2016年10月28日金曜日

今では考えられない日本プロ麻雀協会の歴史④

今回は体制というか、
ちょっと昔と今の協会員の考え方の違いについて書こうかと


まず前提を一つ、誤解を恐れずに言います。
「新しい団体が出来れば麻雀プロ全体のレベルは下がってしまう」

これはね、もう必然の理だと思うんですよ。

新しい団体が出来たとして、
まずリーグ戦開催等の為に頭数をそろえなきゃならない、
よって「麻雀プロ」を自称する人の総数を増やす事になります。

まあ食塩水に濃度の薄い食塩水を継ぎ足すような物ですよね。
一気に大量の新人が業界に入れば必然的に質の平均値が落ちるのはもう仕方が無い。

これも含めて既存団体の人たちって新団体を歓迎しない風潮はどうしてもあります。
「自分達の仕事のシェアが多少なりとも削られる」って危機感よりも、
「新団体、寄せ集めの新人どもが麻雀プロ全体のクオリティを落とすのでは?」って考えるんです。
そしてこれは事実である事が大多数です。
ピン東風とかでバリバリ働いているメンバーさんとか一部例外はいますが、
ほぼ全ての新人は麻雀についても競技麻雀についてもきちんと勉強した事がなく経験も浅い「自称上級者」なんです。



十数年前に日本プロ麻雀協会ができて、
私は二期で加入しました。

入会当時は2chとかに「寄せ集めの素人集団」とか書かれているのを見てもあまりピンときませんでした。
まあ僕が麻雀についても業界についても何も知らない新人だったのもありますが。

でも2年くらいたって他団体のタイトル戦とか出たり交流もつと、
いかに団体として、そして自分が舐められてるかを感じた事は多かった。

「協会員なんて麻雀プロじゃない」
「クソリーかけるだけの素人集団」
こんな罵倒もよく受けたし。


一番良く覚えている事として、
日本オープンに来ていた他団体のプロが
「こんなクソ団体のクソ大会なんてやってらんねーよ!」と大声出してた事ですかね。
※ちなみにその人今でも他団体の幹部としてバリバリ現役ですけどねw

そして当時の協会は、世間的評価の低さは勿論ですが、
まだ人数も少ない団体でした。

だからこそ、
「一人一人の麻雀の実力が団体の評価に直結する」
って意識が今より全然高かった、
正直にそう感じるんですよね。

「自分達の麻雀を通して団体が評価される」
「自分達が強くなって他団体に協会を見直させたい」
まあこの意識ですね。
こんな感じでギラギラしている人が多かった気がする。

その意識が今は結構希薄になったなと。
あっ、別にそれは悪い事じゃなくていい事なんです。
団体が大きくなった証拠だし、団体が強くなった証拠。
今の若手も無論向上心にあふれる勉強熱心な子はたくさんいるし。


でもまあ、「自分が強くなれば団体の価値もあがる」って熱、
まあナショナリズムではなく協会イズムとでも言うべきか、これはもう無くなっていくんだろうなと。

そんな事を思うのですね。

RMUを見るとたまに昔の協会見てる様でうらやましく感じる時がたまにあるんですよね。

まだ小規模な自分達の団体を
自分の麻雀で、自分達の麻雀で、認めさせたい、
自分達の麻雀のクオリティを上げる事がそのまま自分達の団体のクオリティをあげる、
って熱ね。

昔は俺らも団体幹部が主催での身内勉強会とか良くやって、
こうやって個々のレベルアップが団体自体を強くすると思ってたなあ、と。
RMUファクトリーとか部外の競技選手も参加OKにしてくれないかなあ、、、とか(これは関係なしか)

あっ、ここ2年位はRMUからも感じなくなったかも。
大手になった証拠ですかねw

とまあ、
団体がまだ小さかった時期についてちょっと懐かしんで書いてみました。
別にいまがどーこー言いたいわけじゃなくて、
こういう時代が協会にもあったと、参考までに知ってもらえるとうれしいかな。