http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/12/blog-post_28.html
さて需要があったかはわかりませんがw、本シリーズ最後の記事。
前回麻雀には最適解が存在しない理由を書いた一方で、
「最適解があったとしても変動している」という点を書きました。
その理由は単純明快。麻雀が相対的なゲームだからです。
「周りの人達がどう打つか」で一番勝ちやすい戦術なんて変わってしまうんですね。
代表的な例を言えば、
十数年前に出てきたとつげき東北氏。
彼の理論は麻雀界のトレンドを変えました。
いままでタブー視されて来た棒テン即リーやベタオリ・全ツの多用、そして手役よりも手数を重視した進行、
これらによりネット雀荘東風荘でも大きな成果を上げた彼を見て、フリー麻雀や競技麻雀でもそれを真似する人間が増えました。
そして最初の数年はそういったうち方はある程度の成果をあげたかもしれません。
ところがしばらくすると中々勝てないケースが増えてきた(少なくとも競技麻雀界ではw)。
その一番の理由は、とつげき東北氏のマネする人が増えた結果、全体の麻雀スタイルその物が変化してしまったからです。
つまり「今までは特別だった戦術」が「一般的な戦術」に変容し、全体のバランスも変わった結果、
「有効だった戦術」が「あまり役に立たない戦術」になったわけですね。
これは麻雀をはじめとした相対ゲームでは当たり前の事と言えます。
将棋でも藤井猛九段の藤井システムが将棋界を席巻して、戦術研究全体に大きな影響をもたらしたと聞きますし。
こうして勝ちやすい戦術、最適の戦術というのは世の中のトレンドにより常に変化し
前回の記事の内容と合わさって「最適解」というものが存在し得ない状態が出来ているわけですね。
ちなみにですが、
最近の麻雀プロの中には手役派が非常に増えたと思います。
これは先述のとつげき東北氏を初めとした、先手・好形ブームに対する反動もあるでしょう。
そして実際に今勝っているプロには手役派が多いと思う。
僕自身もこの5,6年で大分重い打ち方をする様になったと自覚があります。
・・・・ただ、もうちょっとしたら先手・好形のブームが再来するんじゃないかと予想してます。
このまま手役風潮が加速して、全体のスピードに対する比重が下がってくると、
速攻派が結果を残す事が多くなって、先述のトレンドも変わるんじゃないかなと。
まああくまで予想ですけどね^^;
ちなみにそうなると、またしばらくしたら今度は手役派が(ry
さて最後に、
麻雀に最適解が無い以上「簡単に強くなる方法」なんてのは存在しません。
結局強くなる為には、
この一連記事で書いてきたように、
①ひたすら回数をうって局面を経験する=ボトムアップ
②麻雀のゲーム性や戦略を意識して勉強する=トップダウン
この両方から麻雀というゲームを煮詰めていく以外に方法はないんですね。
たまに後輩とかに、
「強くなる方法を教えて下さい」といわれますが、
どうも「簡単勝つ手軽に強くなる方法が知りたい」というニュアンスを感じることが非常に多い。
実際に強くなる方法はもっと地道な勉強と経験でしか得られない、
そして最適解が無い、あっても変動し続ける以上、
麻雀プロは一生勉強が必要、どんなに強くなっても。それを怠るとあっというまに弱くなります。
ちなみに怠ると弱くなる理由は他にもあって、
更に言えば怠らずとも弱くなる時も普通にあるんですが、まあこれは別記事にて
とこんな感じでこのシリーズも一旦締めたいと思います。
もっと書くこともあるけど、「上達」って観点からどんどん脱線しそうなのでw
いつか気が向いたらフリーだけじゃなくてタイトル戦とかについても書きますかね。
さて需要があったかはわかりませんがw、本シリーズ最後の記事。
前回麻雀には最適解が存在しない理由を書いた一方で、
「最適解があったとしても変動している」という点を書きました。
その理由は単純明快。麻雀が相対的なゲームだからです。
「周りの人達がどう打つか」で一番勝ちやすい戦術なんて変わってしまうんですね。
代表的な例を言えば、
十数年前に出てきたとつげき東北氏。
彼の理論は麻雀界のトレンドを変えました。
いままでタブー視されて来た棒テン即リーやベタオリ・全ツの多用、そして手役よりも手数を重視した進行、
これらによりネット雀荘東風荘でも大きな成果を上げた彼を見て、フリー麻雀や競技麻雀でもそれを真似する人間が増えました。
そして最初の数年はそういったうち方はある程度の成果をあげたかもしれません。
ところがしばらくすると中々勝てないケースが増えてきた(少なくとも競技麻雀界ではw)。
その一番の理由は、とつげき東北氏のマネする人が増えた結果、全体の麻雀スタイルその物が変化してしまったからです。
つまり「今までは特別だった戦術」が「一般的な戦術」に変容し、全体のバランスも変わった結果、
「有効だった戦術」が「あまり役に立たない戦術」になったわけですね。
これは麻雀をはじめとした相対ゲームでは当たり前の事と言えます。
将棋でも藤井猛九段の藤井システムが将棋界を席巻して、戦術研究全体に大きな影響をもたらしたと聞きますし。
こうして勝ちやすい戦術、最適の戦術というのは世の中のトレンドにより常に変化し
前回の記事の内容と合わさって「最適解」というものが存在し得ない状態が出来ているわけですね。
ちなみにですが、
最近の麻雀プロの中には手役派が非常に増えたと思います。
これは先述のとつげき東北氏を初めとした、先手・好形ブームに対する反動もあるでしょう。
そして実際に今勝っているプロには手役派が多いと思う。
僕自身もこの5,6年で大分重い打ち方をする様になったと自覚があります。
・・・・ただ、もうちょっとしたら先手・好形のブームが再来するんじゃないかと予想してます。
このまま手役風潮が加速して、全体のスピードに対する比重が下がってくると、
速攻派が結果を残す事が多くなって、先述のトレンドも変わるんじゃないかなと。
まああくまで予想ですけどね^^;
ちなみにそうなると、またしばらくしたら今度は手役派が(ry
さて最後に、
麻雀に最適解が無い以上「簡単に強くなる方法」なんてのは存在しません。
結局強くなる為には、
この一連記事で書いてきたように、
①ひたすら回数をうって局面を経験する=ボトムアップ
②麻雀のゲーム性や戦略を意識して勉強する=トップダウン
この両方から麻雀というゲームを煮詰めていく以外に方法はないんですね。
たまに後輩とかに、
「強くなる方法を教えて下さい」といわれますが、
どうも「簡単勝つ手軽に強くなる方法が知りたい」というニュアンスを感じることが非常に多い。
実際に強くなる方法はもっと地道な勉強と経験でしか得られない、
そして最適解が無い、あっても変動し続ける以上、
麻雀プロは一生勉強が必要、どんなに強くなっても。それを怠るとあっというまに弱くなります。
ちなみに怠ると弱くなる理由は他にもあって、
更に言えば怠らずとも弱くなる時も普通にあるんですが、まあこれは別記事にて
とこんな感じでこのシリーズも一旦締めたいと思います。
もっと書くこともあるけど、「上達」って観点からどんどん脱線しそうなのでw
いつか気が向いたらフリーだけじゃなくてタイトル戦とかについても書きますかね。