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2019年4月15日月曜日

麻雀も人狼も関係ない雑学話 その16:電気とかガスの会社をどこにするかについての私見

先月末に引っ越しをした。
まあ今の家から歩いて3分とかの物件なので生活拠点は変えてないのだが、
これを機にライフスタイルの見直しって奴をしてみたわけである。

見直したのが主に
・ガス
・電気
・通信費
んで今日は、
この中のガスと電気について、
主に首都圏在住の方を対象にした切替のススメの記事を書いてみようかと思います。
※電気・ガスは地域によって料金が異なるので必ず自分でも調べましょう。


まず前提として
「変えて割高になったらどうしよう」
って人が結構いると思いますし、
僕もそうでした。

が、正直に心配はないです。
理由はシンプル、
東京ガスと東京電力が割高だから。

比較するとびっくりするレベルで高い。
デフォルトとして案内されているこの2社が、
この自由化時代の中でずば抜けて高い会社、まである。
この2社を使い続けるのは、安心感とか先入観の類以外に理由がほとんど見当たらない、
そのレベルで料金設定は高い。

そして変えるうえで個人的に注意しておいた方がいいと思う点を参考までに幾つか書きます。


①セット割は使わない方がいい
東京電力はガスも販売している、
東京ガスは電力も販売している、
そしてこの両者は「セット割」を提供してます。
他にも電気・ガスのセット割をしている会社はいくつかあるし、
ソフトバンクやauは電気と通信のセット割とかをやってます。

、、、が、こいつらの購入は個人的にはすすめません。
セット割を提示している会社の料金は、電気・ガスのいずれか(もしくは両方)が比較的割高なケースが多いです。
例えば東京電力の電気は基本的に高い。そしてガスも大して安くない。
ちょっと値引きになった程度じゃ割に合いません。
東京ガスもガスが高いうえに、電気も大して安くない(それでも東京電力よりは安いが)。
「最初の2か月は電気代15%オフ、浮いたお金でタラバガニ」とかキャンペーンもやってますが、
そもそもの値段の高さを考えれば、一番安いガス会社と電気会社を選んで契約すれば15%オフと大差もないし、
その後の値段を考えるとタラバガニが2,3杯買える位の差が出ると思います。

ソフトバンク、auも電気の値段は安くない中で(それでも東京電力よりは安いが)。
セット割はたかが1%割引とかいうショボさ、
これなら通信だけ契約して電気は別の方がどう考えても安いです。
※通信関係は出来る限り一社にまとめるのが得。割引が結構凄い。

さらにセット割で解約・変更が複雑になる事も考えると、
無難に電気会社・ガス会社をそれぞれ独立した一番安いとこにするのがやはりベストでしょう。

②派手なキャンペーンに気を付けて
ネットを見ると「3万円キャッシュバックキャンペーン」とか派手な事うたってるとこもありますが、
これらは基本的には料金が高い部類の会社がやってて、
しかも24か月継続利用が条件とか、
ネットも抱き合わせ契約なのが条件とか、
色々とあるのでトータルで見たらあまり得ではありません。無視した方が無難だと思います。

他にも各社色々なキャンペーンを用意はしていますが、
トータルで見て本当に得か?は契約をしっかりみましょう。大体そんな得な物は無いです。(上述の通りキャンペーンやってる会社は大体が割高な為)

もしも切替による恩恵を少しでも多く受けたいのであれば、
おすすめは「ポイントサイト」です。
以下に紹介しているようなサイトに会員登録し、
ここの広告を経由して申し込みをすると、会社によっては数千円のポイントが付与されます。
これは現金としておろすこともできるしNanacoやLinePoint等の電子マネーへの交換も可能なので、
「1円でも得したい」って人はそっちをすすめます。


③ポイント等の特典も会社によってはあるが、、、
楽天でんきは楽天ポイントがたまります。
ENEOSはTポイントがたまるし、ガソリンがリッター当たり1円割引になります。
ソフトバンクしぜんでんきは家の水漏れや鍵紛失時の駆け付けサービスもあります。
ここらへんは電気代自体も比較的安いので趣向次第では選んでもいい会社かもしれません。

が、「一番安いか?」と聞かれると現状は大多数の人が「否」になると思います。
まあ車使いまくる人とかENEOSがトータルで一番安くなる可能性はありますが、
冒頭の条件にあるような都内暮らしだとまずないでしょう。

