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2016年12月29日木曜日

生放送の時の心がけ(麻雀とか人狼とか)

さて12/30(金)11時より以下URLにて人狼スリアロ村が放送されます。
2016年最後のニコ生出演、是非是非ご視聴かTSを!^^
※生放送は無料(ただし一部のみ)!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv284880446
https://freshlive.tv/jinrou-ch/70588

思えば僕が人狼放送に出始めたのは2年前の年末SP(13幕)からだったので、
約二年間がたったわけですね。(大浜とか兄とかはもっと前から出てますが)

さて今日はちょっと表題の通り「生放送の時の心がけ」についてちょっと書こうかと。

僕が生放送で何かをやる時に大きく考えている事は二つあって
①自分が納得できる物を提供する
②見ている人が気持ちよくなれる物を提供する

これです。
これは出るものが麻雀だろうが人狼だろうがその他放送でも同じなんですよね。

そして麻雀生放送ではこれをある程度は実行する自信がある。
、、、、まあ自信半分不安半分なんですけどw

①について言えば、
プレイヤーの時は、ただひたすらに自分の得だけ考えて信念に基づくこと。
解説の時はプレイヤーの意思を出来る限り拾い、自分の見解もしっかり加える事。

②について言えば、
正直プレイヤー時は特に考える事はない、というかそんな余地がない。
むしろ解説の時にこれは重要と思ってて、
自分達が”対局放送”というコンテンツを最終的に仕上げる責任ある立場にある事、
これを自覚して「どうしたら楽しんでもらえるか」と考える事をしない人は、解説をするべきじゃない考えている。

自分の知識を一方的な視線で語ったり、打ち手批判をしたり、
とただ私見披露を繰り返す解説者を見ると、
「これ当人はちゃんと”面白い放送にしたい”と思ってやってるの?」と疑問を感じる時が多いのです。

もちろん対局展開次第で面白さは格段にちがうし、
そういう意味で面白い物が提供できるか否かは時の運次第ですが。
※麻雀対局の生放送については別記事書きます。もう少々触れたい事があるので。


ただ人狼について言えば、色々と不安点が多いのが事実なわけで。

特に①について、
そもそも僕の麻雀についてのバックボーン(知識・経験)と人狼についてのバックボーンはレベルがまるで違う。
僕より知識・経験が上の人なんて巷に多くいると思ってるし、
麻雀みたいに「自分が正しい」なんて前提で考えられない点がまだ多い。

よって現時点では②が優先で考えているわけです。
負ける勝負も勝つ勝負も、その姿を見てどう気持ちよくなってもらうか、これがやっぱり一番考える点なんですね。
結局のところ「自分が見てて気持ちよくなる物はどういう物か?」って主観によっての手探りでしかない。

つまりこの考え方から
「出来る限り勝ちたい」とも
「完璧で視聴者からも非の打ち所が無いようなプレイがしたい」とも正直に思っていない部分がある。
上手い姿も下手な姿も、勝つ姿も負ける姿も、
全てあわせてトータルで見ていて気持ちよくなってくれる人が多数いてくれれば、と思う点が強いわけです。

まあこれは麻雀放送と同じく試合展開、つまり運による部分が多い。
僕だけの力じゃ出来ない点も多い。
でもやっぱり「見ている人がいい気分になってほしい」これだけは心がけたいなあ、
と改めて思うわけです。
まあその為にも、人狼の経験と知識がもっと必要だな、とも思うんですけどねw

実際に見ている人たちって、
スリアロ村の放送に何を求めていて、これからどんな物を期待しているのか、
正直僕の知識じゃわからない点はまだ多いのかもしれない、
でもやっぱり見ている人が楽しかったと思えるものを、運と技術と周りの力で生み出したい、そんな事を思った夜でありました。

ちなみにこう考えてるからこそ、
とある放送で酔っ払ってロレツ回らず喋りまくって、
さらに●●●●してた事が、
ガチで人生史上の黒歴史の一つなわけです!(わかる人にはわかるネタ)


さて、2016年もそろそろ終わります。
今年最後の私の人狼生放送、そして生放送、ご視聴かTSして頂ければ幸いです^^


・・・・なんか言いたい事が伝わったかが不安だが、ここらで落として寝るとしましょう

2016年12月28日水曜日

麻雀を上達するための考え方⑤:正解を出そうにも出せない。麻雀だもの。

前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/12/blog-post_21.html



さて今回の記事にて
「何故麻雀のようなバランスゲームには正解が存在しないのか?」
という点をもう少々だけ言及します。

まず一つ目の理由を語るに当り例題を、

麻雀にて相手にリーチされた時、
押すか引くかを皆さんどのように判断してますか?

私がパッと思い浮かぶのは以下の通り

・自分の手牌
・自分の点棒
・相手の点棒
・親?子?
・自分の持ってる安全牌の枚数
・見えてるドラの枚数
・相手の捨て牌
・巡目
・局(東or南)
・リーチ以外の2人の動向
・相手の打ち方の傾向
・相手の挙動
・ガレナー
etc

まあ色々と要素があり、
「押すか引くか」はこれらのトータルで判断されます。

相手のリーチ後に自分も満貫テンパイしたとして、
待ちがよければ基本的にはプッシュするでしょう。
でも巡目が遅ければオリもありえる、
これがオーラスで「相手に打たなければトップ」、だったらベタオリもある。
もしも自分がドラ3の場合はリーチ者がドラ持ってる可能性が低いからさらに押しやすい、
といった具合ですかね。

しかしこれについて最終的な判断のルールを作るのは不可能です。
各情報のベクトルが違うのだから。

例えば
「8000点の両面テンパイ」「3900の両面テンパイ」これはもうどっちの方が押した方が得かは明らかです。
「8000点のカンチャンテンパイ」「3900の両面テンパイ」これもまあ比較できなくもないかも。

じゃあ、
「8000点のカンチャンテンパイで残っている無筋8種類」
「8000点の両面テンパイで残っている無筋5種類」

・・・どうですかね?どっちの方が有利かって、数値化・理論化できると思います?
ここに巡目だの切り出し情報だの点棒状況だの入ってもまだできるでしょうか?

これらは「複雑だから難しい」というより「情報の質が違うから比較できない」という部類なんです。
こういった「ベクトルの違う情報のトータル判断」という物が麻雀ではいたるところで求められます。
そして「最適解」なんて出せるわけがない、

じゃあどうするか?
結局それらをトータルして一つの意思決定(打牌決定)をするのは、
人間の曖昧な「なんとなく」という感覚なんですね。

どうやったって"たった一つの正解"を出すのは無理。


まあこれは麻雀に限らず、世の中至る物について言える点です。
例えばマーケティング論、
「過去の売上げ傾向」「人間工学」「ユーザーニーズ」と色々な情報を集めるし、一つ一つの比較は可能ですが、
これらの異なるベクトルを束ねた最終的判断は人間じゃないと出来ない点が多い。
統計学等でこれらの公式化という考え方を掲げたりしていますが、結局これだって指針の一つに過ぎない。

近年これを人間の代わりに出来るコンピューターAIが将棋とか囲碁で話題になってますが、
これらも統計学に近い観点から正解と思われる選択をコンピュータがしているわけで、
明確な「正解」を割り出す物ではけしてない。

結局各情報の性質が違う以上、
どうあがいても統括した最終判断はあいまいな物になります。
明確な正解なんて存在しないのです。
・・・・イメージわきましたかね?


さてさて、
実はもう一点最適解が出せない理由として、
「最適解が仮にあったとしても常に変動している」という事実があります。
予想より長くなったので続く。
次が本当に最後!w


あと一つ誤解している人が多い点を追記。

上記のように「麻雀の最終的な判断部分を数字化・理論化は出来ない」これは事実ですが、
「各要素についての数字化・理論化は非常に大事」という点です。

たとえば「何切る」はその典型。

「どれを切るか?」を決める際に、
平均打点とか受入枚数を比較しても正解なんて出せないです。
「点棒状況」「相手からロン牌が出る確率が上がる」とか、その他の情報もあるので、単純な何切るすら全て数値化なんて出来ないケースが多い。

でも「数字化できる部分はしっかり数字化する」という意識は大事なんです。
各要素をしっかり把握できない人は最終的な選択の部分で正解なんて絶対に出せない。

何切るについて言えば、
「正解に直結はしないけど平均打点とか受入枚数はしっかり確認しとこう」
こういった意識ですね。

何より他人と麻雀についての議論をするときに、
数字化・理論化している範囲は多ければ多いほど議論もしやすい。
麻雀が強い人はやはりこの大事さも理解している人が多いです。


昔とある後輩数人と何切る議論になって、
「とりあえず数字出せるとこは出しとくか・・・」と計算しようとして、
「麻雀なんて全部数字化できるわけないし意味ないですよ!?」とか言われて、
「もうコイツらとは生涯麻雀の話できん」と思ったのはよく覚えとりますw

2016年12月26日月曜日

ただ決意して飛ぶ行為、それが麻雀(第15期女流雀王決定戦)


第15期女流雀王は朝倉ゆかりでした。
クリスマスに行われた協会の女流史上にも残るであろう激戦、
朝倉・愛内・大崎のデッドヒート、
以下URLにて完全無料視聴可能ですので気になる方は是非に!
https://freshlive.tv/npm2001/69525


最後の2回戦はもはや見所しかなかったです。
夜に大浜さんと飲みの約束があったので、それまでテキトーに街を遊びまわる予定だったのですが、
Twitterを見ていたら気になりすぎて急いで一時帰宅、最後の2回を観戦、
結果飲み会を見事に遅刻しましたよw

正直14回戦見たときに、「大崎が勝ちそう」と思いました。
佐月の仕掛けに対してきっちり押し切れる肝の座り具合は流石だった。
ただ15回戦だけについて言えば、多分どんな人が打っても勝てる展開ではなかったかもしれません。

15回戦東場では「愛内が勝ちそう」とも思いました。
そして彼女については「あと一枚がきていれば・・・」というシーンが数回あった。
ただ彼女も15回戦だけについて言えば、多分どんな人が打っても勝てる展開ではなかったかもしれません。

そして愛内については、
麻雀の内容以上に対局後のスピーチがとても一番印象に残りましたね。

まあぶっちゃけ、一言一句までは覚えてないのですがw
「最終戦じゃなくてその前にもっと強気に腹を括って行ける局面もあった。
それで結果がもっと悪くなっていたかもしれないし、良くなっていたかもしれない。
どちらかは解らないけど・・・・・」
こんなだったかな?

