follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年7月3日水曜日

松田麻矢が気づいたらプロの顔をしていた、お話

「稲毛さん、苦しいけど何とか勝ってほしいなあ」
率直な見てた間の終始の感想である。
見ていたのは先日終わったμ(麻雀連合)の第11回µレディースオープン決勝だった。
https://freshlive.tv/threearrows-ch/269138  

稲毛さんは第7期の将妃戦でも優勝している、
長年μ女流の第一人者として活動してきた一人である。

自分と同じ位のキャリアを積んだ人、
競技の酸いも甘いも知ってるであろう選手の考えてる事というのは大体理解できる。
今回の決勝だって優勝以外は無価値と思ってただろうし、
意気込みも相当な物だっただろう。
それが解るだけに稲毛さん応援であったw

一方でリードしていた松田麻矢、
彼女との面識は稲毛さんより圧倒的に多い。
が、それは「人狼スリアロチャンネル」での物が大半で、
麻雀についての話はした事が一切ない。いや本当にない。

よって
「まだ若いし、やっぱ負けても準優勝に満足する部分がありそう。」
とか思っていた。

南1局その3、
リードをしていた麻矢が芝さんの8000に放銃して一気に場が混沌とする。

本人が一番悔やんでたらしき一打。
まあ親の稲毛さんのリーチの現物だし、
別に100%のミスとは言えないし、
なんだけど。

それでもその後麻矢に再度手が入り、
オーラスに稲毛さんにハネツモ条件を突き付けた時はスリアロ村関係者ラインも俄かに活気だっていた。

一発裏無しのμルールではこの条件はそう簡単に達成できる物じゃない。
例え最後の親である植村が連荘を続ける局面ではあっても、だ。
が、それが成就する時も無論ある。
何回もこういうドラマは見てきたし、
もっと劇的な幕切れだって何回も見てきた。
また一つそれが生まれただけと言えばそうだが、
見てたこっちも最後の⑧が見えた時には思わず叫んでしまったw
 

さて表彰式。
「麻矢の奴、泣くだろうな多分」
と思ってみてたら案の定泣いていたw
そりゃ人狼でさえ負けて泣いたとこ見た事あるし、
涙腺弱い女の子はあの捲られ方すりゃ大体泣くだろう。

ただ予想以上に悔しそうで、
全然満足が伺えなかった姿を見て、
色々と思う点があったのも事実。

過去に何回か見てきた光景、
デビューしたての子がタイトル戦のベスト16とか決勝とかで負けて、
「いい勉強になった」と笑顔で言う姿。

それを見るたびに、
「次にこれ位のチャンスが訪れるのなんて何年後か解らないんだけど、やっぱその危機感はまだ持てないよなあ^^;」
とか老婆心ながらに思ってしまうのである。

ただこの時の彼女の態度とか、
終わった後の「タイトル取りたかった」というtwitterのコメント見て、
この子もそれなりの年数のキャリア積んできた事、
麻雀について話した事ないので僕は知らずとも、彼女なりの思い入れもある事、
と色々感じたわけである。

そしてあまりにも遠い存在ゆえたまに忘れてしまうのだが、
やっぱタイトルってのは選手の悲願である。
初タイトルともなると尚更だろう。
そりゃ悔しいだろうな、と。
 

こういう時に軽々しく「次頑張ろう」ってのは選手間だと結構言いにくい。(ちなみに応援するファンはどんどん言うべき)
どんなに悔しい思いをした惜敗でも、
勝てなかった次に待ってるのは結局またタイトルに向けた0からかつ灰色のスタート地点で、
同等のチャンスがいつかなんてわからない、
その重みがあるからだ。

でもそれを肌で理解している麻矢の姿、
慰めにならない事は知りながらもそれにちょっとだけ感動した人が、僕含め日本に何人かいたのは事実かもしれない。
特に僕とか彼女が麻雀してる姿を本当に見た事ない相手ゆえになおさらw

なんかちょっと感動したから次同村した時は初日投票はしないでおこう。
今僕人狼休業中だし次の同村なんていつかわかんないけど覚えてたらw
そして「次に麻矢が決勝行ったら今度は100%麻矢応援するか・・・」とか思ったのであった。

さていよいよ7月である。
今年も折り返しである。
早い。

リーグ戦も佳境になってくるしがんばりますか。
僕も稲毛さんみたいにタイトル欲しい。