テレビ東京の番組でベラルーシの将棋をこよなく愛する少女についての特集をやっていた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/2018/017236.html
昨年はポーランド人のカロリーナ・ステチェンスカさんが初の外国籍の女流棋士になったりと、将棋も着々と国際化の一途をたどっているのではないかと感じてしまう。
これも近年のネット生放送の普及の効果もあるのではないだろうか。
、、、が、
そんな遠い異国の少女が将棋を愛する中、将棋にまるで興味を示さない我が家の相方w
相方「外国の人がチェスじゃなくて将棋やるのって意外」
『そう?将棋の方が選択肢の多いゲームって言われてるし、のめりこむ人が居ても不思議じゃないけど』
相方「だってさ、、、」
『?』
相方「こんな日本人しか読めないような漢字で書いてある物見てよく拒絶反応起きないよね。私だったらタイ語とかアラビア語で書かれた駒とか見たらその時点で無理そう^^」
『・・・なるほど。確かに。』
相方「そういう点でもお洒落でわかりやすい駒のチェスの方が色々な国の人がとっつきやすいと思うんだよね^^」
それをいわれて改めて将棋の駒を見てみる。
世界的にも極めて珍しく複雑な漢字の表記
たしかにアルファベット文化圏の人がこの形状を観たら、ルール云々の前に拒絶をしても不思議じゃないかもしれない。
将棋を幼い頃から知っていた僕としては今まであまり考えたことが無かった視点が斬新だった。
相方「そういえばね、前から思ってたんだけど、麻雀牌もちょっと外人には解りづらいよね。」
相方「特に一番上の漢字だけのヤツ。日本人の私達からすればこれが一番解りやすいかもだけど、外人さんからしたらこれが文句無く一番わかりづらいと思うよ。」
『・・・』
今まであまり考えたことも無かった。
中学一年の時に麻雀覚えたとき、一番解りやすいのはマンズだったしその後色々な人に麻雀教えるときもマンズの説明が文句無く一番楽だった。
が、外人という視点からするとこれが一番解りにくい、というのはもっともだ。
そしてピンズが一番全世界の人がわかりやすい、という結論にもなったわけである。
今後将棋は勿論だが麻雀もますますの国際化というのを狙っていくことになるだろう。
実際に近年から始まった国際公式ルールによる世界大会、これは今後も継続していくだろうし、それ以外でも「リーチ麻雀」って物をもっと多くの外人がたしなめる環境づくりは結構大事だと思う。
が、それをなし得るために、
我々が今まで当たり前に使ってきた道具に色々と落とし穴があるのかもなあ、
と思った一日であった。
実際に将棋と囲碁の競技人口を比較すると、
国内については将棋が2,3倍のシェアを持っている一方で、海外になるとこれが逆転するとも言われている。
囲碁の白黒コマは外人にとって拒否反応がない、と言われてもうなずるし、
かの名作「ヒカルの碁」でも中国・韓国はもちろん欧米人の競技愛好家も描かれていたりする。
まあでも、
明日からいきなり将棋の王、金、銀とかがKing・Gold・Silverとかに表記変更されても違和感あるし、
麻雀のマンズがいきなり一,二、三から1,2,3とかの数字表記になっても違和感がある。
いや、「すぐ慣れる。」と言われりゃそうかもしれないが、それでもやっぱ抵抗がある。
でも麻雀の国際化の為にはルールの簡略化とか以前にまずはそういう既定観念をブチ破って色々な国の人が違和感無く楽しみやすい物にしなきゃなのかもなあ、
と思ったのでありました。