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2019年8月5日月曜日

麻雀の研究会に向いてないタイプの人 ④ 自己主張が下手なタイプ

前回からの引き続き
http://susumutakenaka.blogspot.com/2019/07/blog-post_26.html  

『さて、最後となる3つ目は”自己主張が下手なタイプ”です。』
「・・・自己主張ですか?」
『言い方を変えると、”沢山意見を発言する人ほど研究会では伸びやすい”って事ですね。』
「確かにそれはよく聞く話ですね。」
『はい。そしてこれには理由があるって事です。』
「知りたいです!」
『大きく2つあります。
1つ目は”自分の頭の中身をしっかりと他人に評価してもらえる、それにより整理ができる”
という点ですね。』
「・・・?」
『ちょっと前に書いた記事で僕は、初心者~上級者の頭の中身ってのを説明したんですけどね、
ちょっと参考までにその図を並べましょう。』



https://susumutakenaka.blogspot.com/2018/04/blog-post_30.html  

「ありましたね。でもそれが関係あるんですか?」
『さて、唐突に質問ですがこのプロセスを踏むにあたって一番の難点は何でしょう?』
「・・・・わかりません。」
『色々とありますけど、ひとつは無駄な知識の排除です。つまり今頭にある多くの知識から、排除すべき点を見つける事です。
これが他人の話を聞いてるだけじゃ凄い難しいのです。』

 

「そこで自己主張が必要と?」
『だってそもそも”他人は貴方の頭の中身なんて解らない”ですから。どんな知識を持ってるかもしらないです。よって”その知識は捨てるべき”なんてアドバイスはそう簡単にできません。

「なるほど、つまり積極的に自分の意見を言う事で周りに自分の知識を伝えてそれを評価してもらうべきだ、と?」
『はい。そうすることで頭の中にある知識が本当に必要かを見極めていき場合によっては削除する。これを繰り返す意識が大事なんです。
研究会っていうのはそういう点、”自分の頭の中を客観的な力を借りてメンテナンスできる事”が一番のメリットであり、
熟練された人はそれを知ってるから多くの発言をするし、他人の意見も聞きたがるんです。』
「確かにそう考えると聞いてるだけじゃ意味が無いですね。」

『もう一つ言うのであれば、
他人からしても”その人の知りたい事・目標・レベルが解る方が必要な情報を伝えやすい”って点もありますね。
そういう点でも現時点のレベルに関係なく勉強会では自己主張が下手なタイプは中々に伸びにくいのは事実です。』

「どうしたらいいでしょうか?僕ももっと発言した方がいいですかね?」
『これは結構難しいですけどね。いきなり発言するのは難しい点が多いです。レベル差があると特に。
ただもうちょっとじっくりした質問を作るのもいいかもです。
例えば、
・書籍買ってそれを読む、
・そのうえで勉強会に行って、その中の疑問点を講師に別質問してみる。
とかね。
じっくり考えて得た理論をぶつけて回答貰う、ってとこから始めて自己発信に慣れていくのがのがいいかもです。』
「なるほど」
 

【最後に】
というわけで4回に続けて書きましたが統括として言いたいのは、
別に研究会は最良の勉強方法でも何でもない、あくまで手段の一つ、って点です。
正直にある程度熟練した人達が自分の知識メンテナンスとしてやるなら凄い効果的な方法だとは思いますが、
「色々な事を勉強したい」と考える人は書籍とかネット使った方が効果的な面も多い、と僕は思うわけです。
特に”勉強会に行ってる”って点で満足感を覚えちゃうタイプが世間には結構いる。
この危険性もありますね。
今回”勉強会って向いてないタイプ”って書いた中でちょっとでも心当たりがある人は、
心がまえをかえる、もしくは勉強のやり方をかえる、ってのをちょっと試みるといいかもですね。
勉強をする気があるなら、という前置詞が付きますが。

おしまい