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2017年2月8日水曜日

麻雀漫画について書いてみる その1:咲-Saki-

漫画の「咲-Saki-」が実写化され、2月からは映画が公開されるという。

2009年にはアニメ化もされた有名作品、
このアニメのおかげで麻雀に興味をもった人も当時はちょくちょく見たし、
「一般的にも注目される麻雀漫画」というのが世に出るのは個人的には非常に良い事だと思う。
私もアニメはちょくちょく見ていたし、龍門渕との戦い位までは漫画も読んだ。
まあそれ以降は全然知らないのだが。

http://www.saki-project.jp/

さて、この漫画を読んだ人からたまに聞かれる質問がある、
「プロの人は得点をプラスマイナス0にする事ができるのでしょうか?」
はっきり言って不可能であるw

そんな事が意図的にできるのであれば逆にトップだって意図的にとれる。
ある程度状況に応じて甘く打つ事はできても、そんな厳密な操作なんぞ出来るわけがない。

それでつくづく思うのは、
麻雀漫画というのは麻雀の知名度向上に一役買ってきた一方で、
麻雀というゲームを誤解させる原因ともなってきた、この事実である。

とあるテニス漫画で体からオーラが出たり、相手を三階席まで吹っ飛ばすのは「漫画の世界」と誰でも解るが、
麻雀漫画で人間離れした手作りや読みとかが出ると、「実世界でもやってる人いるんじゃ・・・」と勘違いするケースが本当にあるのだ。というか今まで何回も見てきた。
まあレーザー出したり超高速移動したりするわけでもないから、そう考えるのもちょっとだけは納得だが。
※更に言えば麻雀漫画では実在の人物を使ったその手のフィクション漫画が多々存在する点が尚更拍車をかけている。
がしかしそれは漫画の世界の話で現実では起こりえないのである。

話を「咲」に戻そう。
この漫画はやはり麻雀漫画の中でも極めて非現実的要素が強い。
色々と「突っ込んだら負け」の漫画だし、
「存在感が希薄だからリーチしても気づかれない」というステルスモモの設定については、飲んでたお茶を吹きそうになった。

まあそれ以上に
「リンシャンで絶対あがれる」とか「ハイテイで絶対あがれる」とかいうチート達相手に、
あくまで「デジタル」で立ち向かう原村のどか、
勝てるわけ無いから辞めとけ」と何度も脳内で突っ込みを入れたっけ。

でも意外にも牌姿とかの作りこみはちゃんとしてるし、
麻雀に興味を持ってもらうための漫画と考えれば、いい作品じゃないかと個人的には思いますね。

そして個人的に一番良く覚えているのは、
三巻で部長の竹井久がやった必殺空中牌キャッチ



①アガリハイを引いたら親指と人差し指で空中に投げる
②ハイが空中を舞ってる間に「ツモ」と言って手ハイを倒す
③ハイを空中でキャチしてたたき付ける
④そして最後にキメポーズ

「あまりにもアホらしくてここまで来ると真似してみたい」
そう考えて行きつけだったとある雀荘にてトライした所、
舞い上げた牌が雀荘の蛍光灯に直撃して危うく割りそうになり、メンバーにこっぴどく怒られました(--;)
良い子の皆さん、
けして真似しないでね!w

映画見に行くかはわからないが、
この必殺技が実写化されているのか否かは非常に気になる・・・