「現在南家が5面待ちでリーチをかけています。どれであがったとしても1300です。さてどんな形でしょうか?」
正解例:
一一一二三四五六67888
この手の麻雀パズルは昔から存在している。
特に10年以上前から競技麻雀を始めていた人は非常になじみが深い物だろう。
十数年前といえば、今のようにインターネットが生活に密着したレベルでもなく、コンテンツも少なかった。
個人が得られる情報は限られていた時代であり、
そんな中で競技麻雀愛好家の多くは
①近代麻雀
②月刊プロ麻雀
あたりをほぼ全員が愛読しており、記載されている何切るやパズルを良く解いた物である。
特に月刊プロ麻雀はこの手のパズルを毎月のせており、その完成度も非常に高かった。
また当時の麻雀漫画は牌姿が凝った物が多かった。
私も様々な形を漫画でおぼえ、「もし一つ牌が違ってたら?条件が異なっていたら?」と頭の中で組み立てて勉強していた物である。
ちょっと一つだけ印象に残っている牌姿を紹介。
麻雀漫画の中でも不朽の名作の一つとして今も多くのファンを持つ片山先生作「ノーマーク爆牌党」
この中で
・二面待ち聴牌
・片方だとタンキ、片方だとカンチャンになる形。(例: 2444の23待ち)
・タンキであがると一盃口、そしてカンチャンであがると三暗刻
という形があるのだ。
麻雀をよく知ってる人ほど「そんな事ありえるの?」と思うこの形
正解は
例:二四五五五六六六七七111
である。
二タンキか三カンチャンに取れる二面待ち、
そしてカンチャンに取ると三暗刻なのである。
最近この手のパズルも凝った牌姿の漫画もすっかり見かけなくなった。
まあ原因は上述のインターネットにより色々な情報媒体を気軽に手に入れやすい社会になった結果、雑誌人気が下がったこと、
そして強くなるための手軽な情報が簡単に手に入る時代になったことが大きいだろう。
でもこれら、色々解いてみると実力向上に役に立つ点も多少はあるのです。
興味ある方は探してみてください^^