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2017年4月19日水曜日

麻雀のルールについて思う事 その2

前回の続きとなります。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/04/1.html


さて麻雀のルールについて改めて考えてみる。
慣れている人はあまりもう違和感なく受け止めているが、
麻雀の役そして点数計算というのは、無意味なレベルでややこしい。
奥の部分とかではなく入り口の部分でややこしい物が多いのだ。

最たる例はピンフだろう。

・123, 234といったシュンツと雀頭のみで構成 ⇒ 111, 555, といったアンコがあるとダメ。

まあこれはいい。
だが、

・待ちは両面じゃなきゃダメ
・鳴くとダメ(タンヤオはOKだがピンフはNG)
・字牌は一部(役牌)だけ雀頭の場合はNG

もうなんでこんな細かいルールが付いているのか意味が解らないレベルである。
しかもこれが出現頻度上位5指に入る基本役だというのだから、
この時点で覚えるのが面倒になる人がいても無理はない。

まあ役以外にも、
フリテン規定、カン規定あたりは特にややこしい点が多い。
この難しさに意味があるのか?といわれると疑問が多すぎる。
※カン規定は結構細かい部分で解釈に困るケースもある。

麻雀がとにかく複雑な理由のひとつは「多くの追加ルール」にある。

現在の日本麻雀には戦後とかに追加された部分が多い。(リーチやドラ 等)

よーするに、
とある追加ルールAをつける
さらに追加ルールBをつける、

AとBの間に矛盾が出来てしまいし、新しいルールCをつける
日本麻雀とはこういったルールの積み重ねで無理やり形成されたゴミ屋敷的な部分があるのだ。
しかもやっかいなのはそのゴミ屋敷を神聖な物と思い込んで手を加えるのを極端に嫌う人が結構いる事である。
しまいにはその複雑さゆえにちょっとやそっとのルール差異は平然と受け入れられる部分がある為、麻雀のルールは店舗や地域によって異なるという事象も発生しているわけだ。
まさにゴミ屋敷がさらに巨大化してもはや手がつけられてない状況と言えるだろう。



個人的にはこれらはもっとクリーン化したいが、だからと言ってこれはそう簡単に解消される問題でもない。

もう理由なんて全て書いたらキリがないくらいに多いので割愛するが、
愛好家人口だけなら他ゲームより遥かに多い=多くの人に慣れ親しまれすぎたこのゲームにおいて、プロ団体ですらまだ統一されきっていない現状では改革を唱えるのも簡単ではない、
もっと着手すべき部分を優先している、とご理解いただければ。

ちなみに国際公式ルール(中国麻雀)だが、
役の数こそ日本麻雀の3倍あるが、実はそれ以外の点ではすべてにおいて日本麻雀より遥かにシンプルである。
というか役についても上記のピンフのようなひねった部分もない。

全く麻雀を知らない人に、日本麻雀と中国麻雀のどっちが教えやすいか?
といわれたら、僕は後者を選ぶ。

さてもうちょっとだけ続きます、
「競技団体とルールについて思う事」を書こうかと。