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2017年4月5日水曜日

代走

フリー雀荘には「代走」という物がある。

お客がトイレや電話等の事情により短時間だけ席をはずしたい時に、店員にちょっとの間だけ打っていてもらうシステムである。
これは知らない人同士でゲームをするフリーにて、できる限りゲームの中断を避け円滑に進める為の措置となっている。

だが自分でない人間が打つ以上、当然自分の意思にそっていない打牌をされる事もやむをえない。
というか代走がいきなり高い手に放銃する事だってある。僕も昔メンバーをやってた時にお客さんの代走で18000に振り込んだ事もあった。平謝りだった。
まあでも、こういった事態が我慢できない客は最初から一切代走を頼まずにトイレがしたかったら鉄の意志でその場でするしかないのである。(多分やった瞬間出禁になるだろうが)

さて改めて、
僕は代走を頼むのが嫌いだ。
麻雀において「自分の本意ではない打牌をやられる」というのはやはり避けたい事態であり、勝つにしても負けるにしても全て自分の意思で決めたいからである。

よってトイレ等で代走を頼むとき、基本的にはリーチをかけてから頼む。
いわばリーチ代走というヤツだ。
僕は基本的には「リーチ後」という物には関心を持たない。
アガリ牌以外はほぼ全てツモ切るわけであり代走でも問題は無い。そこから先には人の力は介入しない以上、何を考えても無駄だし誰がやっても同じ、としか思っていない。だから別に役満だろうが平然と代走を頼む。
まあトイレ行きたいのに全然リーチがかけられず、必死で我慢しながら悶絶する時もたまにある^^;



そして一方で、
「もういっそリーチするたび全部代走頼みたい。面倒。」
という気持ちが実はある。だって誰が打っても大体は同じなんだもん。

ちなみにその要望を吉田基成って人に伝えたら、
「出禁になりたいって事でいいですかね?」
といわれました(--;)

そして世間一般にはやはり「勝負手は自分でツモりたい」という思いがあるらしく、この気持ちはあまり理解されないようだ。
まあ「ドキドキしたい」という考え方が普通の事だとも思うし、前述の通り役満でリーチ代走を頼んで、戻ってきた時に同卓者全員に驚愕された覚えもある。

ちなみにとあるメンバーとのやり取り、
メンバー「武中さん、ツモ四暗刻の代走リーチはできれば勘弁です。」
ワシ「なんで?」
メンバー「カンのし忘れが怖いんですよ。ツモスーは代走したくない手No.1です^^;」

確かにメンバーが忙しいときに、アガリ牌はともかくカン材となるとうっかりツモ切ってしまう経験があっても不思議ではない。
なるほどね、とちょっと納得したのであった。


あと代走といえば、
最高位戦の有賀一宏という男はその昔、「客の代走で天和」という伝説をやった事がある。さすがにこれは他に聞いたことがない1^^;
まあ彼がやったのは積まれた牌をあげるボタンをただ押しただけだがw