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2018年3月14日水曜日

女流雀士についてもちょっと考えてみる その1(ちょっと女流棋士についても)

いつも通り100%の私見なので苦情等は特に受け付けません(^^;)
あと基本的に記事内は全て敬称略です。

いま世間を騒がせている将棋界の新星 藤井聡太,
ちょっと前に史上最年少での一般棋戦優勝も成し遂げ世間の話題をかっさらった(しかもその中でも最大級規模の朝日杯オープンだというのだから凄い)。
が、将棋をある程度知ってるファンがそれよりも注目してたかもしれない同時期のこんなニュースがあった。
まあ歴代中学生棋士の方々のすさまじい実績を知ってるファンからすれば、「藤井なんてほっときゃその内タイトル勝つでしょ」って考えが多いだろうしw

<将棋>里見女流名人奨励会退会が確定…26歳までに四段昇段ならず
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180218-00000165-sph-ent

事前知識をいくつか
・将棋プロ=「棋士」と「女流棋士」は資格取得条件がそれぞれ異なる。
・女性が正式な「棋士」の資格を獲得した事例は長い将棋界の歴史でも過去0
・この記事で取り上げられてる「里見香奈」は現在女流タイトル6個中5個を保持しており歴代記録も全てを塗り替える可能性濃厚な「史上最強の女流」

そんな彼女が「棋士」の養成機関である奨励会にて一定の成績をあげる事が出来ず、年齢制限にて今年度で退会となったわけである。
歴代で一人もいない女性の「棋士」の誕生を期待していた多くのファンから「里見でダメなら誰ならできる?」という声があがっても無理はない所。それ位に彼女の実績は凄い。
まあ現在奨励会三段(プロの一歩手間)にはもう一人女性(西山朋佳)がいるので、こちらの可能性も含めるとまだ悲観しきるわけでもないが。

さて改めて上記の原因は何か?と考えた時にいくつかあげられる点がある。
① 女性と男性の生物的な差
② 女性と男性の競技人口の差
③ 女性と男性の競技における賞金および待遇の差


そもそも脳構造・生物学的構造がある以上、男には向いているが女には向いていない、という事象はどうしてもあるのかもしれない。
が、それ以上に②の様な絶対的な競技人口差があるとすれば、女性棋士が誕生していないのもしかたないだろう。
これは単純な確率な問題で、ぶっちゃけこれこそが一番の要因である可能性が高いかもしれない。そして麻雀プロについてもこの点は共通する部分が若干あるだろう。

一方で③については細かい点は僕も知らないので間違った認識はあるのかもだが、
実際に公表されている将棋のタイトル戦の賞金は正式なタイトルと女流タイトルにおいて数倍の賞金差がある。何より女流棋士の引退していく傾向等を見ても「女流だけじゃ生活できない」という状況はおそらくあると思われる。
この点は麻雀プロと逆の点が多く興味深い。
麻雀プロは女性の方が業界に守られている面もある。
まあ業界の規模も構造も違いすぎて一概に比較はできないが^^;


さて上記の通り将棋において女性と男性の実力差は実績の面から明確になっていると言える。
でも、それでも女性の力が必要だからこそ、各女流棋戦のタイトルは男子同様に宣伝されているわけだ。

麻雀界はどうか?と考える。
麻雀というのは将棋のように女性と男性の実績に極端に差が出ているわけではない。(無論運要素の多いゲームって点も理由かもだが)
女流Aリーガーだって過去歴代で何人かいるし(協会なら初音舞、崎見百合、蔵美里の3名)、
女流が男女混合のビッグタイトルを獲った例もある。(近年だと佐月麻理子)
これは上述の競技人口比率差を考えると、けして少ないと言える数字ではないだろう。

が将棋と同様に「女性むけの合格基準(女流合格)」が存在しているのも事実である。
これは将棋と同様に「業界に女性の力が必要だからこそ」だ。

まあ一方で、麻雀ってゲームの性質や業界の構造上、ただでさえ麻雀プロってのは一般愛好家のサンドバッグになる面があるため、
「女流合格」ってのが将棋よりも大きな批判対象になってる感は否めない。
また、個人的には「男だろうが女だろうが強い奴は強いし弱い奴は弱い」くらいにしか僕はおもってないけど、結構世間はそう考えてない人が多いみたい^^;
だって男だって「この子大丈夫?」って新人なんて山ほど見てきたし。
まあ上記の通り女性専用の基準がある以上、標準偏差=全体のレベルのばらつき、って奴があるのは自明の理なんだろうけどね。

改めて
色々と女流プロが持ってる難しさ、
将棋界には将棋界の難しさがあるのかもだし、
麻雀界には麻雀界で難しさがある。
冒頭のニュースを見てそう思ったりしたのだった

さて、麻雀の女流プロの位置づけとか存在意義とかは男子プロ目線でもうちょっと深堀した記事に続く。できれば「これから女流になる事を考えている」って人の参考になる記事にできりゃいいんだが。