僕の目から見ても、
二日目に愛内が強気で攻める事が出来た局面も確かにあった。
でも愛内はそこで競技選手としての自分の意思で決断をして最後まで来た。
「強気で攻めたらどういう結果になったか?」は神のみぞ知るという世界で、
ひょっとしたら優勝してたかもしれないし、ひょっとしたら惨敗してたかもしれない。
結局「たられば」は勝負の世界で意味はない。

でもやっぱりそこに対して色々な思いを巡らせるのは打ち手として当然であり、
勝てなかった悔しさと、負けた事をかみ締めるように自分の選択を振り返ってる姿が、
変な言い方をすれば「立派な競技麻雀の敗者」でちょっと泣きそうになりました。
本当に。


そして最終的な結果としては
最後の最後に神様が朝倉を選んだとしか言えない展開だったかと。

僕は以前にとある観戦記で、
「麻雀に神様がいるとしたらそれは女性。こんな気まぐれでふざけたじゃじゃ馬な神様は女性に決まってる。」
と書いたのですが、本当にその通りの凄まじいシーソーゲームの果てに、という感じでしたねw

個人的に一番印象に残ったのは
最終戦東2局で愛内の親リーチに対して、朝倉が發タンキの七対子でリーチの真っ向勝負をしたシーン

あれはもうリーチの損得じゃなくて、その時の選手の心境が色々と察する部分があり、、、(まあリーチがかなり得だとは思ってますがw)
言うならばタイトル戦の最終局面で打つ、
もう「身投げ」に近い感があるリーチだと個人的には見えて。

あの局面、
愛内に放銃すれば負けがほぼ決定だった。
一方であがれば優勝が見えてくる局面だった。
そして何より撤退や保留する事も可能だった。

でも色々と考えを巡らせて「飛ぼう」と決断した。
勝つためには現在の安全性を捨ててでも踏み出す方が有利と思い、
あえて安全地帯からの殴りあいを選んだ。

そして飛び込んだ先はもう思考とか理論とは無関係な世界で、
ただ牌の並びによる結果だけが数分後に出る、そんな世界で、
今までタイトル戦で何回もみてきた華麗な身投げが今年もクリスマスに見れたなあ、と思いましたw

タイトル戦の最後の最後に自ら決断をするのは本当に怖いけど、
恐怖を感じながらもただ決意して飛ぶ行為、
それがタイトル戦の本質であり麻雀の本質、そして快感なんじゃないかと、僕としては感じるのです。


最後に、
文中には書かなかったけど佐月もお疲れ様でした。
改めて素晴らしい決勝を見せてくれた4選手、本当にお疲れ様でした。

さて年内の協会公式戦は全て終わり、年が明ければいよいよ雀竜位A級。
頑張って決勝残って、そして飛びたい!(ハコ下という意味ではない)w



補足:
「身投げ」って表現は、某漫画のパクリです。
解る貴方は中々に福本先生マニアw

2016年12月24日土曜日

今では考えられない日本プロ麻雀協会の歴史⑤クリスマス対局

協会最後の公式対局がこの土日に開催されている

12/24 半期リーグ(C2,C3,D最終節)
12/25 女流雀王決定戦最終日

イエス・キリストの誕生日を祝う聖なる夜とその前夜に、
こんな修羅場が2連発でぶち込まれている年というのも珍しい物だ。

私は今年「誕生日に対局」というのは経験した。
この時に「お前ら誕生日くらい優しくしろ!負けたら落ち込むだろ!」と同卓者に言ったが、
今日に関しては会場の全員が誕生日みたいな状態である。
つまり終了時に会場の数人が必然的に「聖なる夜なのに降級」とかいう泣けてくる状態になるわけだ。

明日の決勝最終日についてはもっとそうだろう。
一人が最高のプレゼントを貰う一方で残りの三人がサンタさん、
なんというか勝負の世界は残酷だし、この日程って結構非情である。
・・・・まあほかに確保できる日が無い以上仕方ないのだがw

さて前回土日とクリスマスが重なったのは約6年前、その前は約12年前なわけだが
この当時は協会において「12/24,25は対局はしない」という暗黙の掟があった。
まあ昔は麻雀界のイベント数も今より少なかったので日程確保も問題なかった点が大きいが、
それ以上に冒頭に書いたような「クリスマスに対局って・・・・」という考えが事務局にあったのだろう。

実際6年前に三木君(仮)がちょうど12月の対局(リーグ戦)について日程変更をする事になった際、

事務局長「12月か1月の土日で暇な日を教えてください」
三木君「12/24,25が暇です。キリッ」
事務局長「・・・・空気よんでください」

なんて事もあった。
今となっては普通に通常対局日になっているのだから不思議な話だ。


ちなみに「クリスマスなんて関係ない」という考えが生まれたのは
実はこの翌年である。

この年、
オータムCCなど新タイトルの創設や他団体のイベントも増えた事による、
協会は11月、12月のスケジュール調整について四苦八苦をしていた。

そんな中で事務局は女流雀王決定戦について
「女流雀王決定戦を三日間(15半荘)から二日間(10半荘)に短縮」
という提案をしたのである。
※他大会のシードの関係で年内に終わらせる必要もあった。

しかしこの時女流Aリーガー達がほぼ口をそろえて、
「クリスマス?何それ?おいしいの?」
と意見したことにより決勝は12/24に開催されたのである。

シビアな勝負の世界に生きる女たち、
考え方もやはりシビアだった。


さていよいよ明日、女流雀王がきまるわけだ。
皆さん改めて放送をTS、視聴を。完全無料です!
http://sp.live.nicovideo.jp/watch/lv284962720
https://freshlive.tv/npm2001/69525

そして改めてメリークリスマス!

2016年12月23日金曜日

麻雀プロとプロ野球と四神降臨2016

本日は四神降臨2016クライマックスSP四団体対抗戦、
各団体の代表が激突する対抗戦であります。

私も昨年の2015年は、
協会のインテリ枠代表として出ておりました。キリッ

PV
http://www.nicovideo.jp/watch/1482136365

生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv285195165
https://freshlive.tv/threearrows-ch/70309


個人的な注目はスポーツファン枠、
これ野球ファン枠って言ったほうが正しい気がするw

最高位戦 浅見真紀(読売ファン)
協会 真希夏生(DeNAファン)
RMU 小林景悟(中日ファン)
MU 武則輝海(広島ファン)

さてそのなかの浅見真紀についての雑談を少々 

私好きな球団は特に無いけれど、野球は好きだし観戦はたまに行きます。
特にここ数年は、麻雀界の有志数名と夏に神宮球場観戦に行くことが何回かあり、
浅見とは観戦に何回かいった事もあるわけです。

しかし彼女は大の巨人ファン、
そして神宮球場といえば巨人の天敵ヤクルトのホーム。

同じ東京の球団という事もありヤクルトの巨人に対する敵対意識はとにかく強い。
なんせ7回ラッキーセブンの東京音頭では「くた⚫れ読売!」とファンが熱唱するような危険地帯。
「敵地」という言葉が彼女にとってこんなにふさわしい場所も無い!

しかし浅見といえば「守備を忘れた特攻シンデレラ」という異名を持つ女、
敵地神宮だろうが全く臆さずにいつも巨人のユニフォームを着て堂々と乗り込んでおります。

まあそれだけならまだ良いのですが、
彼女の場合、ヤクルト応援団にも全く臆せず、巨人ユニフォームのまま何故かヤクルト応援席に乗り込むという暴挙をした事もあり、
結果として係員に「面倒なことになる前に脱いでください。もしくは巨人側応援席いってください!」と静止を食らう特攻っぷり!
・・・・結構ヒヤヒヤしましたよ本当に(ーー;)

まあ今日の麻雀でもそんな浅見さんの特攻っぷりを期待したい思います!
でも麻雀は案外そんなゴリゴリでもないとも聞くけど^^;

ちなみに同じく神宮観戦にちょくちょく行く最高位戦の石井あや様(仮)は、
「セリーグでは広島が好き」と言っておきながら、
現監督の緒方も前田も金本も野村も江藤も知らないというゆとりっぷり!
金本を「阪神のおっさん」とか言ってましたw
一番の推しはソフトバンクらしいが、どの程度選手知ってるかは疑問だw

あともう一つ、我が団体の真希夏生について、
横浜出身なのは知ってますが、野球の話をしているところを見たことがない!本当にDeNAファンなんだろうか・・・・
今度じっくり聞いてみようw

まあ彼女たち以外にも麻雀界には、プロ野球ファンが多くいます。
水城恵理なんてカラオケの十八番が「燃えよドラゴンズ」ですからねw

2016は
広島の優勝だの日本ハムの大逆転優勝だの、
今年のペナントはとにかく面白かった。
私が愛してやまないイチローも無事に3000本打ったし^^

そんな今年の野球を振り返りながら(?)、
四神降臨たのしませていただきましょう!

