麻雀打ちがある程度麻雀技術を突き詰めていくと、
打ち手のタイプその先で大きく二つに分かれると思う。
「細かい打ち方」
「ラフな打ち方」
である。
細かい打ち方というのは、
比較的打点よりも手数を重視、いわば決定打を打つ事より小さいアドバンテージを積み重ねつつ致命傷を避けるスタイルである。
そして卓上の小さな情報に合わせて立ち回りも常に細かく変えてゆくスタイル、
このタイプで強い人は「ミスをしない高精度な打ち手」であり、
イメージとしては「常に好意をキープする先行タイプ」といえる。
ラフな打ち方というのは、
比較的手数よりも打点を重視、いわば一発の決定打を目指すスタイルである。
そして卓上の小さな情報よりも全体の大局観を重視するスタイル、
このタイプで強い人は「ミスをする局面を作らない術に長けている打ち手」であり、
イメージとしては「一瞬の爆発力で勝負を決める差し切りタイプ」といえる。
基本的にはこの中間を取れるのがベストである。
麻雀はそのゲームの性質上「細かい立ち回りを出来る人間が強い」というわけでもない。その逆もしかりだ。
そして競技選手とはいわば「最適の細かさ(=最適のラフさ)」を模索し続けているとも言えるが、
結局人間である以上はどちらかにある程度は傾斜するパターンが多いのである。
ちなみに僕は7,8年位前は「細かい打ち方」をする典型タイプだった。
軽い仕掛けと軽いリーチを多用、これはその当時の世間のトレンドに影響された部分も大きい。
それが5年位前からもう典型的な「ラフな打ち手」になっていると自認している。
まあ言うなら「バカでも勝てるのらりくらりした打ち方」がモットーのひとつなわけである(あくまでひとつね)。
年とって頭が回らなくなってきたからこうなったのか、自分の研究の結果なのかはよくわからないw
※同世代を見ると、僕と似たような足跡をたどっている人が多いのみるとやはり年齢なのかも・・・・
さて昨日、
最高位戦主催の伝統あるGIタイトル「發王戦」にて、
わが団体のB1リーガー松本吉弘が優勝、見事に初タイトルを獲得した。
https://twitter.com/saikouisen/status/828190743940304896
この日は協会の女流、"黄河のん"の結婚式だったのだが、
式場には花嫁そっちのけで決勝を見ながら松本を応援する人もちらほら^^;
さすがは麻雀プロども・・・・
松本の打ち方はとにかく細かい。
軽い仕掛けをいれて、次の瞬間には一番安全そうな牌を中抜いて、危険牌を押しながらのダマテンをしたり、
僕はこの決勝をほぼ通しでずっと見ていたが、あまりにも細かい彼の状況判断に「僕だったら疲れて倒れそうだ・・・」と思ってしまった。
彼がこの決勝でロン牌を掴むたびに「ぐえっ」と思い、それをとめる度に「すごい」と感心しました。
そして「こんなのと来年やりたくねーぞ・・・」とちょっとだけ思ったのも事実。(僕も来年も同じリーグ)
しかし若干24歳(今年25歳)でのG1タイトル獲得、ただ凄いと思うばかりである。(ひょっとして史上最年少發王位かな?)
多くの選手が憧れながらも一生取れないことが多いタイトルってやつを、あっさり取る奴もやっぱいるんだよなあ、、、、
とか色々思いました。
俺が25歳になった年といえば、、、、、
あっ!B2リーグ1年目って俺25歳だった!!、、、、、(--;)
改めて松本組長、おめでとうございます!
今週末は雀竜位もあって色々と刺激を受けた!俺もいつかまた決勝出たいなあ。
さてちなみに、
次の次くらいの記事にて、昨日の主役その1である黄河のんの結婚、というか女流の結婚について思う事を書こうかな・・・・とか思ったり思わなかったり。