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ただ結構色々と書く事はあるので、長文になるだろうから気が向いた時にコツコツあげますw
ちなみに既述の通り僕個人としては、「打ち手評価」って点については別に女性とか関係ないと思ってるし、これは長年この業界に生きてきた人なら当然の感覚かと。
ただまあ女性にしかできない事が色々ある一方で男性から女性への嫉妬もあって、そこから色々と意見がでるのもまあ当然だろうなあと思ったりもするわけで。

とりあえず次の記事(いつ書くかは未定)に続く

2018年3月12日月曜日

日本オープンで負けたときあるある(某池崎風)

3着、1着、2着、ときて迎えた4回戦

東2局南家 5巡目にていきなりこんな聴牌
二二二七七七⑧⑧⑧2377 ドラ 2

この巡目にして安目6400の両面聴牌。
無論ダマ。
まあこれがもしもタンヤオもドラも無ければ場況次第じゃリーチも考えるが・・・

とか思ってたら次々巡あっさり7引いてドラの2切ってスッタン聴牌
二二二七七七⑧⑧⑧3777 ドラ 2

となった直後、
さきほどまで8000の和了牌だった4を東家が切る。
そしてその次巡に引かされた③を切ると北家から「ロン8000」とか言われる。
・・・仕方ないことなのだが、「だったら四暗刻になんかなってくれるなよ」である。
なってしまったからにはもう人として打点4倍のタンキに受けるが、それでアガリ率激減するのは自明の理、「32000になりゃうれしいけど、アガリ逃す確率高くなりそうだからその前にさっと上がらして欲しいといえば欲しい」
これはまさにスッタンの宿命みたいなもの。



そして3着、1着、2着、3着ときて迎えた5回戦
ここでトップだとだいぶ通過が現実的、というところ。
南2局時点で点数こんな感じ

東家 29000
南家(私) 42000
西家 23000
北家 5000

中盤に西家のリーチを受けてたところで既に聴牌
一一一二三四五六八九789 ドラ 6

まあこれがもっと点数つまってる序盤だったらリーチしてたが、この点数なら当然のダマ。そしてリーチに西家は四を切っている。つまりオリも問題ない形!

2巡後に引いた無筋の⑥でもう無理せずに一を切っておりる。
すると次巡にすぐ⑥を再度重ねて聴牌復活!パーフェクト!
一一二三四五六八九⑥⑥789 ドラ 6

そしてもう一度一を切るとなんと勝負気配0だった東家から「ロン 12000」の声
二三456667788⑨⑨ ロン 一 ドラ6

一気にトップ陥落。だったら西家のリーチに打ったほうがマシだった・・・・・・




そして迎えた最終戦。
基本はトップ条件。でも2着でも場合によっては通過できるケースもあるかも、の局面。
そして以下の点数で迎えた南2局

東家 9000
南家(私) 35000
西家 26000
北家 30000

ここは是非とも流したい、
、、、とか思ってたら親が4巡目リーチでツモ・チートイドラドラで6000オールとかいう犯罪手が飛び出す。
その後もなんやかんやでこの半荘は3着終了。
そして結果見たら、2着だったらほぼ通過が出来ていたというオチ



というわけで負けました。
やっぱ惜敗ってストレスたまる。自分のミスが特に露骨に敗因になる点も含めて・・・

終わった後、
スリアロ放送の前にあまりにもお腹がすいていた+イライラしていた。
んで対局会場のニュー新橋ビルにて「チャーハン王」という看板が目に飛び込んで衝動的に入った。


うまかったです。
この日の対局であった唯一の収穫はこの店w

チャーハン自体はまあ無難に美味しいくらいだったのですが、
つけあわせの鶏がらスープがとにかくチャーハンと相性がいい。

店も食べ方として
①チャーハンを食べる
②スープを飲む
③チャーハンを食べながらスープを口に含む
として味のバリエーションを楽しみながら食べるのをすすめており、これが良し。

そして
④チャーハン専用ソースをかけて食べる(ソースというよりは漬けダレ)
⑤さらにソースをかけたチャーハンを食べながらスープを口に含む
とその後もあって、これがとにかくよかった。

マスターズ予選のときにまた行くかな!
ニュー新橋ビルで対局する人にはおすすめしときます!

というわけで今年度の対局全て終了。
来年度も頑張ります。

んで終わった後はスリアロ村でした。
なんというかねー、
放送でも言ったとおりまさに前回記事で書いた「バランスゲームの最適解」ってヤツを考えさせられるゲームだった。
人狼難しい。

でも全国の方々と人狼をするという貴重な経験、僕としても非常に楽しかったです^^
まだ見てない人はTSを是非。

Fresh!https://freshlive.tv/jinrou-ch/191004
ニコ生 http://live.nicovideo.jp/watch/lv311032393

2018年3月9日金曜日

どんなに鍛錬しても弱くなることがある その2

前回の続き。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2018/03/blog-post_7.html

