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2019年6月13日木曜日

7月9日のMリーグドラフトについてガチで予想してみる

※注意
当記事は筆者の個人的な予想です。
筆者は麻雀プロではありますがMリーグ関係企業の内部情報等は一切知りません。
なので予想の内容への苦情は勿論、情報についての各義務とかについての苦情も受け付けてません。(苦情を言われる所以がそもそも無いのでw)
ご承知おきください。
あと選手名は全部敬称略です。

さて先日AbemaTimesにてMリーグの今後について発表があった。
https://abematimes.com/posts/7004868  

主な内容は
・2019シーズンの概要
・レギュレーションの変更
・今後の日程

その中でも特に注目なのがレギュレーションについて
・選手枠は上限4人(3人でも可)
・必ず女流を1人以上入れる
との規定が追加になっている。

そしてドラフト会議は7/9(火)に正式にきまった。
https://mj-news.net/news/mleague/20190611126190

つまりこの日、新生Mリーガーが数人誕生するわけだ。
というわけで今日は「新生Mリーガーに誰が選ばれるか」を日本プロ麻雀協会員かつ競技麻雀マニア視点で書いてみようかと思う。

まずここでセガサミー・フェニックスの公式アカウントで掲載されていた画像を引用させていただき、展開の詳細をもう少々細かく予想。
※ひょっとしたらスポンサー、つまりチームの追加があるかもしれないがそれは今回除外して考える

女流が2018年度いなかったのは以下3チーム、
・赤坂 ドリブンズ
・渋谷 ABEMAS
・U-NEXT Pirates

つまり3人の女流Mリーガーが追加されるのは確定事項、
これに残り4チームが全部指名をすれば最大7人が追加となる。
 

では誰が指名されるか?
それに当たり考える前回のドラフト会議から見えた傾向を少々かいてみる。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/08/m.html

①長いスパン(直近10年レべル)での実績・知名度が重視された印象
前回はこの数年間での活躍により選ばれる可能性が高いと噂されていた内川・猿川・鈴木達也・金あたりが選ばれなかった。(個人的に一番驚いた点)
今回も「旧来からの知名度」ってのは重視されると考える。やっぱりメディアに強く訴えかけられる安定感ってやつが大事ってことか。

② 企業ごとにある程度団体との結びつきがある
まあKONAMIとかチーム名がすでにそうだし、
雷電やEX風林火山のように連盟から3人指名した団体は他にもある。
ここら辺は今回も団体を絞ってくるのではないだろうか。
ただKONAMI以外は100%は読めない部分も結構あるが。

さて改めて3人の氏名が確定している女流について予想してみる。
まず、指名必須の3チームは前回いずれも複数の麻雀プロ団体から指名をしている。
よって特に「団体を選ぶ」ってのはなさそう。
となるとやはり個人の知名度とかで考えた中、僕の中で指名がありそうと勝手に予想するのは以下の方々

【連盟】
本命は黒沢・二階堂亜あたりと一緒に団体を長年牽引してきた以下の3名。
・宮内こずえ
・二階堂瑠美
・和泉由希子
他は
・RTDにも出場している現女流桜花の仲田加奈
・キャリアは浅いけど知名度がとにかく高い岡田紗佳
前回傾向を考えても指名される可能性十分な方が多々いる。

【最高位戦】
本命は人気・知名度ともに抜群の日向藍子。
他に選ばれるとしたら長年最高位戦の看板女流としてMONDO等でも活躍してる石井あや、かな。
女流最高位連覇中の西嶋千春はロングスパンの知名度でちょっとまだ厳しいかもと。

【協会】
本命を挙げるならRTDに今期選ばれた朝倉ゆかり。
対抗を上げるなら人気・知名度十分の水口美香か。(パイレーツの対局出てたし)
単穴で大崎初音あたりもあげとこう。

【RMU・MU】
僕が協会員なのでそのひいき目が若干あるとしても、
この2団体にて人気・知名度で上記の選手を上回れそうな人が正直にちょっといないです・・・
すみません。

となる。
 

さてそれでは、
女流がすでに在籍している残り4チーム予想、
というか男性プロの予想いってみよう。

ぶっちゃけた話、
「連盟圧倒的有利。というか連盟以外選ばれないまである。」
というのが予想。

そもそもこの4チーム中3チーム(KONAMI、EX風林火山、雷電)は第一回で連盟を3人指名している。つまり今回も連盟から選ぶ可能性は凄い高い。

そんな中で連盟には前回RTD出場者にもかかわらず指名されなかった内川・猿川の両名がいる。
というかこの二人の指名される可能性は今回男子の中で群を抜いて高そう。
連盟にはその他にも藤崎さんとかのベテラン有名どころもいるし。

注目はセガサミーフェニックス。
ここだけはどの団体からも選ぶ可能性はある。
が、指名をしない可能性もあるし、むしろ前回唯一の女流2人指名をした点を考えると、3人目の女流を取ってくるオーダーも充分に考えられる。
というか、今回はドラフトがウェーバー制なのも考えると指名順の早さを生かして強い女流選手を他チームに選ばせないって思惑での戦略指名をする可能性も0じゃないとすら思ったり。