2016年12月21日水曜日

麻雀を上達するための考え方④:半荘単位の基本的な思考スタンス

前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/12/blog-post_97.html


さて前回フリー・セット麻雀での戦略を
着順・素点・祝儀Pといった各要素を考慮して
無限に近い試行回数内でのトータルを出来る限りプラスにするという点を意識する事、
と書きました。
これを戦術レベルに落とし込む為に、今回は「半荘単位の基本的な思考スタンス」について簡単に書こうかと。


まず着順・素点・祝儀P、
この中で一つだけ仲間はずれがいます。
皆さんわかりますかね?

正解は「着順」です。
全局までの状況がリセットされずにそのまま引き継がれる
たとえ100点差だろうが10000万点差だろうが得る価値は同じ
そして、何だかんだで着順、特にトップは偉いという事実を考えると、
着順をしっかり意識した進行をする事、これはもう絶対に必要な考え方になります。(特に南場は)
巷のフリー等で良く見る非効率的な打ち方の典型は「着順を意識しない無駄な全ツ」である事、
まあこれは事実ですね。

「では具体的にどのようにすべきか?」ですが、
誠に申し訳ないですが今回細かい説明は割愛します!w

一番肝心な所だし心苦しいのですが、一記事で書ききれるレベルにありません^^;
そして何より、これはもうひたすら経験をつんで学ぶべき点、
つまり冒頭の図でいう「ボトムアップ」にて徐々に理解を深めるべき点と考えてください。

まあ当ブログでも今後細かい局面記事は今後も幾つか書いて行きますので、ご参考にしていただければ。
あと近年できた麻雀プロの書籍を幾つかリンクはっときます。 (チョイスはテキトーですw)






強いて「特に意識すべき点」をここで言うのなら、以下ですかね。
①点数計算と条件計算は確実に
「何点あがれば着順アップか?」を考えずに戦術は絶対に成り立たちません。
「点数計算が出来ないけど強い」という人をたまに聞きますが、嘘ですw

②「試合を組み立てる意識」を持ちましょう
たとえば南4局オーラスにマンガンツモでトップという状況を作る為に、
南3局に何をすべきか?その前の南2局はどうするか?といった点を頭に描くことを心がけてみてください。
これを繰り返し練習すると、やがて「各局にやるべき事」をおおむね把握できるようになります。


さてその一方で麻雀には少々厄介な事実があります。
着順以外の要素である素点や祝儀P、
これらは麻雀で勝つ上で意識すべき要素でありながら、着順とは相反する要素ともなっているのです。

なぜならこれらは「1局単位でやりとりをする物」であり、
現状の着順に関係なくあがればあがるほどトータル収支へのプラスとなるからです。(結果として着順にも影響はしますが)
先ほど巷のフリーで良く見る非効率的な打ち方の典型として「着順を意識しない無駄な全ツ」をあげましたが、
「着順を意識しすぎた過剰な位のダマや撤退の繰り返し」、
これも十分「荒い」部類になるといえます。
麻雀はおとなしく守備をする人が得をするゲームではけしてありません。
自分の手牌にあわせ加点すべきチャンスではきっちり加点する意識を身につけましょう。


さてこれも着順とおなじく細かい戦術は割愛します。実践トレーニングあるのみです。ただ「強いて言うなら」という点は以下の通り
①東場は点リーダーを見なくてよい
大量リードをしたがために、素点等の追加チャンスを放棄し続けるのは危険です。
②気取ったダマより実直なリーチ

巷のフリーは祝儀Pの関係でどうしてもこうなりがち。特に両面ドラ1以上は。


さてまとめとして、
着順だけ考えれば、一度トップになったあとは手堅い打ち方が求められるし、アガラスなど着順が変わらないうち方はさけるべきですが、
素点や祝儀Pを考えれば、トップになったからといって加点チャンスを安く済ませるの損だし、着順が変わらないからといってチャンスを放棄するのは損です。

じゃあどうすればよいのか?


この正解は無いです、というか出せるはずがありません。
どちらかを重視しすぎてもダメ、軽視しすぎてもダメ。

結局自分で正解だと思うバランスを模索して打ち方に反映させるしかありません。
それこそが各人の最終的な実力といえる部分なのです。

結論:
半荘単位の基本的な思考スタンスは、
「着順を考えつつも素点・祝儀Pもをおろそかにしない最適バランスを常に模索すること」となります。

そしてここまで何回かの記事にわけて書いてきたとおりそれを実施する為には、

・麻雀のゲーム性を理解したうえでの正確な戦略眼
・多くの経験から得た正確な状況把握能力
これらが必要と考えてください。結局一朝一夕では得られない物でしょう。
というか私も(ry

さて本記事では着順と素点・祝儀Pといった相反する要素のバランス感覚について書きましたが、
麻雀にはこれ以外にも様々なバランス感覚が必要な点があります。
というか麻雀=正解は存在しないバランスのゲームです。
代表的なものを言えば
・着順⇔素点・祝儀P
・攻撃⇔防御
・打点⇔スピード
・リターン⇔リスク(この意識は特に重要)

各々については今後の別記事をご参照いただくとして(・・・・書くのか?書けるのかこれ?)、

次の記事にて
「何故麻雀のようなバランスゲームには正解が存在しないのか?」という点等をもう少々言及し、その上で一旦締めとしたいと思います。
正解があれば教えるのも簡単だけど、そうも行かないのが現実なのです(^^;)



2016年12月19日月曜日

雀竜位A級とか蔵美里とかについて色々と

協会の年間公式戦には大きく分けて、
年間リーグ戦である雀王位戦と、
年間勝ち抜きランキング戦である雀竜位戦が存在しています。

簡単に違いを言えば、
雀王位戦はA, B1, B2, C1, C2, C3, Dリーグに別れ、
1年or半年単位で昇降級を決めていく、

一方で雀竜位戦はD級⇒C級⇒B級⇒A級の勝ち抜き戦が一年間で実施される、
つまり入会一年目でも獲得できるチャンスがあり、
過去には第3期の小倉孝、第12期の斎藤俊がこの「入会初年度での戴冠」を成し遂げているわけです。

さて昨日に第15期雀竜位B級戦が終了し、
一月より行われる第15期雀竜位A級の16人が改めて決定しました。
この中の上位3名が現雀竜位である吉田基成への挑戦権を獲得します。



※雀王戦リーグは2016/12/19時点。
さて今期は史上初の「来期Aリーガー不在の雀竜位A級戦」となっています。
その分来期B1リーガーは6名、これはおそらく過去最多でしょう。

そして注目すべき点を言えばやはりタイトルの通り、
後藤昌子以来、協会史上二人目の女流雀竜位A級進出者となった蔵美里でしょう。

蔵は元々、初音舞・崎見百合の両名以来となる3人目の女流雀王戦Aリーガーでもあります。(今期降級とはなってしまったが)、
しかも初音・崎見の両名が協会創設期にB1からデビューしたのに対して蔵が第五期にCリーグからデビューしている点を考えると、
難易度という点ではこちらの方が圧倒的に高かったでしょう。

そして雀王位戦、雀竜位戦での両A経験者は女流では初(多分)、
これにプラスして彼女は今年協会公式タイトルのオータムCSも優勝、
協会内にて女流が新人王戦以外の男女混合タイトルを獲得したのは初の出来事でした。
思えば第五期に入った当初の彼女といえば、
ろくに点数計算も出来ず、初の総会では酔いつぶれて私含めた数名に介護され、さらには(以下自粛
、、、それが改めて見ると記録尽くめの女流となっているのだから、どんな選手がどう化けるかというのは本当に予想出来ない物かもですね。

さて蔵だけでなく他の人たちの話も少々。
今期は入会一年目でのA級進出者は0。先期もいなかったはず。
やはりこれはA級まで1年で進出する事の難易度の高さを示しているのかもしれないです。

歴代雀竜位は鍛冶田・渋川・斎藤・武中(私)の4名、
まあ順当に今までの実績等で考えれば、本命は鍛冶田・渋川の両名ですかね。
私なんぞはおこがましいし、斎藤さんは今期雀王戦C1リーグから降級をされて(ry

さて、とりあえず降級だけはしたくないとビクビクしているこの数ヶ月、
なんせ協会には以下のような川柳もあります。(作ったの私ですけど)

雀竜位 一度落ちたら 一直線 気づいた時には D級予選

・・・・本当に落ちるとあっという間に坂道コロコロという事が多いのが雀竜位の特徴。
例えば現雀王戦Aリーガーの矢島亨さん(仮)は5年位前に雀竜位A級進出を果たした際に、
「一度A級まで行ってその後どうやって一番下まで行けるのかマジで意味が解らない」
とか言ってました。
※現在の彼の雀竜位戦成績については皆さん察してあげてください。

もともとA級以外は残留が非常に難しいシステムの勝ち抜き戦であるが故、変動が非常に激しい感があります。鍛冶田さんなんて1,2期で獲得した後に、一時はD級予選まで落ちて去年にA級復帰、まさにこの雀竜位を象徴している存在かもしれません。

まあそんな中で、
協会最多のA級在籍記録保持者(今年11回目)でありながら、
過去一度も決勝に行った事ない大浜岳さんは中々に希有な存在といえましょう。

ただ世の中には上がいまして。
今期B級残留した綱川隆晃さんはこれでトータル10回目のB級残留だそうです。
これは本当にとんでもない珍記録。
だってB級残留って確率的に1/4とかですから10回目って確率的に100万分の1とかのレベルですよ・・・・
多分今後100年破られる事はないんじゃないでしょうか。


そういえば、
昨年の決勝全15回戦はAmebaFreshにて無料配信されておりますので、興味ある方はご視聴を。
私も出ております!負けたけどw
https://freshlive.tv/threearrows-ch/3023
https://freshlive.tv/threearrows-ch/3025
https://freshlive.tv/threearrows-ch/3050
A級始まる前までに一昨年とか去年の振り返りとかもしようかな。
色々と書きたい事あるからね。
内容の反省とか解説への文句とか(ry

なにより
来年にはB級に落ちてて、もう色々と書けなくなっている可能性が50%ですからね!^^;
でもやっぱ決勝いきたいなあ・・・・

2016年12月18日日曜日

麻雀を上達するための考え方③:「勝つ」とはどういう事でしょうか?