ちなみに前回記事のような対話形式の文章は面倒なのでいつもの文体に戻します。
あとここからは麻雀をメイン題材にして話を進めます。だって麻雀プロのブログだもんw

さて改めて、
何故「一生懸命勉強して練習しても弱くなる」という事象が発生するか、このメカニズムについて。
これには大きく3つの理由がある。
以前に書いた日記の内容と思いっきりかぶる部分もあるので引用しながら進めます。

理由1:
アナログゲームには絶対的な正解がそもそも存在しえない。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/12/blog-post_28.html

アナログゲームの特徴は「異なるベクトルの情報を総合して判断する」という点にある。
例えば麻雀では「打点」「スピード」「持点」「巡目」「相手」
一つ一つが大事な要素である一方、各ベクトルが違うがゆえにすべてを画一的に判断ができない、つまり「トータルでの絶対的・数値的な正解」というのは存在しえない。
打ち手にできるのはあくまで「適度なバランスをアバウトな感覚で見極める」、これが限界。
「最適解」なんてものがそもそも存在しない。これがまず大前提である。

が、
仮に麻雀に神様がいるとして、
実は麻雀には「絶対最適なバランス=最適解」が存在するとして、
神様にはそれが解っている、
と仮定しよう。

そして人間は常にその最適解を模索して研究をしてる、とする。
たとえば以下の図だと、最適解に近いAさんが強くてBさんは弱い、となる。






そしてAさんはどんどん最適解に近づいていく、、、
としても絶対にそれにたどり着くことはできない。正確に言えばたどり着いても一瞬で離れる事になる。

それが理由2:
最適解があったとしても常に変動している、という点にある。
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/blog-post_85.html

上記事にもある通り、
対人のアナログゲームは結局「相手の取る戦術」で有効戦術が変わる。
将棋で言えば「藤井システム」が出来た時には最強戦術として猛威をふるったが、しばらくすれば対抗手段が研究されまた全体戦術バランスが変ったように、常に「最適解」は変化しているわけだ。
ましてや麻雀は卓上の3人の傾向でその最適解が変動することを考えると、それをとらえるのはもはや不可能である。

このようなイタチごっこは永久に終わらない。
それどころか図のBさんのようにあまり打ち方を変えてない人が突然最適バランスに近くなるケースすらある。

そして理由の3つ目:
人間は常に変動している事、つまり「一定」でいるのは不可能、という点

これを自覚をしていない人は多いが、人間の思考というのは絶対にぶれる。
理由は単純。人間だから=有機体だから。

たとえば人間の髪、爪、皮膚はたえず新陳代謝を繰り返している。
そしてこれは体内の細胞、脳細胞も同様である。
人間は数年たつとすべての体細胞が一新される、という説が示す通り、
そもそも物理的に同一でいられないという前提がある。
そんな有機体が上記のようなアナログゲームで常に自分を「一定」とするのがそもそも不可能なのである。


つまり麻雀に最適解があるとして、
それに対して研究をして追い続けいつかキャッチができたとして、
最適解が不動の物だったとしても、
人間故にすぐにそこを離れてしまうのである。

鍛錬を積んだ打ち手ほど常に最適解に近い位置取りをキープはしている事は多いが、時にその距離は離れ、時に近づき、絶対にピタリと一致することはない。
言うなら強い麻雀打ちとは最適解のまわりをぐるぐる回り続ける衛星みたいな存在なわけだ。
それも中心となる存在自体が常に動いているとなると衛星の衛星と言える。
そう書くとなんか切ない存在w


最後に
前記事で触れたように、将棋界にて歴代最強の一人と目されている渡辺明ですら弱くなる時期があるのが現実。(いやまあ実際に弱くなってるかはわからないが)
いうなら結局この手のアナログゲームのプレイヤーはいつかかならず実力的なスランプにおちいる運命にあるといえる。

そもそも「努力した分だけ強くなる」というの中級者以上には当てはまらない。
強くなる時もあれば弱くなる時もある、努力して「良い方向」へ持ってくことはできても「絶対」ではない。
昔とある後輩に「数年前より弱くなってる」と言ったら、ブチ切れられた事がある^^;
本人は「努力をしてない」と言われたと思ったのだろうが、
僕からすりゃ「努力してれば弱くなることはあり得ない」という考えがそもそも無い。
その事実を受け入れて長い時間かけて自分の実力も精神もメンテナンスし続ける事が必要だと思うわけで。

まあ競技麻雀は特に実力と結果の因果関係が薄いと考えると、その能力は尚更大事だろう。
そして「渡辺明ですら直面している現実に、あなたが直面しないなんてあるか?」
という点を多くの打ち手は問いかけておきたい次第である。


最後に改めて、
渡辺先生が来期以降に復活するのを将棋ファンとして心待ちにしてます!
特に今話題の藤井6段がこれから将棋界をさらに席巻していくとしても、
羽生さんにとって谷川さんがいたように、
渡辺さんにとって羽生さんがいたように、
大きな壁としてライバルとしてそびえたつ姿をファンは見たい!
まあこんな社会の末端の麻雀プロのブログなんぞ先生が読みわけはないが、エールが届いてほしいと思う次第。