境を他人に預けるというのは余程の時間的等の理由が無きゃやらないのは当然で、
僕自身について言えば、今まで頼んだ事は一度もない。

がその日は、
大事な対局の前にちょこっと雀荘に寄った身であり、
時間調整が中途半端になった結果、そんな話になってしまった。


がこの時の店員さんの反応、
「、、、いや、ちょっとそう言われましてもどうすれば良いのかが微妙で、、、、まあ何とかしますが。」
物凄い歯切れが悪かった。
(そりゃそうかもなー)
とか僕も自分で言ってて思った。

だってね、
その時って、
僕以外の3人は全員店のメンバーさん、
つまりスリー入りだったんですよ。

基本的に雀荘が終局代走断る理由なんてない。(終局代走なんて結果を店員に任せる体なわけで店としてはむしろ楽な部類かもしれない)
ただここで僕が抜けると店員4人が卓入って麻雀打つという、フリーとしてなんとも不可思議な事になる。
店員さん全員が打ち方に困るし、
そもそも店の回転について考えるといっそ卓を潰したいけど、途中まで打たれてると、、、
という事態になる。

僕も今までそんな光景は見た事ないな、
本当に頼んだらどうなるんだろ?
とか思っていたのだが、店員3人の協力的な早打ちと、対面店員の豪運により、6万点オーバールールで東3局終了、
事なきを得たのだった。

うーん人生初の終局代走およびフォー入り卓がもうちょっとだったんだけどなあ。
そうなったら店長さん、どんな裁定したんだろ。
とか思ったりした。


そういえばね、
今年度のAリーグ最終節の日も、
今日と同じように朝にフリー打ちに行って、
似たような感じで「長引いたら終局代走頼むかも」って店員に言ったら、
東1局に12000打って、
東2局に18000打って、
5分で終了して事無きをえたんですけどね!
「これで対局も負けたらこの店に火つけたい・・・・」とか思った記憶が(嘘)。


終局代走、
基本的に時間管理をしっかりしてればあまりこんなもの頼む事にはならない。
いつか頼む日が来るんだろうか。
とりあえず最近は対局の朝にフリー打つのが日課になってる中、
「ギリギリのあと一回」をやっちゃいがちなので、
ちょっと自制しなきゃと、この記事書いてて思ったのでありました。

2019年2月20日水曜日

フリー麻雀での出来事 その11 ノーゲーム

「すみません。この半荘はノーゲームにしてもいいでしょうか?」
同卓していたメンバーがいきなりそんな事を言い出した。

状況としては東一局、
そのメンバーが親でリーチをかけて数巡後の出来事である。
誰もそのリーチに逆らう気配の無い中での唐突なこの発言、いったい何があったのか良く解らなかった。

ノーテンリーチでもしたのか?
とか一瞬思ったが、それでいきなりこんな事言うはずもない。
僕自身、長い間フリー雀荘に通っているし、ノーテンリーチなんて物は何回も遭遇しているが、半荘がノーゲームになった事なんて今まで1度しかなかった。
そんな中でメンバーさんが続けてしゃべりだす。

「ちょうどあちらの卓が割れてお客様が一人お待ちになってる状態なので、皆様に異論がなければこの半荘はノーゲームとして東1局からのご案内をしたいのです。」


ああ、なるほど。
たしかに半荘が始まったばかりである事を考えればそれもアリかもしれない。
この親リーが成就して大きく点棒が動いてしまえばその人を待たせる事になるし、自分の現時点での優位性を放棄するのと引き換えに、と考えれば他3人も納得させやすい。

実際に全員がこの提案に納得し、ノーゲームが成立した。

メンバーさんというのは本当に大変だ。
お茶を汲んだりおしぼりだしたりの接客をしつつ、お客さんと同様に麻雀を打たなければならない。
そしてそれにプラスして、出来る限りお客さんが麻雀をスムーズに打てるように常に店内のゲーム回しに配慮しなければならない。
そのために多くの「麻雀の枷」が存在している。

常に麻雀を打ちながら店の様子を観察しなければならない。
半荘中に多少リードしていてもお客さんが来たら自分の席を譲ってご案内する事もある。
店によってはメンバーの打ち方に制約がある店もある。(最近は減ったが)
モロヒ禁止、オーラスの着順の変わらないアガリ禁止、東一局はリーチのみ禁止、結構お客さんが知らない制約もある。

「色々と大変だよなあ」
親でリーチを打ちながらもきっちり店全体を見渡していた彼に感心した一日だった。


んで、ちょっと話が変わるが。
先ほど書いたとおり、
「半荘がノーゲームになった経験」は過去に一度だけフリーにて経験している。つまり今回が2回目。

1回目は10年ほど前に地元近辺の千歳烏山の雀荘にて起きた。
その日黙々とフリーを打っていた中、お店に現れたベロンベロンの酔っ払いのおっちゃん。
メンバーさんも心配しながらも卓に着く。
そのまま東1局に私がリーチ一発での4000オールをツモったのだが、直後におっちゃんがいきなりそのまま卓にぶっつぶれてゲーム中断。
やむなくノーゲームになったのである。

その店は俗に言う地域密着型の場末雀荘だったし、酔っ払い客なんて当たり前だったからそこまで強い憤りは感じなかった。
ただまあ時代も変わった今だったら中々にお見かけしないタイプの客だと思う。

もともと僕はそんな場末雀荘も経験した身だし、地方とかトータルで見たらまだまだその手の店は多いのだろうけど、最近は都内中心にクリーンな店がとにかく増えたし、「雀荘で寝ている人や泥酔した人なんてほとんど見た事がない」って若者もいると思う。