前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/12/blog-post_82.html


さて、麻雀のゲーム性については説明をしたので、
ここから更に一段降りて「戦略概念」の部分、について触れたいかと思います。
言うならば「勝つ為の考え方」ですね。

ただこれを論じる前に、
そもそも「勝つ」とは何か?これを明確に理解する必要があります。
実はこれも状況次第で異なり、その分別を出来ていない人が結構多い。

代表的な例は以下の通り

競技麻雀では回数制限がある。
「上位数パーセントに入る」という明確なラインもある、
つまりフリー麻雀のようなトータル収支を競うゲームではない、という点が大事です。

タイトル戦なんて、
所詮ボーダーを通過できなきゃ▲1000だろうが+1000だろうが敗退、つまり同じ結果です。
ワンデー大会はもっとそれが如実で、
酷い言い方をすれば「その日会場で一番ツイてるただ一人を決めるゲーム」です。
つまり「いつものフリーと同じ打ち方」なんかするべき状況ではないのです。

こういった点への認識不足こそ、半荘単位での誤った判断を導く原因と言えます。
まず前回記事で書いた麻雀のゲーム性を踏まえたうえで、
「今日打っている場の趣旨」を把握し、
「一回一回の半荘に求められる命題」これを常に自分に問いかけましょう。

さてさて、
残念ながら上記各場面における戦略戦術の話を書くと凄い量になりますので、
まず一旦今回以降の記事は「フリー麻雀」(およびセット麻雀)に特化して書きます。
他は気が向いた時に徐々に書きますかね。


フリー麻雀においての「勝つ」、
これは上記の通り「トータル収支を出来る限りプラスにする」となります。
そしてこれに前回の記事で書いた麻雀のゲーム性=「確率のゲームであり全半荘で勝つ事はできない」という背景をプラスする。

この二つを考えると、
フリー雀荘における各半荘で目指す事=戦略概念とは、
「全体の収支を出来る限りプラスにする為に、ツイている時はプラスを出来る限り多く得て、ツイてない時は負けを出来る限り抑える事」
となります。

そんな事当たり前だろw
と思った方が多いですかね?
でもこの根幹を理解しきってない人ってかなり多い。

具体的な例を一つあげると、
巷で麻雀を打つ人の多くが「麻雀は順位を競うゲーム」という誤解しています。
酷くなると「トップの回数を競うゲーム」と誤解しているし、
もっと酷くなると「ラスの回数をとにかく減らすゲーム」と誤解している。

これは完全な間違いです。
フリー麻雀とは別に着順を競うゲームではありません。
※まあ店とかによっては完全着順制の店もありますが、

じゃあ何を競うかといえば、
「着順・素点・祝儀Pのトータル収支」なわけですね。

早い話、
トップと2着の差というのは、3万or4万点程度の素点に過ぎません。
2着と3着の差というのは、1万or2万点の素点に過ぎません。
要するに着順なんて実は満貫1、2回分のプラスに過ぎないし、
トップですら倍満2回程度のプラスに過ぎないのです。

そして祝儀P。
ルール次第では1p2000点相当だったり、5000点相当以上のケースもある。
2000点相当でも3枚オールとなれば着順1つ分相当だし、
5000点相当だともうトップ1回分相当です。

にも関わらず過剰に着順だけに拘った歪んだ戦略をとる人、これは本当にフリーで多く見かけます。
①トビ寸前の人がいる際の極めて非効率的な見逃しやダマテン
②トップ目に立った後での弱気すぎるダマテンや仕掛け
③着順の変わらないアガリへの拒否

これらいずれも祝儀Pや素点を無視した「間違った戦術」と言えるでしょう。
同じトップでも3万点と7万点ではトップ1回分の価値差があるし、
同じラスでも2万点と0点では1着順分の価値差があります。
常に着順だけでなく全体をプラスにする意識が大事なのです。

要旨をまとめますと
麻雀には着順・素点・祝儀Pといった各要素が存在しており、
これらを考慮して、無限に近い思考回数内でのトータルを出来る限りプラスにするという点を意識する事、
これがフリー麻雀やセット麻雀にて半荘ごとに考えるべき戦略となります。

※ルールによって着順・素点・祝儀Pの比率は変わる
※一回の結果は「負けても已む無し」と考えるべき

さて、こうして一半荘毎の目的を明確にしたうえで、
ようやく「1局毎に何をすべきか」という点に立てるわけですね。

次回は戦術レベルの話にトップダウンしつつ、
「各局における心構え」という点をもう少々細かく書こうかと思います。

気が向いた時に続く。


補足:
今回の記事では半荘毎の目的を改めて紐ときしましたが、
今後も色々な場面で改めて「何故?」と問いかける癖、これをつけるのは大事です。
半荘一回毎、局面毎の「何故?」を他人に聞かれても回答できる形にする事を意識してみて下さい。

2016年12月16日金曜日

麻雀を上達するための考え方②:そもそも麻雀とはどういうゲームか?

前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/10/blog-post_4.html




麻雀をつよくなるにあたってのトップダウン思考の第一弾
麻雀のゲーム性について書こうかと。
「麻雀ってどんなゲームか」

これを言うにあたり、
かの「麻雀サイボーグ」こと小林剛プロが昔とあるコラムで言っていた台詞を引用しするとこんな感じです。

麻雀を100回やったら、
1回1回の結果は100%運。
ただし1打1打は100%実力
打ち手は自分の勝率が一番高くなる選択肢をひたすら選び続けて、
あとは当り(=自分にとって都合の良い偶然)を引く事を祈る。その繰り返しである。
重要なのは結果に左右されない事。

ここまで完璧に表現されてしまうと私としちゃもう喋る事もないのですが、
補足の為、もう少々具体的に述べてみようかとw
ちなみに上記の文で理解できた人は、この先は読まずともOKです!


さて、具体的例を一つ。
10円玉があったとします。
表が出る可能性は何%でしょう?


50%と考えた貴方ハズレです。
正解は49.95%。
裏の方がちょっとだけでやすいのです。

理由は10円玉の重心。
この重心が10円玉のど真ん中にあれば表裏の可能性は1:1ですが、
実際には模様が複雑な表の方にちょっとだけ偏ります。
これにより裏の方がでやすくなるのです。


さて今から10円玉を投げます。
表か裏の好きな方にベッドしてください。
・・・・こう聞かれたらどっちにベッドしますか?
正解はいうまでもなく裏。
ひたすら裏にかけ続ければ、トータルでは間違いなく勝てます。裏の方が多く出るのだから。

ただし、1回1回については裏が出ない時なんて全然ある。
なんせ0.05%しか差はないのです。
でも行為として正しいのはひたすら裏にかける事なんですね。
結果なんて関係なく。
つまり
裏にベッドするという行為が正しい。出た結果は関係ない。
これが冒頭の結論。

麻雀にも同じ事がいえます。
コインのように単純に重心だけではなく色々な情報要素があります(まあコインだって色々あるんですが実は)。
自分の手、河、相手の挙動、流れ etc
これらから総合的に判断して決断して、
勝つか負けるかは結局最後は運次第。
ただこれだけなんです。


この非常にシンプルな「結果と選択の分離」をしっかりまずは理解してください。
「当たる当たらない」は別に重要ではなく「どちらが出やすいか目か」をちゃんと把握する事が重要なのです。

たまに「結果が悪かったから自分は間違っていた」と考える人がいます。
確かにこの二つは因果関係がありますし、その考え方は完全な間違いではないケースもある。
でも決して両者はイコールではない。

結果と関係なく自分の選択をロジカルに考える事、
色々な事象を検討して、出来る限り数値と理論で判断できる領域を増やす事。(最後は感覚的に判断しますが)
これが必要なのです。

以上が「麻雀のゲーム性」
これを考慮したうえで、
戦略的概念」つまり「勝つ為の考え方」にいきかいかと。
続く





、、、、と見せかけてもう一つだけ大事な事を。
冒頭で「10円玉は実は裏の方が出やすい。表の可能性は49.95%」といいましたが、
嘘っぱちです。
僕どっちが出やすいかなんて知りませんw
そもそも10円玉ごとに個体差もあるでしょうし。
ただ重心に偏りはあるだろうし、どっちかのほうが出やすくなってるのはほぼ間違いないでしょうね。


何が言いたいかといえば
「今知っている知識もある程度は疑わなきゃいけない」って事。
もう一つは「誰かが言った事を鵜呑みにするのは危険」って事。

麻雀は
「自分の事を強い(それなりには打てる)と思い込んでる人」が多い。
そしてそういう人ほどしたり顔で麻雀についての知識を披露してきます。

でも注意深く観察する事を忘れないで下さい。
最初はそれが正しいかなんて判断できなくてもいい、
鵜呑みにせずに疑問を持つ事、他の人にも聞いたりしてみる事、
これだけでだいぶ違います。

