http://susumutakenaka.blogspot.jp/2018/04/blog-post_25.html
まず前記事でとにかく「経験をつむ事が大事」と説いたがその必要性について理解を深める為に、
「そもそも上達とはどういう事か?」、初心者・中級者・上級者の知識の違いについてのイメージを踏まえてこの点を説明しようかと(あくまで僕の中でのイメージ)
そして前提として経験というのは
・麻雀を打つ
・点数計算等を勉強する
・本を読む
・対局番組を見る
・他人の話を聞く
もうあらゆるものだと思って下さい。
まず麻雀を覚え始めた初心者について。
初心者の脳内は基本的に空っぽから始まります。
当たり前の話麻雀についての経験が一切無い、ここに経験を詰め込んでいくところから全てが始まるわけです。
ところが経験というのはこれだけではあまり意味がありません。
これが知識として消化されて始めて意味がある。
食べ物を食べて消化されて栄養素になってこそ始めて意味がある、位の感じですね。
ここで注意しなければいけないのは以下の点
①経験が無ければ知識をつむ事はそもそも出来ない点
②経験をつんでも、それを知識にしてあげなければあまり意味が無い点
「経験をつんでもあまり上達してない」
という状態は、以下の下の方の図の様に経験が全然知識として消化できてない状態が一つとしてあります。
そしてもう一つ大事なのが
③経験には良質な物(知識にしやすい物と)とそうで無い物がある
という点。
今回「経験」の形を四角形にしたり八角形にしたりしてます。
丸に近い物ほど知識にしやすい経験、とイメージして頂ければよいかと。
丸に近い物とは主に
・ルールや点数計算のように明確に記憶・学習ができる知識
・経験が含んでいる情報の質が良い(全く無意味な情報しか持ってない経験もある)
といった種類の物です。
書籍による勉強等は比較的丸に近い物が多いですね。
そして「出来る限り良質の経験をする」という事が、知識を増やすことになる、というのは事実です。
最初のうちはとにかく経験をつむ事を試みましょう。
そしてその時に知識にする、という点を少しだけ意識するのがベスト、
、、、なのですがこれを意識してやれる人はもう初心者ではありませんw
だからまず楽しむこと目当てで経験をつむだけでOKです。
まあ出来れば最初から知識を増やすイメージももって、
例えば役と点数計算を書籍買って覚える、とか意識を持った方が上達は早いです。
が、それによって楽しむ事ができずに経験数を下げるよりは、自分の中での貯金を増やすことが良いと思います。
というわけで改めてここで言っておきたいのは、
①とにかく楽しんで経験を積みまくる=知識の材料を増やす
②「知識にする」という点をちょっとだけ意識する。(書籍はそれに対して一番やりやすいアプローチの一つ)
③楽しむことが第一。自分から経験を増やしたいという「欲」を持たなきゃ増えない。
これですね。
そして多くの人がここで陥りやすいのが
「とにかく無駄な経験をしたくない」
「出来る限り良質の経験だけしたい」
という考え方です。
早い話が今回および前回の記事読んで、
「そんなことより上達の為にうまくなる為のポイントを書け」とか、
「初心者が知りたいのは上達のために抑えるべき重要点なんだよ」とか、
まさに「初心者が知りたいのはそこじゃない」という考えですね。
確かに良質の経験をつみまくくれば初心者からの卒業”だけ”は比較的早いです。
ただそこから先でほぼ間違いなく行き詰る時間が来ます。
早い話が気づいた時には「解ってるようで本質をとらえきれてないスカスカの自称上級者(実は初級者から毛が生えた状態)」、となる危険性があります。
これにならないためには経験をとにかく積むべきなんです。
というわけで次回は中級者~上級者の知識の違いについて続く