follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年9月10日火曜日

改めて第18期A1リーグを終えて

無事残留いたしました。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1170674120134053889  

で、
先に今期の総括を述べとくと、
「自分の麻雀が迷走してしまった、と後悔している」
ですかね・・・

元々僕の麻雀に対する考え方って、
雀荘勤務とかしてるプロよりも麻雀に注ぎ込める時間が少ない(=打牌精度を保ちにくい)自分の生活環境の中で、
「ミスをしないのではなく、ミスをしにくい状況を作る」って考え方をベースに、
「競技で勝つ=良い成績を残す」って目的の為、
曖昧さを排除して、
攻撃的に、
全体的に出来る限りシンプルな戦略を、
って考えてきたわけです。

僕は堀慎吾の麻雀を「彫刻刀」ってたびたび表現してるし、
そういった物凄い繊細さを持つ人達相手に、
「自分に出来る裁量で勝つ可能性を模索する」
って考えていたわけですが、、、
 

実際に今期が始まった中で、
「このままじゃダメなんじゃないか」
って思ったのが鈴木たろうにボコボコにやられた第2節、

そもそもA1リーグで戦う事になる相手と言ったら、
自分が常々「天才的」と思ってきた方々。
毎年協会のA1リーグ放送を見てきた中で、
嫌というほど凄さを見せつけられた人達。
今年A1にあがった渋川とかもそのすごさは以前から散々に見せつけられてた。

それを考えて
「この人たちに勝つには自分ももっと細かい麻雀を打てるようにならないと・・・」って思い始め。

前に当ブログでも書いた通り、
好む好まざるにかかわらず人間の打ち方って常にぶれ続けるんですが、
http://susumutakenaka.blogspot.com/2018/03/blog-post_55.html
今期は相手にする人たちの凄さとか降級の恐怖とか考えてどんどん酷い方向に自分がすすんでた。
その徹底的なまずい状態に気づいたのが終盤第8節の当たりでしたかね。。。
「お前の良さが全く出てない」
ってとある人に指摘されたし、今考えると自分でもそう思った1年だったかと。
いや、そういったブレ幅の大きさってのも100%その人の実力なんですよ?
麻雀は1打1打の結果は基本的に運ですが、内容は100%実力ですし。
 

ただそんな中、
「もし来年残れたら自分の基本を思い出して、見直す点も見直してもっと納得いく内容で戦いたい」
と思いつつも、
それでも残れるかは神様の気分次第、と思い迎えた最終節。
まあ世間の注目は決定戦争いがメインになるし、
A卓(降級争い最前線)は地味な卓なんですが、
僕と小室の死闘が確かにそこにはあったわけでw

最終戦前までの概要ざっくり

 概要小室との差
1回戦南3時点で5000点位のラス目。
でもここで小室から5200直撃、オーラスも和了して3着、しかも小室ラス。
約100P
2回戦南1局時点で5000点位のラス目。
でもここから阿保みたいに手入ってトップ。
ただし小室2着。
約150P
3回戦「ここで小室を上回れば残留」とか思ったのに東場は小室が独走。
その後も全くあがれずラスだったけど南3で矢島が小室を捲り、かつ南4に4000オールあがれたのもあり、ラスだけど50P程度詰められるにとどまる。
約90P
4回戦ワシ抜け番。
「小室がトップ取らなければ残留ほぼ確定」と思って珈琲飲んで戻ってきたら小室5万点オーバーのトップ取ってる。
約25P

最終戦始まる前の条件、
16000点の3着までなら残留、それ以下だと降級の瀬戸際になる。
仲林・矢島・田内「おい武中、顔色悪いぞ」
(あんたらがさっき小室にトップ取られるからでしょうが・・・)

最終戦ハイライトは協会ツイッターにあるので端折りますが、
まあ南2局で20500点のラス目とかいうマジで危ない局面のなか、

三三三3 南南南(ポン) 657(チー) 發發發(ポン) ドラ 3

最後のツモ番で念願の3をツモって2000-4000。これで残留がほぼ決まり。
遥か昔に緑一色をあがった時の3タンキをちょっと思い出したw(あと同日にあがったカン3の三色も)

神様の気まぐれとでもいうべきシーソーゲームの一日に終わった後ぐったりしつつ、
その神様がもう1回チャンスをくれたのは素直に喜んばしかった。

さてこれからの半年、
ちょっと今の迷走をしっかり見なおして元の自分に戻しつつ、
それにプラスして今年自分に足りないと思った点をちょっと補いたいですね。
やっぱ基本方針はブラさずに、一方でもっと自分の中で相手の情報を高い精度で拾う力もあげときたい。
良い形で来年を迎えたいかな。

来年のA1リーグ、
あがってきたのは
松本吉弘
角谷ヨウスケ
吉田基成

言わずと知れたMリーガー松本のA1参戦で益々注目度も上がるだろうし、
雀王経験者の角谷が返り咲き、
雀竜位2回戴冠の経験者吉田が悲願のA1初参戦、
・・・・来年も吐きそうな面子だ(ーー;)
ただもう今更器用に相手に合わせようとか考えず、
自分の武器を100%活かして仮に負けるにしても後悔なく負けれるように頑張ります^^;

まあそれと、
もう一つ知ったのは
「残留したい」じゃなくて「雀王」取りたいって精神を保つ事の大事さですかね。
それ位に思わないと勝てないのかもな、と。
 

さて最後に話変わって、
今期の決定戦

ディフェンディングの金太賢に挑むのは
矢島亨
渋川難波
堀慎吾

「歴代の雀王決定戦の中でも史上最高レベルの麻雀が期待できる面子」
リーグ戦終わった後にご飯食べてた時にそんな話がチラッと出た、
僕も正直にそう思うくらいの凄い戦いになると予感させてくれる4人の戦いです。

日程は
10/12(土)
10/19(土)
11/2(土)
11/9(土)
是非皆さんご視聴ください。
※僕も多分どっかで解説(という名の勉強)をさせて頂く予定。