それを繰り返して自分の中で変えない根幹部分と、変えていく枝葉の部分、
これをしっかり見極められるようになって、ようやく上級者なんじゃないでしょうかね?
何事も。




という訳で、このブログもあくまでご参考程度にw

2016年12月15日木曜日

麻雀界のクリスマス事情

12/24,25というのは世間の独り身の男にとっては少々面倒なイベントである。

街がカップルにあふれる中、
一人でうろつこうものなら「なんて寂しい男なんだ・・・・」という視線を浴びる、そんな日だ。
特に今年のように24も25も休日というのは非常に困る。

まあ、この歳になるとあんまり気にもならないけどw

そしてタイトルにあるように、
この二日間は雀荘やゲストプロにとっても少々厄介な日と言われている。
早い話、客が来ないのだ。

昔から「クリスマスとバレンタインデーは風俗系列店にとって非常に集客に困る日」と聞きますが、
雀荘も似たような問題を抱えているという事。

どんな男にだって「見栄」って物がある。
普段行きなれた店の店員や、顔なじみのゲストプロに「寂しい人」とか思われたくないのは普通の心理かもしれません。

ただですね、
6年ほど前にとある雀荘女性店員さんから聞いた台詞、
「その人に彼女がいるかなんて普段の行動見てればわかる。その日だけ見栄とか張らなければいいのに・・・・」

つまりその人に彼女がいるかどうかなんて、
普段の服装とか、普段どれ位の頻度でお店に来てるかとか、それら見ればもう一目瞭然とのこと。
とくに後者「平均週4回以上店に来ていつも長時間打ってる人なんて彼女がいるはずない」という発言は、
「言われてみりゃもっともだ」としか言いようがなかった。

というわけで世間の皆さん、
特に「24,25は行くのやめよう。行くにしても夕方には帰ろう」と思ってた皆さん、
あなたの暇さはバレています!!w

ちなみに昔、
暇だった人がとあるギャル雀荘(最近この単語聞かないな・・・)に行って、
「どーせ暇だから今日はみっちり打つよ」とか言ってたら、
閉店後に女性定員に「お暇ならどうですか?」と飲みに誘われた、
という事例もある!
らしい!(本当かは知らんけど)

というわけで今年の12/24,25も、麻雀業界の売上げアップのために愛好家の皆様是非ご協力ください!

でもこの間、とある女流プロが「家庭がある人はクリスマス位早く家に帰ってあげて欲しい、、、」とも言っていたのでご注意を^^;


オマケ:
さてクリスマスといったらちょっと忘れられない悲しいエピソードがあるので書こうかと。

渋谷の雀荘(ピン東)で働いていた友人(以下S君)がいました。
彼はけして女性にもてるタイプではなかった。
当然12/24,25は毎年予定は無かった。

しかし彼はそれでも、何故か毎年24,25は絶対に仕事に入らず誰よりも早く休み申請を出していました。
「何があるか解らない」という本人談。

他の男性メンバーが24,25に休み申請を出すと従業員連絡帳に
「死ね」「リア充爆発しろ」「別れろ」とか書かれていたのに対して、
S君については
「現実を見ろ」「おにぎり野郎のくせに」「マジで非効率的だ」と散々な言われよう。

それでも彼は懸命に(?)毎年この努力を続けました。
※ちなみに彼からクリスマス当日に遊びに誘われたことが覚えているだけで三回ある。




しかし数年後、店からの「人手が足りないからどうしても出てくれ」という依頼についに屈して店に出勤した彼、
そして25戦中18ラスというメモリアルクリスマスを経験して店を去っていったのでした。

(T_T)(T_T)(T_T)



皆さん!
ちょっと早いけど良いクリスマスを!


2016年12月14日水曜日

麻雀界の恋愛事情(男性編)

最近大ブームのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」

主人公の津崎平匡35歳は生まれてから一度も彼女がいない自称"独身のプロ"、
そんな彼の色々な腰抜けっぷりが見所(?)の一つであり、
私も何だかんだで全話見てしまっているわけであります。

さて「年齢=彼女イナイ歴」という現象ですが、
個人的にはあんまり珍しいと思ってませんw
麻雀界には別にちらほらいるだろうし、システムエンジニアにも結構そういう人はいるのでは、と思います。
まあ今回は麻雀界の話のみしますが。


んで麻雀界に独身のプロが多い理由は、
まず男女構成比率が著しく偏っていて、男性の出会いの機会が少なすぎるという点につきます。
女性麻雀愛好家はまだまだ少ないですからねえ。

そしてそんな少ない食料(女性)を奪い合う麻雀界、
「モテ」「非モテ」の分類が男性側は結構はっきり分かれている気がします。
理由は顔だの女性を口説きなれてるだの色々とあるでしょうが^^;
ちなみに言うまでもなく僕も「非モテ」分類です!この歳で独身街道驀進中ですからね!w

「モテ」として有名な男性プロ、「非モテ」として有名な男性プロ、
それぞれ書いてやろうかと思ったけどさすがに炎上しそうなので(ry


そして一方、
麻雀打ちは自分の生活テリトリーを広げるタイプが少ないのも事実。
10代で麻雀覚えて20代前半からどっぷり業界に嵌ってしまい、
仕事と戦術研究と競技を続けた結果彼女いない歴を更新し続ける、これは普通の現象ではないかと。
彼女がいなくてもなーんも問題がない楽しい生活サイクルが形成されちゃってるわけですからね。

最近「草食系男子」「絶食系男子」って言葉がありますが、
まさに「恋愛しなくても楽しい生活が遅れる現代」を象徴しており、
麻雀界はその典型の一つと言えるかもしれません。

さてちょっと話が変わって、
麻雀プロの中には麻雀業界以外にもコネクションを持っている人もいます。

aiko追っかけのK谷さんとか。
最近人狼で有名なO浜さんとか。

そして麻雀業界以外の話を聞くと、男女構成比率が明らかに麻雀界と違う。女性がとにかく多い。
ぶっちゃけ、この人達が麻雀界に女性をあっせん(?)するビジネスとか始めてみたらお金になるんじゃね?
とかいういらん事をちょっと考えたりする今日この頃であります^^;

さて今回の結論としては、
①麻雀プロは非モテが多いといわれても否めない。だって出会いがないんだもの。
②麻雀やってると恋愛しなくても楽しく生活できるから絶食化に拍車がかかる。
③誰かこの業界にもっと女子をあっせんするビジネスを立ち上げて!儲かるかもよ!
でしたw
オチがついたようなついてないような・・・・・
あとなんか深く書いてやろうと思ったけど、あんまディープなところに触れると怒られそうで書けんかったかも。ごめんなさい(T_T)


さて続いて書くとしたら麻雀界の恋愛事情(女性編)ですが、
書くと色々と命が危険にさらされそうなので。
このシリーズ完。
いつかこの業界から消え行くときに書きましょう!


そういえばこの間、スリアロ村後の打ち上げにて冒頭の逃げ恥の話題になり
白田「平匡さん可愛い!あんな男子に出会いたい!」
ワシ「あんなの実際にいたら面倒なだけだろ(--;)男性が多少ガツガツするからこそ社会は、特に恋愛事は成り立つんだぞ!」
白田「そういう細かい事ばっかり言うからモテないんだろ!」

一蹴


酔っ払った白田怖い。
シラフでもたまに怖いけど。

2016年12月12日月曜日

私見にともなう麻雀プロ紹介その4:近藤千雄

昨日行われた最強戦で見事優勝した近藤千雄について


http://mj-news.net/mjpro/pd/2015092822366

彼は日本プロ麻雀協会の二期生であり、12月受験組です。
ちなみに当時の協会は前後期に分かれておらず、
12月と2月の2回に行われたテストの合格者が全員通期リーグデビューをする形でした。
※ちなみに僕は2月受験組で彼と厳密には同期ではない。


さて彼についての僕が良く覚えている点は
「正当に実力を評価されていない時期が長かった選手」
というところ。

以前別記事でもちょっとだけ触れているのですが、
麻雀というゲームは実力の正当な評価が本当に難しい。

結果と実力が直結しないゲームという点もあれば、
打ち手の思考は打牌だけでは汲み取れないという点もあるし、
打ち方の好き嫌いという点もある。

本来実力評価は、
長い時間とお互いの意見交換をもってしなければいけないのですが、
実際には単純なイメージや噂で軽々しいレッテルを貼られることがあるのです。

そして近藤は元々ものすごいどんよくな攻撃型ファイターなのですが、
彼の麻雀をちょっと見て「酷い全ツしてるヤツ」と協会内で触れ回ってたヤツがいた事、
彼や僕がデビューした10年以上前はまだ戦術研究も進んでいなかった中で、「プロは防御力が大事」という先入観が蔓延っていた事、
これらが実力を正当に評価されなかった要因のだったかな、と今となっては思ったりします。

ちなみにそんな中で木原さんあたりはかなり早い段階で彼を高く評価していた気がする。
そしてそんな評価を受けつつも、ネット麻雀の好成績やリーグ戦での昇級、そしてブログでの意見発信により徐々に彼はその評価を高めていきました。

