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2019年11月23日土曜日

麻雀界初の双子プロ「武中兄弟」についてちょっとだけ

遠い昔に記事でちらっと書いたが、
武中進は大学を一年留年している。
https://susumutakenaka.blogspot.com/2016/10/blog-post_6.html

必修の単位が1単位だけたりないというギャグみたいな話だったのだが、留年した一年は家にいるのが本当に気まずかった。
なんせ同じ家に住んでいる同じ年で同じ顔の双子の兄は、きっちり卒業してきっちり就職をして毎朝きっちりしたスーツをきて毎朝会社に行くわけである、
自分に注がれる両親からの「コイツ・・・・」という感じの視線を僕は今でもよく覚えている。

さて、
そんな僕だが必修は落とした一方 総単位数はそこまで切羽詰まっていたわけでは無かったので、その一年正直に時間に余裕があった。
そこで時間を有効活用しよう大学4年目の秋あたりから既に色々とやったのである。
その一つがまず就活インターン、これを3社ほど受け内一社に早目に内定をもらいそのまま就職した。よって就活はほとんど苦労をした記憶はない。

そしてもう一つが麻雀プロである。
以前からちょっとだけ興味のあったこの業界、奇しくもちょうど当時新設の団体=日本プロ麻雀協会が出来ていた中で、大学4年目の冬に受験をしたわけである。

プロテストがあったのは2002年1月、
就活が始まるよりも前のこの時期、アルバイトの面接と同様に履歴書を書き上げ送付する時だった。
「・・・あっ、写真張らなきゃ」
しかし手元には身分証明の写真なんて当然ない。駅前の証明書写真撮る機械のとこ行くか、と思いつつもふと思いつく。

隣の部屋にいる双子の兄、ヤツは今年度に就活をやった中で身分証明写真を撮っている。そのなかで余ったのがあるはずだ、、、、
というわけで部屋をたずねる。

『おい、兄。就活の時の写真あまってるならくれ。』
「はいよ。」
というわけで日本プロ麻雀協会の履歴書にこの写真が使われたのだった。



正直にばれるばれないとかいう心配は特になかった。
長年双子をやってるから知っている。ばれるわけがないのである。
実際にそのあとの面談なども特に何も言われず、筆記・面談・実技と通過して2002年に武中進は麻雀プロになったのであった。
※ちなみにそのあとの就活でもその写真を使いまくったが一回たりとも問題は起きず


さてこの写真の存在がクローズアップされたのは約3年後である。
僕はその時中国に約2週間出張をしていた。
そして日本に戻ると携帯電話に麻雀業界の知りあり複数人から不在着信が来ていた(当時は海外で日本の携帯使うのが結構面倒だったので他機をレンタルしていた)。

その人達に電話をかけると皆一様に「お前最高位戦に移籍するの?」との質問をしてくる。(兄は2019年現在は協会所属だが、デビューは最高位戦)
まあ聞いた瞬間に「ああ、受けたのかアイツ」と思ったわけだ。
元々麻雀が好きで、競技に興味もありそうだったし、「まあ受けるだろうなその内」と思っていたので別に驚きはしなかったが。
ただ協会事務局とかからも質問が来たのはちょっと面倒だったが。

こうして麻雀界の畠山兄弟、工藤兄弟、とでも言うべき(?)双子プロが誕生したわけである。
この時点で初めて「あー、すみません。そういえば事務局にある僕の写真も実は兄です。」という告白がされたのであった。

既に兄がプロになってからももう10年以上経つわけで、
色々とあったなあ、とか思うわけである。
まあそれは書くと長くなりすぎるのでまた別の機会に。


そしてそんな双子兄、
来年の初旬でいよいよ父親になる予定となっている。(先日の人狼放送でカミングアウト)

まあなんだろう。
子育てって大変だけど、まあアイツ結構子供好きだし(知り合いの子供に片っ端からチューしてるような男)、頑張るんじゃん?とか思うわけだ。

ちなみに僕は兄に、
結婚祝いもあげてないし、
妊娠祝いもあげてないし、
出産祝いもあげる予定はない、
だってあっちが何もくれないんだもんw

武中兄弟はお互い特に干渉等はしないマイペースな双子です。
でも改めて彼が父親になることについては嬉しいし感慨深い点がある。
改めておめでとう。
今まで赤ちゃんがオムツ変えるタイミング(特に大)になるといきなり逃げ出してたけど、
自分の子供のは頑張って変えてな!