2017年3月6日月曜日

ツモ切りリーチの是非

約10年前に「科学する麻雀」が一大ムーブメントとなっていた時期、
ツモ切りリーチは色々な理由で損だと提唱され、「ご法度」とまで呼ばれた。
一部の若手はこの行為自体を「恥」とすら思っていたふしがあった。

一方で鈴木たろうプロなんかは「良形リーチをダマにして、当たり牌をスルーしてのツモ切りリーチ」なんてのたまにやったりしていた。
まあこれは手代わりや打点期待値を考えての理論的な行為なのだが。

ただやはり、ツモ切りリーチは損するケースの方が多い。
これは色々な観点から言える事実だろう。

たとえば両面系でテンパイをしたとして特に理由無く一巡ダマにするという行為、
巷ではこんな「謎の一巡まわしリーチ」をちょくちょく見かけるが、メリットはほぼ無いといっても過言ではない。

次巡にひょこりあがり牌を持ってきたら一発も無いどころかリーチすら無い状況になるし、
実は一発であがれる総回数も、一巡回しより即リーの方が多い。(この詳細はちょっと説明が面倒なので今回は省略)

祝儀Pが存在するフリー雀荘ではこの事実だけをもってして、
「無意味な両面の一巡ダマ」はマイナスしかないし、
手代わり枚数もたかだか1,2種程度だったらとっととリーチをかけた方が良いケースは多いだろう。

一方で両面ではない愚形リーチのツモ切りリーチというヤツは色々と判断要素がある。
ただし巷で良く見る「愚形の追っかけツモ切りリーチ」というのはマイナス要素の方が多い。
せっかく後の対応を考えてダマにしていたのに、
他家からのリーチ=場の危険度が上がった瞬間に良形ではない待ちで戦いに行く行為、
正直に「何が何やら・・・・」というケースが多数になるのは事実である。
それならば最初からリーチして相手にプレッシャーをかけといた方がマシなのだ。

しかしツモ切りリーチにも時としてすべきケースもある。
というか競技でツモ切りリーチが発動する状況のNo1、それはおそらく・・・・・・


ここで唐突に場面を変える。
先日土曜に行われた第15期日本オープンのプロ予選。
半荘3回で上位約30%が通過するこの戦いの1回戦の事だった。

東1局で私は親番
6巡目に北家がリーチをすると、
その次巡に西家がノータイムでツモ切りリーチ。

これを見た瞬間に「マズい」と私は思った。
西家をある程度信頼するならば、これはもう「高くて待ちも良形だったからダマにしていた」というのが一番考えられる理由である。
心の中で「北家がんばれ!もしくは放銃しろ!」と思っていたのだが、
その願いもむなしく西家が一発ツモを宣言

二三四③③④④⑤23455 ツモ⑤ ドラ③ 裏5
安めの10ハン
開始3分で4000,8000の親っ被りである。




このあと多少は粘りながらも結局はラス、
そして続く2回戦は呼吸をするかのようになすすべなく自然なラスを引き、
今期日本オープンはあっさり敗退でした。

もはや目無しの三回戦で7万点トップとって同卓者全員フルボッコにしてやったけどな!
ちなみに最高位戦の石井一馬プロ(三回戦の被害者)との会話
石井「武中君、ポイントどれくらい?」
私「▲90Pくらいなので15万点くらい必要かと」
石井「いやいや、13万点で足りるでしょ。ちゃんと計算してよ」

どっちでもいいわ!w