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2017年7月10日月曜日

第16期雀王戦Aリーグも後半戦に差し掛かり

第16期雀王戦Aリーグも10節中6節が終了しいよいよ終盤戦に突入しつつある。

https://twitter.com/ClubNPM/status/883994755041972224

まあいくつかのトピックはあるが、
やはり一番注目されていると思われる点の一つは鈴木達也の不調だろう(*・ω・)

Aリーグ在籍15期(鍛冶田さんと並ぶ歴代1位)
雀王4回(鈴木たろうと並ぶ歴代1位)、
鈴木たろうと並んで協会最強と呼ばれてきた彼がここまでの不調におちいっている姿は僕の記憶をたどっても久しくない。

そしてやはり今まで協会の雀王決定戦における数々の名勝負を思い出すと、
達也さんが大きくかかわった物が多い。
ちょっとここで僕の中で特に印象的だった回を二つ紹介しよう
※なんかこんな回顧録みたいなの書くと、既に達也さんが降級してしまったみたいでイヤではあるがw

①第6期雀王位決定戦
http://npm2001.com/jannou/kansenki/6-jannou-2.html


最終半荘開始時点で全員に優勝の可能性があった雀王戦決勝史上に残る名勝負、
最終局前では五十嵐代表と達也さんの壮絶なデッドヒートとなったが、
親の五十嵐代表が達也さんから5800を直撃し勝負あり!
・・・と思った直後、達也さんが起死回生の4000-8000で逆転優勝。

ちなみに後日、五十嵐代表が
「あんな展開で逆転してくるヤツと決勝はやりたくない・・・もしも今後決勝面子を選択できる立場になったら率先して達也を落とすまであるw」
と苦笑いしながら愚痴っていた^^;

②第7期雀王位決定戦
http://npm2001.com/jannou/kansenki/7-jannou-4.html


たろうさんの最終戦、最終局の選択と苦悩がピックアップされがちなこの決勝だが、
達也さんが3日目まで首位を独走する小倉孝を追い詰め、一時的にまくったこの戦い、
敗れたとはいえ僕の中では文句無く彼のベストバウトの一つである。
最終日の達也さんの小倉に対するプレッシャーのかけ方、その戦術の多彩さと的確さは本当に「見事」の一言だった。この決勝を見て本当に達也さんの凄さを目の当たりにしたし、自分の麻雀にも大きな刺激を貰った。
もしもこの決勝が実際の数年後、つまりニコ生動画配信等が開始されている時期に行われていれば、もっと多くの競技麻雀ファンに鈴木達也の凄さを知らしめていただろうな、とかたまに考えたりする。

そして終わった後のスピーチにて達也さんが「来年は文句のつきようがない完璧な内容で優勝する」と宣言し、それを本当に実現した事にはただただ尊敬の意しかわかなかった。


さて改めて、
そんな達也さんが不在のAリーグというのは僕はもちろんファンにとってもちょっと考えられない点が多いのが現状だろう。
まあ無論Aリーグはまだ半分近く残っているし、ここからの巻き返しは十分に考えられる。
が、しかし約二ヶ月後の最終節終了時ついに協会の歴史に一つ大きな変化が訪れることとなるのか、その動向に多くのファンおよび協会員が注目している事は間違いない。

・
・
・
・
個人的にはやっぱり残留して欲しい。
僕自身、というか多くの協会員にとって、
「いつかAリーグに行って、たろう・達也と戦ってみたい」というのは一種の目標である。
それは今後も大きな目標として存在して欲しい、とか自分勝手な願望を思い描く次第である。

●おまけ
そんな達也さんについて私的なエピソードとか何か書こうと思ったのだが、
僕はぶっちゃけ同じ団体に15年位いながら個人的な交流がほとんどなく、
紹介できるような特別なエピソードとかは特にありませんでした( ω-、)
というか大体の選手とはそれなりの交流あるんだけど、達也さんと伊達さんはとにかく接点薄い。我ながら・・・・

これを読んだ達也さんからの「そのうち一緒に飲みにいこう!」とかの誘いをお待ちしてます!キリッ
・・・・本当に来たらそれはそれでひよる、それが武中クオリティw

2017年6月12日月曜日

6連覇が阻止された日

最高位戦の石井あやが結婚・妊娠発表した

http://blog.goo.ne.jp/ten_aya_2009


僕も昨日まで知らなかった。
まあそれ自体は別にいいのだが(事前報告を受けるほど仲良いかは微妙だしw)、
このブログがネットにあがるちょうどその時、
当の本人を含めたライングループにて、
「巨人の13連敗およびそれでも最下位のままのヤクルトの弱さについて」話をしていた。
そんな中でツイッター見てびっくりして「直接言ってよ!」といった具合だったw