もっとクリーンな店が今後も増えてほしい。
3回目のノーゲームもできれば今回みたいな良い理由でおきてほしい。
そう思ったのであった。

かってはそんな場末系雀荘に自分用のパジャマとか歯ブラシとか勝手に置いて、
週末は家に帰らず雀荘で寝泊り暮らしをして、
さらにはPS2勝手に店に持っていってメンバーと桃鉄やってた僕が言うのもなんだけどねw

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2018年12月19日水曜日

忘れられない当たり牌のビタ止め

10年以上前、後輩にいきなりこんな質問をされた。
「以下の状況・牌姿から何きりますか?」
東1局の西家です。

123455678北北 西西西(ポン) ドラ 中
・7巡目
・親リーチが入ってる(1発目)
・1、2、9は現物(5は無筋)
・北は1枚切れている

『こんな物、5以外に何を切れと・・・』
「いや、僕1切ったんですけどどうでしょう?」
『ダメだろ』

「いや、理由は色々とあって。まずリーチに1発で無筋の5とか切ったら9とか絶対出てこないじゃないですか。それに実は5はリーチの当たり牌だったんですよ。それで(ry」

まあ彼の言い分は省略して僕の言い分だけ今回は書くが、
麻雀の打ち方の基本のひとつとして「どうせ勝負するべき手なら下手にひよるのはかえって非効率」という点がある。


上記の手、まあ仮に次に無筋を引いたときにオりる前提で打つなら1切りはまだ理解が出来る。(いやトータルでは損だとは思う。が、一貫性はある。)
が、どうせ次に引いたマンズ・ピンズの無筋も勝負する気ならここでだけひよって手広い聴牌を崩すのは明らかに非効率的である。
勝負手はもう決着つくまで殴りかかる前提で行くべきで、安全策を取って手狭にうける事は自分の和了確率を下げる、つまりトータルでみると損になるケースのほうが多数なのだ。

いうなら5があたると超能力で読みきってるケースを除いては、損なわけである。
近代になって1点止めというヤツをする競技選手がほぼ絶滅した最たるゆえんはそこにある。

ところが、
やはりいまだに「相手の当たり牌を限定的な手順で止める」という事に魅せられる愛好家はいる。
それが不可能だと知っているか知らないかは人それぞれではあるが、
やられた時のインパクトが相手に残りやすいプレイというのはまあ事実なのだろう。


かなり昔にフリーで麻雀打ってた時こんな事があった。(※多少フィクション入りますが)

ワシ、後輩の女流A、そしてその店の常連1、常連2で同卓、
そんな中、常連1の方がリーチしたのに対して追っかける女流Aちゃん、

数巡後にツモアガリをする
二3355668899発発 ツモ 二 ドラ 5 裏 四

3000-6000ではあるが、
ちょっと待てばソーズのメンホンチートイに切り替えできる牌姿、
実際にリーチ後に字牌も引いている。

(なんだそりゃ。。。)
とか思っていたら先行していた常連1がしゃべり始める。
常連1「なんで二タンキでリーチなの?」
女流A「いえ、なんかあたる気がしたので^^ホンイツはもったいなかったけど。」
常連1「ふーん。まあ俺二五待ちだったんだけどさ。裏も乗ってマンガン」

それでも100%の確証がない二タンキでリーチかける価値は乏しいんだがなあ。常連さん可愛そう、
とか思ってその日の卓を後にした。

だが数日後、
その女流Aと酒の席にて、
女流A「実はあの数日後に常連1さんからお手紙もらったんですよ。」
ワシ『手紙?』

彼女いわく手紙には
”あの二万が忘れられないのでこれを貴方に送ります”との一文があり、
そして封筒にはどこからか持ってきた麻雀牌の二万が同封されていたらしい。


ワシ『・・・よ、よかったね。ファン増えて^^;』
女流A「というかそんなに忘れられないなら貴方持っててください、って感じですよ。。本当に怖かったです。」

二万だけ抜かれたその牌セットはどうなったんだろう、さすがに店からパクったとかじゃなくて自分で買ったセットから抜いたんだよな?とか色々と思ったりもした。
その常連さんの将来(といっても既にオッサンだが)がちょっと心配だったりもした。
が、それと同時に”やっぱ一点止めって相手の心にのこるんだなあ。俺もたまたま当たり牌止めた時に次からもうちょっとドヤ顔するか”、
と極めてどうでもいい事を考えたのであった。

おしまい

2018年12月5日水曜日

お見送り

フリー雀荘にて麻雀を打って帰るとき、
店員さんがエレベータまで見送りにきてくれる、いわゆる「お見送り」という風習がある。
最近だと多くの雀荘で当たり前のように行われている。

が先日、「この風習っていつ出来たんだっけ?」とふと疑問に思った。


元々 僕がプロになった時期あたりにはまだ無かったと思う。
そもそもこの風習の発端は、一部の女流プロが自分のゲスト勤務にきてくれたお客さんにお礼を言うため、自主的にやった行為、
店の卓回しの関係上で自分目当てで来れくれたのにほとんど同卓出来なかったお客さん等に対するケアであり、感謝の意の表現だったわけだ。

実際に女流の人がゲストの際、
本走麻雀中にもかかわらずわざわざ代走を頼んでエレベータにお見送りに行く姿はゲスト先とかでちょくちょく見かける。それ見ると「えらいなあ」と僕とか今でも思ってしまう。

が、これはあくまで”善意の行為”なわけだ。
別にやらなきゃいけないわけじゃあなかった。

実際僕はこの行為、全く持ってやってもらう必要性を感じない。
むしろ僕の場合は大体「不要です。仕事戻ってください^^」とか言ってきたりした。
店員さんが来てくれたところで別に会話したい内容も特にないからである。
※麻雀中は会話スキルが80%減になる男。


