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2016年11月29日火曜日

会社員が麻雀プロになるとして⑦:自分にあった麻雀との付き合い方を見極めましょう

本記事およびこれに関係した記事は僕のかなり一方的な見解です。、
麻雀プロ全体とか協会の団体としての見解とは、かんなり異なる可能性があります。
あくまで個人の私見と考えてご覧ください。


前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/11/blog-post_27.html

それでは麻雀プロをやるデメリットや注意点について

まず収入面、
麻雀プロに興味のある方は大体知っているかと思いますし当ブログでも何回か書いてますが、
麻雀プロは基本的に資格だけではお金になりません。むしろお金を払います。
毎年の登録費・タイトル戦参加費・交通費等で年間10万は軽く飛びます。(まあ活動のしかたによるし、女性はもっと安いですが)
特に会社員がやる場合、「プラスにする事は難しい」と、
少なくとも"2016年時点では"割り切ってください。

理由等はここでは既述しません。興味があればググってください。
とりあえずお金事情だけ知っていただければOKです。

次に、土日休みがかなり削られます。
出れるタイトル戦に全て出るとなると、土日祝の約半分はつぶれると思ってください。
まあ暇な独身貴族にはむしろプラス要素かもしれませんがね!私も(ry
※ただしこれは日本プロ麻雀協会の場合であり、平日対局をしている団体は幾つかあります。


さてここからが当記事で一番書きたかったところ、
一言で言えば「麻雀との上手な付き合い方を自分なりにちゃんと見極めましょう」という点です。

麻雀プロになる人は基本的に麻雀が好きで、極めたいと考える人が多い。
でもその意気込みによって麻雀プロになった後に精神不安定になる人もいます。

本来娯楽のはずの麻雀ですが、
「競技」とし、周囲の人を巻き込んだレベルの真剣さを持ち込むと、心のバランスが崩れるのです。

この業界に入りプロという肩書きに浮かれて、
「自分は少なくともそれなりの実力を持っている」という勘違いや
「麻雀プロとして名をあげたい」という高い理想を持ちますが、
自分の実力を思い知ったり、
周りの人達から辛らつな評価をされたり、
麻雀というゲームの現実を思い知ったりして、
深刻なケースだと会社も辞めて生活バランスまで崩す人がいます。

あえていいますが、
プロになった後に無理だと思ったらやめる事も大事、
と考えてからなってください。

そもそも論として、
一つの物事を「極める」というレベルで考えた場合、
才能というどうしても越えられない壁は間違いなく存在します。
※楽しむ場合は関係ないですよ(*・ω・)

「努力は必ずむくわれる」
魔法のような言葉です。
でも才能のない事、向いていない事を無理して頑張るほど酷な事はない、というのも事実なわけで。
特に会社員が出来る範囲の努力なんてどうしても限界があります。
※そもそも麻雀プロの努力なんて微々たるもんだろ、って意見については別記事でいつか書く予定なので今回は省略。

世の中の大抵の事象、勉強やスポーツ等に対しては大体の人が自分の才能に見きりをつける事ができる。
ところが麻雀は結果と実力の因果関係が非常に曖昧な為、中々それを自認できない人がいます。

「プロは強くなきゃダメなんだ!」って強迫観念や
「強くなれないのは努力がたりないからだ!」という考えをもとに理想と現実のギャップで悩んでいる人を見ると、
「別にプロじゃなくても麻雀は出来るし、楽しめないならやめればいいのに・・・」
と感じてしまいます。

麻雀と上手く距離をとって付き合うことこそ、そして楽しむことこそ大事です。
それを絶対に忘れないでください。


以上がデメリット・注意点でした。
これらも考慮して受験したい方は是非検討をしてみてください。

※なお、
「プロがそれでいいのか?」論は今回とりあえず脇においときますし、
「お前は上手く付き合ってるのか?」論も本記事では触れません!w


さて、「会社員が麻雀プロになる」という観点で幾つか書きましたが、これらの記事もとりあえずこれで一区切りしようかと。
まあ気づいた事等あったら色々と追加していきます。
皆さんこれら見て興味を持ちましたら受験してみてください。

ただし今まで書いてきたように「受かる事自体に大きな意味は無い」という点を忘れずに、
心と生活のバランスを守る事を心がけてくださいね^^