ここ一ヶ月、仕事がすごい忙しい。
まあ生活の為には働かなきゃならないので仕方がないが、
こうも忙しいと麻雀やる時間が減ってしまうので非常に困る。
メンバーの人は少なくとも生活の中で麻雀を打てなくて困るという事はないわけで、
これは会社員麻雀プロをやってて一番困る点である。
はっきり言ってしまえば「プロをやる上で不利な点」と言っていいだろう。
麻雀と言うのは知識量も勿論大事だが、
それを出来る限り早く正確に引き出す反射神経も大事だ。
これは筋力に非常に近い部分があって、ちょっと打半数を減らすと自分でも気付かないうちに衰える事が多い。
会社員麻雀プロの中には、
昔メンバー業をしていた立場から会社員になった人が結構居るが、
その時に誰しもが一度は経験するのが「反射神経の低下に伴うスランプ」である。
メンバー業は人にもよるが月に100回以上の打半数を当たり前のように経験する職業である。
いうならば毎日が麻雀筋トレみたいな物であり、その反射神経は非常に鍛え上げられている。
そして彼らの戦術と言うのは基本的にその高い反射神経をベースに成り立っている場合が多い。
人よりも並外れた反射神経で河の状況をすばやく判断し、
細かいチーや細かい押し引きを繰り返す、特に若いメンバーさんの麻雀はこういったスタイルが多いのだ。
実際にそれは非常に強いうちかただし、成績のブレ幅を減らす事が要求されるメンバー業には特に適している点が多い。
ただそういった人達が会社員になって打半数が減ると、徐々に反射神経が低下していく。
そして本人はその低下をすぐには自覚できないことが多い。
いつもどおりに細かい判断に基づいて押し引きを考えて戦い続け、ある日ふと気がつくのだ。
「前よりもあきらかにミスが増えた」と。
今まであまたの打ち手がこの状況に直面するのを見てきた。
僕自身も25歳位の社会人二年目にこの状況にぶち当たって、一時期本当に迷走した物である。
そもそも「明らかに麻雀が下手になった」なんて経験自体が人生初だったし、巷の人はそう簡単に経験する事ではないのだ。
大体の人が「最近下手になった」「最近勝てない」というのは気のせいなのである。
僕はちなみにそんな事を言っていた女流の子に「今までがツイてただけじゃね?」と言ってマジ泣きされたこともある(--;)
さてちょっと話を戻す。
そんな反射神経の低下に直面して、そのあと各打ち手がどうなるか?
ただ弱くなっていくだけなのか?
答えはNOである。
大体そこからしぶとく麻雀を続ける人は、
「鈍った反射神経に適合したスタイル」を自分で作りあげるのである。
これは本当に面白い事象で、誰がそれを教えるでもなく真性の競技バカは大体そういった方向性に適合するのだ。
実際に反射神経と言うのは加齢でも衰える。
僕の反射神経がピークだったのは多分22歳くらいだった。
このときはメンバー業をやっていたのもあり、相手の表情とか、どこから牌を切り出したかとか、河に落ちてる枚数とか、あきらかに今よりも早く的確に判断していた。
でも今の自分と当時の自分のどっちが強いかといえば、文句無く今である。というかそういった自信がなきゃ競技は続けられないw
それは上記の通り、今の自分の反射神経にそった戦術が最大の理由、いうなら「バカでも勝てる戦い方」ってヤツだ。
、、、、うーんちょっと極端な表現なので言いたい事は伝わるか疑問だがそれ以外に表現できない気もするw
ただまあいずれにしても、あまりにも麻雀回数が少なくなると本当に危険な状況になるので、
どうか今月これ以上忙しくならない事を祈るばかりである。
ちなみに約10年前に一度だけ、本当に仕事がブラック企業レベルでたまった結果、二ヶ月麻雀牌に触れない生活をやった事があった。
この時二ヶ月ぶりの麻雀が対局で、余りの下手さに死にたくなったのは良く覚えている^^;
はあ、しかし色々とあって体が足りない。
体が二つあったら、人狼とかも勉強する時間とかもっともっと増やしたいんだけどね^^;
また経験不足を感じる事が多いのです。あのゲーム。
※俺双子だけど別に体二つはないw