さてそれで、ちょっと石井あやについて改めて思い出した事を書いてみようかと。
※ここから先、全競技選手名を敬称略で記載します

彼女は押しも押されぬ最高位戦の女流トップ選手の一人だが、
やはり「根本佳織の時代(女流5連覇)に終止符を打った」という点が一番の言及されるべきトピックだろう。

まず女流最高位戦はとにかく連覇している人が多いタイトルである。
第1期の渡辺洋香の後、
第2~4は山口まやが3連覇を成し遂げ「女流最高位=山口」と呼ばれ話題を呼んだが、
第5~9にて根本佳織があっさりとそれを上回る5連覇を達成した。
※現女王の大平亜季も3連覇中

ちなみに5連覇というのは他の全タイトル戦含めて根本以外に聞いた事がない前人未到の記録だし、
この頃の決定戦における彼女は実際に神がかった存在だったと言える。
涼崎いづみを大逆転でまくり3連覇を成し遂げた第7期は神がかりとまで噂されたし、
この頃は決勝が始まる前に「誰が根本の伝説に終止符を打つのか?」という点がやはり話題だった。

そんな第10期、
この年に連盟のG1タイトルであるプロクィーンを制覇した石井がその勢いのままに女流最高位決定戦に挑んだわけである。

無論根本に対する対抗馬の筆頭と目されたのは言うまでもない。

二日間の激戦の末ついに石井が勝つわけだが、
最後優勝者が決定した際に、根本の背後の応援団から優勝決定の歓声をかき消す程の大きな溜息が聞こえてきた、というのはちょっとした逸話だ。
後にも先にもそんな話はあまり聞いた事がない^^;
ついに一つの時代に終止符を打たれた瞬間だった。

そしてこの時、
業界では「次の石井が何連覇するか?」というのが大きな話題になったのは言うまでもない。
なんせ山口、根本と連覇が続いていた女流最高位、
プロクィーンとの二冠を達成した新女王に対する世の期待が非常に高かった。

そして翌年(ry

さてちょっと話を変えてw

近年でもG1タイトルの優勝こそないものの、
彼女が最強戦や女流最高位の決勝などで大いに麻雀界を沸かせてくれている女流の一人なのは言うまでもない。

それだけに「結婚・妊娠発表」というのは改めてちょっとおどろいたし、
今年になって多くの女流が結婚や妊娠を発表しているのも含めて改めて「時代も変ったなあ」と思った次第である。

改めておめでとうございます。

まあ彼女の結婚を聞いて改めてそんな数年前の激闘について思い出して日記書いたが、
別に引退するわけでもないだろうし、今後も母親になった彼女が名勝負を見せてくれるのを結構期待している。

あっ、もしも生まれてくるのが娘さんだったら20年後くらいに私の嫁に(ry


ちなみにその決勝の観戦記探してみたら、書いてたのは武中兄だった。
そういや一生懸命やってたなw

興味のある方はご覧ください^^

https://saikouisen.com/1424/
https://saikouisen.com/1429/

2017年3月17日金曜日

印象に残った対局 第7期雀王決定戦

本日は同じく片山先生のWeb漫画にもなっている第7期雀王決定戦について、
覚えている事を書いてみようかと

http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-snd-vol1/

この決勝最終戦も僕の競技人生の中でも忘れる事が出来ない瞬間の一つでしたね。
大まかな決勝全体の流れは
①初日から小倉孝が首位を走りいよいよ最終戦へ
②鈴木たろうはかなり厳しい条件を突きつけられつつも奮闘
③一方で暫定2位だった鈴木達也が最終局の親番にて小倉を捉え、トータル首位に立つ。そして後はノーテン終了するのみの状態で最終局
④しかしこれによりたろうが「テンパイ宣言すれば小倉優勝、ノーテン宣言なら達也が優勝」という局面にたたされる
⑤たろうがリーチをしてテンパイ宣言した結果、小倉孝が再逆転をして第7期雀王位となる

