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2018年3月16日金曜日

女流雀士についてもちょっと考えてみる その2

さて、こちらの記事の続き。
女流プロって存在が業界にとってどのような必要性があるか、って点について一方的な私見をw
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2018/03/blog-post_14.html

まず建前無しの一般論、
「女性が集まるところには男性も集まる」という点w
人間というか生物として、脳内の神経伝達物質の関係で「そうなっちゃってる」というわけですね。

女性の人を集める力、クリーンなイメージ、
これらが商業的にも必要だからこそ将棋だって囲碁だって女流があるわけで。
そして女性だけの大会という女性が集まりやすく、売り出しやすい環境も作っている。
※各雀荘における従業員待遇も女性の方が良いケースが多い。

んで
「明らかに男性より実力の低い人でも女性ならプロを名乗らせるってどうなの?」って点について。


まず前回記事のとおり、
確かに「女流合格」がある以上レベルのバラつきについて多少差があるのが事実でしょう。女流合格ギリギリの人は基本的な事をちゃんと覚えていない子だって過去に見たし。そこについては否定はそこまでしません。
上述の通り商業的に女性がもっと必要だと各団体が判断しているからでしょう。

ただよく放送や大会等で女流が失敗しちゃってバッシング受けてるケースを見て思うのは、
「これ位のミスならやらかす男性プロだって同じくらいいる」です。
この業界女性の方が圧倒的にメディア(放送対局)に出たり大会にゲストで呼ばれるケースが多い。特に年齢の若さによる需要の関係で、デビューして数年の勉強期間が浅い子の方がそういった機会に恵まれるケースが多いです。

一方で男性プロはよほどのキャリア、実績に恵まれなければそういった機会には恵まれません。つまり「放送とかで叩かれるレベルの男性は機会が無いだけ」とも言えるんですね。

まあ「それってプロ全体のレベルがどうなの?」と言われると、こりゃ正直返す言葉が無い部分はあります。この業界の抱える全体的な問題なので、それは別の記事で。

ただここで言いたいのは、多少のバラつきの差はあれど「女性」って言葉で片付けるのは違うんじゃ、と思う点です。

さて放送対局について、
「ならばレベルの高い男性とかの対局だけ流せ」
「なんでトップじゃないレベルとわかって放送するんだ」
って意見について一言、

まず理由の一つは上述の「女性の集客力」。
客が集まる物だから流している。
そしてもう一つ「レベルの高い対局の凄さが必ず視聴者に伝わるわけではない事が多い」という点。

この例としてちょっと将棋について。
僕は将棋のタイトル戦実況を男性、女性の両方ともよく良くみます。好きなので。
が、正直に両者の実力の差なんて良く解りません。
どんな凄い一手も解説のプロの方々の話し聞いてはじめて「ふーん」っ感じです。
※ちなみにだからこそ麻雀はそれらを伝える「解説」が重要でそれがヘボだと放送そのものが台無し、って僕の持論は以下記事にて
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/03/3.html


これ麻雀でも同じ部分があるかと。
僕からしたら凄い緻密な読みがあったと思われるハイレベルな半荘や局でも世間では平然とスルーされる事だってある。
例えば打ち手の素性を全部隠して、それがどの程度の人達の対局かをわかる人、これってよほどのマニアでも中々出来ないんじゃないでしょうか。
これは別におかしい事ではないし、そうでなければ我々が専門家である意味も更に薄くなるでしょう。

この事実、そして女流に対する需要の大きさがあるからこそ、どんなジャンルでも女流のトップ対局を男性と同レベルで取り扱ってるわけで。
まあ「麻雀の場合女性の扱いが良すぎるんじゃ」と言われると、それは協賛企業等の意思なので何とも^^;

まあダラダラ書いたまとめ、

当たり前ですが
需要があって興行として成立するから、
女流が存在している。
年々採用されている。

麻雀はアングラなイメージが強いし、もっと女性は増えて欲しい、というのが僕の意見でもある。

近年他分野から麻雀業界に参入する女性も増えてますが、これは僕からしたら凄い歓迎。
麻雀についてキッチリ勉強してくれるならなお更。

麻雀の内容について一部文句言ってる人もいますが、女性に限定して文句言うのは麻雀界全体の問題を理解してない。
そもそも高すぎる質が世間に求められているか、残念ながら否な部分もある(これは麻雀だけではない)

言いたい事の数パーセント程度ですが、本記事ではこれくらいで。


さてただ一方で、
「業界内の男性プロから見た女流プロへの本音」
ちょっとこれも書こうかなと。
正直に色々な嫉妬が多少はありますよ
色々聞いてきたし、僕が思う点もある。
気が向いたときにちょっと書く、予定w