いずれにしても「連盟以外の男子が指名されるのはかなり厳しい」というのは事実。
まあ協会で強いて言うなら
金太賢
鈴木達也
この両名に希望を持っているのだが、、、、、、、
※特に金は個人的に選ばれたら俺嬉しくて泣きそう
 

ただまあ、あくまでこれは前回傾向をベースにした予想なので、
そのイメージを覆すような結果=予想大外れも全然あるけどね。
ぶっちゃけ個人的には大はずれしてほしい。

やっぱ前も書いた通り、
Mリーグってやつが既存麻雀プロにとって夢のあるものになってほしい、ってのは多くの関係者の願いであり、
そう考えるともっと選ばれるべき若手実力派ってのはゴロゴロいる。
女流だって協会はまだまだすごい人がいっぱいいるんですよ。
男子だって、僕としちゃ渋川とか仲林を企業に選んでほしいし。

ただ今回の時点はやっぱまだ既存業界での知名度が重視されそう、
ってのが正直な感想なのでありました。

おしまい。

2019年6月10日月曜日

「専門家の謙遜」って、必ずしも良い物ではないんです

内容が見る人によっては不愉快かもだけど苦情の類は受け付けません!w

最近「左利きのエレン」って漫画をちょくちょく読んで色々と共感したので、
今回はその内容をベースに麻雀プロって奴についてちょっと書いてみようかと。
※なおこの作品自体はアートとか広告業界を中心にしたお話です。社会派漫画が好きな人にはお勧めなので是非。

私見として、
麻雀プロは大きく三つに分類される、と個人的には思っている。

※麻雀プロが専門家たるか?職業たるか?ってのは今回は議論しないw
・トップクラス
・中堅
・下っ端

トップクラスはもう本当に一握りのカリスマ、
んで中堅以上を「専門家として一人前」、
「自分の技術の確立していて、精神的にもだれにも頼らずに”自立”している人」
とする。

もうちょっと具体的に言えば
・突き付けられた状況に対して全て「自分の回答」を出せる技術と自信を持っている。
・回りにある程度技術を信用されている(後輩からの相談をされる等)
・解らない事は解らないときっちり言える(自分が理解・断言すべき領域を理解できている)
あたりか

駆け出しはそれ以下、
言うなら一専門家としてやってく技術も自身も無い人、
とでも言うべきか。
 

んでトップクラスと中堅の差ってのは凄い曖昧で、
「どこからがトップ」というの難しいし、
技術以外の要素がふんだんにあるので今回は議論しない。

問題は中堅と下っ端について。
この差は物凄い大きい。
「自立している専門家」
「自立できていない専門家」
果てしない溝があって、ここに”中間”というのはほとんど存在しない。
”中堅”は”中堅”であり、”下っ端”は”下っ端”なのだ。
つまりキャリア年数とかも関係ない。
10年たってもいまだに自立できてない(と回りには見られてる)プロもいれば、
麻雀界の場合は1,2年、下手するとデビュー前から自立してるプロもいる。

んで今までと矛盾した事をちょっと書くが、
この”自立”も多少の曖昧さがあるのは事実。
でもこれが出来ているか否かってのが一番大きなバロメーターは、
「自分に自分で頼れる」
「いざという時に誰かが頼れる」
ここらへんだろうか。
自他ともに認める「未熟者」、
自立してない人には誰も頼ろうとなんかしない。
 

僕がこの世界で色々な人見てきてたまに思うのは、
「”謙遜”ってのは必ずしも美徳では無い」
という点。

むしろこの業界には、
”自分はダメだ”と口に出しているけど、
でも本心では実は”自分はまあそれなりには出来る”と思ってて、
単純にハードル下げて楽する為に、自分に対する過小評価を口や態度に出してるタイプ。
良くいるんですよね。

まあそりゃ何でもガツガツするタイプは面倒だし、
そこはバランスなんですが、
逆に中身はまだ未熟な部分が多々あっても、
ある程度の虚勢も含めて自分の意見とか自信をしっかり口にするタイプ、
こっちの方が精神的な部分も含めて強くなるケース多いんじゃないかと。
”服に合わせて体が成長する”って感じでしょうか。

僕自身は、
謙遜を口にする事は山ほどあるし、
虚勢で物言う事もあるけど、
やっぱ「麻雀の専門家として自立してなきゃいけない」って考えはあって、
そこに対して自分の精神とか、世間の見た目とか、色々と考える点があるわけです。

まだこの業界入って数年の人、
「ゆくゆくは自分で立たなきゃいけない」
この精神を持ってますかね?
どうですかね?