と、こんな感じです。
細かい内容は以下観戦記もあわせてごらんください。

http://npm2001.com/jannou/kansenki/7-jannou-4.html

まあ全体の展開は書くと簡単な話なのですが、
正直最終局やその後の場の空気は文章なんかで容易に表現できる物ではなかった。

僕自身、達也さんが小倉をまくった瞬間に、
「次局小倉が条件満たせるアガりを出来なければ達也さんが優勝か・・・・」
と安易に思ってました。

だからこそ、
途中からたろうさんが聴牌を目指している事が打牌から伝わってきた時、その並々ならぬ状況に気づき「どうすんだこれ・・・・」と思ったわけで。
「僕だったら舌噛んで死にたい」というのは見ていた一人の後日談、

僕としては、
「いっそたろうさんが、小倉か達也さんのどちらかと仲が悪かったり、打ち手として評価していなかったりしたら楽だろうけど・・・」
とも思いました。
両者を認めているとなると、あの状況は更に耐え難いだろうな、と。

そして終わった瞬間の場の空気、
タイトル戦の最終盤の空気ってどんな決勝でも緊張感にあふれる異様な物ですが、
あの場の空気は、様々な感情があふれた後にも先にもない独特の物でした。

終わった後も色々な事がありました。たろうさんの行為を「ゲームを歪めた」と批判する人は、協会内外に結構いました。

僕としてはあの立場を責める気なんて同じ競技選手としてなれなかったし、
「ベタおりとなると今度は小倉に不利な状況を作ってゲームをゆがめる。最終的に自分の優勝を少しでも狙うという立場ならリーチをして達也にテンパイを明示するのが正しい」
というたろうさんの意見は理論上正しいと思ってました。
でも「目がない人は邪魔をするべきじゃない」という考え方からの批判は多かった。「どこまでが目無しか?」って議論もそういう人たちにはあまり効果も無かった。

そんな宗教論争に近い世界に巻き込まれた中で、
堂々と自分の信念をつらぬいたたろうさんを見て、「やはり選手としては鑑のような人だ」とおもったわけで。ちなみに私人としては(ry

ただ、
実は僕があの場で一番印象に残った点は別にありまして。
それはたろうさんが最後の手を一巡ツモ切ってリーチした事、この点なんですね。

自分の優勝の確率を0.00001%でも追うのであれば、出来る限り早くリーチを宣言して、達也さんにテンパイを追ってもらわなきゃいけない。
そして「達也さんにテンパイ宣言をさせる為だけのリーチ」である以上、一巡のツモ切り=テンパイ宣言の遅れは、不利でしかない。

それでもたろうさんが一巡まわした理由、
これはもう自分の置かれているあまりのキツい立場に悩んで迷った為だった。
この決勝の前もその後も、
たろうさんが競技で実行してきたスタイルは基本的に自信に満ち溢れていて迷いがなかった。
しかしそのたろうさんが見せたこの不整合、

「卓上のたろうさんもやっぱり人間だった」と僕の心に焼きついたわけです。

まあそれほどこの最終局は本当に辛かっただろう。

でもちなみに、数日後にその話をたろうさんにしたら、
「いや只のミスだから。ツモ切りした点"だけ"は本当に。」
と言ってました^^;

そして物凄い悔しそうな思いをしていた達也さん、
決勝後のスピーチで「翌年こそは文句のない内容で取る」と断言し、
きっちり第八期を取ったのも本当に凄かった。

「格が違う」ってこういう事を言うんだろうな、と思い知らされましたね。

あれからもう8年が経って、
いまやW鈴木は協会の、いや麻雀界のトップの一人となっているかと思います。
そんな二人や小倉孝の色々な思惑が交差したけの決勝、やっぱり忘れられない瞬間の一つですね。

さてついでに、
今回の主役(?)たろうさんの最新本が先日出版されました。
本人も「初心者から上級者まで参考になる内容」と太鼓判を押す出来なので、興味のある方は是非!私も買う!(予定!)

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2017年2月20日月曜日

第15期雀竜位は江崎文郎

第15期雀竜位は江崎文郎の優勝で幕を閉じた。

https://freshlive.tv/threearrows-ch/81244
http://live.nicovideo.jp/watch/lv289046256


初日の江崎の麻雀を解説室で見ながら僕が特に印象に残った点、
それは初日観戦記でも取り上げられいる二つの場面だった。
ホンイツドラ3から大浜の仕掛けに恐れず北を押し切って12000をあがった局、
そして2人リーチを受けながらも三色聴牌から恐れずに⑤を切り前に出た局、
それらを見て「しっかり決勝に合わせて腹が括れているし、牌もそれに応えている」という印象を持った。

http://npm2001.com/janryu/15-janryu/15janryu_1.html
二日目も江崎は好調を維持し僅かのリードながらも首位で最終日を迎える。