さて僕自身が彼についてよく覚えているのは、
第11期日本オープン決勝。
http://npm2001.com/nihonopen/11-nop.html

ぶっちゃけ彼とそこまで仲が良かったわけでもなかったのですが、
協会員で彼だけが決勝に残っていたのもあり、彼の後ろについて麻雀を見て応援しました。

その観戦と終了後の打ち上げの席での話を聞いて、
彼の実力の高さを改めて認識したのは良く覚えています。
トップを取れば優勝の最終戦最終局、
役満条件の中でそれを満たすために国士を必死で目指す中、
15巡目に有効牌が引けず和了が物理的に不可能になって、完全に敗けが決定した瞬間、
この時に彼が力をこめて牌をツモり、力なくツモ切ったのは印象的でした。

その二年後の第13期日本オープンも決勝まで進んだ中で惜しくも敗退、
そんな彼が今回の麻雀最強戦2016で改めて初タイトルを獲得したわけです。

昨日はたまたま協会の選手総会だったのもあり、
最終戦南3局と南4局は、多くの協会員がスマホにかじりついて応援してました。
こんなに多くの協会員が一同に一人の協会員を応援し、優勝の瞬間を喜んでいたシーンって、
ひょっとしたら初めて見たかもしれません。

これも以前書いたのですが、
麻雀プロ、特にタイトル戦ってやっぱり「勝ったり負けたり」どころか「負けたり負けたり負けたり」なんですよね。
そんな中でもめげずに精力的にひたすら色々なタイトル戦に出続けた古くからのよしみが、
こうやってタイトルを取るのは個人的にはやっぱり嬉しいです^^

千雄さん改めておめでとうございます。


ちなみに読み仮名は「かずお」ですが、
多くの協会員は「せんお」と読んでいます。面倒だからw

2016年12月11日日曜日

超今更ながら「科学する麻雀」についての私見を書いてみる

ちょっと気がむいたので唐突に書いてみようかとw


約10年以上前に発刊された麻雀界の衝撃の一冊
まあこの本についてのレビューを昔頼まれたけど、
書いた内容が大幅カットされた悲しい過去もあるのでw


はじめに言っておきたいのが、
僕が今まで読んだ中で一番他人にお勧めする麻雀戦術著書は「超入門 科学する麻雀」だという点です。

各ページの戦術論は少々昔の物で、今更感もあるし現代では古い物もある。
でも現代でも有効な戦術は多々書いてあるし、
何より所々にある、とつげき東北氏・小林剛プロらの会話部分の内容がすばらしいから。
この本読んでみると、戦術よりもまず麻雀というゲームの本質をしっかり理解できる、そう思います。

そして勝率を上げるために有効度が高い情報をきっちりピックアップし、有効度が低い情報をきっちり切り捨てている。
戦術とかをもっと覚えて特に上級者とかへのステップアップをしたいと考えている方に特にお勧めしたいし、
麻雀プロでも読んでみて損はしない一冊だと思います。

ただ一方で、
この本は麻雀プロの目からするとちょっと問題点を孕んでいます。

それは上述の「有効度が高い部分のピックアップと、有効度が低い部分の切り捨て」です

この本は僕から見て、
「いかに少ない労力(勉強量)で勝率を上げる事ができるか?」
という点に重点が置かれている本なんですね。

よってこの本の内容を基にプロの戦術や思考を理解しようとすると少々誤解がうまれます。
※というか冒頭の通り、そういう現場を何回か見てきました。



麻雀には確かに勝率を上げる上で、
効果が高く・明確で解り易いポイントが幾つか存在しております。
代表的なものは①自分の手牌組み②点棒状況の把握、と言ったところでしょう

ここだけに注力してまずしっかり勉強すれば、かなり勝率を手早く上げられるのは事実です。
科学する麻雀の基本スタンスもまさにそこにあります。
「出来る限り少ない労力(勉強)で効率的な対価(勝率)を得る」という考えな訳です。

ところが麻雀をギリギリまで強くなりたい人ってなると話は別なのです。
労力云々よりも、実力の上積みを考えます。

たとえば代表的名なのが「読み」。
麻雀プロはこれについて結構な勉強量をさく人が多い。不確定要素が多いだけに特に。
でも実際の勝率にどれだけ直結するかと言うと、上述の物に比べて微小だとおもわれます。
不確定要素が多く、勝負への影響機会も少ない、勝率を上げる上での有効度という観点では勉強に見合わない要素かもしれない。

だからこそ科学する麻雀ではそれを枝葉切りしている
でも麻雀プロは平均着順を0.01でも上げる要素を常に模索して、「小さなメリットしかない」と切る事はあまりしないんです。

それが冒頭でいう「ベースの違い」という奴ですね。


ただまあこれは逆に言うと以下の様にもいえます。
「麻雀には、明確に解りやすくしかも勝率を上げやすいポイントがある、一方で実は労力に見合わないポイントもある」
つまり「もっと強くなりたい」と思う中級者の方等が、いきなり「読みの勉強」から入るのは、個人的にはちょっと否定したいですね。
先に抑えるべきポイントがあるのでは、と。


さて改めてまとめ
科学する麻雀の戦術は、
上述のようにコスパの点では非常に優れていると思います。
50の労力で70の強さを、70の労力で80の強さを身につける事が出来る優れものです。
ただ競技選手が最終的に目指す強さって、
80の労力で83の強さを
100の労力で100の強さを、という考えが基本だと個人的には思う訳です。
どんなに効果が低い情報でも簡単には枝葉切りしないのです。

まあ個人的にはまずは枝葉を切ってみて、そのあと徐々に生やすのが、一番バランス良いと思いますかね。


そんなお話でした


さてこの記事書いて思い出したのですが、
以前に麻雀戦略論についての記事を書いたのがすっかり放置されてましたね・・・・・
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/10/blog-post_4.html
そろそろ続き書きますか。

2016年12月10日土曜日

第十五期女流雀王決定戦二日目:ついでにちょっと昔の愛内さんのお話などなど

本日は女流雀王決定戦二日目みたいですね
http://live.nicovideo.jp/watch/lv283194867
https://freshlive.tv/threearrows-ch/63447


1日目終了時スコア
大崎初音 +103.5
愛内よしえ +87.8
佐月麻理子 +50.6
朝倉ゆかり △241.9

決勝面子の4人は既に協会を代表する女流の方々であり、
初日も中々にみごたえある内容でした。
朝倉ゆかりが若干苦しい位置ですけど、まだ10回あると考えると逆転は全然ありえるし、
今日もアツい勝負が期待できるでしょう^^

さて以前に大崎については別記事で書いていたのですが、
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/10/2_17.html

今日は愛内についての思い出をちょっとだけ。

僕が愛内を初めて見たのは第八期女流雀王決定戦の決勝戦、
私が三日間通して観戦記書いた時ですね。

http://npm2001.com/joryu/8-joryu/8-joryu-1.html
http://npm2001.com/joryu/8-joryu/8-joryu-2.html
http://npm2001.com/joryu/8-joryu/8-joryu-3.html

この決勝時、愛内は入会二年目の新人さんでした。
実際まだ荒削りだった部分は多くて、「まだやっぱり朝倉・眞崎には及ばないな・・・・」というのが正直な本音でした。
でも高い状況判断力を所々に発揮し実力の片鱗を見せていた部分は既にあって、
「良い環境に恵まれ勉強していけば将来強い打ち手になるかも」
と思ったわけで
※後付けじゃないよ!三日目の観戦記の最後のほうで書いてます!w

実際彼女はその後に野口恭一郎賞を獲得し、最高位戦Classicの準優勝等数々の功績を残し、
そして去年・今年と女流雀王決定戦に進出しております。

今回の決勝の面子、4人の誰が勝っても文句なしとは思ってるのですが、
個人的にはそろそろ一回愛内が女流雀王になるのが見たいかなあ^^


そういえば上述の第八期女流雀王決定戦では、
二日目に朝倉が凄い手二回張ってるんですよ。

南南白白白中中 北北北(ポン) 發發發(ポン)
→あがれず

一二三九九白白白發發中中中
→愛内から「安め」の24000を九にてあがり。

興味ある方は二日目観戦記見てください。
そして今日はどうなるでしょうか。
期待しましょうかね^^

2016年12月8日木曜日

麻雀界の故人を偲ぶ:安藤満プロ

映画「聖の青春」を昨日見てきた。

http://satoshi-movie.jp/


原作は見たことないのだけど、
将棋はそこそこ好きなので村山聖さんの事は当然知っている。
感想として、派手さはないけれどテンポの良い展開と力強い演技が光った良い映画だったと思います^^
村山さんの将棋にかける思いや棋士の将棋にかける熱い思いを感じる名作でした。見てない人には是非お勧めしたい。
まあ個人的には、谷川さんとの王将戦とか手術明けの丸山さんとの伝説の一戦とか、もうちょい触れて欲しかったかも。
・・・・多分時間の尺的にやむを得ずなんでしょうね。原作では扱われているだろうから読んでみよっと^^;


さてタイトルにもあるのですが、
今日はちょっと麻雀界でもかって一時代を築いた故人について触れてみようかな、と。
故・安藤満プロ


正直今でも現役バリバリの選手の中には、
安藤さんと凄い親交があった人もいるので、僕なんかが書くと薄っぺらいかもなんですけどね^^;

最近の平成生まれのひとたちの中には知らない人がひょっとしたらいるかもですが、
安藤さんは昭和および平成初期の麻雀界に一時代を築いた実力派プロでした。
四回の鳳凰位をはじめとしたタイトルを獲得しており、
そして何より「ツイてない時は普段と逆の打ち方をする」という定石「亜空間殺法」で多くのファンを魅了した方でもあります。

