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2019年7月22日月曜日

麻雀の研究会に向いてないタイプの人 ①

とある麻雀プロの研究会の後だった。

『さて、帰りますか。』
「あの、武中さん。」
『ああ後輩の端山さん。どうしたんですか?』
「ちょっとご相談があるんですけど。。。。」
『僕なんかに相談して意味があるとは思えないんですけど、まあどうぞ。』

「私もこの研究会来て数年ですし、麻雀プロやって10年以上経つんですよ。」
『そうですね。端山さんとも長い付き合いです。』
「でも全然上達している感覚が自分の中でなくて。」
『そうですね。僕からしても端山さんが出会った時からほとんど上達しているようには感じないです。入会2,3年目のプロを見渡しても大多数は端山さん以上のウデだと思いますよ。』
「・・・・」
『なんでしょう』
「・・・いえ(やっぱり相談する人変えるべきか)」

『それでどうしました?』
「なんかもっと効果的な勉強方法とかってあったりするんでしょうか?」
『うーん、、、、ちょっと難しいですね。
以前に記事にしましたが僕はそもそも特効薬的なトレーニングを推奨してないです。
やっぱり経験と勉強の繰り返しが大事なんですよ。』
初級者が強くなる為の考え方について その1
初級者が強くなる為の考え方について その2
初級者が強くなる為の考え方について その3  

「じゃあやっぱり地道に頑張るしかないんでしょうか。」
『まあ何とも。
そもそも才能の壁ってのもありますしね。
頑張った分だけ上達する、とは無責任に言えないのが競技選手の世界です。
いっそ開き直って”上達なんてしなくていいから只楽しむ”ってのも立派な選択肢です。
ただ、、、
一つだけ言うなら端山さんは”研究会に向いてないタイプ”かもしれません。
もっと違うアプローチを試みてみるのをお勧めしないでもないです。』

「えっ?」
『僕も色々な人を見てきて、
研究会ってところでぐんぐん上達するタイプもいればそうでないタイプもいる、
研究会自体への結局向き・不向きがある、って事です。
これはその時点でのスキル差もありますがタイプ差もあるんです。
端山さんは僕の見る限り向いてません。』

「な、なんでですか?
私は研究会に出続けても無駄って事でしょうか?」
 

『このまま出続けるのは多分無駄だと思います。
だからこそ上達してないのが事実でしょう。
まあでもせっかくなので、今回から数回に分けて
① 研究会に向いてない3つのタイプについて
② その人たちがどのような事を心がけるべきかについて
触れてみようかと思います。
もしも「自分がそれに該当する」と思ったら、
ちょっとその記事にある点を心がけて自分の中でのスタンスを変えながら研究会に出れば、
今よりも効果的になるかもしれませんし。』

「はあ、、、」
『まあそもそものスキルの問題もあるので、これから書く事はあくまで参考までに、って感じですけどね。』

続く