follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年11月1日火曜日

対局動画を元に局面についての考察を①:10/25 しゃるうぃ~てんほう

AmebaFreshさんとかの動画を元に、
ちょっとした局についての私見を書いてみようかと。

自分が解説やった10/25 第2期しゃるうぃ~てんほう! 予選リーグ 第5節A卓
https://abemafresh.tv/npm2001/51503

取り上げたいのが、2回戦東1局1本場
動画の32:50あたり




早々にダブ東をポンしていた東家の高津(たかってぃ~)、
ペン三で聴牌した後に久間のリーチを受ける。
一発目は一を押して二と②のシャンポン聴牌になり、次巡にこの選択を迫られます。


そして高津の選択は現物の6pを切ってベタおりでした。

率直な意見として、
高津らしいドライな進行だなと。
天鳳のルールも加味すると、ここはあがりよりも放銃を比較的避けたいのは当然だし。

ちなみにこの日の同卓者、澤崎も多分同様に打っていただろうと予想します。
解説の中で澤崎の事を「ドライな打ち手。いい意味で。」と言ったように、
先手・好形を重視して、中途半端なオリを嫌う、非常にきっちりしたうち方に見えました。

で、何故この局を挙げたかというと、
僕は多分二切って放銃してしまうからですw
この局の思考のポイントとしては
①ラスだけが大きなマイナスを背負う天鳳ルールで、ラス目からのリーチ。放銃は避けたいという思考が主軸。
②現物が手の中で一枚しかない
③相手の河が結構強い。まだ巡目は6巡ほど残っておりこの先手詰まりが結構ありえる。

って情報から考えて
・通ればもう一枚現物を増やせる。つまり次巡からのベタオリがしやすくなる。
・次に危険牌を引くまでの間にうっかり自分がアガリ牌引けば相手のアガリを潰せる=自分の失点確率を下げる事を考え、あがれる可能性を引っ張れるなら引っ張りたい。

と判断して「二だけは押す」って発想にいたりそうなんですよね。
つまり放銃w


ちなみに三切ってスーパーまっすぐも選択肢としてはあります。
まあこの局面じゃ僕は選ばないけど。


ここらへんは好みの問題でどっちが正解とか個人的にはありません。
この日の対局を見ていても、
この局のように「僕なら放銃していた」という局面もあれば
「僕ならあがっていた」という局面もあったし。

ただ戦術として個人的には、
リーチに対して中途半端な受けをするのは罪ではないと思ってます。
一昔前の戦術書には
「一度死んだら生き返るな」
「中途半端なオリは禁物」
なんてのを見かけましたが、
結局はオリだってバランスなんですね。

そもそも「ベタおり」って、
放銃の確率を下げる行為ではあるけど、
その局の自分の加点の可能性を0にする=局期待値はマイナスになるのをほぼ確定させる行為、
って側面があるのは事実でして。

ガッツリ全ツする時もあれば
しっかりベタオリする時もある
その中間で保留するときもある

色々な情報を元にして最終的にバランスを判断して決断するのです。
攻守のバランスだけでなくここらへんのベタオリ度のバランスも大事なんですよね。

じゃあどんな「情報」があるかといいますと、、、、



気が向いたときに別記事にて




ちなみにこの記事を上げた理由は、
今日もその番組がやる予定だからです!


【麻雀】第2期しゃるうぃ~てんほう! 予選リーグ 第5節B卓
http://live.nicovideo.jp/watch/lv280030716
https://abemafresh.tv/npm2001/53441


興味のある方は是非に^^