プロとかゲストを派手に呼んでいる店には特に行かない。。。
よって行く店の他の客も、あんまり麻雀業界に関心の無い常連さんが多いと思われる。
特に何も考えずに麻雀を打ってるだけですむ、そんな空気が個人的には好きである。
ただそんな店の中であってもやっぱりたまに見かける光景がある。
例として、
お店の常連でありキバヤシさん(仮)、
お店のメンバーであるのり子ちゃん(仮)、
2人の会話
キバヤシ「のり子ちゃん、さっきの手はダマテンの方がいいよ」
のり子「そうですか?勝負所だと思って」
キバヤシ「いやいや、のり子ちゃんはいつも防御が(ry・・・・」
のり子「なるほど^^いつもご指導ありがとうございます」
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この手の「女性メンバーに麻雀指導をする客」という光景、
どこの店でもあるだろうし、僕もちょくちょく見かけるわけである。
で正直に意見を言えば、
別に止めはしないけどほとんど意味が無いので止めといたほうがいい、
といったところだろうか。
まあ特に口を挟むわけはないし、やりたきゃお好きにどうぞ、ではあるが。
キバヤシ
「・・・あの」
『はい?』
キバヤシ
「なんで意味がないんでしょうか?」
『相手が特に求めてないからですね。』
キバヤシ
「いやだってのり子ちゃん、いつも”麻雀もっと強くなりたい。勉強したい”って言ってますよ?」
『それがイコール貴方の意見が欲しいって事ではないです。』
キバヤシ
「へ?」
『そもそも”強くなりたい”が、ただの営業トークって事もありますが、仮に本気であっても女性店員さんは何だかんだで麻雀に浸かった生活を送ってますし、見た目以上に経験を踏んでる場合が多いです。お客さんの意見なんて求めてない事が多いかと。』
キバヤシ
「いや、それでも僕の意見も参考にはなるだろうし、、、」
『雀荘にはその子の同僚、つまり貴方以上の経験値をもって毎月貴方以上に良い成績を残してるメンバーさんが間違いなくいます。
彼女からしたら、そういった身近の明確な勝ち組にいくらでも話を聞ける。
それ以上にこの業界の狭さを考えると有名プロの友人がいるケースが結構あります。
一人のお客さんにわざわざ麻雀を教わる必要性は彼女からしたらほとんど無い。
よって求めているケースはまずないでしょう。』
キバヤシ
「でもたとえ僕より強い打ち手が回りに多くいても、今の彼女よりは明らかに僕の方が強いわけだし、、、」
『”明らかに”ってのがそもそも根拠レスですが、それ以前にのり子ちゃんが知りたい事があれば聞きたい人に聞くんじゃないでしょうか。意見を言って欲しい相手(先生とあがめてる人とか)ならまだしも、それ以外の人がいきなり突っ込みを入れても歓迎されますかね?』
キバヤシ
「・・・・」
『あと”男性は理論の一致、女性は感情の一致を求める”って定説をご存知でしょうか?
実は回答なんて求めてない、ただ同意を貰って安心したい、ってケースはあります。』
キバヤシ
「・・・・」
『そもそもキバヤシさんの目的は何でしょう?
のり子ちゃんと仲良くなりたい、というなら別にいらん麻雀講釈は不要です。
却って”面倒な客”という心象を植えつける可能性もあります。まあ相手も仕事だから表には出さないでしょうが
先ほど言いました通り、雀荘メンバーというのは貴方の想像以上にどっぷり麻雀につかってて、業界に知人も多くいます。よって”お客さんから麻雀を教わりたい”と考える人はいないでしょう。』
キバヤシ
「・・・・僕は別にのり子ちゃんと仲良くなりたいとか思ってない!!」
『ほう?』
キバヤシさん
「単純に彼女の麻雀のレベルがもっと高くなって欲しいだけさ!
僕の意見もちょっとは参考になるだろうし、そうなってくれるなら別に好感度とかどうでもいいよ!」
『、、、、そう考えているのであれば更に言いましょう。
本気で相手を導きたいのであれば尚更相手の好感度に気を配るべき、相手に好かれなければならないです。』
キバヤシさん「?」
続く