ただそんな彼の麻雀が11回戦に初めてぶれているように僕の目に映った。
これは初日、二日目の観戦記を書いていた木原さんの目にも同様に映ったらしい。
※ニコ生に「江崎の麻雀が今日は固い」とコメント書いたら、木原さんに真っ先に拾われたし^^;

そこまでの10回戦に見せた手牌構想力とそれを生かす伸び伸びとした打風に現れてきた微かなゆがみ、
優勝をいよいよ意識した局面がちょっとプレッシャーとなっていたのは目に取れたし、その半荘をトップで終えつつも、「大丈夫か」とちょっとだけ思った。

そして個人的に一番印象に残ったのがその次の半荘の12回戦東一局、
先行リーチを受けながらも江崎が押しにいった場面、

解説の多井さんが
「ここは是非とも押す姿勢を見せてほしい」という旨をのべていた。
11回戦のトップがあるとはいえ、ここでおりるようではまだ先のある厳しい戦いに勝ちきれない展開を生みかねない、
前半荘で見せた微かなゆがみ=リスクへの恐れが更なる恐れの連鎖を引き起こしてここでにオリを誘発してしまった場合、
最終盤いよいよの勝負所を制する為の殴り合いができなくなるケースが多い、
たとえ放銃してつまづいたとしてもここは押し切る覚悟を持っていないのはまずいのではないか、と。

そして江崎が一を押した瞬間
「ああ、たぶん勝つんだろうな」と思った。
そしてその後の八単騎の8000をあがった瞬間にそれはほぼ確信に変わった。
・・・・まあ2時間後には吉田と山崎が盛り返して「誰が勝つんだろ」に戻っていたがw


さて改めて、
江崎の入会時期に近い協会12,13期あたりにはいきがよくてセンスあふれる若手が多い、
各々の高い技術を団結力と競争意識をもって研磨している姿を見て、「僕も負けてられない」と何度か刺激を受けている。
ただその中で江崎が秀でた存在に見えたか?
と聞かれれば、少なくとも入会当初の彼についてはNoだった(個人的には)。

初めて見た江崎はメンバー経験も無く競技経験も無い普通の新人だった。
センスだけなら松本吉弘や鈴木健太あたりの方が光っていた印象が強い。

実際に彼はサラリーマンの立場の中で「経験」という物については若干の不利もあったし、
「そこまで伸びもないかもなあ」、とすら思っていた。

ただ三日間の内容を見て、
彼は少ない時間の中から効果的かつ多量の勉強と自分にマッチしたスタイルの研究により恐ろしい打ち手になった、と思うばかりだった。
江崎の打牌内容は初日解説をしていた鈴木たろうにも感心され、
この決勝をほぼ全て見通した木原浩一をもって「王者たる内容」と称される物だった。

要するに僕の目が節穴だったという事なのかもしれないw

そして彼の勉強熱心さとタイトル戦に出続ける貪欲な姿勢は、競技選手として非常に好感がもてていたし、
「いつかタイトルとか取って欲しいな・・・」と思っていただけに、僕としても彼の優勝はとても嬉しい。
まあもうひとつの感想は「取るのが早すぎるだろ・・・松本も江崎もあと数年は苦労してくれないと我々先輩の立場が(ry」だがね!w

改めておめでとう江崎!
そしてこのブログを見ている皆さん、

そして以前に以下記事でも書きましたが、
江崎は最近彼女と別れたばかりみたいです!
興味がある人は僕に連絡ください!

http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/15.html

まあ直接本人でもいいけどw

おしまい

2016年12月26日月曜日

ただ決意して飛ぶ行為、それが麻雀(第15期女流雀王決定戦)


第15期女流雀王は朝倉ゆかりでした。
クリスマスに行われた協会の女流史上にも残るであろう激戦、
朝倉・愛内・大崎のデッドヒート、
以下URLにて完全無料視聴可能ですので気になる方は是非に!
https://freshlive.tv/npm2001/69525


最後の2回戦はもはや見所しかなかったです。
夜に大浜さんと飲みの約束があったので、それまでテキトーに街を遊びまわる予定だったのですが、
Twitterを見ていたら気になりすぎて急いで一時帰宅、最後の2回を観戦、
結果飲み会を見事に遅刻しましたよw

正直14回戦見たときに、「大崎が勝ちそう」と思いました。
佐月の仕掛けに対してきっちり押し切れる肝の座り具合は流石だった。
ただ15回戦だけについて言えば、多分どんな人が打っても勝てる展開ではなかったかもしれません。