さてそんな中で先日も、帰ろうと思ってエレベーターを待っていると店員さんの女の子がやってくる。
そして先述のとおりに『あ、お気になさらず^^仕事に戻ってください。』と言ったら、
店員さん「これも仕事なのです。お見送りさせて下さい^^」

まあ数年前からなんとなく気づいてはいただが、つまりもうお見送りを店として業務手順化しているとこが出てきている、という事である。
ゲストや女の子が必ずタイミングよくお見送りできるかは別としても、お客さんが帰るときに必ず店員がお見送りすると店のルールに記載されている、そんな時代になったわけだ。

思えばこの業界、10年位前から女流プロの数が劇的に増えてきた中で、お客さん求めるサービスの質も大きく変わってきたと思う。
その中で「なんでお見送りをしてくれないんだ」と女流に苦情を言う(困った)客が出てきた事も業界で有名な話である。
だからこそいっそ店としてルール化して対応する、これは時代に合わせた対応なのだろう。接客業って色々と大変だ。


でも一方で、店員さん達だって出来る限り気持ちよくお客さんと接したいという気持ちがあるのは自分が働く側だった経験からも良く解る。
「細かい事は抜きにして、一人立ち番の忙しい中で手を止めてお見送りに来てくれたこの子に感謝しよう」
いつも見る”お見送り”という行為に改めて色々と考えをめぐらせつつ、笑顔でお礼を言ったのであった。

『そうですか。お見送りありがとうございます^^』
「いいえ。タケウチさん、本日はありがとうございました^^」

・・・ついでにいい加減名前覚えてもらえるとうれしいけどw

2018年9月5日水曜日

フリー麻雀での出来事 その10 奇跡の放銃回避

「上手い人は放銃をしない」
2010年代も終わろうとしている今になっても、このおとぎ話を信じている人をフリー雀荘で多く見かける。
そりゃ上手い人は放銃は少ない。
正確に言えばワリに合わない勝負はしない。
でも麻雀漫画にあるような、脅威の一点止めなんてできるひとはこの地球上に存在しない。

こんな人をもしも雀荘で見かけたら、まずイカサマの類を疑うべき、
そして次にエスパーじゃないかと疑うべきであるw

「普通の進行だったら出ていたロン牌を止めた」という自慢をする人は良くいる。
まあ大体はそもそも出る形になってない=嘘っぱち、なのだが、
たまに超不自然手筋で止めてるケースも本当にある。
が、それはむしろその人の手筋がしっかりしていない=下手の表れとさえいえる。
1回の奇跡のロン牌ストップの裏には、酷いあがり逃しが10回はある、
つまりトータルは損しているのに本人は気づいていなのだ。


ただまあ麻雀のゲーム性を考えると、たまたまであれ上手い具合に相手のロン牌を止めたことを自慢したがる人の気持ちは解らないでもない。

終局時に「いやー、危ないと思ったんだよ~」と言って相手のロン牌をもっていた事をアピールするのも、当然の心理だろう。
それが自然な手順ではないケース、
さらには相手のロン牌を止めきっての和了とかなら尚更である。
こっちとしても相手の手順が正しいかはともかくとして凄い止められ方とかを見せつけられると「マジか・・・」という気持ちになる時もあるといえばある。

先日こんな事があった。
東1局親番4巡目にて以下の手牌
二②③⑤123335789 ドラ 二

赤1の充分系。しかもピンズ①④受けは場にかなりよさそうな状況。
競技の赤無しならともかくフリーの赤含みの手、しかも祝儀が5000点分のルール、
こうなるとドラだろうが二を切る。
すると南家(メンバーさん)がこれをポンしてドラ3確定。それなりに早そうなタンヤオ形の捨て牌をしている。

が、、、その程度で退却するくらいであれば最初からドラを切ったりしない。
「全面戦争突入ですね」とか思いながらツモ山に手を伸ばすと望外の牌を引いての聴牌となった。
②③⑤123335789 ツモ 3 ドラ 二

相手の急所の可能性のある3を4枚固めての聴牌。
無論リーチ
②③⑤123333789 ドラ 二

この時点で自分の目から見て③が3枚見えている。
①が南家と西家の捨牌に1枚ずつ、④が北家の捨牌に1枚、「残り大部分がヤマっぽい」とか思った。
南家が掴めば文句無く出そうだし、他家も手詰まりから打つ可能性すらあった。
案の定西家と北家はオリ気味の中、南家は若干はある程度押してくる、
「出るのも時間の問題かも」とかほくそえんでいた。

そして数巡後、南家が次のツモをポロっとこぼす。するとそこにあるのは私の和了牌の①。


既に切っている牌のうえ、タンヤオ気配の南家は止められないだろう。
「勝負有り」、そう思った。
が、予想に反して南家はそれを手牌にしまって現物を切ってきた。

(おりた?ピンズ馬鹿安のかつ③のワンチャンの①でか、、、)
まあちょっと残念だったが1人聴牌ならそれはそれでしかたない。

と思ったのだが、直後に私がツモぎった五になんと南家から「ロン」の声。
三四四五六①②②②③ 二二二(ポン) ロン 五

(マジか・・・(T_T)・・・・)
最初に思ったのがこれだった。
捨てた①を引き戻しで使い切られ、しかもこんな薄い二五待ちをつかまされるとは、全てのめぐりが悪すぎる。

東1局から早々に落胆して8000点を払おうとする私、
ところがここで他家が一言
「それ、役ないですよね^^;」

(・・;)
(・・;)
(・・;)
良くみるとたしかに役が何も無い。
そもそも僕も「①がタンヤオにもならないから、掴んだら打ちそう」とリーチ中思っていたのを思い出した。