ただ一方で、初タイトル名人位を獲得した1989年に癌宣告をされ闘病生活に入り、
一時は回復をしながらも2004年に食道癌で他界されています。

※細かい略歴はwikiをご参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E8%97%A4%E6%BA%80


僕自身、安藤さんにはちょっと思い出がありまして。
人生で初めて買った麻雀戦術書が安藤さんの書いた「安藤満の麻雀 亜空間でぽん!!」だったんですね。

当時高校生で麻雀にのめりこんでいた僕は、
友達と毎週末麻雀をしてはひたすら負け続けていた中で、「勝ちたい」と思って寄った本屋でこの本を見つけました。
著書の中には「ペンチャンよりカンチャンを残せ」といったシンプルな何切るも多数あり、それらから色々な基礎知識を学び、
そしてそれ以上に著書後半にあった亜空間殺法、これが実はある意味僕の麻雀プロの原点ともいえる出会いだったんです。

友達との麻雀で負けていたとある日、
「よし、普段鳴かない牌を鳴いてみよう!亜空間殺法の実践をしてみよう!」
と次の半荘にのぞんだのですが、、、、、
「改めて考えるとこれ普段鳴いてるの?鳴いてないの?」
そんな考えが堂々めぐりをする中で、何も出来ずに一日がおわりました。

そしてその日が終わった後に
「そもそも普段鳴いてる基準って何?」
「麻雀をもっと理論的に分析しなきゃ亜空間以前に勝てないんじゃ」
と考えてその日から麻雀戦術の勉強を自分なりに始めたわけです。
、、、まあつまり僕にとって「麻雀研究のきっかけ」として大きな役割を果たしてくれたんですね。反面教師(?)的な形でw


そんな安藤プロがなくなったのが2004年3月、
僕が2003年2月に麻雀プロになった約1年後でした。

当時バイトをしていた渋谷ベガの店長が安藤さんのお見舞いに行った日、
「お大事にとお伝えください」と言ったら、
「多分もう長くない」と言われて、それなりにショックを受けたのを覚えております。
数日後に店長から亡くなった事を聞いた時、「生前に一度くらいお話をしてみたかった」と残念でしたね、、、



さて既述の通り
「安藤さんと凄い親交があった人」というのは今でも現役プロに多くいます。
連盟の方々は勿論ですが、RMUの多井隆晴さん・阿部孝則さん・河野高志さん・藤中慎一郎さんらはその代表格です。

特に多井さんについてよく覚えているのは第九期日本オープン、
この年の決勝戦はたまたま安藤さんの命日に行われました。
そして優勝スピーチにて安藤さんの思い出や教わった事、そして自分の意思について語っていた多井さんを見て、
「一流の意思が一流の後継者に伝わってこうやって競技の歴史は紡がれるんだろうなあ」
と感動し、ちょっと泣きそうになったのを覚えております。


本当に生前一回位お話してみたかった(T_T)
それにつきますね・・・・・・





【オチ】
そんな感動を私に与えたくれた多井さん。

10分後にトイレにて、
「この優勝はAKB9期生をこよなく愛する俺へ神からの贈り物だ。当然賞金は全て次の総選挙に突っ込む。キリッ」
とか言っており、

「俺の感動を返してくれ」
とか思ったのはここだけの秘密。

2016年12月6日火曜日

麻雀界学力テスト

最近真面目な記事しか書いてないので、
たまには笑い話をと考え、ふと思い出した「麻雀界学力テスト」について書いてみようと思う。

麻雀プロには高学歴の者も多い
協会の高学歴の有名プロといえば
東大出身の須田良規、京大出身の松嶋桃
まあ近年だと大森・薬王寺といった若手の高学歴にびびった経験がちらほら。

しかし基本的にはアウトローな人間の方が多い。
「新宿なう」とメールを打てば「なう、って何?」とか聞き返された事もある、
それが麻雀業界クオリティ

さて数年前、
そんな麻雀プロ16名がいっせいに集って「本当のバカは誰か」を有志で決めた事がかって一度だけあった。
それが麻雀界学力テストである。

もう数年前なので誰が参加したか正直良く覚えていないのだが、
大本命の松嶋桃がトータル首位で終わった中で(最近アタック25にも出て優勝していたその知識量はさすがだった)、
下位争いがとにかくカオスだった思い出がある。

参加者の中には「最下位本命の一人」として初音舞さんもいた。
なんせこの方の過去の挙動と言ったら
①飛行機の上から必死で日付変更線を探そうとする
②「多摩は新撰組にとってゆかりの地」という話題で盛り上がってたら「なんで新撰組と野添ゆかりちゃんの血が関係あるの!?怖い!!」とか言いだす等、とにかくその手の伝説に事かいていなかった。
私を含め試験前に「初音さんより下なら麻雀界を卒業する」と言った物も数名いたほどw
しかし終わってみると16人中14位!見事に汚名返上?となったのである。

そしてこの大会ぶっちぎりの最下位となったのは、協会所属のB後さんであった。
※本人の名誉のために一部伏せ字にします。




この子の凄さは試験中ありとあらゆる所で発揮されていたが特に覚えているのが数学。

問題:
1+2+3+・・・・+48+49=?
Tさん「こんなの難しくて解けないよ!」
B後さん「え!?なんで簡単じゃん?」
Tさん「え、解けるのこれ?難しすぎない?」
B後さん「だって1と2と3と48と49足せばいいだけだから答えは203でしょ!さすがに私でも解けるよ!

このやり取りを聴いていた試験を受けてた全員が苦笑し、
試験官が「問題の意味を説明するところから入る」という事態になっていた。
ちなみにB後さん、その内容を聞いた後に、
携帯の電卓機能をこっそり使って数字を全て足し算して正解したそうです。
そしてここまでやっても最下位というのが本当のB後クオリティ!

他にこんな問題もあったっけ。


Q:この人は誰でしょう?
正解:パブロ・ピカソ
さすがにこれは難問だった。
会場内で解けていたのは芸術関係出身者の碧綾音と、その隣に座っていたB後さんの二人だけだった。
・・・・後は想像にお任せします。


ちなみにB後さんが16人中16位
初音さんが16人中14位の中
会場で唯一初音さんに負けた15位のとある男、
本人の名誉のために名前は伏せますが、今でも現役で協会にいます。
「あの人実は馬鹿だったんだ、、、」
「まりも姫もせっかく良いダンナ見つけたと思ったら馬鹿だったなんて、、、」
とか色々と言われていたのは言うまでもありません!

ついでに英語の試験については問題が滅茶苦茶で、
受験者から出題者に指摘がはいって問題修正とかになったなー
出題者の知識にもそもそも一部問題があったというオチw


色々楽しかったし、いつか生放送とかでやりたいんですけどね。
問題作ったり、採点したり、手間がかかりすぎるんだよなあ。
特に時間がかかるから生放送には非常に向いてない題材でして。。。

でも長期時間のとれる番組枠でいつかやってみたい(^^;)w

2016年12月5日月曜日

印象に残った対局 第36期最高位決定戦

女流雀王決定戦もいよいよ開始したわけで。
初日を終えて大崎・愛内・佐月のデッドヒートとなる一方、朝倉がおいていかれる展開。
まあまだ二日間残っているので先はわかりませんがね^^;

興味のある方はニコ生・abemaTVのタイムシフトを是非^^
http://live.nicovideo.jp/watch/lv283194543
https://freshlive.tv/threearrows-ch/63435

さて今日はちょっとこの決勝シーズンにふさわしく(?)、
私の中で印象にのこっている決勝についてちょっと書こうかと。

それはズバり「第36期最高位決定戦」
石橋伸洋さんが初の最高位に輝いた戦い。

片山先生がweb漫画も書いてます。
前編
http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-vol1/
後編
http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-vol2/


それで私がこの決勝を印象的と思っている理由は、
優勝した石橋さんと惜敗した曽木さんの最高位戦史上にも残る名勝負って点でも勿論なんですが、
実は村上さんにありまして^^;


(以下選手名敬称略)
その理由を説明する為に、
ちょっと最終戦前のポイント状況を。

曽木 + 145.7
石橋 +113.0
村上 △84.7
佐藤 △176.7

要するに最終戦での村上の条件を簡単に言えば、
①曽木と約17万点差をつけてトップラス
②かつ石橋と約16万点差をつけてトップ三着

という条件でした。

まあ活字にすると良くわかるのですがかなり非現実的、
実質最終戦は石橋・曽木のマッチレースだったわけです。

実際にこの二人の壮絶なデッドヒートのまま南四局を迎え、二人がほぼ上がれば優勝の状況、
対する村上はラス親でしたが上記の過酷な条件を満たすには程遠い状況でした。

最終局親番、ここから村上は1500,2000とあがった直後にいよいよ厳しい牌牌を受け、
そして石橋の2フーロと曽木のリーチを受けます。

南四局 ドラ白
石橋
四五六⑧⑧34 888(ポン) 中中中(ポン)
曽木リーチ
一二三②③④⑦⑧234白白

対する村上がこの形
①②⑥⑦⑧⑨東東西白 南南南(ポン)

この局見てて、
「さすがの村上さんでもこりゃもうおりるかも、、、、」
と思いました。

トータル条件を満たすのなんて不可能に等しい状況の中、
ほぼ張っている石橋、リーチの曽木、
その中で突きつけられたこの手牌
「邪魔しない」と考えてしまうかもな、と。

