自分の中で決めている事の一つである。
きっかけは自分が初めて勝った2年前の第十三期雀竜位の時、
優勝した後に幾つかのプレゼントを頂いた事だった。
思えば自分はどちらかというとそういった事にドライな方だったし、
誰かが勝った時に何かをあげようという発想も無かったし、
自分が受け取ってもあまり喜ぶ気がしていなかった。
が2年前に何人かがプレゼントをしてくれた際に、
物としての有難味より「自分のために時間をかけて選んでくれた」という相手の誠意が有難い、という事実に気づいたのである。
※ちなみに私は協会でもかなりの酒好きとして知られているのもあり、大体は酒とかグラスとかツマミ系だったw
それ以来「自分の親しい人が初タイトルの時は何か渡そう」と思うようになったのである。
まあ「何渡したら喜びそうか」「何を渡したら面白そうか」あたりで考えて後はテキトーだがw
さて上述のようにプレゼントをする習慣が出来たのはつい最近で、
それまではそもそも渡す発想すらなかった。
しかし麻雀界の気の利くイイ男達は、こういった気配りも素晴らしい人が多いのである。
とてもよく覚えているのが約2年前の正月明け、
第十三期女流雀王に豊後葵が輝いた後のことだった。
冨本との激闘の果て、数回の決勝敗退を続けた上での涙の初タイトルを獲得した豊後の姿に、多くの協会員が感動した名勝負だった。
そしてその激闘の約一ヶ月後に豊後とスリアロスタジオにてあった私だったが、
もはや彼女が取った事すら忘れかけていた
※決勝直後に会う機会があったのでその時にちゃんと”おめでとう”は言っている
そんな中、
Aリーガーの伊達直樹さんがスタジオ入りするなり、豊後のもとに駆け寄りゴディバのチョコを差し出して一言
「あおいちゃん、おめでとう」
豊後は感動して泣きそうになっていた。
まさに気の利く男っぷりもAリーガーである。
しかし一方の私、その光景を見てとりあえず
「ん?豊後なんか祝い事でもあったの?」
と素で質問、
そしてそのあと数分間の説教タイムを受ける事になったのである。
そして更にその数分後スタジオに来た須田良規、
彼も素で質問
「ん?このゴディバのチョコ誰の?食べていいの?」
その後、また豊後の説教タイム(何故か俺も再度)になったのは言うまでもない。
皆さん!
親しい人の初タイトルには(別に初じゃなくてもいいけど)、何かしらかの贈り物をするとやはり喜ぶと思います!
経験者が語る!
相手を喜ばすのは品物じゃなくて、「相手に対して時間をかけた」という誠意、僕ははやりそう思います。
そんなちょっと心温まる(?)お話でした。
オマケ:
先日に協会の古くからのよしみである近藤千雄の祝勝会を開いたのですが、
その場に今年のタイトルホルダーが三人いたんですね。
①近藤千雄 最強位
②朝倉ゆかり 女流雀王
③角谷ヨウスケ 雀王
そんな中でわたし、
主役の近藤もさしおいて、
女性の朝倉もさしおいて、
堂々と角谷だけに祝勝祝いを渡してましたわ。
だって近藤にはプロ最強戦優勝の時にもう渡したし、ゆかりちゃんは何回も女流雀王とってるし・・・^^;
「どうせなら三人分買って来い!」と数人に説教されました。
空気読めなくて申し訳ありませんm(_ _)m