恥ずかしそうに平謝りしてくるメンバーさん、
が、僕も反射的に8000点払おうとしていたので人の事はいえない。
赤面しながら4000点を受け取った。

そして心の中では
(ツイテル~♪)
とさっきと間逆の事を考えていた。親で自分だけ4000点もらえるわけだし。

が、よくよく南家の手牌を見てとある事実に気付く。
三四四五六①②②②③ 二二二(ポン) 

この手、
もしもメンバーさんが役無しである事に気付いていたら、
多分チーして①を切って以下のフリテン役有りに取ったんじゃないだろうか。
四五六②②②③ 二二二(ポン) 五三四(チー)

①は②③が両方ともワンチャンス、つまりかなり安全に見える。
これをフリテンとはいえ聴牌にとらん人はいないだろう。
というか南家が最初から役無しの事実に気付いていたら、もっと早く①は切られてたのではなかろうか。

色々と考えて更に嫌な予感がした。
そして見なきゃいいのに興味本位で裏ドラをめくってみる。
するとそこにはまさに真っ直ぐ天に届く大樹を思わせる2sがあった。
②③⑤123333789 ドラ 二 裏ドラ 3

つまり18000の祝儀P25000点相当だったわけである。


その事を知らずに死にたい顔してる南家のメンバーさん、
が、このチョンボでこの人は35000点ほど得をしている。
というか俺がある意味この中で一番損した人まである。

「実はこの人エスパーなんだろうか・・・」
次局にあっさり500-1000の1Pオールをツモって失点挽回をした彼を見て、そんなくだらない事を考えたのであった。

ちなみにチョンボで得したケースと言えば、
生涯忘れる事がないであろう武中兄のとあるプレイ。
興味のある方は以下日記よりどうぞ
http://susumutakenaka.blogspot.com/2017/05/blog-post_17.html


●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2018年8月31日金曜日

フリー麻雀での出来事 その9 氷の打牌ほかならぬ氷の発言

なんか数日前、
フリー雀荘であったとある出来事のついてツイートしたら、
予想以上に色々なリアクションがあったのでちょっと記事にしてみたくなった。

●改めて出来事の要点、
この日僕はフリー打ってて、
オーラスに他家からリーチが入ったけど押してあがってトップだった。
んでその直後同卓のお兄さんに話しかけられたのです。
お兄さん「最後の8s押すんですね。僕はおりるなあ」
ワシ「そうですか。僕はおりるとか死ぬほどぬるいと思います。きっと根本的な押し引き感覚にずれがあるんでしょう」
https://twitter.com/s_takenaka0821/status/1034756550441586689

まあ細かい状況とかあんま意味ないんで説明しないが^^;
僕としちゃ「麻雀って放銃を回避するのが目的のゲームじゃないし、押引きって色々な要素で決まる」って考えが言いたかっただけであり、、、
でもそんな理論どうでもよくて、
単純に何年麻雀やっても一向に「卓上の会話スキル」ってやつが成長しない自分を、
この会話の10秒後に思いっきり反省した、ってのが今回の出来事(T_T)

改めて僕はつくづく卓上会話って奴が苦手なのです。
なんというか麻雀する時は麻雀に脳が集中してしまうためなのか、いつも以上に周りに気を配れない。
特に麻雀の質問を麻雀打ってる最中にされると100%の本音を返してしまう習性があり、、、
そして雀荘には僕の素性を知っている人もたまにいて、
そのうえで意見を求めてきた結果、
僕が100%素の意見で一気に場の空気を凍らした事が1度や2度ではない。

例:
お客さん「さっきのダマって武中さんだったらリーチですか?」
ワシ「僕にはそんな明確に損なダマテンは100回中100回できないです。」
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
なので、基本的に雀荘ではひたすら無口なのです。
その方がマシな自覚あるから(T_T)

ちなみに過去最大の「やっちまった」はチャンピオンロードでのこれ
https://susumutakenaka.blogspot.com/2017/07/blog-post_12.html

でもこの日記で本当に言いたいのは、
「武中進の空気の読めなさ」ではなくて、
「雀荘のメンバーさん達は実は普段からものすごくお客さんに気をつかってくれている」
この点です。

実際に僕ごときの目から見ても、
フリー雀荘ってのは「どう考えたって損な行為」ってのを多々みる。
それは別に普通の事。お客さんは麻雀を楽しむために雀荘に来ているわけで、内容なんて物は極論的にはどうでもいいっちゃどうでもいい。
でも毎日牌に触って麻雀打ってる、スキルもある、そんなメンバーさん達は僕なんかより遥かにそういうシーンを多く見ているはず。
そんな中で、彼らは僕みたいな空気読まない発言せず、お客さんに自慢話をされれば出来る限りのヨイショも忘れない。
凄いよなあ・・・とおもうんですよねえ。本気で。

特に女性の店員さんのその手のスキルは本当に凄い。
客に麻雀でなじられる事も男子に比べてはるかに多い中、そこに対して嫌な顔せずに接客しながら麻雀やってる。
僕は多くの女流プロを対局の場以外ではほとんどみない。
けどたまに接客の場での彼女たちを見るとそのプロ意識に本当に驚く。
「そのやさしさ、もうちょっと俺にくれ、、、、」とw

※まあ別に僕もメンバー経験はある中で、メンバーが言ってる事の100%がお世辞ってわけでもなきゃ、根幹に「お客さんと接するのは楽しい」って感覚がなきゃできない仕事と思ってますが^^;



そういえばね、
ふと思ったんだが、
昔からPOPEYEとか雑誌でよく見る類のアンケートで「S●Xの最中に相手を気遣っての演技をしたことがあるか?」という類の質問があるじゃないですか。
この回答、男性のYesは平均10%とか20%とかの中で、女性は平均75%、という結果になるらしい。
つまり女性の男性に対する気遣いって、実は男性が考えている以上に凄いのかもしれない。

