麻雀プロとはやはりゲームマニアの類である。
幼少期からゲームが大好きだった人はかなり多いし、やりこみ癖のあるやつも多い。
たとえば僕自身は大学生のときにファイナルファンタジーXに物凄いはまってやりこんだ。
1週間ぐらい引きこもって周りと音信普通になったほどである。
「全てを超えし者」という裏ボス、
コイツを倒すには(というか出すだけでも)プレイ時間100時間くらいが必要であり、
大学仲間の中でも倒したのは自分だけだった。
まわりに狂人呼ばわりされた。
だが麻雀プロになると「全てを超えし者なんて倒して当たり前」とかいうヤツがゴロゴロいた。
やはり類は友を呼ぶと言うべきなのだろうか。
さて、
そんな麻雀プロ達が数年前にはまっていたゲームがある。
それが「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88IX_%E6%98%9F%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%AE%88%E3%82%8A%E4%BA%BA
日本で一番多くの麻雀プロがやりこんだゲームではなかろうかと個人的には思ったり。
やりこみ要素が多かったのが魅力だった。
特に通信によって最大4人が同一空間にて協力できる「通信プレイ」、この要素に多くの麻雀プロはとりこになった。
地図に色々なバリエーションがあったのも魅力的だった。
大浜岳がメタルキングだけが出る地図を手に入れた瞬間、
それまで彼をさんざん足蹴にしていたプロ達は、彼に対してとたんに手のひらを返した。
吉倉万里がゴールデンスライムだけが出る地図を手に入れた時(麻雀プロ初の快挙)、
「アイツがクリアするの待ってたら日が暮れる」といって、
皆で吉倉が飲んでいた飲み屋に無理やり押しかけてDSを押収し、通信プレイでクリアしたりもした。
とにかく多くの思い出をくれた。
ただこのゲームのせいで麻雀界にとある一つの悲劇が生まれた事もここに書いておこうと思う。
さて、
かって大久保に「麻雀 ポン」というお店があった。
ここの店長はかの須田良規であり、「東大を出たけれど」の一部モデルにもなった店である。
自分を含め多くの協会員が従業員・客としてたむろしていた店でもあった。
そしてこの店の人達は麻雀にも熱心だったが麻雀以外の遊びを探す事にも熱心だった。
雀卓を時にはポーカーテーブルにし、
時にはカタン用のテーブルにしたり、
時には店のテレビで桃鉄をしたり、
あまりにもゲーム代を落とさない客が多く、
「今に潰れるんじゃないか」と言われたりしていたわけである。
そんな店の人達がドラクエ9にはまった事とこの店が潰れた事には大きな因果関係がある。
それは先述の「通信プレイ」だった。
多くのプロが入手したダンジョンマップを協力する為、毎日新宿・渋谷あたりに集まっては一緒にプレイをしていたのだが、
とある日、気付いてはいけない事に気付いたのである。
その日も「ポン」で麻雀を打った後、仕事上がりの数人をひきつれてドラクエをやろうとしていた。
ワシ「居酒屋で通信プレイするか」
大浜「待て、雀卓ってちょうど4人がけだよね?ここでプレイすればよくね?」
須田「しかも皆で向かい合ってプレイできるし飲み物もサイドテーブルに置けるよね」
小川「そうか。この卓は実はドラクエ9のために作られた物だったんだね・・・・」
数日後、
店にいる16人が4卓使って4パーティーの通信プレイをする光景がそこにはあった。
店員、客含めもはや誰も麻雀をしなくなった結果、
2ヵ月後に売上不振により閉店が決定したわけである。
オーナーさん、
もしもこのブログを読んでいたら謝ります。
申し訳ありませんでした・・・・・
そしてそんなドラクエ9から数年、
ついに年末にドラクエ11が発売!
ドラクエ10はネットゲームだったのでやらなかったけど(はまるのが怖くてw)、
こっちは本気出そうと思います!
そして、
ドラクエを1~9まで全てプレイしている生粋のドラクエフリークのわたし、
そのわたしが今度の7/30(日)にて出演する「人狼スリアロ村」
https://freshlive.tv/jinrou-ch/134624
http://live.nicovideo.jp/watch/lv302535300
スペシャルゲストは私にとって神にも等しい堀井雄二先生であります。
今までも色々な方と競演させていただいた番組ですが、これはさすがに一番クラスで嬉しい。
いいプレイできるように頑張ります。
是非ご視聴 & TSを^^