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2017年8月7日月曜日

麻雀を数字化なんて出来ないが、根本にあるのは結局数字、というお話

リーグ戦第8節、3半荘目のオーラスでの出来事
点棒状況は以下の通り

東家 千貫 27500
南家 ワシ 29000
西家 松本 8100
北家 須田 35400

トップの須田とは6400点差、
満貫和了もしくは1300-2600で捲くり。
その中で5巡目にこんな手だった

三四五4479②④⑦⑨中中中 ドラ三

ピンズのどちらかのカンチャン落としが妥当な形。
場を見ると、①は千貫と松本が既に各1枚切っており、③も松本
一方で、⑦を松本が1枚切っており、⑧は一切場に見えていない。

「③の方が若干ヤマにいそうだが、まあそこまで大きな差はないか」
と、とりあえず⑨を切った。



そして数秒後、「違う」と思ったが時既に遅し。

違う理由は冒頭の点数状況である。
須田との差6400を考えると、この手はリーチ・中・ドラ1の6400も視野に入れるべきだった。
ここで⑦⑨の方を残せば、後の変化次第で
以下のような高目6400リーチで同点トップを作れる可能性があるわけだ。

三四五⑦⑧⑨4499中中中
三四五⑨⑨44789中中中

数巡後に⑨引き、かなり感触悪くツモ切り、
直後に8を引いてリーチ、

しばらく後に松本から出た③をロンとしたが、裏は乗らずの5200、2着終了となった。
三四五②④44789中中中 ロン ③ ドラ 三 裏ドラ 白

シャンポンリーチだったらどうなってたかと考えたが、
それと無関係に自分の緩手にちょっと頭が痛くなったわけである。

③の方が⑧より「ヤマにいそう」「他家が掴んだらよりでやすそう」という感覚はあった。
しかし「数字的な優位性」というのを覆せるほどのものではなかったし、
そもそも曖昧な感覚が数字的条件を覆す、という状況は麻雀ではレアである。

麻雀の勝負後半とは半荘単位でもリーグ戦単位でも、
結局「つきつけられた数字条件を満たす」という事が最重要命題になってくる
「ツモれそう」
「放銃しそう」

曖昧なアナログ感覚も無論判断材料の1つではある。
そもそも麻雀自体がアナログかつ多様なベクトルの情報を内容しているゲームである以上、
全てを数値化なんてできないわけだし。

が、結局は数字的制約を満たせなきゃ、感覚もクソもない。無意味なのだ。
結果は無関係に、である。

常々僕は
「点数や条件計算が出来ない”強者”なんて競技麻雀では存在し得ない」と言ってるが、
それは上記のような背景があるわけだ。
まあその日限定でのバカヅキとかは幾らでもあるけどね。

さてそんな感じで3半荘目を終え、
4半荘目はオーラスに崎見さんの親メンチンに法銃してほぼ箱のラス、
結果的には以下のようになった。

https://twitter.com/ClubNPM/status/893751129577709568


大混戦。正直に現時点での着順は無意味だし、
現時点での昇級確率はまあ30%位かね。

「3半荘目トップだったら、、、」とかやっぱちょっとは考えてしまうが終わった物はしかたなし。

次回は8/26(土)、
同卓は以下の5人らしい

須田 498.7
ワシ 239.0
浅井 196.2
崎見 178.4
渋川 -56.6

正直に、
浅井・崎見のどちらかに勝たれるというのはかなり痛い状況なので、
まずは2者をおさえて自分のプラスを伸ばすのが命題だが、
色々と選択肢が残るのは須田への対応。
このまま昇級争い3枠の1つを確定させるのは出来れば避けたいが、
上記の2人にプラス叩かれるよりはここに叩かれた方がまだマシなわけで。
・・・・とこんな感じで色々な思惑が交錯する4半荘になるのでしょう。

まあそれ以前に、
まずは別日対局の堀さん(現在暫定2位)がポイントぶったたかない事を祈るのみ!


こんな感じですね。

堀さん、
クラッシック決勝進出おめでとう!
堀さんの実力は良く知ってるし、本当に優勝して欲しいと思ってる!
応援してる!

その分リーグ戦はほとほどに負けといてください!
こっちは応援してない!

以上