でも村上さんはこの状況でも我をつきとおします。
その結果。村上さんが石橋さんに放銃し第36期最高位は決したわけです。


正直にこの対局を見ているさなか、
石橋・曽木の名勝負にも興奮しましたが、
村上さんの信念により強く興奮したのを覚えています。

それも「勝ちに拘る信念」というより
「競技麻雀とはこうあるべきだという信念」にですね。

ここまで書いてきた村上さんの状況、
この状況で押すというのは並大抵の精神力で出来ることじゃないんですね。

競技麻雀を良く見る人ならわかると思うのですが、
こういった局面で「ほぼ目無しだけど自分の親が終わるまでは普通に打つ」という人は結構います。
予選などであれば「自分の為」と徹底できる人も多くいるでしょう。
でも例えラス親であっても、こんな大舞台で「ほぼ目無しの自分が決定打を打つ」という局面では、
大体の人間が逃げて勝負を放棄してしまう。
「最後を自分で決めてしまうのは申し訳ない」と。

ここで村上さんが我を突き通したのは、
勝ちたいという気持ちだけで出来る事ではなく、
「麻雀は所詮どんな形でもお互い迷惑を掛け合うゲーム」
「最後だけ何もしないふりをする方が本当の迷惑」
という競技麻雀その物への信念と、
そして何より自分の麻雀の知識と技術に対する自信、
これがなきゃ出来る事ではなかった。

「俺こんな自信も信念も持ってねーわ・・・」
と終わった後にただただ感動したのを良く覚えとります^^

決勝というのは本当に面白い。
それは打牌内容はもちろんですが、
個人の勝負や麻雀に対する信念を垣間見ることができる点がやっぱり魅力的なんですよね^^

冒頭の女流雀王決定戦。
ここでも見れるんじゃないでしょうか。4選手の技術と信念が^^

とこの記事でプレッシャーかけてみるとしましょうw
好勝負期待!


・・・・と村上さんについて誉めまくったまま終わろうかと思ったのですが、
実は私村上さんを非常に恨んでいる事が一つあったのを思い出し。

村上さんが昔結婚式された時、
彼は私の双子の兄だけ式に招待したんですよ。

まあそれだけならまだいいんです。別に「兄と仲良いのだな」ってだけで普通の事かと。

しかし数日後

村上さん「なんで兄は来てくれたのに弟は来てくれなかったのさ?(・・;)」
ワシ「呼ばれてないんですけど・・・」
村上さん「あっ!そうか!兄に招待メール送ったから弟も来ると思い込んでた!ごめんね!!

・・・麻雀界の多くの方がよばれていた中呼ばれずしょんぼりしていた私にこの仕打ちですよ(--;)

というわけで麻雀プロの皆様。
武中兄弟は片方呼んだらもう片方も自動的についてくるわけではありません。
あしからず!

2016年12月3日土曜日

麻雀プロだって「投了」したい その2

前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/11/1_23.html

さて前回の記事の最後に書いた「ほぼ目無し時の打ち方」について。
結論は前回の通り「自分自身に言い訳(?)して普通に打つ」でして、その背景を少々書こうかと。

まず物理的なロジックについて少々言及を

リーグ戦の最終戦等で、
もうトップを取ってもほぼ降級というような状況だとしましょう。
でもそこでしっかりトップをとる行為は自分の残留確率を0.00000001%は上げる行為だという事実があります。

つまり脇のライバル目がこぞって箱下10万点とかに行けば、トップ取ったおかげで残留できるかもしれません。これは2着確保、3着確保、アガラスについても同様。

「そんな夢みたいな事考えて同卓者に迷惑かけるな」って人がいるかもですが、
前回記事の通り「自分が取れるトップや2着を放棄して卓外の人が損する可能性」というのもあります。

一緒に戦っている回りの人達のトータルで見れば、
自分がトップを取って喜ぶ人もいれば悲しむ人もいる。
自分がラスを引いて喜ぶ人もいれば悲しむ人もいる。
悲哀の総量は同じなんですね。

だったら自分が0.00000001%でも一番得する行為を見つけ出して実行する。
これが一番良い、と個人的には思ってます。


そしてそれ以上に精神論の話を。
これについては将棋の「米長哲学」を紹介したいかと。





米長哲学とは昭和の大棋士の一人である故・米長邦雄(永世棋聖)の持論=勝負に対する哲学です。

米長氏は幾つかの勝負論を語っていますがその中で特に、
「自分には消化試合であっても、相手にとっては一生を左右するほどの大勝負には全力投球すること。それができない者は、この世界では見放される」
と、説いています。

①相手や勝負への尊敬は自分が全力を出すことでしか保てない、という礼儀
②全てを100%の力でやり遂げる事よりも、95%を全力でやって5%程度の事で手を抜く事、こちらの方が遥かに難しいという全体への悪影響

これらによる「自分以外への情を勝負に持ち込む危険性」を説いているのです。
米長氏の考え方は麻雀プロとしても非常に感銘を受ける点が多いので、
興味のある方は是非とも色々とググってみて下さい^^

僕もこの言葉を聴いて感銘を受けた点は多くて、
どんなに自分が目無しであり、どんなに仲が良い人が相手でも、やはり卓上では手抜きはしない、って言うのは持論の一つです。

でもまあ、
仲が良い人とそういう局面で同卓するとなると、
「相手が上手く打って自分をすっきり負かしてくれるのが理想」って思いながらやりますけどね
人間だもん^^;


あっ、ちなみに
「俺は同卓者に有利なように打つ。いつか自分もお返ししてもらえるかもだし。それが自分の"次"に、つまりトータル勝ちに近づく行為だと思ってるから。」
って意見は何回か聞いた事があります。

それはある意味では正論の一つで、そういわれると何とも反論できない部分があるのも事実^^;

どうなんですかね。
正解は僕にもよくわからないです。どちらを選ぶかは貴方次第^^;

2016年12月1日木曜日

人狼も麻雀も、タテヨコ読みのゲームである

11/27(日)のスリアロ村:第三十九幕、
改めてご視聴いただいた方々ありがとうございました^^

http://live.nicovideo.jp/watch/lv282057198
https://freshlive.tv/jinrou-ch/59897

いやあ三戦目、
レアケースの展開になった結果ミスリードも色々としたけれど終わってみたら個人的にも凄い印象に残るゲームとなりました。

その内振り返り放送とかやりたいなあ・・・

次回は12/9(金)の特殊村に出る予定。
皆様是非ご視聴を^^


さて、3戦目にてちょっと印象に残った事を一つ。

それはゲストの堀江さんが2日目に言った「可能性は全て追うべき」って意見についてです。
人狼を良く知らない読者もいるかもなので短く書くと、
①3戦目初日にて占い師が3人出てきて内の1人を処刑
②2日目に霊媒師をなのるはなうさ氏が、初日処刑者の結果を「人狼」と言った
③ほぼ全員が「じゃあ占いはつらずに他を吊ろう」と言っていた中で堀江さんだけそれに反対した。「違うケースもあるんじゃないかと」

別にこれは「どちらが正しい」ではなく、
「どこまでを”レアケースとして”枝葉切りするか」という考え方の差だと思うのです。

これは麻雀にも良くある事。
例えばピンフのみ、ピンフドラ1、カンチャンドラ1、どこまでを「基本的にはリーチ」として思考を枝葉切りするか、
これは正解不正解よりも勝負に対する意識の違いが結構物をいいます。

つまりここで言いたいのがタイトルにもある
「タテの読み」
「ヨコの読み」
どちらに重きを置くか、という考え方の違いだと思うのです。



「ヨコの読み」というのは、
「現在この瞬間にて最良の手段は何か」という考え方。
徹底的に色々な可能性を追って各局面を考える力。

ところがこれは実は「トータルでの勝率」という点には相反する部分が出てくる。
つまりそれが「タテの読み」
「ぶれない安定した展開」「レアケースの排除」
こういった点を考慮した上で全体の局面やトータル勝率を考えて読む力。

この二つは似ている様で実は真逆の部分を持っているのです。

人間の脳のスペックには限りがあるし、
麻雀や人狼のような選択型のゲームには選べる選択肢にも限りがある。
あまりにもヨコの読みをしすぎると、却って多くのパターンで裏目を引いて勝率を落とす。
何より選択の先で更に限りなく分岐していく局面でどの可能性に重きを置くのかが難しくなる。
だからといってタテ読みだけを重視しすぎるとその局面での有利な選択ができずに後々の展開が先細りにもなりえる。
「どの枝葉をそぎ落とすべきか」「どこに重きを置くか」を考えて全体を決める必要があるわけです。

そして麻雀に関して言えば、
タテの読みとヨコの読みの間を何度も行ったり来たりしながら思考を深めていくと、
やがて勝負に置いての勝ち負けを左右する「本質」が表れてきます。

根幹とも呼ぶべき部分であり、変えてはいけない部分。
でもやっぱり「根幹」と呼ぶべき部分すら人によって差があるんですけどね。

まあ、私人狼の事は麻雀ほどはわからないけど
麻雀も人狼もこの部分は近くて、色々なバランスがあって色々な考え方がある、
それを常々思った一日でした。


ちなみに放送を見た兄いわく「俺が村にいたらお前を間違いなく村置きしたわ」との事。
僕もいつかの回で兄が二人の占い師に狼判定出されたの見て、
「いやいやコイツ村だろ。俺の目にはそうとしか見えん。」と思ったっけ。

これはいわゆる「ヨコ読み」の典型、
その中でも最強の「双子センサー」という奴です^^;

おしまい



ちなみに文中にある「タテ読み」「ヨコ読み」って考えは
僕が尊敬する将棋プロの一人、緻密流こと佐藤康光さんの著書からパクリです。
あしからずw
佐藤さんって人狼やらないのかな・・・・
やらないか^^;