④違約金
会社によっては「やっぱり他の会社にかえよう」って時に違約金もでます。
今回紹介する会社は基本違約金なしですが、この点はご注意を。

⑤引越しと同時に使える会社とそうでない会社がある
ガスも電気も会社によっては他会社と一旦契約してからでないと切替申し込めない会社が結構あります。
また双方とも契約には「供給地点特定番号」というのが必要なのですが、一度地域会社と契約しないとこれが解らないケースもあります。
ガスはメーター見れば書いてあるのであんま問題ないですが、電気は結構厳しいケースが多いみたいです。
これを考えると、
(電気は特に)引っ越し時はとりあえず地域会社に依頼して、
導入した日に速攻で供給地点特定番号とお客様番号を問い合わせて初月で切り替える、
ってのが一番確実な方法ではあります。

さて、
こんな前提で、
ここからはガス・電気それぞれお勧め会社と理由等を書いときます。


●ガス
ガスは料金形態が比較的シンプルな物が多くて比較も簡単だし、参入企業数も電気に比べて少ない、
正直にこの2つ以外の選択肢はないと思います。
① レモンガス
② 河原実業

ニチガスにするのは僕としちゃ反対です

・値段は双方とも大体東京ガスから-5%程度。河原実業の方が本当にわずかながら安い。
・ただし河原実業は東京ガスと一度契約してからでないと契約できない。レモンガスは即契約可。
⇒ 2019年より河原実業も即契約可となったみたいです。首都圏最安値はこうなるとここでしょう。
・河原実業は結構エリアが限られる

ちなみにレモンガスは電気販売もやってますが、
そこまでは安くないしセット割は月100円と非常にショボいのでガスだけでいいと思います。
※ウォーターサーバーとかの提携もあるので興味ある人は調べてみるといいかも

●電気
非常に多くの会社があり、料金体制も幾つもあります。
よって家庭の規模等によってここに書く以外の会社や細かいプランを検討する必要がありますのでご注意を。

基本1~4人程度の家庭という前提、かつ一番スタンダードなプランで契約する前提で、
おすすめは2つ、
その他についてもいくつか記載しときます。

①あしたでんき
基本料金0円かつ1kwhごとに25.5円(税込み)のみというシンプルな料金システム、
電気をあまりつかわない一人暮らしの人であればここが一番おすすめです。
東京電力出資の子会社という点でも安心できる要素。
ちなみに引越し前の新規契約は一切不可です。(他電力会社からの切替契約のみ)

②エルピオ電気
基本料金があるので電気消費量の少ない家庭だとわずかにあしたでんきに負けますが、月300kwh以上を使う家(2,3人の家庭)であればあした電気よりもさらに安くなるので、一般家庭であればこっちの方がいいと思います。
無論そもそもの基本料金・従量課金とも東京電力より安いので、一人暮らしであってもここを選ぶのもありです。
あしたでんきとは違って引越し前の即契約可ですが、こちらも供給地点特定番号は必須なのでご注意を。
https://order.lpio.jp/ot/ag.php?id=5zhtkx3c59

③LOOP電気
新世代の電力会社として一番有名な会社。
ただし都内の料金は基本料金0円で1kwhごとに26.0円(税込み)、つまりあしたでんきより割高です。
ただ引越し前の即契約可だし、違約金もないので、「あまり電気を使わない一人暮らしかつ引っ越す予定の人がまずここと契約」ってのは結構ありだと思います。
あと地方在住の方の場合はここが最安ってケースはあるかもしれないです。

あとここの強みは供給地点特定番号が不要な点。
東京電力以外の会社を利用する入口には最適かもですね。

④ピタでん
最後に紹介するのはここ。
1kwhごとの料金は25.25円(税込み)、あしたでんきより安い、おそらく国内最安値の会社です。
ここを最初に挙げなかったのは「2018年に行政指導をくらってるから」。
これをどの程度警戒要素と取るかは人それぞれですけどね。
ちなみにこの会社は切り替え時の違約金もあります(2000円+消費税)。

最後に簡単に総括するなら、
・都内一人暮らしだったら電気は「あしたでんき」、ガスは「河原実業かレモンガス」
・都内家族暮らしなら電気は「エルピオ電気」、ガスは「河原実業かレモンガス」

が、一番安全で安いかと。
僕は引っ越し時の新規ガス契約で河原実業は使えなかったのでレモンガス使ってます。料金差は本当に僅かなので多分今後しばらく変えません。
あしたでんきも引越し前の契約は不可の会社なので気をつけてください。


と長々書いてみました。
興味のある人は申込してみてください。

ただ料金は2019年4月現在の物であり、
電気代もガス代も今後変動するものなのでご注意を。
そして電気は結構細かくプランが各会社でわかれてますのでそこも注意してください。