これ読んでる何年も麻雀プロやってる方、
「自立できてる」って自覚ありますか?
技術は勿論だけど、
「自分で立つ」って精神面、
これを持たずにダラダラ現役続けると、技術的にも洗練されない部分はいつまでたっても残ったりする、
というのが私見なのです。
 

あ、そういえば昨日はリーグ戦でした。
2243で▲50Pくらい。


https://twitter.com/ClubNPM/status/1137640213373628416

「もっと上手く打てたなあ・・・」と思う所だらけ。特に序盤が。でも中盤に上手く打ったゆえの被害拡大を防いだ局があったのも事実。

ヤケ酒はする。
振り返りもする。
でも今更一節の結果や内容が悪かったからと言って謙遜したり泣くとか特にないっす。

つまりこの日記で一番いいたかったのは、
「リーグ戦負けて滅茶苦茶悔しいけど自立した大人なので酒飲んで寝て、反省すべき点は生かして次頑張ります!」
って点。

おしまい。

2019年6月6日木曜日

自分の手の内、開示する?しない?

将棋棋士の対局では、
試合が終わった後に「感想戦」と呼ばれる対局者による手筋の振り返りがある。
まあ麻雀プロもこれは対局後の飲み会とかでやったりするのだが、
将棋の場合は試合後の正式な慣例として行われている、とでもいうべきだろうか。

で、この感想戦も棋士によって個性がある、らしい。
言うなら「どの程度、自分の戦術思考、手の内を開示するか?」が違うのである。
自分の戦術思考を開示する事は、
ある意味で「自分だけに見えていた観点・情報」という自己財産を相手に提供する形になるともいえる。
これについて「不利」とみなし、感想戦でもあまり多くを語らないタイプの棋士というのはいる、らしいのだ。
※僕はそこまで業界について知らないので聞いた噂程度w
 

んで、麻雀プロにも似たようなタイプ差というのは実はいる。
まあ将棋プロに比べてたら圧倒的にこの差は少ないとは思うが。
なんせ麻雀は一部情報が隠蔽されている不完全情報ゲームだし、その他もろもろの点も考えると、「隠すことがあまり自分のプラスにならない」と僕とかは思ってしまう。
つまり僕自身は特に隠蔽はしない。
正確に言えば
・隠蔽するとそもそもの自分の思考がどの程度正しいか、共感してもらえるか、がわからない = 隠蔽にも大きなリスクがある
・そもそも勿体付けるような凄い情報を自分が持ってる気がしないw
という点から隠す意味を感じてない為だ。

でもやっぱりここも上述の通り個性は無論あって、協会にも「隠蔽派」は結構いる。
僕の知る「協会の隠蔽派代表格」はズバリ金太賢。
ぶっちゃけ彼の事を「どんな戦術についての話を聞いてもとりあえずの笑顔でテキトーにあしらってきやがる男」と思っていたりするw
でもまあ、「単純に相手を選んだり、口下手だったりとかの理由で話さない人もいるしなあ」とか思ったりもするので、本心はわからない。

・・・と長年思っていた。

が、そんな金が今度戦術書を今度出すらしい。
彼の打ち方は結構「風変り」と思ってる僕としてはちょっと興味があり、
それについてtwitterで本人が言及しているのを色々と見ていたらふと目に飛び込んだ呟き。

自分であっさり認めてやがった・・・・
うーんやっぱり人によるんですかね。この辺は。

僕なんかは上述の「自分の情報に対する評価がわからない」ってリスクを優先して考えちゃうけど、
自信あふれる多くの打ち手には案外そう考えない人がもっといっぱいいるのかもしれないですね。
 

さて、ちなみに、
僕の知る限り「聞けば全部答える公開派の代表格」は、
鈴木たろう大先生。
聞けば大体全て教えてくれる。
しかも僕の想像を超えたレベルの質の情報とかまで。

僕は金の事を「意図が良く解らない風変りな事をする男」とたまに思う一方、
鈴木たろうの事を常々「やってる事は当たり前の事でしかない。精度とレベルが高すぎて周りが理解できてないケースが多いだけ。」
と思ってるが、
単純な情報公開への今までのスタンスの違いでそう見えてるだけで、
金のやってる事もレベルが高すぎて理由が理解できてない、だけかもですね。

そして将棋界にて「自分の思考、手の内を全て明かす人」として有名なのは、
かの羽生善治です。
「自分が不利になるという思考を一切感じない、むしろ公開する事で自分の情報を更に研磨しているように見える」
「全てをさらけ出すからこそ、その思考の高さに愕然として、”勝てない”と思わされる」
こんなライバルから語られるエピソードが多々あるらしい。
どの業界でも、
真の天才、
才能の上に更に色々な物を敷き詰めた”王者”って奴は、
考える事は同じなのかもなあ、とか思ったりもする。





まあでも僕としては、
羽生さんみたいな神聖な人を見る目でたろうさんを見るには、
卓外での破天荒っぷりも色々と見てるだけにちょっと難しいんだけどさ(ーー;)

でも麻雀打ちとしては僕の人生に大きな影響を与えてくれた尊敬できる人です。
これは本音。