皆さん、
皆さんの雀荘における楽しい麻雀ライフは、
実はベッドの上と同様に女性の「相手を気遣う演技」で成り立っているのかもしれません!
忘れないでくださいね!キリッ




最近ゴルフとかでもちょっとこの手の問題が出たりもしたじゃないですか。
Mリーグもいよいよ出来た中、
僕もちょっとは卓上会話スキル磨きたいなあ、
それってやっぱ必要な場面もこれからさらに増えるかもしれないだけに。
とか思ったりもするのです(ーー;)
誰かにコツを教えてほしい(ーー;)
ついでに模打フォームのコツもついでに(ーー;)

●フリー麻雀での出来事まとめ
http://susumutakenaka.blogspot.com/p/blog-page_98.html

2018年8月16日木曜日

フリー麻雀での出来事 その8 ミスは誰でもする、大事なのは回数を減らす事とミス後の対応である

ちょっとまず昔とある対局であった事を書こうと思う。

13年ほど前のリーグ戦にて、
親番で5巡目にこんな聴牌をした時の事だった。
七八九③④⑤⑥⑧11456 ドラ4

とりあえずのダマテンとしたのだが、
直後によく見ると自分が1巡目に①を切っていた事、そして⑤が既に場に2枚見えてた事に気づく。
「さすがにこれは即リーだった」と反省。
それこそ次の巡目に開き直ってツモ切りリーチをかければよかったのだが、
なんとなく既にミスをしている事を理由に躊躇をしてしまい、そのまま他家にあがられて親流れとなったのである。

するとそれを見ていたとある先輩が半荘終了後に声をかけてきた。
先輩「即リーしないの?」
『いやミスです。即リーでした。切った直後に気づきました。』
先輩「じゃあ次巡にツモ切りリーチしなかったのは?」
『なんか躊躇してしまって・・・・』
先輩「あのね、別にミスは普通に誰でもやるよ。でもそれに気づいたら多少の恥や不利を気にせず少しでもリカバリーする事を考えたほうが良い。」
『・・・』
先輩「あの局面ならダマ続行するより1巡でも早くリーチした方がいいんじゃないの?カラ切りリーチの方が有利と思ってたならまだわかるけど、ただ躊躇してダマ続行したなら正直にヌルい。」
『そうですね。次から恥を承知でリーチします。ありがとうございます^^』


この時、「人間は自分の非を自分から認める事がなかなかできない」という本質を思い出した。
ばれないミスは基本的に隠し通したいし、
自分から「ミスしました」「間違ってました」と公言する事は簡単ではない。
それは麻雀ごときにおいてすらなかなかできないのだ。
でも競技として麻雀を打つ身の人は、そんな状況でも恥を承知で「その後の最善手」を打たなければならない。
ミスをするのは罪だが、それに気づいても挽回しようとせず傷口を広げるのはもっと罪である。

さて先日のフリーにてその事を思い出すこんな出来事があった。
東家を除いた3人がオーラスあがりトップの激戦、
その中で西家の自分は4巡目に既に以下の手となっていた。
二三三三四五②②③⑧⑧34 ドラ⑧

この好形、「ソーズ以外のタンヤオ牌は仕掛けよう」と思ってみていると、
上家が四を切る。
速攻で四三五でチーして打二とした




大事な事なのでもう一度書く。
四三五でチーして打二とした。
そして以下の形となった。
三三四②②③⑧⑧34 四三五(チー) ドラ⑧

(・・;)
(・・;)
(・・;)
まあ要するに「隣の牌をうっかり切ってしまった」わけである。
切った後に手牌を見下ろして目が点になる私。
もう何年振りか覚えてないぐらいに久々にやらかして顔から火がでそうになった。

いやしかしこうなると「やむなし!開き直るのが大事!」と瞬時に心を入れ替えねばならない。
直後に上家が自分が切ったばっかりの二を切ってくる。
もう恥も臆面もなくチーして打三
②②③⑧⑧34 二三四(チー) 四三五(チー) ドラ⑧

前巡に副露して切った牌をいきなり再度チーした僕に同卓者3人の「何考えてんだコイツ」という冷たい視線が飛んでくる。
でもここで日和ってはいけない。大事なことはミスをリカバーする事である。
そしてチーのおかげでツモのガレナーを引き寄せ、3巡後にはマンガンを和了。トップとなったのである。キリッ
②②⑧⑧⑧34 ツモ 5 二三四(チー) 四三五(チー) ドラ⑧


もしも二のチー「恥ずかしい」という理由でスルーしていたら、
ライバル2人、もしくは親に和了されていた可能性はあるだろう。
ここで躊躇しなかった事こそ勝因なのである。(いやそもそも切り間違えなきゃ良かったのだが)

でもまあさすがの麻雀において厚顔無恥な私でも、
二を上家に切られた時に「これチーするとか人としてどうなのよ」とちょっとは思ったとだけ最後に書いとく。

しかしマジで今年は切り間違えがやたら多くて、
加齢による脳細胞の低下がちょっと心配な今日この頃であった(T_T)
本当に気を付けよう。打半数ももうちょっと増やさねば、、、、

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2018年7月26日木曜日

高めと安めの落差が大きい手

「高めと安めの落差が大きい手」と言われたらどんな役を皆さん思い浮かべるだろうか?
典型的なのは三色同順だろう。
二三四七八⑥⑦⑧22678
一二三②③12378999


このようにタンヤオやチャンタに三色同順がからむと、安め1000点なのに高め12000なんて手が生まれる。
これらの形は見逃しとかフリテンリーチの典型例ともいえる形だ。
例えばこんな形
五六七八八⑤⑥⑦12346 ツモ5

