協会の年間公式戦には大きく分けて、
年間リーグ戦である雀王位戦と、
年間勝ち抜きランキング戦である雀竜位戦が存在しています。
簡単に違いを言えば、
雀王位戦はA, B1, B2, C1, C2, C3, Dリーグに別れ、
1年or半年単位で昇降級を決めていく、
一方で雀竜位戦はD級⇒C級⇒B級⇒A級の勝ち抜き戦が一年間で実施される、
つまり入会一年目でも獲得できるチャンスがあり、
過去には第3期の小倉孝、第12期の斎藤俊がこの「入会初年度での戴冠」を成し遂げているわけです。
さて昨日に第15期雀竜位B級戦が終了し、
一月より行われる第15期雀竜位A級の16人が改めて決定しました。
この中の上位3名が現雀竜位である吉田基成への挑戦権を獲得します。
※雀王戦リーグは2016/12/19時点。
さて今期は史上初の「来期Aリーガー不在の雀竜位A級戦」となっています。
その分来期B1リーガーは6名、これはおそらく過去最多でしょう。
そして注目すべき点を言えばやはりタイトルの通り、
後藤昌子以来、協会史上二人目の女流雀竜位A級進出者となった蔵美里でしょう。
蔵は元々、初音舞・崎見百合の両名以来となる3人目の女流雀王戦Aリーガーでもあります。(今期降級とはなってしまったが)、
しかも初音・崎見の両名が協会創設期にB1からデビューしたのに対して蔵が第五期にCリーグからデビューしている点を考えると、
難易度という点ではこちらの方が圧倒的に高かったでしょう。
そして雀王位戦、雀竜位戦での両A経験者は女流では初(多分)、
これにプラスして彼女は今年協会公式タイトルのオータムCSも優勝、
協会内にて女流が新人王戦以外の男女混合タイトルを獲得したのは初の出来事でした。
思えば第五期に入った当初の彼女といえば、
ろくに点数計算も出来ず、初の総会では酔いつぶれて私含めた数名に介護され、さらには(以下自粛
、、、それが改めて見ると記録尽くめの女流となっているのだから、どんな選手がどう化けるかというのは本当に予想出来ない物かもですね。
さて蔵だけでなく他の人たちの話も少々。
今期は入会一年目でのA級進出者は0。先期もいなかったはず。
やはりこれはA級まで1年で進出する事の難易度の高さを示しているのかもしれないです。
歴代雀竜位は鍛冶田・渋川・斎藤・武中(私)の4名、
まあ順当に今までの実績等で考えれば、本命は鍛冶田・渋川の両名ですかね。
私なんぞはおこがましいし、斎藤さんは今期雀王戦C1リーグから降級をされて(ry
さて、とりあえず降級だけはしたくないとビクビクしているこの数ヶ月、
なんせ協会には以下のような川柳もあります。(作ったの私ですけど)
雀竜位 一度落ちたら 一直線 気づいた時には D級予選
・・・・本当に落ちるとあっという間に坂道コロコロという事が多いのが雀竜位の特徴。
例えば現雀王戦Aリーガーの矢島亨さん(仮)は5年位前に雀竜位A級進出を果たした際に、
「一度A級まで行ってその後どうやって一番下まで行けるのかマジで意味が解らない」
とか言ってました。
※現在の彼の雀竜位戦成績については皆さん察してあげてください。
もともとA級以外は残留が非常に難しいシステムの勝ち抜き戦であるが故、変動が非常に激しい感があります。鍛冶田さんなんて1,2期で獲得した後に、一時はD級予選まで落ちて去年にA級復帰、まさにこの雀竜位を象徴している存在かもしれません。
まあそんな中で、
協会最多のA級在籍記録保持者(今年11回目)でありながら、
過去一度も決勝に行った事ない大浜岳さんは中々に希有な存在といえましょう。
ただ世の中には上がいまして。
今期B級残留した綱川隆晃さんはこれでトータル10回目のB級残留だそうです。
これは本当にとんでもない珍記録。
だってB級残留って確率的に1/4とかですから10回目って確率的に100万分の1とかのレベルですよ・・・・
多分今後100年破られる事はないんじゃないでしょうか。
そういえば、
昨年の決勝全15回戦はAmebaFreshにて無料配信されておりますので、興味ある方はご視聴を。
私も出ております!負けたけどw
https://freshlive.tv/threearrows-ch/3023
https://freshlive.tv/threearrows-ch/3025
https://freshlive.tv/threearrows-ch/3050
A級始まる前までに一昨年とか去年の振り返りとかもしようかな。
色々と書きたい事あるからね。
内容の反省とか解説への文句とか(ry
なにより
来年にはB級に落ちてて、もう色々と書けなくなっている可能性が50%ですからね!^^;
でもやっぱ決勝いきたいなあ・・・・