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2019年7月24日水曜日

麻雀の研究会に向いてないタイプの人 ② わかりましたタイプ

前回の続き
https://susumutakenaka.blogspot.com/2019/07/blog-post_22.html

『じゃあまずその1”わかりましたタイプ”です。』
「・・・なんですかそれ?」
『こんな感じのシーンをよく見かける人です。』

【例】
とある研究会。
1局打ち終えた後で。
『端川さん。ここはこっちの方切った方がいいよ。状況が●●なわけだし。』
「ああ、なるほど。そうか~」
『あとこの一打も。これ位の終盤はもう下家に辛く打たない損だよ。』
「うんうん。わかりました。」
 

『って具合ですね』
「え?何が問題なんですか?」
『この人、実はよく解ってないからですよ。解ったふりしてるだけなんです。』

「・・・いや。解ってるから返事してるかもしれないですよ?」
『はい。だから前提として”似たシーンをよく見かける人”って点があります。
たまにこの手のシーンがある位の人なら問題はないです。
ただ、何回も同じ研究会とかで毎回注意されてて毎回”わかりました”を連呼する人、
これはもう100%”実はよく”理解できてません。
そんな中でスルースキルだけが上手になってる人なんです。』
「・・・・・」

『この手のタイプは上達って観点では一番性質が悪いとも言えます。
最大の難点はスルーが板についてしまってるにもかかわらず、本人は、”自分はなんとなく理解できてる”と思い込んでしまってる事、
でも実は知識がついていってない事です。
それにプラスして長年このスルーで凌いじゃってるだけにキャリアとプライドだけは無駄に多くて高いのも大きな問題ですね。』
 

「・・・・・」
『端山さん?』
「・・・・いえ。そ、それじゃあこのタイプの人はどうすればいいんでしょう。」

『いま通ってる研究会があるならもう行かなくていいかもです。
今更スルースキルを撤回するのは難しいでしょうし、同じところで勉強し続けるのは手遅れな状態の人ともいえます。
・違う場所を探して一から丁寧に教わる
・個人的な師匠にマンツーマンで教えてもらう
とかですね。そもそも独学での知識アップも忘れちゃいけないですが。

ただそこまでせずとも一つ心がけるべき事は、
・注意された際、教えてくれた人に対し、その内容を自分の口と言葉で再確認する習慣を作る
これが一番効果的ですね。
「わかりました」じゃなくて
「これは●●という事で、だからこっちを切るべき、でOKですか?」
といった返答を意識する事です。
これでカラ理解を潰していく事を試みる事ですね。』

「カラ理解って初めて聞きました。」
『麻雀だけじゃなくて仕事でも結構いますよ。カラ理解でスルーする人。
まあ全体的な研究会とかの進行を阻害する事を嫌がる人、空気を読める優しい人、とも言えますが、
残念ながらそのスキルが先に行きすぎちゃってるタイプですね』

続く