ここからの1切りフリテンリーチなんかやよくある手である。
相手を足止めしつつの高め狙い。十分にリスクとリターンが噛み合ってる。
五六七八八⑤⑥⑦23456 


さて7/16(祝)にあったチャンピオンロードでちょっと珍しい形があった。
4着、1着、1着の+80程度で迎えた4回戦、
5回戦通過にはラスさえ引かなきゃOKだが、ここから先の事を考えると出来ればトップが欲しい、
そんな中での以下点数状況の南2局
東家 35000
南家(自分) 20000
西家 40000
北家 5000
そしてその状況下で中盤にこんな形のイーシャンテン
二三四四四七②④④44445 ドラ北

まあ普通に考えれば七切りだし、実際にそうした。
この時点ではまだ特に大きな迷いの要素は無かった。
が、「ツモ次第では色々と悩ましい事になるな」と思った矢先にまさに考えていた牌を持ってくる。
二三四四四②④④44445 ツモ④ ドラ 北

②を切れば以下の聴牌
二三四四四④④④44445 ドラ 北

タンヤオの両面をダマにするというのはあまりないケース、
しかし今回はさすがに二や三の手替わり(リーチで跳満確定両面)が強すぎる。
二二四四四④④④44445 ドラ 北

9巡目とギリギリ中盤なのもありダマを選択。
そして直後に西家が6を切ったが無論スルー。ここであがるならこの選択はしてない。
「はよ二か三引いて、、でも一か四なら引いたら4をカンもありだな・・・」
とか思っていたが11巡目のツモでまた悩む。
二三四四四④④④44445 ツモ6 ドラ 北

和了牌だがここでツモというなら最初からリーチしている。
よってフリテン受けにするのは迷わないのだ、問題はその選択である。
・二か三切ってタンキ手替わり待ちダマ
・二切ってフリテンリーチ

二切りリーチの多面待ちも良いが、
もう1手待てば三暗刻・三色同刻確定の完全タンキになるというのはやはり魅力的だ。
上記の通り、「優勝」という最終目標を考えるならこの手はできれば跳満クラスにしたい。
でも足きり回避という観点からある程度の和了をしてラスをさらに引き離したい状況でもある。
11巡目という終盤の入口、
の存在、
一がかなり序盤から3枚切れていて、二も三も1枚切れている(つまり二と三はまだ山にいてもおかしくない)、
色々と考えた結果二を切って曲げる
三四四四④④④444456  ドラ 北


そして2巡後に二をツモって和了。が、、、裏ものらずの1000-2000。
三四四四④④④444456 ツモ 二  ドラ 北 裏 七

結局この半荘は3着で終わった。
「三切ってダマにしてれば手替わり前にひょっこり二をツモって3000-6000だったか・・・」
とか思いつつもまあ三をツモる可能性だってあったしその点はやむなし。
ただまあ「三色同刻自体が珍しい役だし、それによってこんな風に高め安めの落差が激しくなる形ってレアだなー」と思ったのであった。

で、そんな事考えていた矢先の5回戦。
オーラスにてこんな和了を食らってあっさり敗退
五五⑦⑧⑨55588 ツモ⑤


三色同刻って出るときはあっさり出るもんなんだろうか・・・
そういや俺三色同刻の3倍満に今まで2回放銃したっけ。
1回は公式対局(第4期雀竜位A級)で「リーチ・一発・トイトイ・三暗刻・三色同刻・裏3」とか言われた。
もう一回もっと強烈な形だった。
五五⑤⑤⑧⑧⑨⑨55 
これに⑧で一発で打って、裏も⑧で三倍満36000で祝儀Pが35000点分とか言われた。
でもそれよりもあがった人に、
「ツモったら役満の祝儀Pももっと一杯入ったのに何で出すのよ!」って言われたのが一番心おれた。。。。

ちなみにあがったのは奥村って苗字の人だった気がします。協会員だった気もします。
数年の時を経てここに告発しました。キリッ

おしまい

2018年6月8日金曜日

フリー麻雀での出来事 その7 「あと出しジャンケン」ほかならぬ「あと出しロン」

南3局1本場
東家 20000
南家 25000
西家(自分) 37000
北家 18000

こんな状況の中、2着目の南家が早々にファン牌をポン、
そして自分が切った1にて6巡目に早々にロンをかけた。
一二三⑤⑥⑦⑧⑧11 中中中(ポン) ロン1 ドラ西

1000は2500の直撃。(1本場は1500点のルール)
「差が詰まってオーラスか」
と思ったらその2秒後に北家も唐突にロンを宣言
二三四八八②③④④⑤⑥23 ロン1 ドラ西

安めの1000点。ダブロンはあり。
ちなみに店のルール上、積み棒の1500点は北家のものになる。


まあ点数的には追加の1000点は別に痛いものではない。
というか積み棒が北家の方につく分、南家との点差はむしろ縮まらないので有難いまである。
が、アガリ形を見た瞬間(いや、ダメでしょそれ・・・)という心の声が本当に口から出る寸前だった。いや言っても良かった気もする^^;

ようするに北家は安めの1は見逃す気満々だった中、
それに対して南家がロン発声し
→ この局が終了する事が確定
→「それなら」と後追いのロン
この思考が数秒の間ではっきりと伝わったのだ。

只、これ以上それを抗議しても水掛け論になるのは目に見えている。
しぶしぶ両者に点数を払ってオーラスへと移行した。

が、厳密にもしも麻雀を「頭脳スポーツ」「競技」と考えるならこの行為はNGだし、リーグ戦とかなら立会人を呼ぶだろう。そもそも競技でダブロンがあるルールは見た事はないがw

