2016年10月11日火曜日

決勝とは悲喜こもごもである①

昔から常々言っているのだが、
タイトル戦というのは究極のマゾゲーである。

勝ち進めば勝ち進むほど次を勝ち抜く難易度は上がっていくし、
勝ち進めば勝ち進むほど負けた時の悔しさというのは高まっていく、
そして勝つ事は一生で一回あるかないか、
ほぼ全ての大会は「結局は負ける為に戦っている」ともいえる。

つまり麻雀とは勝ったり負けたりでも、
タイトル戦とは負けたり負けたり負けたり負けたり・・・・なわけだ。
これはもう続けていく上で覚悟しなきゃいけない事ではあるが、
こんな物に出続けるのはマゾじゃなきゃ出来ないのではないか、
と個人的には考えているのであるw

タイトルの重さ、
取った取ってないに関係なく、長く続けてきた選手ほどそれは良く解っている物だ。

だからこそ「決勝で敗北した選手にかける言葉」
これだけは今でも本当に良い物が思いつかない。
麻雀プロとして自己研磨を長く続けた者ほど、むしろ下手になっていくのでは?と思ってしまう物である。
「決勝にいっただけでも凄い」という言葉はある意味正しいが、
長く競技を続けて「頑張って勝ち進み続けて決勝で負けた選手こそ一番悔しい」という側面に気づいてしまうのだ。

昨日、日本プロ麻雀協会の公式タイトル戦オータムチャンピオンシップ、の決勝が行われた。

前五回戦中四回戦が終わった時にダントツの首位は菊地俊介、九割方その手に栄冠をおさめていた。
しかし最終戦で2位の蔵美里がそれを猛追、わずか200点差での決着となった。

https://twitter.com/ClubNPM/status/785465412792090624

菊地がどんなに平静を装っても心の中に暴風雨が吹いている事くらいは、同じ競技選手だったらわかる。
その心中は察するにあまりある。
うーん、皆どんな言葉をかけるんだろうなあ。
俺はそこまで仲良くはないけど、今度会ったら思いっきり慰めのつもりで弄ったりしてみようかな。
でもそれで殴られたらどうしよう。
とか、決勝を生放送で見終わった瞬間に色々と考えずにはいられなかった。

改めて菊地さん、
良い決勝をありがとうございました。
・・・・これぐらいしか本当に言葉が思いつかないのである。



優勝者へのお話につづく