麻雀漫画と銘打ってはいるが麻雀要素はせいぜい麻雀牌を使っている点くらい
日本・アメリカなどの首脳同士がF-15戦闘機などを賭けて麻雀外交を繰り広げるという型破りな熱いギャグ漫画(もしくは格闘漫画)となっております。
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発行当時は麻雀界に一大旋風を巻き起こした作品、
主人公は日本国総理大臣の「小泉純一郎」
そして、アメリカ大統領のブッシュ親子とか、ソ連のプーチン首相とか、
実名そのままの各国首脳が麻雀牌を使った麻雀らしきゲームで戦い、さらには地球を守る、
その破天荒な内容もさる事ながら、
ところどころに入っている時代風刺とか、他漫画等からのパクリネタとか、
挙句の果てには伝説の26ページ見開きによる国士無双とか、
色々な意味で読者の予想の斜め上をいく作りであります。
まあ「麻雀漫画ではない」と割り切って読むならそこそこ面白いんじゃないでしょうか。
ちなみに全16巻ですが、僕は最後まで読んでません。
小泉純一郎が月にいってヒトラーと戦うくらいまでは読みましたが、そのあとはなんか連載のパワーが衰えたと感じてギブアップ^^;
そして今改めて読み直すと、
当時の小泉元首相のカリスマ性とかブッシュ親子とか、
時がたって時事ネタが風化した結果、さらに若干のパワーダウン感もある。
まあそれでも面白い部分は面白いですけどね^^;
さて読んでて吹いた部分は何回かあるんですが、そのいくつかを紹介
その1
プーチンの相棒、メドベージェフの必殺技「ソフホーズリーチ」
プーチンの「コルホーズリーチ」との落差がすごいw
その2
ヴァチカン教皇のベタオリ。
、、、、こんなカッコいいベタオリ見たことねえw
その3
ヒトラーが追い詰められた瞬間に、いきなり黒髪が金髪となって黄金のオーラを放つ「スーパーアーリア人」
リアルタイムで読んでて飲んでたコーヒー吹き出しました。
よくドラゴンボールから苦情が来なかったなw
そしてこの漫画の代名詞といえば、
小泉純一郎の「轟盲牌」
親指の圧力で牌の表面を削って無理やり牌を「白」にしてしまい、それによって国士とか字一色とかをあがる荒業。
ちなみに敵方も似たような技使うシーンがある。
ドイツに実在したマッドサイエンティストのメンゲレ医師が、
メスによって牌の表面を切り取って白を作る「ゾーリンゲン轟盲牌」
これに対してパパブッシュ、
「なんという非道!グロテスク!貴様らに人の心はないのか!!」
とかののしるんですが、
指で白作るのがセーフでメスだとアウトという彼の基準が良く解りませんでした。
・・・凶器使うからか?
まあそんなハチャメチャな展開が続く雰囲気押しの当作品、
冒頭で書いた通り、これは「麻雀牌を使っている」という点以外は麻雀要素は0に等しい為、特にこれ以上書ける事もないですw
でも純粋なギャグ漫画としてはそれなりに楽しめるかと思いますので、
「麻雀のルール良く解らないけど興味ある」って人は入口として参考までに是非!w