15回戦東場では「愛内が勝ちそう」とも思いました。
そして彼女については「あと一枚がきていれば・・・」というシーンが数回あった。
ただ彼女も15回戦だけについて言えば、多分どんな人が打っても勝てる展開ではなかったかもしれません。

そして愛内については、
麻雀の内容以上に対局後のスピーチがとても一番印象に残りましたね。

まあぶっちゃけ、一言一句までは覚えてないのですがw
「最終戦じゃなくてその前にもっと強気に腹を括って行ける局面もあった。
それで結果がもっと悪くなっていたかもしれないし、良くなっていたかもしれない。
どちらかは解らないけど・・・・・」
こんなだったかな?

僕の目から見ても、
二日目に愛内が強気で攻める事が出来た局面も確かにあった。
でも愛内はそこで競技選手としての自分の意思で決断をして最後まで来た。
「強気で攻めたらどういう結果になったか?」は神のみぞ知るという世界で、
ひょっとしたら優勝してたかもしれないし、ひょっとしたら惨敗してたかもしれない。
結局「たられば」は勝負の世界で意味はない。

でもやっぱりそこに対して色々な思いを巡らせるのは打ち手として当然であり、
勝てなかった悔しさと、負けた事をかみ締めるように自分の選択を振り返ってる姿が、
変な言い方をすれば「立派な競技麻雀の敗者」でちょっと泣きそうになりました。
本当に。


そして最終的な結果としては
最後の最後に神様が朝倉を選んだとしか言えない展開だったかと。

僕は以前にとある観戦記で、
「麻雀に神様がいるとしたらそれは女性。こんな気まぐれでふざけたじゃじゃ馬な神様は女性に決まってる。」
と書いたのですが、本当にその通りの凄まじいシーソーゲームの果てに、という感じでしたねw

個人的に一番印象に残ったのは
最終戦東2局で愛内の親リーチに対して、朝倉が發タンキの七対子でリーチの真っ向勝負をしたシーン

あれはもうリーチの損得じゃなくて、その時の選手の心境が色々と察する部分があり、、、(まあリーチがかなり得だとは思ってますがw)
言うならばタイトル戦の最終局面で打つ、
もう「身投げ」に近い感があるリーチだと個人的には見えて。

あの局面、
愛内に放銃すれば負けがほぼ決定だった。
一方であがれば優勝が見えてくる局面だった。
そして何より撤退や保留する事も可能だった。

でも色々と考えを巡らせて「飛ぼう」と決断した。
勝つためには現在の安全性を捨ててでも踏み出す方が有利と思い、
あえて安全地帯からの殴りあいを選んだ。

そして飛び込んだ先はもう思考とか理論とは無関係な世界で、
ただ牌の並びによる結果だけが数分後に出る、そんな世界で、
今までタイトル戦で何回もみてきた華麗な身投げが今年もクリスマスに見れたなあ、と思いましたw

タイトル戦の最後の最後に自ら決断をするのは本当に怖いけど、
恐怖を感じながらもただ決意して飛ぶ行為、
それがタイトル戦の本質であり麻雀の本質、そして快感なんじゃないかと、僕としては感じるのです。


最後に、
文中には書かなかったけど佐月もお疲れ様でした。
改めて素晴らしい決勝を見せてくれた4選手、本当にお疲れ様でした。

さて年内の協会公式戦は全て終わり、年が明ければいよいよ雀竜位A級。
頑張って決勝残って、そして飛びたい!(ハコ下という意味ではない)w



補足:
「身投げ」って表現は、某漫画のパクリです。
解る貴方は中々に福本先生マニアw

2016年12月5日月曜日

印象に残った対局 第36期最高位決定戦

女流雀王決定戦もいよいよ開始したわけで。
初日を終えて大崎・愛内・佐月のデッドヒートとなる一方、朝倉がおいていかれる展開。
まあまだ二日間残っているので先はわかりませんがね^^;

興味のある方はニコ生・abemaTVのタイムシフトを是非^^
http://live.nicovideo.jp/watch/lv283194543
https://freshlive.tv/threearrows-ch/63435

さて今日はちょっとこの決勝シーズンにふさわしく(?)、
私の中で印象にのこっている決勝についてちょっと書こうかと。

それはズバり「第36期最高位決定戦」
石橋伸洋さんが初の最高位に輝いた戦い。

片山先生がweb漫画も書いてます。
前編
http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-vol1/
後編
http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-vol2/