ただ遠い昔以下のような事もあった。
・オーラス0本場、東家がホウテイ牌を切り誰も和了申告なく流局
・3着目の東家がノーテン宣言
・2着目の南家(マンガンで西家を捲くってトップ)がいきなり東家の捨て牌にロン(2600)を申告
・立会人を呼んで裁定した結果ノーテン扱い
個人的には悪質すぎてチョンボでいいと思ったが。


話をフリー雀荘に戻す。
「ダブロン」というのはごく稀に今回のようなケースを引き起こす。
そのたびに思うのが「ネットのようにロンをボタン式にしてほしい」という点である。

ネットだと今回のようなケースは無い。
両者にボタンを押すかの判定が表示され、両者が押せばダブロン、押さなかった人はたとえ他者からロンが出てもスルーで終了、もうこれは明確かつフェアで今回のようなケースを引き起こさない。
多くのプロが「ネット麻雀の方が競技の根幹部分を遵守しやすい点はある」という意見をもっているのもうなずけるところだ。

ちなみに10年くらい前にこんな事もあった。
オーラス
・私(南家)がトップ目
・東家が10000点差の2着目。他2人はさらに離れている完全な2者のトップ争い。

こんな状況で6巡目に早々と親が3フーロ
■■■■ 三一二(チー) 123(チー) 中中中(ポン) ドラ③

一方の私は同巡にこんな④⑦待ち聴牌
五六七八八⑤⑥⑦⑧⑨123 ドラ③

そしてここからが肝心
・北家がここで打④。つまり私はロンできる。
・が、すぐには声を出さずに東家がツモ牌に完全に触れたのを確認
・遅目にロンと発声
北家には「すみませんボーっとしてました」と謝罪しつつ集計をとる。

つまりこの時、
例えば東家が
「②③北北」の高め12000聴牌だった時に、ここで自分が④でロンをした事により東家が緊急回避のダブロンに切り替える可能性をケアし、もう東家がそれを出来ない事を確認後にロンをかけたのである。

凄い珍しいケースだったし、
こんな風にダブロンに予防線を張った戦略なんて事を考えたのは長いフリー経験でもこの1回だけである。

まあでも「こんな事を考え無きゃならん事自体が面倒」と今でも思うし、
やはりネットのようなロンボタンをフリー雀荘にも装着して欲しいものだ。


そんな事を思い出した翌日、
今度は自分がトップのためにオーラスの安めロン牌をスルーしたら、それをトップ目にロン宣告された。

遅ロンをかければ2000点と祝儀P。
着順は変わらないが素点等はプラスになる。
でも倒さない。
そりゃ麻雀をギャンブルと考えれば倒さないなんてありえない。
ギャンブルとして麻雀たしなんでる外人とかからすれば「Big Fish = カモ」のやる事かもしれない。
でも麻雀を競技としてやってる以上、金にはならない安い、とても安いプライドがあって、それを考えるとやっぱり声は出せない。
静かに牌を伏せて集計をしたのであった。

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2018年5月30日水曜日

フリー麻雀での出来事 その6 大ミンカンも状況次第ではやるべき

大ミンカンという行為は、
ある程度麻雀になれた人には「奇手」というイメージが強いと思う。

まあ実際に、
面前を放棄している自分には権利のない裏ドラというオプションが増加する(他家だけが恩恵に預かる)という点、
大半のフリー雀荘ではその裏ドラにご祝儀Pがつくという点、
これらを考えるとフリーにおいては「しない方が無難な行為」になるだろう。
たまに面前から大ミンカンするおっちゃんを見ると、「勝ち負けとか気にしない人なんだろうな~楽しそうだな~」とか思ったりもする^^;


ちなみに競技について言えば裏ドラのご祝儀Pがない分、損するケースはフリー雀荘よりも確実に少ない。
そもそもフリーを含めて全体的に見ても大ミンカンが得するケースは少なからず存在するわけで
・符の上昇に伴う打点上昇
・嶺上や新ドラ
・ツモの増加(例えば下家からの大ミンカンは対面・上家のツモをかっ飛ばせる)
こういったリターンも考えると、「絶対にしない」というのも悪である。

木原浩一が数年前に「競技選手の中には大ミンカンについて損得を精査せず盲目的にスルーしてしまう人がちょくちょくいる」と言っていたが、これは僕も結構賛同するところだ。

典型的な「カン得」の例を挙げると
四五六七八⑤⑤111 東東東(ポン) ドラ八

早い巡目の聴牌でここに出た1とか、
競技だったら特に何も考えずにカンした方が得するケースは多かろう、と思う。
結局は

・得点状況
・他家の動向
・残った手牌の形

これらと冒頭で上げたリスクを比較して、しっかりと「する」「しない」を判断する事は確実な成績アップにもなりえるのである。
まあただやはり局単位でのリスクを高めるハイリスクハイリターンな行為にはなりやすい。
リターンとの兼ね合い比較に自信がないなら全スルーでいいかも、とも思ったりもする。
特に面前からの大ミンカン、これは得するケースが圧倒的に少ない。
でも得する事ももちろんあって、僕も今までに競技始めてからの16年くらいで、フリー含めてこれを2回やった記憶がある。まあレアケース故、鮮明に回数も覚えているレベルとも言えるが。


さて先日に大ミンカンのちょっと面白い例があったので書きたいかと思う。
フリー雀荘のオーラスにて以下の通り

東家 37000
南家(僕) 26000
西家 32000
北家 5000

満貫ツモ or 跳満出あがりでトップ、
そして1300, 2600ツモ or 6400出あがりで2着、
そんな状況で聴牌となった。
六六777白白發發發 ①①(ポン) ドラ⑤

