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2020年1月31日金曜日

第18期雀竜位決定戦がいよいよ始まる その2

さて前回の続き
https://susumutakenaka.blogspot.com/2020/01/18-1.html

さっそくリベンジをもくろむ二人について紹介していこう。
まず大浜岳

今期がなんと14回目の雀竜位A級参戦、「協会1雀竜位Aに愛されている男」が彼である。
※今期も既にA残留は最低限確定してるので不祥事で謹慎とかにならない限りは来期15回目を更新するのも決定済。
だが今期を除いた13回のA級で彼が決勝に進出したのは第15期のみ。
そしてその第15期決勝は「半荘15回ノートップ」、
http://npm2001.com/janryu/15-janryu/15janryu_3.html
江崎新雀竜位が誕生した傍らで味わった圧倒的敗北、
今回はまさにそのリベンジと言える戦いになるわけだ。

もう一人は吉田航平。

昨年入会3年目にして雀竜位決定戦の切符をつかんだ彼、だがその結果は苦い物だった。
トータル最下位という結果は勿論だが、
「経験の浅さゆえに競技に対応しきれてない」という一部解説からも飛んだこの揶揄、
彼にとって今年はそのリベンジとなる。
「去年と打ち方が変わったていた」
A級戦の所々で聞こえてきたそんな評価のままに、昨年の経験で得た糧をもとに今年はその真価を発揮できるか注目だ。


さて、
そんな千貫・大浜・吉田がそれぞれのリベンジを胸に抱いている(かもしれない)中で、
もう一人飄々とこの大舞台に挑む男がいる。

坂本太一。15期前期入会。
※写真左です。右ではありません。

天鳳にて「広島の種馬」という名で知られる有名プレイヤー、
僕自身も彼と研究会などで何回も接してきたが、入会当初から競技経験の浅さをまるで感じさせなかった高い技術力と適応能力は新雀竜位になるに充分なレベルと個人的には思っている。

ちなみに本人こんなツイートもしていた。
https://twitter.com/FineMotion1986/status/1221049358596104192

彼も15期雀竜位の江崎文郎と同様に現雀竜位の矢島には世話になっている身である。
だが「弟子」とか言われると個人的には違和感がある。
既述の通り彼は協会に入った時から既に競技の一線で戦えるポテンシャルを感じさせるレベルだったからだ。

江崎が15期雀竜位になった時、矢島は「江崎は俺が育てた」と言っていた。しつこい位に連呼していた。
だがこれに反論はない。
江崎には素質があっただろうが、入会当初の経験の浅さを考えると、わずか数年でそれが真っすぐに大きく育ったのは矢島の教えの上手さによる部分が大きいのは傍から見て正直に思う。

でも坂本は矢島にあう前から既に十分な力量を持っていたので、
もしも坂本が優勝した時に「坂本は俺が育てた」と彼が言ったら、
「いや、それは違うよ矢島さん」とツッコミたいと思う。
・・・いや、その時は矢島は雀竜位失冠してるわけだからちょっと優しくした方がいいか。
「うん。そうだね。矢島さんの力だよ。」という事にしよう。


というわけでほとんど書きたい事は書いたし、
最後の一人は今まで何回も当ブログで書いてるので省略しようかとも思ったのだが・・・
改めて最後は現雀竜位の矢島亨。

雀王戦A1リーガーでもあり今期は久々に雀王決定戦にも進出し優勝した堀慎吾を最後の最後まで苦しめた「現雀竜位にして現準雀王位」である。
実績やネームバリューの点では間違いなく今期の決勝メンツで頭2つ抜けている存在だ。

本人がどう考えてるかは置いとくとして、
そのシンプルな基本戦術をベースにした打ち方は根本的な部分では雀竜位を連覇した小倉孝に近い部分を個人的には感じる。
その小倉、そして鍛冶田・江崎に並ぶ2連覇に向けて、今回の決勝で「本命」はやはり彼になるだろう。


そんな第18期雀竜位決定戦、
いよいよ明日に初日が始まります。(全3日間。2日目に下位1名の足切りあり)
以下URLにてご視聴可能ですので、ぜひぜひご視聴ください。

ニコ生
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323865921

FreshLive
https://freshlive.tv/threearrows-ch/275682