それで私がこの決勝を印象的と思っている理由は、
優勝した石橋さんと惜敗した曽木さんの最高位戦史上にも残る名勝負って点でも勿論なんですが、
実は村上さんにありまして^^;


(以下選手名敬称略)
その理由を説明する為に、
ちょっと最終戦前のポイント状況を。

曽木 + 145.7
石橋 +113.0
村上 △84.7
佐藤 △176.7

要するに最終戦での村上の条件を簡単に言えば、
①曽木と約17万点差をつけてトップラス
②かつ石橋と約16万点差をつけてトップ三着

という条件でした。

まあ活字にすると良くわかるのですがかなり非現実的、
実質最終戦は石橋・曽木のマッチレースだったわけです。

実際にこの二人の壮絶なデッドヒートのまま南四局を迎え、二人がほぼ上がれば優勝の状況、
対する村上はラス親でしたが上記の過酷な条件を満たすには程遠い状況でした。

最終局親番、ここから村上は1500,2000とあがった直後にいよいよ厳しい牌牌を受け、
そして石橋の2フーロと曽木のリーチを受けます。

南四局 ドラ白
石橋
四五六⑧⑧34 888(ポン) 中中中(ポン)
曽木リーチ
一二三②③④⑦⑧234白白

対する村上がこの形
①②⑥⑦⑧⑨東東西白 南南南(ポン)

この局見てて、
「さすがの村上さんでもこりゃもうおりるかも、、、、」
と思いました。

トータル条件を満たすのなんて不可能に等しい状況の中、
ほぼ張っている石橋、リーチの曽木、
その中で突きつけられたこの手牌
「邪魔しない」と考えてしまうかもな、と。

でも村上さんはこの状況でも我をつきとおします。
その結果。村上さんが石橋さんに放銃し第36期最高位は決したわけです。


正直にこの対局を見ているさなか、
石橋・曽木の名勝負にも興奮しましたが、
村上さんの信念により強く興奮したのを覚えています。

それも「勝ちに拘る信念」というより
「競技麻雀とはこうあるべきだという信念」にですね。

ここまで書いてきた村上さんの状況、
この状況で押すというのは並大抵の精神力で出来ることじゃないんですね。

競技麻雀を良く見る人ならわかると思うのですが、
こういった局面で「ほぼ目無しだけど自分の親が終わるまでは普通に打つ」という人は結構います。
予選などであれば「自分の為」と徹底できる人も多くいるでしょう。
でも例えラス親であっても、こんな大舞台で「ほぼ目無しの自分が決定打を打つ」という局面では、
大体の人間が逃げて勝負を放棄してしまう。
「最後を自分で決めてしまうのは申し訳ない」と。

ここで村上さんが我を突き通したのは、
勝ちたいという気持ちだけで出来る事ではなく、
「麻雀は所詮どんな形でもお互い迷惑を掛け合うゲーム」
「最後だけ何もしないふりをする方が本当の迷惑」
という競技麻雀その物への信念と、
そして何より自分の麻雀の知識と技術に対する自信、
これがなきゃ出来る事ではなかった。

「俺こんな自信も信念も持ってねーわ・・・」
と終わった後にただただ感動したのを良く覚えとります^^

決勝というのは本当に面白い。
それは打牌内容はもちろんですが、
個人の勝負や麻雀に対する信念を垣間見ることができる点がやっぱり魅力的なんですよね^^

冒頭の女流雀王決定戦。
ここでも見れるんじゃないでしょうか。4選手の技術と信念が^^

とこの記事でプレッシャーかけてみるとしましょうw
好勝負期待!


・・・・と村上さんについて誉めまくったまま終わろうかと思ったのですが、
実は私村上さんを非常に恨んでいる事が一つあったのを思い出し。

村上さんが昔結婚式された時、
彼は私の双子の兄だけ式に招待したんですよ。

まあそれだけならまだいいんです。別に「兄と仲良いのだな」ってだけで普通の事かと。

しかし数日後

村上さん「なんで兄は来てくれたのに弟は来てくれなかったのさ?(・・;)」
ワシ「呼ばれてないんですけど・・・」
村上さん「あっ!そうか!兄に招待メール送ったから弟も来ると思い込んでた!ごめんね!!」

・・・麻雀界の多くの方がよばれていた中呼ばれずしょんぼりしていた私にこの仕打ちですよ(--;)

というわけで麻雀プロの皆様。
武中兄弟は片方呼んだらもう片方も自動的についてくるわけではありません。
あしからず!