現状の和了点は以下の通り。
ツモでのトップ条件は満たしているし、白でのロンなら無条件での2着になる(出所次第で白でのトップ、六での2着もある)。

 
ロン80005200
ツモ3000-60002000-4000

だがこの形を張った瞬間から一つ決めていた事があった。
直後に場に放たれた4枚目の發をノータイムで大ミンカン。
六六777白白 發發發發(大ミンカン) ①①(ポン) ドラ⑤③

こうすると各和了の得点が以下の通りとなる。

 
ロン80006400
ツモ2000-40002000-4000

ツモリ三暗刻は手役からなくなるが、
点パネが効いているおかげで六ツモが60符3ハンとなる為、トップ条件の2000-4000を維持できている。
そしてロンの場合の符も50符になる為、高めの白は勿論安めの六がどこからでも2着以上が確定、そしてトップからの直撃について六でも自身がトップになれる点が大きい。(しかも場にマンズが安い点もあり出あがりなら六の方が期待が持てる状況)

3000-6000のケースはなくなっても得点状況的にはカンした方が有利と考えていたわけである。
まあ新ドラがごそっと乗ってくれれば一気に12000確定=無条件和了トップのケースもあったし。

結果として新ドラは乗らなかったが、数巡後にねらい通り六が親から出て6400直撃、微差でのトップ終了となった。
六六777白白 發發發發(大ミンカン) ①①(ポン) ロン六 ドラ⑤③



「ツモリ三暗刻が消える事考えると、面前からの大ミンカン並みにレアなケースだな・・・」
とか考えながら集計を進めたのであった。

大ミンカンと言えばリスキーな行為というイメージだしそれは事実の面もある。
が、場の状況を細かく見れば得なケースも確実にある、
「絶対にしない」という人はちょっと考えを改めるといいかもですね^^;

というお話でした。

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2018年4月4日水曜日

フリー麻雀での出来事 その5 箱下清算のアリ・ナシ

先日某店でフリー打ってたら、
対面のお父さんがハコ寸前から親国士と満貫のダブロンくらって大往生してた。

箱下清算用のマイナス棒(黒棒)も総動員して払おうとしたが、さすがに5万点にはたりず。
結局2着目に8000点払い、トップには8000点払って4万点は借り、という形で清算していた。

この店では箱下もキッチリ清算する。
その為に放銃したお父さん、その1戦にて先立つもの等の諸事情により帰宅。
「ここまでの大往生は中々にお目にかかれんな・・・」とか思ったわけで。


さて改めて、
箱下清算の有無、フリー雀荘に通う愛好家では結構好き嫌いが分かれる。
箱下清算なしだと今回のような大往生は起きないので気軽にフリー麻雀を遊べる優しいルールではあるが、一方でトップがその箱下分の割りを食う面もある。

ちなみに僕個人として、上記のように「トップが割りを食う」という点から、箱下清算が無いルールの方が違和感あったりする。

例えば協会ルールとおなじ10-30のウマがつくルールだとして。
終了時に以下点数だったとしよう。
1着 55000
2着 50000
3着 30000
4着 -35000
このような状況になると以下の様にトップのプラス分に物凄い大差が出るわけだ。

持ち点箱下清算あり箱下清算なし
1着550007540
2着500003030
3着30000-10-10
4着-35000-95-60

一見ちょっと極端な例に見えるが、
冒頭の話の様に親役満が出ると普通にこれよりも酷い状況が生まれることもある。
競技選手でも同じ理由で箱下清算ありを好む人はいるのではないだろうか。
まあそもそも競技麻雀はトビが無いので、箱下という概念自体もほぼ無いわけで。(無論1000点未満でもリーチをかけられる)


さてちょっと話が変わる。
学生時代に僕が働いていた渋谷の雀荘でも箱下清算がなかった。

で、とある日にこんな事があった。
客1人に対して、自分を含めたメンバー3人で入っていた卓にてオーラスを迎え以下の通り、
東家(ワシ) 55000
南家(メンバー) 25000
西家(メンバー) 20000
北家(客) 0

ギリギリ飛ばずの北家、
一方で南家と西家が2着争いを繰り広げる中、
親の自分が9巡目に以下の聴牌

一九①⑨19東西北北白発中

南は生牌。
「誰かが固めてるかなあ」とか思っていたが、直後に北家が打南。
がこれが打たれる前から既に「北家からはあがらない」と決めていたのでノータイムでスルー。
箱下清算が無いルール、
ここであがってもらえるのは祝儀Pだけ、
かつまず捲くられない点差と考えればこれ位はスルーしてツモか他家からの出を狙ってみるか。
とか思ったわけである。

そして直後に2着目の南家からロン、
25000点分、いただきます!
いや、これ全然当然の行為ですから!俺悪くないから!

とか言いたいんだが、
まあ騒然とする卓の人達、
そしてぶちきれるメンバー(というか店長)、
いやまあ気持ちはわかる。
俺がやられても切れるかもしれない。
というかぶっちゃけこれが客相手だったらメンバーの建前としてちょっと遠慮しただろう。
いやね、これに気を使わなきゃ行けない雀荘メンバーってヤツにそもそも多少の理不尽さを感じるトコもあるんだけど。(俺は客でやられても別にイラつかないし)

その日は一日色々と店がギスギスしていた気がした。

まあこんな余計な揉め事があった経験もあり、
改めて箱下清算ってアリにして欲しい、と思ってるわけで。


ちなみに今まで生きてて、役満スルーした事は他に2回ある。
一回は競技麻雀の条件戦で、まあやむなく。
んでもう一回はMJにて、
アガリボタンじゃなくてキャンセルボタン押してスルーしたことが。。。
まあその後にツモあがったんですが、それが全国MJリプレイで「プロの一打」とかいって流れてたの見た時は本気で死にたくなりました(ーー;)