「上手い人は放銃をしない」
2010年代も終わろうとしている今になっても、このおとぎ話を信じている人をフリー雀荘で多く見かける。
そりゃ上手い人は放銃は少ない。
正確に言えばワリに合わない勝負はしない。
でも麻雀漫画にあるような、脅威の一点止めなんてできるひとはこの地球上に存在しない。
こんな人をもしも雀荘で見かけたら、まずイカサマの類を疑うべき、
そして次にエスパーじゃないかと疑うべきであるw
「普通の進行だったら出ていたロン牌を止めた」という自慢をする人は良くいる。
まあ大体はそもそも出る形になってない=嘘っぱち、なのだが、
たまに超不自然手筋で止めてるケースも本当にある。
が、それはむしろその人の手筋がしっかりしていない=下手の表れとさえいえる。
1回の奇跡のロン牌ストップの裏には、酷いあがり逃しが10回はある、
つまりトータルは損しているのに本人は気づいていなのだ。
「普通の進行だったら出ていたロン牌を止めた」という自慢をする人は良くいる。
まあ大体はそもそも出る形になってない=嘘っぱち、なのだが、
たまに超不自然手筋で止めてるケースも本当にある。
が、それはむしろその人の手筋がしっかりしていない=下手の表れとさえいえる。
1回の奇跡のロン牌ストップの裏には、酷いあがり逃しが10回はある、
つまりトータルは損しているのに本人は気づいていなのだ。
ただまあ麻雀のゲーム性を考えると、たまたまであれ上手い具合に相手のロン牌を止めたことを自慢したがる人の気持ちは解らないでもない。
終局時に「いやー、危ないと思ったんだよ~」と言って相手のロン牌をもっていた事をアピールするのも、当然の心理だろう。
それが自然な手順ではないケース、
さらには相手のロン牌を止めきっての和了とかなら尚更である。
こっちとしても相手の手順が正しいかはともかくとして凄い止められ方とかを見せつけられると「マジか・・・」という気持ちになる時もあるといえばある。
先日こんな事があった。
東1局親番4巡目にて以下の手牌
二②③⑤⑤123335789 ドラ 二
赤1の充分系。しかもピンズ①④受けは場にかなりよさそうな状況。
競技の赤無しならともかくフリーの赤含みの手、しかも祝儀が5000点分のルール、
こうなるとドラだろうが二を切る。
すると南家(メンバーさん)がこれをポンしてドラ3確定。それなりに早そうなタンヤオ形の捨て牌をしている。
が、、、その程度で退却するくらいであれば最初からドラを切ったりしない。
「全面戦争突入ですね」とか思いながらツモ山に手を伸ばすと望外の牌を引いての聴牌となった。
②③⑤⑤123335789 ツモ 3 ドラ 二
相手の急所の可能性のある3を4枚固めての聴牌。
無論リーチ
無論リーチ
②③⑤⑤123333789 ドラ 二
この時点で自分の目から見て③が3枚見えている。
①が南家と西家の捨牌に1枚ずつ、④が北家の捨牌に1枚、「残り大部分がヤマっぽい」とか思った。
南家が掴めば文句無く出そうだし、他家も手詰まりから打つ可能性すらあった。
案の定西家と北家はオリ気味の中、南家は若干はある程度押してくる、
「出るのも時間の問題かも」とかほくそえんでいた。
そして数巡後、南家が次のツモをポロっとこぼす。するとそこにあるのは私の和了牌の①。
既に切っている牌のうえ、タンヤオ気配の南家は止められないだろう。
「勝負有り」、そう思った。
が、予想に反して南家はそれを手牌にしまって現物を切ってきた。
(おりた?ピンズ馬鹿安のかつ③のワンチャンの①でか、、、)
まあちょっと残念だったが1人聴牌ならそれはそれでしかたない。
と思ったのだが、直後に私がツモぎった五になんと南家から「ロン」の声。
三四四五六①②②②③ 二二二(ポン) ロン 五
(マジか・・・(T_T)・・・・)
最初に思ったのがこれだった。
捨てた①を引き戻しで使い切られ、しかもこんな薄い二五待ちをつかまされるとは、全てのめぐりが悪すぎる。
東1局から早々に落胆して8000点を払おうとする私、
ところがここで他家が一言
ところがここで他家が一言
「それ、役ないですよね^^;」
(・・;)
(・・;)
(・・;)
良くみるとたしかに役が何も無い。
そもそも僕も「①がタンヤオにもならないから、掴んだら打ちそう」とリーチ中思っていたのを思い出した。
恥ずかしそうに平謝りしてくるメンバーさん、
が、僕も反射的に8000点払おうとしていたので人の事はいえない。
赤面しながら4000点を受け取った。
そして心の中では
(ツイテル~♪)
とさっきと間逆の事を考えていた。親で自分だけ4000点もらえるわけだし。
・
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・
・
が、よくよく南家の手牌を見てとある事実に気付く。
三四四五六①②②②③ 二二二(ポン)
この手、
もしもメンバーさんが役無しである事に気付いていたら、
多分チーして①を切って以下のフリテン役有りに取ったんじゃないだろうか。
四五六②②②③ 二二二(ポン) 五三四(チー)
①は②③が両方ともワンチャンス、つまりかなり安全に見える。
これをフリテンとはいえ聴牌にとらん人はいないだろう。
というか南家が最初から役無しの事実に気付いていたら、もっと早く①は切られてたのではなかろうか。
色々と考えて更に嫌な予感がした。
そして見なきゃいいのに興味本位で裏ドラをめくってみる。
するとそこにはまさに真っ直ぐ天に届く大樹を思わせる2sがあった。
②③⑤⑤123333789 ドラ 二 裏ドラ 3
つまり18000の祝儀P25000点相当だったわけである。
その事を知らずに死にたい顔してる南家のメンバーさん、
が、このチョンボでこの人は35000点ほど得をしている。
というか俺がある意味この中で一番損した人まである。
「実はこの人エスパーなんだろうか・・・」
次局にあっさり500-1000の1Pオールをツモって失点挽回をした彼を見て、そんなくだらない事を考えたのであった。
ちなみにチョンボで得したケースと言えば、
生涯忘れる事がないであろう武中兄のとあるプレイ。
興味のある方は以下日記よりどうぞ