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2017年5月19日金曜日

新宿に住んでみた その1

自分は東京育ちである。

実家は小田急線の急行停車駅にあった関係もあったし、大学も会社も全て都心だった為、「一人暮らし」という物の必要性に迫られた事がなかった。同棲の機会がなかったのも大きい

きっかけは30歳になった時だった。
徐々に年老いていく両親と自分の年齢を考えた時、
「確かに実家に居ればお金もたまるし生活も楽だ。でもこのまま生活を続けて50過ぎとかで両親が他界してそこで生活能力の問題にぶち当たるとか不安」
と思ったのである。

というわけで30歳にして一人暮らしをする決意をしたのだが一つ考えた点があった。
実家は新宿まで電車で20分程度、既述の通り「便利さ」という点を考えると家を出る必要はない。
となると一人暮らしをする以上「お金は多少かかってもいいから実家より便利な所に住みたい」と思ったわけである。
言うなら「時間をお金で買う」という発想だ。

この思考にて行き着いた結論が「会社のある新宿に住んで徒歩で通勤しよう」である。
その為なら多少は家賃が上がってもいいと思い物件探しをスタートしたわけだ。
自分に掲げた目標は以下の通り
①新宿駅から徒歩10分少々
②築20年以内
③トイレ・バス別
家賃相場もわからずにこうして新宿物件探しが始まったわけである。



がここから物件探しをしていった結果、私は色々な新宿の事情を知る事になる。

例えばネットで「新宿駅徒歩15分以内」と検索するとそこそこ物件は出てくる。
がこれらの不動産には結構罠が存在している。これを知らずに契約すると後々痛い目を見るのだ。
というわけで今日はまず「新宿物件を探す上で気をつけるべき番地と事情」をまずちょっと書こう。


①歌舞伎町、百人町、大久保
歌舞伎町およびその裏側にある百人町。
ここは風俗店が多く、風俗嬢も凄い徘徊している。
まあそれを気にしない男性とかならいいが、女性にはかなりきつい立地である。

注意すべきが大久保1丁目と2丁目。
確かにここらへんは風俗も少ない。そして新宿駅からの徒歩も10分~15分の位置にはある。
しかしその直線上には先述の歌舞伎町・百人町がありそこを突っ切って歩かなければならない。これも女性が夜とかにやるにはかなり勇気が居るだろう。
ここを避けるとなると一気に徒歩20分を超える事になるし、治安を懸念する人は避けるべきポイントである。

②西新宿4丁目、5丁目
歌舞伎町の間逆に位置する為安全に思えるがここも落とし穴がある。
まず地図の直線距離で見ると西新宿五丁目は歌舞伎町より若干遠くにある。そして実は途中のアップダウンがかなり急な地帯でもあるので、女性だと30分くらい覚悟すべきかもしれないのが現状だ。
更に困るのが新宿駅との間にある新宿中央公園、そして都庁近辺の立体交差地帯、
ここら辺は新宿でも特に多くのホームレスがいる場所であり人通りも少ない地帯になっている。
よって夜は歌舞伎町と同じく「直線距離なら近いけど女1人で徘徊したくない」という状態がプラスされるのだ。はっきりって「徒歩圏内」とは言いがたい点が多い。

まあ西新宿5丁目自体は雰囲気も治安もいいので悪いところではない。
ただ僕が言いたいのは、「せっかく新宿に住むならもっと駅に近くて住みやすいところがある」という点である。

さて長くなったので続く。
次回記事で「お勧めの番地とその検索方法」を紹介しよう