当たり前の話だが、
麻雀では和了牌をツモった時、もしくは他家から出たときに、
「ロン」「ツモ」を拒否する=見送る権利がある。
「当たり前だろ」と言われりゃそれまでだが、
例えば以下のようなピンフ・純チャン・三色
高目であがる為に安目をスルーする事はもちろんOKだ。
二三①②③⑨⑨123789
そして巷のフリーだと着順アップを目指すうえで、
「他家がトビになるのを防ぐ為」という事で和了を見逃す場合も結構ある。
まあフリーには大体祝儀Pがある関係上、
オーラスとかのごく限られた状況除いては、
トビを防ぐ為のダマやスルーはしない方が結構有利なケースもあり、
巷には「やりすぎ」の人が多い、と個人的には思うのだが。
さてそんな中、
先日フリーを打っていてこんな状況に遭遇した。
南2局で点棒は以下の通り
東家 3000
南家 52500
西家(ワシ) 40500
北家 4000
トップ争いについてほぼ南家とのマッチレース。
東家と北家は必死の3着争いの構図の中、
北家が10巡目にリーチ
こっちの手牌が良くないのもありベタおりしていた中、
13巡目に現物が無くなり、アンコの中を落とし始めてふとある事に気付いた。
ここまで自分の捨て牌がヤオチュウ牌だけ、
つまり流し満貫状態だったのである。
中を全て切って、その後に2個ヤオチュウ牌を切れば成立、
ヤオチュウ牌は全種類とも現物orスジであり、問題なく切れる状況。
というか河が強い為、中張牌の現物がいま手元に一個もなかった。
そして点棒状況を見てふと思った。
「これ、もしも流し満貫成立した時に”和了しない”って可能なんだろうか?(・・;)」
今回の場合、もはや2着オチはほぼ無い状況の中で、
流し満貫が成立すると東家がトビになる。
しかし中張牌の現物が無い以上、今後持ってきたヤオチュウ牌は強制的に切らざるをえない。
となると「あがりたくないけど成立してしまう」というケースが考えられたわけだ。
「店の決め次第だろう」と思いつつも、
和了拒否宣言が可能なのか、とかちょっと興味を持った。
先ほど書いたとおり、麻雀は普通の手だったらあがるもあがらないも本人の自由だ。
これを拒否する権限が「流し満貫だけは無い」となると、ちょっとレアケ、
というか麻雀のルール後付けが生んだ不整合の一つだなあ、とか思ったわけである。
まあ結局そのあとヤオチュウ牌引かず、だったけどね。
ちなみに「流し満貫は自分が鳴いてもOKか?」という問いもあるが、
某店舗では「流し満貫は面前手役だからダメ」といっていた。
まあ実際に認めてないケースを他店舗でも見た事はある。
フリーで一回、捨て牌で国士和了しての流し満貫を見た事もある。
ありそうであんまりないこのケース、あがった本人も「役満じゃダメ?」とちょっと複雑そうだった。
流し満貫の和了拒否、
もしもOKのお店があったら是非当方にご連絡くださいw