2016年12月5日月曜日

印象に残った対局 第36期最高位決定戦

女流雀王決定戦もいよいよ開始したわけで。
初日を終えて大崎・愛内・佐月のデッドヒートとなる一方、朝倉がおいていかれる展開。
まあまだ二日間残っているので先はわかりませんがね^^;

興味のある方はニコ生・abemaTVのタイムシフトを是非^^
http://live.nicovideo.jp/watch/lv283194543
https://freshlive.tv/threearrows-ch/63435

さて今日はちょっとこの決勝シーズンにふさわしく(?)、
私の中で印象にのこっている決勝についてちょっと書こうかと。

それはズバり「第36期最高位決定戦」
石橋伸洋さんが初の最高位に輝いた戦い。

片山先生がweb漫画も書いてます。
前編
http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-vol1/
後編
http://majandofu.com/manga/katayama-masayuki-vol2/


それで私がこの決勝を印象的と思っている理由は、
優勝した石橋さんと惜敗した曽木さんの最高位戦史上にも残る名勝負って点でも勿論なんですが、
実は村上さんにありまして^^;


(以下選手名敬称略)
その理由を説明する為に、
ちょっと最終戦前のポイント状況を。

曽木 + 145.7
石橋 +113.0
村上 △84.7
佐藤 △176.7

要するに最終戦での村上の条件を簡単に言えば、
①曽木と約17万点差をつけてトップラス
②かつ石橋と約16万点差をつけてトップ三着

という条件でした。

まあ活字にすると良くわかるのですがかなり非現実的、
実質最終戦は石橋・曽木のマッチレースだったわけです。

実際にこの二人の壮絶なデッドヒートのまま南四局を迎え、二人がほぼ上がれば優勝の状況、
対する村上はラス親でしたが上記の過酷な条件を満たすには程遠い状況でした。

最終局親番、ここから村上は1500,2000とあがった直後にいよいよ厳しい牌牌を受け、
そして石橋の2フーロと曽木のリーチを受けます。

南四局 ドラ白
石橋
四五六⑧⑧34 888(ポン) 中中中(ポン)
曽木リーチ
一二三②③④⑦⑧234白白

対する村上がこの形
①②⑥⑦⑧⑨東東西白 南南南(ポン)

この局見てて、
「さすがの村上さんでもこりゃもうおりるかも、、、、」
と思いました。

トータル条件を満たすのなんて不可能に等しい状況の中、
ほぼ張っている石橋、リーチの曽木、
その中で突きつけられたこの手牌
「邪魔しない」と考えてしまうかもな、と。

でも村上さんはこの状況でも我をつきとおします。
その結果。村上さんが石橋さんに放銃し第36期最高位は決したわけです。


正直にこの対局を見ているさなか、
石橋・曽木の名勝負にも興奮しましたが、
村上さんの信念により強く興奮したのを覚えています。

それも「勝ちに拘る信念」というより
「競技麻雀とはこうあるべきだという信念」にですね。

ここまで書いてきた村上さんの状況、
この状況で押すというのは並大抵の精神力で出来ることじゃないんですね。

競技麻雀を良く見る人ならわかると思うのですが、
こういった局面で「ほぼ目無しだけど自分の親が終わるまでは普通に打つ」という人は結構います。
予選などであれば「自分の為」と徹底できる人も多くいるでしょう。
でも例えラス親であっても、こんな大舞台で「ほぼ目無しの自分が決定打を打つ」という局面では、
大体の人間が逃げて勝負を放棄してしまう。
「最後を自分で決めてしまうのは申し訳ない」と。

ここで村上さんが我を突き通したのは、
勝ちたいという気持ちだけで出来る事ではなく、
「麻雀は所詮どんな形でもお互い迷惑を掛け合うゲーム」
「最後だけ何もしないふりをする方が本当の迷惑」
という競技麻雀その物への信念と、
そして何より自分の麻雀の知識と技術に対する自信、
これがなきゃ出来る事ではなかった。

「俺こんな自信も信念も持ってねーわ・・・」
と終わった後にただただ感動したのを良く覚えとります^^

決勝というのは本当に面白い。
それは打牌内容はもちろんですが、
個人の勝負や麻雀に対する信念を垣間見ることができる点がやっぱり魅力的なんですよね^^

冒頭の女流雀王決定戦。
ここでも見れるんじゃないでしょうか。4選手の技術と信念が^^

とこの記事でプレッシャーかけてみるとしましょうw
好勝負期待!


・・・・と村上さんについて誉めまくったまま終わろうかと思ったのですが、
実は私村上さんを非常に恨んでいる事が一つあったのを思い出し。

村上さんが昔結婚式された時、
彼は私の双子の兄だけ式に招待したんですよ。

まあそれだけならまだいいんです。別に「兄と仲良いのだな」ってだけで普通の事かと。

しかし数日後

村上さん「なんで兄は来てくれたのに弟は来てくれなかったのさ?(・・;)」
ワシ「呼ばれてないんですけど・・・」
村上さん「あっ!そうか!兄に招待メール送ったから弟も来ると思い込んでた!ごめんね!!

・・・麻雀界の多くの方がよばれていた中呼ばれずしょんぼりしていた私にこの仕打ちですよ(--;)

というわけで麻雀プロの皆様。
武中兄弟は片方呼んだらもう片方も自動的についてくるわけではありません。
あしからず!